コレクターガールの憂鬱な日常

遥香の日常

第一回初恋成就作戦会議開催

やっぱり、厄介極まりない病気と断定された。

興味のない事に対して極端に無頓着な性格なので

人の話しているとのを横なからチラッと聞いたことがある程度で

自分がその様な症状になるなど、あり得ない事だと思っていたものだから

どう対処するのが正解なのか解らない。

七海が泣きながら

「まさか沙織からそんな相談を受けるとはおもわなかった！赤飯炊くしかないね！」

「ううっ…。え？ 赤飯炊くもんなの？」

「うわぁ！沙織！違うよ！

おめでたいってだけだから恋したら赤飯って事は無いよ！

もう、七海！沙織は初めて私達に人間らしい事で悩んで相談してるんだよ！

ちゃんとしようよ！」

「そ…そうだね！ごめん ごめん！

あのね可愛く化けるんだよ！花火大会の時と夏祭りの時とか、浴衣着て行くの！

それから口は災いの元だからね！いつも見たいにズケズケ言わない事。

彼と彼の友達に対してもね！」

ひどい言われ様な気もするけど反論出来ない。

何故なら心をコントロール出来ないのだ。

彼と会いたいとか、可愛いと思われたいとか、思ってしまう自分を抑える

理性がどっかいってるもんだから

生まれて初めて自分の容姿が気になり、他人の目という物が気になったのだ。

無頓着過ぎた髪型やスタイルに後悔をした。