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君の家だよ
今度こそ
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「この雑貨屋にリスショウガ用のベッドがあれば良いんだけどな」
俺は二軒目の雑貨屋の店内を見回しながら言った。所狭しと雑貨類やインテリア等が並べられている。
「やっと、目的のリスショウガグッズを選べるんだね」
シロミンがちょっと嫌味っぽく言った。
「仕方ないだろう。ゴリーラがぬいぐるみや食器類を買うんだからな」
俺はチラリとゴリーラを横目で見る。
「俺のせいかよ」
「当たり前だろう」
「だって、可愛らしいゴリラのぬいぐるみと店員さんお勧めの素敵な食器類があったんだもんな」
ゴリーラはニマニマした表情で竹で編んだカゴに目を落とす。
「はいはい。そうでしたか。まあいいよ。では、改めてリスショウガのお部屋グッズを探すぞ。シロミン女の子らしいものを一緒に選んであげてね」
「了解だにゃん」
と返事をしシロミンは敬礼ポーズを取る。
「なんか良いものはあるかにゃん。リスショウガ一緒に探そうね」
シロミンがお姉さんぽく言って目線をリスショウガに合わせる。
「うん、シロミンちゃんありがとう。欲しいものが見つかるといいな~」
「じゃあ、レッツにゃ~ん」
「は~い、レッツにゃん」
可愛らしい二匹は元気よく拳を上げお買い物を始めた。
「なんか楽しそうだね」
「ああ、女の子同士のお買い物もいいな」
俺とゴリーラは楽しげに歩くシロミンとリスショウガのが後ろ姿を眺めた。
「そうだ、ゴリーラ」
「ん? なんだ」
「シロミンに任せて余計なゴリラグッズを勧めるなよ」
「なんだよそれは……わかったよ」
ゴリーラはわかったのかわかっていないのかなんとも言えない表情ではあるけど、敬礼のポーズを取りニッコリと笑った。
俺は二軒目の雑貨屋の店内を見回しながら言った。所狭しと雑貨類やインテリア等が並べられている。
「やっと、目的のリスショウガグッズを選べるんだね」
シロミンがちょっと嫌味っぽく言った。
「仕方ないだろう。ゴリーラがぬいぐるみや食器類を買うんだからな」
俺はチラリとゴリーラを横目で見る。
「俺のせいかよ」
「当たり前だろう」
「だって、可愛らしいゴリラのぬいぐるみと店員さんお勧めの素敵な食器類があったんだもんな」
ゴリーラはニマニマした表情で竹で編んだカゴに目を落とす。
「はいはい。そうでしたか。まあいいよ。では、改めてリスショウガのお部屋グッズを探すぞ。シロミン女の子らしいものを一緒に選んであげてね」
「了解だにゃん」
と返事をしシロミンは敬礼ポーズを取る。
「なんか良いものはあるかにゃん。リスショウガ一緒に探そうね」
シロミンがお姉さんぽく言って目線をリスショウガに合わせる。
「うん、シロミンちゃんありがとう。欲しいものが見つかるといいな~」
「じゃあ、レッツにゃ~ん」
「は~い、レッツにゃん」
可愛らしい二匹は元気よく拳を上げお買い物を始めた。
「なんか楽しそうだね」
「ああ、女の子同士のお買い物もいいな」
俺とゴリーラは楽しげに歩くシロミンとリスショウガのが後ろ姿を眺めた。
「そうだ、ゴリーラ」
「ん? なんだ」
「シロミンに任せて余計なゴリラグッズを勧めるなよ」
「なんだよそれは……わかったよ」
ゴリーラはわかったのかわかっていないのかなんとも言えない表情ではあるけど、敬礼のポーズを取りニッコリと笑った。
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