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BAD ENDとは…
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百合沢「的井さんは私の…恋人なんだから!」
百合沢がそう叫んだところで再開された。
何故か私も手を掲げた。
的井「おー」
赤根「おーじゃないだろ!
絢音は、何言ってんだよッ
そのブスは女だろ!」
青前「そうですよ、こんな醜いモノと恋人だなんて
冗談でも笑えません」
百合沢「的井さんの見た目なんて関係ない!
私の運命の人は的井さんなの!」
百合沢は顔を真っ赤にして、
3人に反論してるが、なんか違う。
的井「それフォローになってないな」
桃原「薬盛ったわけ?
それとも、呪い?
絢音ちゃんが、君なんか好きになるわけ無いし、
運命の人とかあり得ないから!」
アズタナって、ストーリーテラーが
この世界を作ってるって言ってたし、
非科学的な事があり得るなら
百合沢がBAD ENDになるのも一種の呪いだ。
的井「百合沢、アズタナって知ってる?」
~
~
そう百合沢に聞いた途端に、また時間が停まり
アズタナが出て来た。
アズタナ「彼女が知るわけないでしょう」
的井「アズタナは、百合沢を呪ってんの?」
アズタナ「いや、だから百合沢絢音は
不幸こそ輝くと言ったじゃないですか」
的井「不幸より、幸せの方がいいじゃん」
アズタナ「それは貴方の価値観でしょう。
ボクの世界では不幸が求められているのです」
的井「何で?」
アズタナ「何故と言われても、
ボクの得意分野だからです」
的井「私は幸せで完結させた方がいいと思うけどな」
アズタナ「この世界のコンセプトは、
狂愛なのですよ、最後だからと言って
それを曲げる事はありません」
的井「狂愛?」
アズタナ「とにかく、この世界の住民は
ボクの存在を知りませんので、
余計な事はせず、ただモブとして
ラストを迎えて下さい」
~
~
百合沢「的井さんは私の…恋人なんだから!」
多分、都合が悪かったんだろう
百合沢がそう叫んだところに戻った。
戻るなら、百合沢が私に百合オチをお願いする前に
すればいいのにと思うが、
そもそも、ストーリーテラーなら
百合沢がBAD END回避したい意思を無くせば
いいんじゃ?と思う。
それに、私に邪魔するなと行動で注意してきたが、
私に百合オチを拒絶させるなり、煮るなり焼くなり
すれば、百合オチにはいけないだろう。
それなのに、口頭注意のみって
ストーリーテラーにも
なんか制限でもあんのかなと思う。
バンッ
赤根が机を叩いた。
赤根「絢音、そんなの認めねーからな!
一目会った時から、
お前と俺は結ばれる運命だったんだよ」
青前「絢音さんが何を言おうとも、
絢音さんは私の運命の人なんですよ」
桃原「そんな醜い魔女なんかに惑わされちゃ駄目!
変な呪い掛けられちゃってるんだよ!」
3人はまた3方向から一気に喋り出し、
オートモードに入った。
的井「百合沢、女子トイレ行ってみようよ。
入って来るのかな?」
百合沢「遊んだら駄目だよ、的井さん。
遊ぶ以上に密室に行くのは危険だから」
的井「そうなの?」
百合沢「密室に2人っきりになったら
イベントが発生して、BAD ENDになるの」
的井「え、即終わりって事?」
百合沢「酸欠で死ぬの」
的井「死ぬの⁈
そのレベルの密室とは思わなかった!
そんな酸素薄くなるレベルの密室って
学校に有ったっけ?」
百合沢「例えば、科学室の実験用シェルター」
的井「例えばって事は他にもあんの⁈
そもそも、実験用シェルターって何⁈」
アズタナは、今までどんな話し考えてるんだよと
他のBAD ENDも気になる。
的井「でも、行くのは女子トイレだよ?
流石に酸欠レベルに塞ぐにも限度が…」
百合沢「女子トイレだと、
無理矢理キスされて窒息死するの」
的井「キスで窒息死⁈」
百合沢には悪いが、笑いそうになる。
赤根「おい、聞いてんのかよ!」
流石に3人を放置し過ぎたせいで、
オートモードが切れて、赤根に文句を言われる。
百合沢「私の運命の人は、的井さん!
貴方達の運命の人が私だとしても、
私は私の運命の人と結ばれたいの!」
流石、何度も繰り返した百合沢
見事に無視していたオートモードに対し返答をした。
その後も、百合沢は3人を拒否し、
クラスの女子達から妬まれ、
私は3人に妬まれた。
百合沢がそう叫んだところで再開された。
何故か私も手を掲げた。
的井「おー」
赤根「おーじゃないだろ!
絢音は、何言ってんだよッ
そのブスは女だろ!」
青前「そうですよ、こんな醜いモノと恋人だなんて
冗談でも笑えません」
百合沢「的井さんの見た目なんて関係ない!
私の運命の人は的井さんなの!」
百合沢は顔を真っ赤にして、
3人に反論してるが、なんか違う。
的井「それフォローになってないな」
桃原「薬盛ったわけ?
それとも、呪い?
絢音ちゃんが、君なんか好きになるわけ無いし、
運命の人とかあり得ないから!」
アズタナって、ストーリーテラーが
この世界を作ってるって言ってたし、
非科学的な事があり得るなら
百合沢がBAD ENDになるのも一種の呪いだ。
的井「百合沢、アズタナって知ってる?」
~
~
そう百合沢に聞いた途端に、また時間が停まり
アズタナが出て来た。
アズタナ「彼女が知るわけないでしょう」
的井「アズタナは、百合沢を呪ってんの?」
アズタナ「いや、だから百合沢絢音は
不幸こそ輝くと言ったじゃないですか」
的井「不幸より、幸せの方がいいじゃん」
アズタナ「それは貴方の価値観でしょう。
ボクの世界では不幸が求められているのです」
的井「何で?」
アズタナ「何故と言われても、
ボクの得意分野だからです」
的井「私は幸せで完結させた方がいいと思うけどな」
アズタナ「この世界のコンセプトは、
狂愛なのですよ、最後だからと言って
それを曲げる事はありません」
的井「狂愛?」
アズタナ「とにかく、この世界の住民は
ボクの存在を知りませんので、
余計な事はせず、ただモブとして
ラストを迎えて下さい」
~
~
百合沢「的井さんは私の…恋人なんだから!」
多分、都合が悪かったんだろう
百合沢がそう叫んだところに戻った。
戻るなら、百合沢が私に百合オチをお願いする前に
すればいいのにと思うが、
そもそも、ストーリーテラーなら
百合沢がBAD END回避したい意思を無くせば
いいんじゃ?と思う。
それに、私に邪魔するなと行動で注意してきたが、
私に百合オチを拒絶させるなり、煮るなり焼くなり
すれば、百合オチにはいけないだろう。
それなのに、口頭注意のみって
ストーリーテラーにも
なんか制限でもあんのかなと思う。
バンッ
赤根が机を叩いた。
赤根「絢音、そんなの認めねーからな!
一目会った時から、
お前と俺は結ばれる運命だったんだよ」
青前「絢音さんが何を言おうとも、
絢音さんは私の運命の人なんですよ」
桃原「そんな醜い魔女なんかに惑わされちゃ駄目!
変な呪い掛けられちゃってるんだよ!」
3人はまた3方向から一気に喋り出し、
オートモードに入った。
的井「百合沢、女子トイレ行ってみようよ。
入って来るのかな?」
百合沢「遊んだら駄目だよ、的井さん。
遊ぶ以上に密室に行くのは危険だから」
的井「そうなの?」
百合沢「密室に2人っきりになったら
イベントが発生して、BAD ENDになるの」
的井「え、即終わりって事?」
百合沢「酸欠で死ぬの」
的井「死ぬの⁈
そのレベルの密室とは思わなかった!
そんな酸素薄くなるレベルの密室って
学校に有ったっけ?」
百合沢「例えば、科学室の実験用シェルター」
的井「例えばって事は他にもあんの⁈
そもそも、実験用シェルターって何⁈」
アズタナは、今までどんな話し考えてるんだよと
他のBAD ENDも気になる。
的井「でも、行くのは女子トイレだよ?
流石に酸欠レベルに塞ぐにも限度が…」
百合沢「女子トイレだと、
無理矢理キスされて窒息死するの」
的井「キスで窒息死⁈」
百合沢には悪いが、笑いそうになる。
赤根「おい、聞いてんのかよ!」
流石に3人を放置し過ぎたせいで、
オートモードが切れて、赤根に文句を言われる。
百合沢「私の運命の人は、的井さん!
貴方達の運命の人が私だとしても、
私は私の運命の人と結ばれたいの!」
流石、何度も繰り返した百合沢
見事に無視していたオートモードに対し返答をした。
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