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アルバイトと美衣佐とわたしの家
お兄さんとティータイム
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「当近さん、ではゆっくりしていってくださいね」
お兄さんはにっこり笑い仕事を始めた。
わたしは店内をぐるりと見回す。木の温もりを感じる木製のテーブル、観葉植物の緑が目に優しくて、絵本棚には絵本やどんぐりなどが飾られて可愛らしい。
とても可愛らしくて癒される空間だな。うふふと微笑みを浮かべていると、
「お待たせしました。生クリームがたっぷり入っているイチゴシュークリームにアップルティーです」と店長さんの声が聞こえてくるとともにアップルティーの甘くて爽やかな香りがふわふわと漂ってきた。
「わっ、美味しそうですね」
わたしは目の前に置かれたアップルティーと生クリームがたっぷり入っているイチゴのシュークリームに目を落とし言った。
「ありがとうございます。きっと、美味しいと思いますよ。あ、そうだ、美晴君も休憩してもいいわよ」
店長さんは近くのテーブルを拭いているお兄さんに声を掛けた。
「えっ! 俺、出勤してきたばかりですけど」
「今はそんなに混んでいないしせっかく海代ちゃんも来てくれたからいいわよ」
「そうですか。じゃあ、ちょっとだけ休憩させてもらいますね」
お兄さんがそう言ってわたしの隣のカウンター席に腰を下ろすのとほぼ同時に店長さんがお兄さんの目の前に生クリームがたっぷり入っているイチゴシュークリームを置いた。
「わっ、俺にも用意してくれていたんですね。美間さんありがとうございます」
「じゃあ、ごゆっくりどうぞ」
店長さんが立ち去るとわたしはちょっとドキドキした。だって、美衣佐のお兄さんと何を話せばいいのかな。
「うん、このイチゴのシュークリーム美味しいですね」
気がつくと隣に座っているお兄さんは手づかみで生クリームのたっぷり入っているイチゴのシュークリームを頬張っているではないか。
ガツガツ幸せそうな顔で食べているお兄さん。イケメンなのにその食べっぷりいいんですか? でも逆にそのギャップがいいのかもしれないなと思いながらわたしはじっと眺めてしまった。
「あ、勝手に隣に座ってすみません。当近さんは食べないんですか?」
「あ、食べます、食べます」
わたしも生クリームのたっぷり入っているイチゴのシュークリームを口に運んだ。
イチゴクリームの甘酸っぱい香りが口の中いっぱいに広がる。
「わっ、美味しい~」
わたしは感嘆の声を上げた。
「美間さんの生クリームとイチゴのシュークリームは絶品ですよね」
お兄さんはナプキンで口を拭きながら言った。
「はい、めちゃくちゃ美味しいですね」
わたしはアップルティーに口をつけ一口飲む。
「この生クリームとイチゴのシュークリーム美衣佐も好きなんですよ」
「美衣佐ちゃんもですか」
「はい、イチゴの甘酸っぱさがたまらな~いと言って二個くらい食べますよ」
お兄さんはクスクスと笑った。きっと、美衣佐の頬張っている姿を思い浮かべているのだろう。
わたしの頭の中にも美衣佐が口元を緩め幸せそうにこの生クリームがたっぷり入っているイチゴのシュークリームを食べている姿が浮かんだ。
お兄さんはにっこり笑い仕事を始めた。
わたしは店内をぐるりと見回す。木の温もりを感じる木製のテーブル、観葉植物の緑が目に優しくて、絵本棚には絵本やどんぐりなどが飾られて可愛らしい。
とても可愛らしくて癒される空間だな。うふふと微笑みを浮かべていると、
「お待たせしました。生クリームがたっぷり入っているイチゴシュークリームにアップルティーです」と店長さんの声が聞こえてくるとともにアップルティーの甘くて爽やかな香りがふわふわと漂ってきた。
「わっ、美味しそうですね」
わたしは目の前に置かれたアップルティーと生クリームがたっぷり入っているイチゴのシュークリームに目を落とし言った。
「ありがとうございます。きっと、美味しいと思いますよ。あ、そうだ、美晴君も休憩してもいいわよ」
店長さんは近くのテーブルを拭いているお兄さんに声を掛けた。
「えっ! 俺、出勤してきたばかりですけど」
「今はそんなに混んでいないしせっかく海代ちゃんも来てくれたからいいわよ」
「そうですか。じゃあ、ちょっとだけ休憩させてもらいますね」
お兄さんがそう言ってわたしの隣のカウンター席に腰を下ろすのとほぼ同時に店長さんがお兄さんの目の前に生クリームがたっぷり入っているイチゴシュークリームを置いた。
「わっ、俺にも用意してくれていたんですね。美間さんありがとうございます」
「じゃあ、ごゆっくりどうぞ」
店長さんが立ち去るとわたしはちょっとドキドキした。だって、美衣佐のお兄さんと何を話せばいいのかな。
「うん、このイチゴのシュークリーム美味しいですね」
気がつくと隣に座っているお兄さんは手づかみで生クリームのたっぷり入っているイチゴのシュークリームを頬張っているではないか。
ガツガツ幸せそうな顔で食べているお兄さん。イケメンなのにその食べっぷりいいんですか? でも逆にそのギャップがいいのかもしれないなと思いながらわたしはじっと眺めてしまった。
「あ、勝手に隣に座ってすみません。当近さんは食べないんですか?」
「あ、食べます、食べます」
わたしも生クリームのたっぷり入っているイチゴのシュークリームを口に運んだ。
イチゴクリームの甘酸っぱい香りが口の中いっぱいに広がる。
「わっ、美味しい~」
わたしは感嘆の声を上げた。
「美間さんの生クリームとイチゴのシュークリームは絶品ですよね」
お兄さんはナプキンで口を拭きながら言った。
「はい、めちゃくちゃ美味しいですね」
わたしはアップルティーに口をつけ一口飲む。
「この生クリームとイチゴのシュークリーム美衣佐も好きなんですよ」
「美衣佐ちゃんもですか」
「はい、イチゴの甘酸っぱさがたまらな~いと言って二個くらい食べますよ」
お兄さんはクスクスと笑った。きっと、美衣佐の頬張っている姿を思い浮かべているのだろう。
わたしの頭の中にも美衣佐が口元を緩め幸せそうにこの生クリームがたっぷり入っているイチゴのシュークリームを食べている姿が浮かんだ。
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