214 / 243
閉ざされた世界からの反撃
それは、絶望でした
しおりを挟む
ルドはボロボロの体で倒れていた。手足は辛うじて、くっついている程度。息は止まりかけ、白銀の鎧は血と土まみれ。
そんなルドを赤髪の男が覗き込む。
「まだ粘っていたのか。さっさと攻撃して勝てば開放されるのに」
「うる、さ……自分は、絶対に……しな、ぃ」
空気をいくら吸い込んでも苦しい。肺に満ちた血で溺れる。それでも屈服しない。
男が満足そうに頷いた。
「それでこそ、我が選んだ駒だ。と、言いたいところだが、さすがにしぶとすぎる」
男は濃い赤髪をかいた。薄い琥珀の瞳が呆れ半分、困り半分で見下ろす。
服は独特で、腕と腰にだけ鎧を付け、あとは盛り上がった筋肉を晒すように薄い布を巻いている。
男は胸の前で腕を組み、その場に腰を下ろした。
「ここが貴様の心の中でも痛みは普通にあるだろう? それとも、そんなにあの女を攻撃することが嫌か?」
「グッ……」
男の視線の先にはクリスがいた。
深緑の瞳に輝きはなく表情もない。黒いローブを羽織り、背中に金の髪を流している。
ルドも視線を動かそうとした。しかし、全身を貫く激しい痛みで動かせない。
「ここで死ぬのは何度目だ? 死ぬのもかなり苦しいだろ? それを何度も何度も、よくやっていられるな」
男が一人で饒舌に話すがルドは聞き流した。
「ふむ。今は表に出ても影の中に封じられているから何も出来ぬしな。少し話をしてやろう。痛みが無駄に長引けば、次はまともに戦う気になるかもしれんし。だが、反応がないのはつまらぬ」
男がルドに手をかざす。
『回復』
息が楽になり、四肢がまともな形に戻った。
「なおっ、グッ……」
少し動いただけで痛みが走った。その様子に男が薄く笑う。
「傷は治したが痛みはそのままだ。だが、会話ぐらいは出来るだろ?」
「悪趣味……な」
ルドは体を起こすことを諦め、力を抜いた。
「そもそも、貴様はただの駒なんだ。なのに、ここまで手をかけてやっているんだぞ。光栄に思え」
「駒とは、なんだ? なぜ、こんなことをする?」
ルドの侮蔑が混じった視線に男が肩をすくめる。
「すべては貴様たち人間のためだ」
「どういうことだ?」
「人間とは浅はかだ。繁栄を極めれば、あとは周囲の生命体を巻き込んで衰退する。だから、そうなる前に我々が繁栄前に戻している」
「なっ!?」
反射的に体を動かし激痛が走る。ルドは大きく深呼吸をして堪えた。
「まさか、それで師匠の一族は……」
「あぁ、あの時はこちらもいろいろあって、気が付いた時には繁栄し過ぎていたからな。さっさと駒を選んで戦わせたら、平和ボケしていた駒はあっさり負けた」
「繁栄と駒が、どう関係しているんだ?」
「今時代の人間と、前時代の人間の中から、実力がある複数の者を駒として選び、戦わせる。そして、今時代の駒が前時代の駒に負けた時、今時代は繁栄を極めたと判定され、文明を消される」
「今時代の駒?」
「あぁ。ちなみに今時代の駒の一つは貴様だ。そして、前時代の駒の一つは、あいつだ」
男がクリスに視線を向ける。
「あいつには全知野郎がついている。あのスカしたヤローに、今度こそ吠え面をかかしてやろうと貴様を選んだのに、この有様だ」
「師匠が駒!?」
「そうだ。貴様はいずれ、あの女と戦うことになる。だから、こうして予行練習をしてやっている」
ルドが男を睨みつけた。
「……おまえは、何者なんだ?」
「ん? そういえば名乗っていなかったな。我はボルケーノ。火、鍛冶、戦の神と呼ばれている」
「神……だと!?」
ボルケーノが胸を張る。
「そうだ。我が貴様の全加護をしているのだ。幸甚の至りであろう」
「……そうか。戦の神が全加護をしているから治療魔法が使えなかったのか」
「怪我をせねば、治療などいらぬ。傷を負わぬだけの強さを与えているのだからな。ヤツらとの闘いで勝つための駒だ。生半可な加護などせぬ」
「ヤツら?」
ボルケーノが冷めた声で説明する。
「人間の言葉でいう、悪魔だな」
「まさか……師匠には悪魔の加護がついている、のか?」
驚くルドの前でボルケーノの顔が歪む。
「全知であることを鼻にかけたラプラスという小賢しい悪魔だ。悔しがる顔を見ようとしたのに。肝心の駒がこのザマだ」
「師匠とは戦わない。二度と剣は向けない」
ルドの脳裏に苦い記憶が甦る。我を忘れ、クリスを剣で突き刺してしまった時の、あの感覚。剣から伝わるクリスの振動。微笑みながら触れてきた手の温もり。
その時の記憶だけは鮮明に残っている。
ボルケーノは興味なさそうにクリスに視線を向けた。
「だから、あの女は貴様の心の中のモノであって実物ではないと言っているだろ。一回でも勝てば戦う必要はない。その痛みからも解放される」
「実物でなくても、自分の中の師匠であろうとも、二度と剣は向けない。そう決めた」
「頑固だな。ま、時間はいくらでもあるし、他の方法もあるからな」
ボルケーノが動く。クリスの隣に立つと輝く金髪を手で梳いた。
「よく見れば、よき顔立ちをしているな。あのラプラスが好みそうな人間だ」
「師匠に触れるな!」
ルドは立ち上がろうとしたが全身に痛みが貫いた。這うように体を起こすルドにボルケーノが口角をあげる。
クリスの腰に手を回し、体を密着させた。顎に手を添え、自分の方へ向けると、顔を近づける。
「さて。今は人形のように動かぬが犯したらどういう反応をするだろうな? 服を引き裂き、この白い肌に爪を……」
「やめっ……ろ!」
ルドが痛みを押して立ち上がる。だが、すぐに体が崩れ、膝をついた。
痛みで汗が滝のように流れる。吐き気がこみ上げ、嘔吐するが何も出てこない。動きたいのに痛みと眩暈が体の自由を奪う。
心の中とは思えない感覚。肩で小刻みに息をすることしかできない。
痛みと苦しさに堪え、ボルケーノを下から睨みつける。
ボルケーノは満足そうに笑った。
「それだ。その顔だ。さあ、今度はちゃんと戦って勝つのだぞ。でなければ……」
ボルケーノがスッとクリスから離れる。クリスが右手を掲げた。
ルドの呼吸が止まる。全身が空気を求め、苦しさが襲ってくる。心臓が早鐘を打ち、暴れる。
苦しさのあまり、ルドが自分の首に手を伸ばす。だが、首に触れる前に目が霞んだ。心臓が静かになり、意識が消えた。
次にルドが目を開けた時は痛みも苦しさもなかった。何事もなかったように円形闘技場の真ん中に立っている。
前方には黒いローブを頭から被り、全身を隠しているクリス。一方のルドは輝く白銀の鎧をまとい、右手に剣を持つ。
ここで今までなかった、騒がしい声が耳に入ってきた。無人だった観客席が人影で埋まっている。
地表から吹く風が歓声とともにクリスのローブを巻き上げた。女性らしい体を飾るような漆黒の鎧が現れる。観客の声が沸き上がった。
クリスは歓声に応えるようにフードを外す。金髪が風で広がった。
その姿にルドの目と心が奪われる。こんな時でも美しいと惹かれてしまう。
ルドが見惚れていると、怒号に近い歓声が噴き上がった。観客のテンションが最高潮になる。
地の底を這う低い鐘の音が響く。クリスが躊躇いなく踏み出した。
「師匠!」
ルドが叫びながら、クリスの魔法が届かない範囲へ距離をとる。そこに頭の中で直接、ボルケーノの声が響いた。
『今度こそ勝て。でなければ、貴様が負けた瞬間、その女を観客席にいるヤツらの餌食にする』
「なっ!? クッ!」
ボルケーノの話を気をとられ、クリスの魔法に気づくのが遅れた。氷の刃が四方から突き刺さる。
ルドは地面を転がり、クリスから逃げるように距離を取った。
「師匠は無詠唱魔法を使うから攻撃が読めない」
『迷っている場合ではないぞ。あの中に放り込んだら……どうなるだろうな』
「なにを!?」
ルドは姿が見えないボルケーノに向けて叫んだ。
観客席では人や動物、半獣、見たことがない生き物たちが埋め尽くし、怒号や咆哮を飛ばす。
ルドはクリスからの攻撃をひたすら避けながら観客席に目を向けた。
「あれは……なんなんだ?」
『先ほど説明したであろう? これは予行練習だと。あいつらは人間が神や悪魔と呼んでいる者たちの姿だ」
「あれが!?」
『外観だけだがな。中身は貴様の嫉妬や憤怒、色欲など負の感情だ。貴様が負けた瞬間、女は貴様の負の感情の中に放り込まれる。あの女を傷つけるのは、貴様自身だ』
「なっ!?」
思わず動きが止まる。そこに鋭い岩が飛んできた。
「しまっ!?」
腕をクロスしてガードするが、手足の服は岩の鋭い刃によって破れ、切れた皮膚から血が流れる。頭の中でボルケーノの笑い声が響く。
『さあ、どちらを選ぶ? どちらにせよ、貴様によって、あの女は傷つくがな』
「クソッ!」
ルドが右手に持っている剣を握りしめる。
「どうすれば、いいんだ……」
その問いに返事はなかった。
そんなルドを赤髪の男が覗き込む。
「まだ粘っていたのか。さっさと攻撃して勝てば開放されるのに」
「うる、さ……自分は、絶対に……しな、ぃ」
空気をいくら吸い込んでも苦しい。肺に満ちた血で溺れる。それでも屈服しない。
男が満足そうに頷いた。
「それでこそ、我が選んだ駒だ。と、言いたいところだが、さすがにしぶとすぎる」
男は濃い赤髪をかいた。薄い琥珀の瞳が呆れ半分、困り半分で見下ろす。
服は独特で、腕と腰にだけ鎧を付け、あとは盛り上がった筋肉を晒すように薄い布を巻いている。
男は胸の前で腕を組み、その場に腰を下ろした。
「ここが貴様の心の中でも痛みは普通にあるだろう? それとも、そんなにあの女を攻撃することが嫌か?」
「グッ……」
男の視線の先にはクリスがいた。
深緑の瞳に輝きはなく表情もない。黒いローブを羽織り、背中に金の髪を流している。
ルドも視線を動かそうとした。しかし、全身を貫く激しい痛みで動かせない。
「ここで死ぬのは何度目だ? 死ぬのもかなり苦しいだろ? それを何度も何度も、よくやっていられるな」
男が一人で饒舌に話すがルドは聞き流した。
「ふむ。今は表に出ても影の中に封じられているから何も出来ぬしな。少し話をしてやろう。痛みが無駄に長引けば、次はまともに戦う気になるかもしれんし。だが、反応がないのはつまらぬ」
男がルドに手をかざす。
『回復』
息が楽になり、四肢がまともな形に戻った。
「なおっ、グッ……」
少し動いただけで痛みが走った。その様子に男が薄く笑う。
「傷は治したが痛みはそのままだ。だが、会話ぐらいは出来るだろ?」
「悪趣味……な」
ルドは体を起こすことを諦め、力を抜いた。
「そもそも、貴様はただの駒なんだ。なのに、ここまで手をかけてやっているんだぞ。光栄に思え」
「駒とは、なんだ? なぜ、こんなことをする?」
ルドの侮蔑が混じった視線に男が肩をすくめる。
「すべては貴様たち人間のためだ」
「どういうことだ?」
「人間とは浅はかだ。繁栄を極めれば、あとは周囲の生命体を巻き込んで衰退する。だから、そうなる前に我々が繁栄前に戻している」
「なっ!?」
反射的に体を動かし激痛が走る。ルドは大きく深呼吸をして堪えた。
「まさか、それで師匠の一族は……」
「あぁ、あの時はこちらもいろいろあって、気が付いた時には繁栄し過ぎていたからな。さっさと駒を選んで戦わせたら、平和ボケしていた駒はあっさり負けた」
「繁栄と駒が、どう関係しているんだ?」
「今時代の人間と、前時代の人間の中から、実力がある複数の者を駒として選び、戦わせる。そして、今時代の駒が前時代の駒に負けた時、今時代は繁栄を極めたと判定され、文明を消される」
「今時代の駒?」
「あぁ。ちなみに今時代の駒の一つは貴様だ。そして、前時代の駒の一つは、あいつだ」
男がクリスに視線を向ける。
「あいつには全知野郎がついている。あのスカしたヤローに、今度こそ吠え面をかかしてやろうと貴様を選んだのに、この有様だ」
「師匠が駒!?」
「そうだ。貴様はいずれ、あの女と戦うことになる。だから、こうして予行練習をしてやっている」
ルドが男を睨みつけた。
「……おまえは、何者なんだ?」
「ん? そういえば名乗っていなかったな。我はボルケーノ。火、鍛冶、戦の神と呼ばれている」
「神……だと!?」
ボルケーノが胸を張る。
「そうだ。我が貴様の全加護をしているのだ。幸甚の至りであろう」
「……そうか。戦の神が全加護をしているから治療魔法が使えなかったのか」
「怪我をせねば、治療などいらぬ。傷を負わぬだけの強さを与えているのだからな。ヤツらとの闘いで勝つための駒だ。生半可な加護などせぬ」
「ヤツら?」
ボルケーノが冷めた声で説明する。
「人間の言葉でいう、悪魔だな」
「まさか……師匠には悪魔の加護がついている、のか?」
驚くルドの前でボルケーノの顔が歪む。
「全知であることを鼻にかけたラプラスという小賢しい悪魔だ。悔しがる顔を見ようとしたのに。肝心の駒がこのザマだ」
「師匠とは戦わない。二度と剣は向けない」
ルドの脳裏に苦い記憶が甦る。我を忘れ、クリスを剣で突き刺してしまった時の、あの感覚。剣から伝わるクリスの振動。微笑みながら触れてきた手の温もり。
その時の記憶だけは鮮明に残っている。
ボルケーノは興味なさそうにクリスに視線を向けた。
「だから、あの女は貴様の心の中のモノであって実物ではないと言っているだろ。一回でも勝てば戦う必要はない。その痛みからも解放される」
「実物でなくても、自分の中の師匠であろうとも、二度と剣は向けない。そう決めた」
「頑固だな。ま、時間はいくらでもあるし、他の方法もあるからな」
ボルケーノが動く。クリスの隣に立つと輝く金髪を手で梳いた。
「よく見れば、よき顔立ちをしているな。あのラプラスが好みそうな人間だ」
「師匠に触れるな!」
ルドは立ち上がろうとしたが全身に痛みが貫いた。這うように体を起こすルドにボルケーノが口角をあげる。
クリスの腰に手を回し、体を密着させた。顎に手を添え、自分の方へ向けると、顔を近づける。
「さて。今は人形のように動かぬが犯したらどういう反応をするだろうな? 服を引き裂き、この白い肌に爪を……」
「やめっ……ろ!」
ルドが痛みを押して立ち上がる。だが、すぐに体が崩れ、膝をついた。
痛みで汗が滝のように流れる。吐き気がこみ上げ、嘔吐するが何も出てこない。動きたいのに痛みと眩暈が体の自由を奪う。
心の中とは思えない感覚。肩で小刻みに息をすることしかできない。
痛みと苦しさに堪え、ボルケーノを下から睨みつける。
ボルケーノは満足そうに笑った。
「それだ。その顔だ。さあ、今度はちゃんと戦って勝つのだぞ。でなければ……」
ボルケーノがスッとクリスから離れる。クリスが右手を掲げた。
ルドの呼吸が止まる。全身が空気を求め、苦しさが襲ってくる。心臓が早鐘を打ち、暴れる。
苦しさのあまり、ルドが自分の首に手を伸ばす。だが、首に触れる前に目が霞んだ。心臓が静かになり、意識が消えた。
次にルドが目を開けた時は痛みも苦しさもなかった。何事もなかったように円形闘技場の真ん中に立っている。
前方には黒いローブを頭から被り、全身を隠しているクリス。一方のルドは輝く白銀の鎧をまとい、右手に剣を持つ。
ここで今までなかった、騒がしい声が耳に入ってきた。無人だった観客席が人影で埋まっている。
地表から吹く風が歓声とともにクリスのローブを巻き上げた。女性らしい体を飾るような漆黒の鎧が現れる。観客の声が沸き上がった。
クリスは歓声に応えるようにフードを外す。金髪が風で広がった。
その姿にルドの目と心が奪われる。こんな時でも美しいと惹かれてしまう。
ルドが見惚れていると、怒号に近い歓声が噴き上がった。観客のテンションが最高潮になる。
地の底を這う低い鐘の音が響く。クリスが躊躇いなく踏み出した。
「師匠!」
ルドが叫びながら、クリスの魔法が届かない範囲へ距離をとる。そこに頭の中で直接、ボルケーノの声が響いた。
『今度こそ勝て。でなければ、貴様が負けた瞬間、その女を観客席にいるヤツらの餌食にする』
「なっ!? クッ!」
ボルケーノの話を気をとられ、クリスの魔法に気づくのが遅れた。氷の刃が四方から突き刺さる。
ルドは地面を転がり、クリスから逃げるように距離を取った。
「師匠は無詠唱魔法を使うから攻撃が読めない」
『迷っている場合ではないぞ。あの中に放り込んだら……どうなるだろうな』
「なにを!?」
ルドは姿が見えないボルケーノに向けて叫んだ。
観客席では人や動物、半獣、見たことがない生き物たちが埋め尽くし、怒号や咆哮を飛ばす。
ルドはクリスからの攻撃をひたすら避けながら観客席に目を向けた。
「あれは……なんなんだ?」
『先ほど説明したであろう? これは予行練習だと。あいつらは人間が神や悪魔と呼んでいる者たちの姿だ」
「あれが!?」
『外観だけだがな。中身は貴様の嫉妬や憤怒、色欲など負の感情だ。貴様が負けた瞬間、女は貴様の負の感情の中に放り込まれる。あの女を傷つけるのは、貴様自身だ』
「なっ!?」
思わず動きが止まる。そこに鋭い岩が飛んできた。
「しまっ!?」
腕をクロスしてガードするが、手足の服は岩の鋭い刃によって破れ、切れた皮膚から血が流れる。頭の中でボルケーノの笑い声が響く。
『さあ、どちらを選ぶ? どちらにせよ、貴様によって、あの女は傷つくがな』
「クソッ!」
ルドが右手に持っている剣を握りしめる。
「どうすれば、いいんだ……」
その問いに返事はなかった。
0
お気に入りに追加
351
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
秘密の令嬢は敵国の王太子に溶愛(とか)される【完結】
remo
恋愛
妹の振りをしたら、本当に女の子になっちゃった!? ハイスぺ過ぎる敵国王子の溺愛から逃げられない!
ライ・ハニームーン(性別男)は、双子の妹、レイ・ハニームーンを逃がすため、妹の振りをして青龍国に嫁ぐ。妹が逃げる時間を稼いだら正体を明かすつもりだったが、妹に盛られた薬で性別が変わってしまい、正体を明かせないまま青龍国の王太子であるウルフ・ブルーに溺愛される。隙を見てウルフのもとから逃げ出そうとするも、一途に自分を愛すウルフに知らず知らず惹かれていく。でも、本当はウルフをだましているという負い目があるライは、…
…なんか。ひたすらイチャイチャしてる、…
読んでいただき有難うございます!
2023.02.24【完結】
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
イケメン副社長のターゲットは私!?~彼と秘密のルームシェア~
美和優希
恋愛
木下紗和は、務めていた会社を解雇されてから、再就職先が見つからずにいる。
貯蓄も底をつく中、兄の社宅に転がり込んでいたものの、頼りにしていた兄が突然転勤になり住む場所も失ってしまう。
そんな時、大手お菓子メーカーの副社長に救いの手を差しのべられた。
紗和は、副社長の秘書として働けることになったのだ。
そして不安一杯の中、提供された新しい住まいはなんと、副社長の自宅で……!?
突然始まった秘密のルームシェア。
日頃は優しくて紳士的なのに、時々意地悪にからかってくる副社長に気づいたときには惹かれていて──。
初回公開・完結*2017.12.21(他サイト)
アルファポリスでの公開日*2020.02.16
*表紙画像は写真AC(かずなり777様)のフリー素材を使わせていただいてます。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる