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日本から異世界へ
ゴリラカフェ
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「うん、美味しいぞ」
俺は思わず声に出してしまう。
そして、堅いビスケットを紅茶に浸し食べる。堅かったビスケットが柔らかくなりこれまた美味しいのだ。
それからゆっくり店内を見回す。天井から吊るされたランプ。壁にはゴリラの絵が飾られている。店員のゴリラはパタパタと動き回り接客をしている。俺以外に数名のお客さんがいる。
この異様で中世チックなゴリラカフェは俺がテイムしてしまったゴリラ達により営業されているのだ。
これが猫科の動物だったらほっこりほくほく癒やされるのになと何度思ったことか。それはそうと、テイムしたくもないのにゴリラをテイムしてしまう俺ってやっぱり最強なのかな?
俺はそんなことを考えながら紅茶を飲んだ。ティーカップまでゴリラ柄なんだから嫌になるぜ。そうだ、ゴリラ達にティーカップは猫柄にしてくれと頼もう。よし決めたぞ。
「ナオート、お~い、ナオート」
その声に顔を上げるとゴリラが俺を見下ろしていた。
「ん? ゴリラ何かな?」
「ゴリラパンもどうぞ~。それと、わたしの名前はゴリーミだよ」
「はぁ、ゴリーミね……」
「もう、ナオートがわたしにゴリーミって名前を付けてくれたんじゃない」
ゴリーミはぷくっと頬を膨らませながら俺の目の前にゴリラ型のパンを置いた。
「ああ、そうだったね。おい、ゴリラ型のパンかよ。あ、そうだ、ティーカップをゴリラ柄から猫柄に変えてほしいんだけど」
俺はティーカップに視線を向け言った。
「え~! ゴリラ柄めちゃくちゃ可愛らしいのにな……」
ゴリーミは納得いかない様子でゴリラ柄のティーカップをじっと見ている。
「ゴリーミは俺にテイムされたんだよね~」
「ううっ、そうだけどね。わかったよ特別に猫柄のティーカップにしてあげるよ」
ゴリーミはふぅーと鼻から息を吐く。その鼻息が俺の髪に直撃し、ぶわーと髪の毛がなびいた。
俺は思わず声に出してしまう。
そして、堅いビスケットを紅茶に浸し食べる。堅かったビスケットが柔らかくなりこれまた美味しいのだ。
それからゆっくり店内を見回す。天井から吊るされたランプ。壁にはゴリラの絵が飾られている。店員のゴリラはパタパタと動き回り接客をしている。俺以外に数名のお客さんがいる。
この異様で中世チックなゴリラカフェは俺がテイムしてしまったゴリラ達により営業されているのだ。
これが猫科の動物だったらほっこりほくほく癒やされるのになと何度思ったことか。それはそうと、テイムしたくもないのにゴリラをテイムしてしまう俺ってやっぱり最強なのかな?
俺はそんなことを考えながら紅茶を飲んだ。ティーカップまでゴリラ柄なんだから嫌になるぜ。そうだ、ゴリラ達にティーカップは猫柄にしてくれと頼もう。よし決めたぞ。
「ナオート、お~い、ナオート」
その声に顔を上げるとゴリラが俺を見下ろしていた。
「ん? ゴリラ何かな?」
「ゴリラパンもどうぞ~。それと、わたしの名前はゴリーミだよ」
「はぁ、ゴリーミね……」
「もう、ナオートがわたしにゴリーミって名前を付けてくれたんじゃない」
ゴリーミはぷくっと頬を膨らませながら俺の目の前にゴリラ型のパンを置いた。
「ああ、そうだったね。おい、ゴリラ型のパンかよ。あ、そうだ、ティーカップをゴリラ柄から猫柄に変えてほしいんだけど」
俺はティーカップに視線を向け言った。
「え~! ゴリラ柄めちゃくちゃ可愛らしいのにな……」
ゴリーミは納得いかない様子でゴリラ柄のティーカップをじっと見ている。
「ゴリーミは俺にテイムされたんだよね~」
「ううっ、そうだけどね。わかったよ特別に猫柄のティーカップにしてあげるよ」
ゴリーミはふぅーと鼻から息を吐く。その鼻息が俺の髪に直撃し、ぶわーと髪の毛がなびいた。
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