わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします！ もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました

いただきます

「ミケにゃんちゃんてば遅いね」とわたしが言った。

「まだ選んでいるのかな？」と椿ちゃん。

「先に食べていようにゃん」シロッピちゃんは肉球のある可愛らしい手でフォークを握った。

「そうだよね。料理が冷めてしまうもんね」と里子ちゃんも言った。

「このハンバーグ美味しいぜ」ケンはすでにハンバーグを美味しそうに食べていた。

  みんなの意見が一致してわたし達は先に食べることにした。


  わたし達は「いただきま～す」と手を合わせた。さあ、何から食べようかな。本日のランチもとても美味しそうだ。ナポリタンパスタにコロッケ、煮物、ポテトサラダ、オレンジ、ヨーグルト豪華だった。わたしは、ナポリタンパスタから食べることにした。

  わたしはフォークでナポリタンパスタをくるくると巻いて食べた。トマトケチャップが濃厚でなんだか懐かしくてそれからベーコンと野菜の旨みがたまらない。口の中に美味しさと懐かしさがじわりと広がった。

  うん、やっぱり美味しいな。

「あ、みんな食べてるにゃん。ミケにゃんもお腹が空いたにゃん！」

  トレーを持っているミケにゃんがこちらに向かって来た。果たしてどんなメニューを選んだのかな？

「もうミケにゃんってば悩みまくったにゃん。だって、全部食べたくなるんだもんにゃん」

  ミケにゃんはそう言いながらたこ焼きやポテトにトマトサラダが載っているトレーをテーブルに置いた。

「わっ、たこ焼きを選んだんだね」