カフェノートで二十二年前の君と出会えた奇跡(早乙女のことを思い出して

懐かしい海水

  湖水浴を楽しんだわたし達はお腹が空いたのでお昼にすることにした。

  海の家の売店でわたしはカレーライスを買った。亜子ちゃんと久美佐ちゃんは焼きそばを買い奈央と青橋君はおにぎりとホットドッグを買った。

  レジャーシートに腰を下ろしわたし達はお昼ごはんを食べた。琵琶湖を眺めながら食べるカレーライスは格別に美味しかった。

  青い空と白い雲に滋賀県の山々の綺麗な景色に癒される。

「美味しいね」

「うん、琵琶湖も綺麗だし焼きそばも美味しいよ～」

  亜子ちゃんの顔を見るととても幸せそうな表情だった。

  奈央も青橋君も「琵琶湖最高！」と言いながらおにぎりをぱくぱく食べている。

  久美佐ちゃんも「自然の中で食べる焼きそばはどうしてこんなに美味しいんでしょうね」と言って満面の笑みを浮かべた。

  綺麗な景色とみんなの笑顔と美味しいカレーライスを食べわたしは幸せいっぱいになった。

  そして、微笑みながらカフェノートを開いた。

  すると、そこには豪快で大きくて綺麗祐介君の文字が浮かび上がっていた。

『早乙女ちゃんも今頃、琵琶湖で湖水浴を楽しんでいるかな？  

  俺は今琵琶湖を眺めながらオレンジジュースを飲んでいるよ。いつもよりオレンジジュースが美味しく感じるぜ！  祐介』と書かれていた。

『祐介君、わたしも琵琶湖を楽しんでいるよ。今、カレーライスを食べながら琵琶湖を眺めているよ。琵琶湖を眺めながら食べるカレーライスは格別に美味しく感じるよ。早乙女』と書いた。

  キラキラ輝く琵琶湖とカレーライスとみんなの笑顔とそれからカフェノートで繋がっている祐介君、今わたしは幸せいっぱいだ。



  湖水浴を楽しんだわたし達はお腹が空いたのでお昼にすることにした。

  海の家の売店でわたしはカレーライスを買った。亜子ちゃんと久美佐ちゃんは焼きそばを買い奈央と青橋君はおにぎりとホットドッグを買った。

  レジャーシートに腰を下ろしわたし達はお昼ごはんを食べた。琵琶湖を眺めながら食べるカレーライスは格別に美味しかった。

  青い空と白い雲に滋賀県の山々の綺麗な景色に癒される。

「美味しいね」

「うん、琵琶湖も綺麗だし焼きそばも美味しいよ～」

  亜子ちゃんの顔を見るととても幸せそうな表情だった。

  奈央も青橋君も「琵琶湖最高！」と言いながらおにぎりをぱくぱく食べている。

  久美佐ちゃんも「自然の中で食べる焼きそばはどうしてこんなに美味しいんでしょうね」と言って満面の笑みを浮かべた。

  綺麗な景色とみんなの笑顔と美味しいカレーライスを食べわたしは幸せいっぱいになった。

  そして、微笑みながらカフェノートを開いた。

  すると、そこには豪快で大きくて綺麗祐介君の文字が浮かび上がっていた。

『早乙女ちゃんも今頃、琵琶湖で湖水浴を楽しんでいるかな？  

  俺は今琵琶湖を眺めながらオレンジジュースを飲んでいるよ。いつもよりオレンジジュースが美味しく感じるぜ！  祐介』と書かれていた。

『祐介君、わたしも琵琶湖を楽しんでいるよ。今、カレーライスを食べながら琵琶湖を眺めているよ。琵琶湖を眺めながら食べるカレーライスは格別に美味しく感じるよ。早乙女』と書いた。

  キラキラ輝く琵琶湖とカレーライスとみんなの笑顔とそれからカフェノートで繋がっている祐介君、今わたしは幸せいっぱいだ。



  それからもわたし達は琵琶湖でおもいっきり泳いだ。湖で泳ぎわたし達は夏を満喫した。

  宿に戻ると「外は暑かったでしょう」と言って花風荘の従業員なのかオーナーなのか分からないけれど柔らかい笑顔が似合う女性がよく冷えた麦茶を出してくれた。

  お礼を言って麦茶をゴクゴク飲むとスッキリして爽快になった。わたしはテーブルにグラスを置き視線を女性に向けた。

  やっぱりどこかで見かけた顔だなと首を傾げよく考えると気がついた。

  わたしが小学生の時にお父さんと琵琶湖に旅行に行った時宿の部屋を今回と同じように案内してくれた女性ではないか。

  前回泊まった宿もこの花風荘だったのだ。

   そんなこと覚えていなかったのに偶然この宿を選んでいたなんて……。いやいやこれは偶然ではないのかもしれない。

「星宮さんは以前こちらで宿泊されたことはありますか？」

  わたしがじっと女性を眺めているとそう聞かれた。

「あ、えっと小学生の頃父と一緒に花風荘さんで宿泊したかなと思います」

「わっ、やっぱりそうなんですね。わたしはこの花風荘のオーナーの花風です」

  女性はそう言って口元に手を当てて微笑みを浮かべた。

「はっきり覚えてはないですけどオーナーさんの顔を何となく覚えていました。あ、この子は弟の奈央です」

  わたしは、奈央の腕を掴みオーナーの花風さんに紹介した。

「星宮奈央です」とだけ言って奈央はぺこりと頭を下げた。

  それからしばらくオーナーの花風さんと話をしてから部屋に戻った。

  奈央と廊下を歩きながら「不思議な偶然だね」と言い合った。