僕が見た怪物たち1997-2018
初めて先生と会ったのは、1997年の秋頃のことで、僕は田舎の寂れた村に住む少年だった。
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
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読了しました。
人の業の深さとか、深層心理にひそんでいる残虐性とか、そういった部分にスポットを当てた作品かな、という印象を持ちました。
それぞれが、非常によくできた短編の連作なのですが、それでいて各々はちょっとずつ繋がってきているなど、構成の上手さが随所で光っていました。
文章構成力が高いので、淡々とした進みのようでいて、一文一文に味がある。そんな印象です。
最後まで読んだ感想としては、「死にゆく者の祈り、2002」が一番好きでした。女の嫉妬は怖い…
わーい、こちらにも感想ありがとうございます!
ふたりが過ごした二十年近くの月日に付き合っていただき、ありがとうございます! 言葉の中に、恐怖を宿せていたなら、作者としてこれ以上、嬉しいことはありません。私も、「死にゆく者の祈り、2002」は単体としても気に入っている作品です。改めて、お読みいただき、感謝です!
わー、最後までお読みいただき、ありがとうございます~。どういう形に物語に決着を付けるのか、悩みながらピリオドを打った記憶があるので、とても嬉しいお言葉です。もちろん法に照らせば許されざることではあるのですが、それでも『そうせざるを得なかった心こそ、私は書きたい』(ある作家さんが昔こんなことを言っていたのです)、おそらく私の心には、そういうものを書きたい、という思いがあるのでしょう。怪物の行く末に付き合っていただき、改めて感謝ですm(__)m
怪物のいた村 第四話 読みました。
面白いですね。新興宗教っていうのかな? こういう変なしそうに母親がハマってしまうと、子供としては居たたまれない気持ちになりますよね。
しかも、情報伝達が異様に早い田舎では尚更ですよね。噂が噂を呼び、彼は避けられる対象になってしまったというわけですな。勿論、それは大きな事件の一端でしかないのでしょうが。
そうですね自分の人生とは言っても、つねに周りにはひとがいて、社会があります。もちろんそれを優先するかどうかは本人次第、とは言っても、子どもにとっては大変ですよね……。そしてやがて彼に忍び寄る影が……。
怪物のいた村 1997 二話目を読みました。
『その頃の僕は学校に嫌気が差していて、つまり僕は世界を憎んでいた。』という台詞がなんか好きです。小学生の世界が狭い様を端的に表しているからかもしれません。
大人から見える世界と子どもから見える世界はまったく同じものを見ていても、まるで違うものだったりします。大人になると忘れてしまいそうになることを想い返しながら紡いでみました~ありがとうございます!
『怪物のいた村 1997』を読み始めました。
最初の語りから、興味を引かれる文章になっていて、とても読みやすいと感じました。
先生のこと、手のかからない僕のこと、村のこと、どうこれらが紡がれていくのかを楽しみにして読ませていただきます。
おおーそう言っていただけると嬉しいです~。この村は彼にとってやはり、はじまり、なのでしょう。どんなに憎んでも特別な村なのでしょう。
騰成さん、感想ありがとうございます~、ホラーを書く時はいつも驚け、怖がれの精神で書いているのですが、そこに人間の心のどこか掴み切れないものがすこしでも書けていたなら、と幸いです。とても嬉しい感想です。先生の物語はどこに続いていくのか、私自身、不安になりながら書いた記憶があります。重ねて感謝です!
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