冒険者の手帳

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人形職人

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僕は人形職人だった、いろんな人形をつくった僕は人形が好きだった、そんな時出会ってしまったんだ人形のように美しい女性に、喋らない彼女はとてもとても美しかった、笑顔をみれただけでなんでもできるきがしたんだ。

話もとても合った、彼女も人形が好きらしい僕の作った小さめの人形も気に入ってくれた、まるで恋人のように話し合ったでも彼女には別にすきなひとがいたんだ。

だから彼女の人形を作ることにした、すこしでも気持ちが楽になる気がしたから、山の奥に特別に等身大の人形を作るための小屋を作ったそこに篭って何回も失敗してようやくできた、とてもうまくできてまるで彼女のようだった、でも所詮は人形なんだ、肌は硬いし人形でしかない、何体作っても結果は同じだった。

そのうちつくっては燃やしつくっては燃やす、そんな作業の繰り返しだった、生きている感じがしない所詮人形の表情しか作れなかった。

どうしてあんなに美しい笑顔が再現できるんだろ生きてる彼女が欲しい、なら人形じゃなくてもいいじゃないか!

だから僕はプロポーズする事にした結果は惨敗あっさり断られた、でも苦笑いだけど僕に向けた笑顔は一番美しかった、そして結婚を控えていることを知ってしまった彼女をどうしても自分のものにしたかった。

そんなある日、僕の店に1人のお客がきた、客は毎日くる、でもこんなに見すぼらしい客は初めてだった、黒い布頭巾を被ってズボンしか履いていないその客が僕にこう話しかけたのだ。

「こんなに美しい人形は初めて見た、まるで本物の人のようです、」
「本物の人から作ったと言われても不思議じゃないですね」

そうか、彼女を人形にすればいいんだ

僕は彼にお礼を言った

「人形作りのヒントになれたなら幸いです」

そういうと客は帰って行った。

さぁ思い立った僕は早かった、彼女の家へ行ったでも彼女は出てこなかった、だから窓から覗いたんだ、その瞬間目に映りこんだのは、美しい陶器のような体に程よく膨らんだ胸そして下品に広げた男を迎える足、獣のような性行為を。


もうあれは汚れてしまった、




なら新しい人形を作ろう



僕は人形職人だから、何度でも彼女を作れる!





だから彼女を攫った、

そしてすこしずつロウソクで固めてゆく、怖がる君も可愛いね

「やめて!!!、おねがいいい!!」

笑顔を見せろ、そしたら助けてやる

ぎこちない笑顔を僕に見せる。

あぁ、この顔だ




数時間後僕は手に入れたんだ彼女を







動かない、どこにも逃げない彼女を。









でも人間は罪深い、いろんな人に目移りしてしまうでも僕はもう女性を手に入れる方法を知ったんだ、だからなにも心配いらない。









あの小屋でみんな僕を待ってる。



彼女達を傷つけたりたり奪うなら容赦はしない、
殺すぞ











女は贅沢だよな、別に好きな人がいてももしダメだった時のために身近に1人は置いておきたいんだってよ

だから自業自得じゃないか?
自分が身近に置かれる側になったって




黒い布頭巾を被った男は新しく日記に文字を書いていた
「山の小屋にとても美しい人形だけしか置いていない場所がある、でもどの人形も表情が複雑だ、それせいかひどく人間味を感じてしまう、そしてこれからもその作品は人形職人によって増やされつづけるだろう」

音楽家と違って俺は助言をしただけなのにこいつはこんなに壊れてしまった、だからなにもしなくてもこいつはモンスターになってしまったのかもな、

これで2体目か。
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