僕が見た怪物たち1997-2018
初めて先生と会ったのは、1997年の秋頃のことで、僕は田舎の寂れた村に住む少年だった。
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
怪物を探す先生と、行動を共にしてきた僕が見てきた世界はどこまでも――。
※作品内の一部エピソードは元々「死を招く写真の話」「或るホラー作家の死」「二流には分からない」として他のサイトに載せていたものを、大幅にリライトしたものになります。
〈参考〉
「廃屋等の取り壊しに係る積極的な行政の関与」
https://www.soumu.go.jp/jitidai/image/pdf/2-160-16hann.pdf
あなたにおすすめの小説
鹿翅島‐しかばねじま‐
寝る犬
ホラー
【アルファポリス第3回ホラー・ミステリー大賞奨励賞】
――金曜の朝、その島は日本ではなくなった。
いつもと変わらないはずの金曜日。
穏やかな夜明けを迎えたかに見えた彼らの街は、いたる所からあがる悲鳴に満たされた。
一瞬で、音も無く半径数キロメートルの小さな島『鹿翅島‐しかばねじま‐』へ広がった「何か」は、平和に暮らしていた街の人々を生ける屍に変えて行く。
隔離された環境で、あるものは戦い、あるものは逃げ惑う。
ゾンビアンソロジー。
※章ごとに独立した物語なので、どこからでも読めます。
※ホラーだけでなく、コメディやアクション、ヒューマンドラマなど様々なタイプの話が混在しています。
※各章の小見出しに、その章のタイプが表記されていますので、参考にしてください。
※由緒正しいジョージ・A・ロメロのゾンビです。
クトゥルフ・ミュージアム
招杜羅147
ホラー
本日はクトゥルフ・ミュージアムにご来館いただき、誠にありがとうございます。
当館では我々を魅了してやまない神々やその配下の、躍動感あふれる姿を捕らえ、展示しております。
各エリアの出口には展示品を更に楽しめるよう小冊子もご用意してありますので、併せてご利用くださいませ。
どうぞごゆっくりご観覧下さい。
~3年前ほどに別サイトにに投稿した作品で、クラシカルな感じのクトゥルフ作品です。
最終死発電車
真霜ナオ
ホラー
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。
直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。
外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。
生き残るためには、先頭車両を目指すしかないと知る。
「第6回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
おまじない❤️レシピ
冲田
ホラー
もうすぐバレンタイン。
今、巷では「恋が叶うおまじない❤️レシピ」が話題になっていた。
私は本命もいないから作らないけど、高校のクラスメイトには挑戦する人もいるみたい。
SNSでもかなり話題になっているけれど、バレンタイン当日のレシピを使った報告が、何かおかしい。
「恐怖」「チョコレート」「告白」がお題の三題噺です。
Gゲーム
ちょび
ホラー
──参加する為の条件は【神】に選ばれること──
参加するだけで1000万円を貰える夢のようなゲーム「Gゲーム」。
特設されたガチャから出てくるミッションをこなせばさらに賞金が上乗せされ、上限もない。
但しミッションに失敗すると罰金があり、賞金が減額されてしまう。
Gゲームの最終目標は決められたエリアで1週間過ごす事。それだけ。
これは【神】に選ばれそんなゲームに参加した少年少女の物語。
ゾンビ発生が台風並みの扱いで報道される中、ニートの俺は普通にゾンビ倒して普通に生活する
黄札
ホラー
朝、何気なくテレビを付けると流れる天気予報。お馴染みの花粉や紫外線情報も流してくれるのはありがたいことだが……ゾンビ発生注意報?……いやいや、それも普通よ。いつものこと。
だが、お気に入りのアニメを見ようとしたところ、母親から買い物に行ってくれという電話がかかってきた。
どうする俺? 今、ゾンビ発生してるんですけど? 注意報、発令されてるんですけど??
ニートである立場上、断れずしぶしぶ重い腰を上げ外へ出る事に──
家でアニメを見ていても、同人誌を売りに行っても、バイトへ出ても、ゾンビに襲われる主人公。
何で俺ばかりこんな目に……嘆きつつもだんだん耐性ができてくる。
しまいには、サバゲーフィールドにゾンビを放って遊んだり、ゾンビ災害ボランティアにまで参加する始末。
友人はゾンビをペットにし、効率よくゾンビを倒すためエアガンを改造する。
ゾンビのいることが日常となった世界で、当たり前のようにゾンビと戦う日常的ゾンビアクション。ノベルアッププラス、ツギクル、小説家になろうでも公開中。
表紙絵は姫嶋ヤシコさんからいただきました、
©2020黄札
怪物どもが蠢く島
湖城マコト
ホラー
大学生の綿上黎一は謎の組織に拉致され、絶海の孤島でのデスゲームに参加させられる。
クリア条件は至ってシンプル。この島で二十四時間生き残ることのみ。しかしこの島には、組織が放った大量のゾンビが蠢いていた。
黎一ら十七名の参加者は果たして、このデスゲームをクリアすることが出来るのか?
次第に明らかになっていく参加者達の秘密。この島で蠢く怪物は、決してゾンビだけではない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
読了しました。
人の業の深さとか、深層心理にひそんでいる残虐性とか、そういった部分にスポットを当てた作品かな、という印象を持ちました。
それぞれが、非常によくできた短編の連作なのですが、それでいて各々はちょっとずつ繋がってきているなど、構成の上手さが随所で光っていました。
文章構成力が高いので、淡々とした進みのようでいて、一文一文に味がある。そんな印象です。
最後まで読んだ感想としては、「死にゆく者の祈り、2002」が一番好きでした。女の嫉妬は怖い…
わーい、こちらにも感想ありがとうございます!
ふたりが過ごした二十年近くの月日に付き合っていただき、ありがとうございます! 言葉の中に、恐怖を宿せていたなら、作者としてこれ以上、嬉しいことはありません。私も、「死にゆく者の祈り、2002」は単体としても気に入っている作品です。改めて、お読みいただき、感謝です!
わー、最後までお読みいただき、ありがとうございます~。どういう形に物語に決着を付けるのか、悩みながらピリオドを打った記憶があるので、とても嬉しいお言葉です。もちろん法に照らせば許されざることではあるのですが、それでも『そうせざるを得なかった心こそ、私は書きたい』(ある作家さんが昔こんなことを言っていたのです)、おそらく私の心には、そういうものを書きたい、という思いがあるのでしょう。怪物の行く末に付き合っていただき、改めて感謝ですm(__)m
怪物のいた村 第四話 読みました。
面白いですね。新興宗教っていうのかな? こういう変なしそうに母親がハマってしまうと、子供としては居たたまれない気持ちになりますよね。
しかも、情報伝達が異様に早い田舎では尚更ですよね。噂が噂を呼び、彼は避けられる対象になってしまったというわけですな。勿論、それは大きな事件の一端でしかないのでしょうが。
そうですね自分の人生とは言っても、つねに周りにはひとがいて、社会があります。もちろんそれを優先するかどうかは本人次第、とは言っても、子どもにとっては大変ですよね……。そしてやがて彼に忍び寄る影が……。
怪物のいた村 1997 二話目を読みました。
『その頃の僕は学校に嫌気が差していて、つまり僕は世界を憎んでいた。』という台詞がなんか好きです。小学生の世界が狭い様を端的に表しているからかもしれません。
大人から見える世界と子どもから見える世界はまったく同じものを見ていても、まるで違うものだったりします。大人になると忘れてしまいそうになることを想い返しながら紡いでみました~ありがとうございます!
『怪物のいた村 1997』を読み始めました。
最初の語りから、興味を引かれる文章になっていて、とても読みやすいと感じました。
先生のこと、手のかからない僕のこと、村のこと、どうこれらが紡がれていくのかを楽しみにして読ませていただきます。
おおーそう言っていただけると嬉しいです~。この村は彼にとってやはり、はじまり、なのでしょう。どんなに憎んでも特別な村なのでしょう。
騰成さん、感想ありがとうございます~、ホラーを書く時はいつも驚け、怖がれの精神で書いているのですが、そこに人間の心のどこか掴み切れないものがすこしでも書けていたなら、と幸いです。とても嬉しい感想です。先生の物語はどこに続いていくのか、私自身、不安になりながら書いた記憶があります。重ねて感謝です!
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。