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今日もトマト料理です
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シロッコはキッチンにパタパタと行きお盆を持って戻ってきた。真っ赤なワンピースが眩しく輝いている。
テーブルには思った通りトマト料理が並べられた。
「シロッコちゃんやっぱりトマト料理だね」
「にゃははバレているにゃん」と笑いながら真っ赤なワンピースに身を包んだシロッコは料理を並べた。
トマトコロッケ、ナポリタンに卵とトマトのスープとどれもこれも全部美味しそうだ。
「美味しそうだね」
「うふふにゃん。わたしのご自慢のトマト料理だにゃん」
シロッコはにゃぱにゃぱと笑いご機嫌だ。
「トマトレタスサラダだぞ」
ケンがお盆にトマトレタスサラダを載せて運んできた。
「わっ! レタスよりトマトの方が多いね」
わたしは、トマトが山盛りのサラダボールを見て笑った。
「シロッコの畑で採れた新鮮なトマトが大量にあるからね」
ケンがサラダを並べながら答えた。
わたしがシロッコの料理を眺めニコニコ笑っていると、
「寝坊しちゃったにゃん。あ、トマト料理だ。美味しそうだにゃ~ん」
「わたしも寝坊したよ。くんくん、美味しそうな匂いだな~」
ミケにゃんとうさぴーが眠い目を擦りながらやって来た。
「もう、お寝坊さんなんだからにゃん」
シロッコは二匹の顔をじっと見て言った。
「にゃはは、ミケにゃんはお寝坊さんだにゃん」
「わたしもお寝坊さんだ。う~ん、くんくん美味しそうな匂い」
うさぴーは鼻をぴくぴく動かしている。かなりお腹が空いているようだ。
「ミケにゃんもお腹が空いたにゃん」
その時、
「わ~お寝坊しちゃったよ。みんなおはよう~」と唯奈ちゃんがカフェにやって来た。
「みんなお寝坊さんだね」
シロッコは呆れたように肉球のある可愛らしい両手を広げた。
テーブルには思った通りトマト料理が並べられた。
「シロッコちゃんやっぱりトマト料理だね」
「にゃははバレているにゃん」と笑いながら真っ赤なワンピースに身を包んだシロッコは料理を並べた。
トマトコロッケ、ナポリタンに卵とトマトのスープとどれもこれも全部美味しそうだ。
「美味しそうだね」
「うふふにゃん。わたしのご自慢のトマト料理だにゃん」
シロッコはにゃぱにゃぱと笑いご機嫌だ。
「トマトレタスサラダだぞ」
ケンがお盆にトマトレタスサラダを載せて運んできた。
「わっ! レタスよりトマトの方が多いね」
わたしは、トマトが山盛りのサラダボールを見て笑った。
「シロッコの畑で採れた新鮮なトマトが大量にあるからね」
ケンがサラダを並べながら答えた。
わたしがシロッコの料理を眺めニコニコ笑っていると、
「寝坊しちゃったにゃん。あ、トマト料理だ。美味しそうだにゃ~ん」
「わたしも寝坊したよ。くんくん、美味しそうな匂いだな~」
ミケにゃんとうさぴーが眠い目を擦りながらやって来た。
「もう、お寝坊さんなんだからにゃん」
シロッコは二匹の顔をじっと見て言った。
「にゃはは、ミケにゃんはお寝坊さんだにゃん」
「わたしもお寝坊さんだ。う~ん、くんくん美味しそうな匂い」
うさぴーは鼻をぴくぴく動かしている。かなりお腹が空いているようだ。
「ミケにゃんもお腹が空いたにゃん」
その時、
「わ~お寝坊しちゃったよ。みんなおはよう~」と唯奈ちゃんがカフェにやって来た。
「みんなお寝坊さんだね」
シロッコは呆れたように肉球のある可愛らしい両手を広げた。
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