安易に異世界を選んだ結果、食われました。

お気に入り登録数500突破記念

一体何が起きているんだ！？
天変地異か！？
と、お気に入りの数が増えるスピードに戦慄。

勝手に次は３００行ったら書こうかなぁなんて思ってたら行っちゃったよ！？どしたどした！？

気がついたら５００だよ！？

あばばばっ。

えーと、えーーと、何を書こうか……。

たまの話でも…？



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僕の名前はたま。

外見は猫だけど風の精霊だよ。

本当はヴィジスタにピシィっていう名前を付けてもらったんだけど、テンが僕のことをたま～！って可愛い声で呼んでくれた時からこの名前が気に入っちゃった。
後でヴィジスタにも【たま】って改名してもらったんだよ。

僕は風の精霊だから普通の人には見えない。
もちろん見えるようにも出来るし、精霊を見ることが出来る人なら常に僕の姿は見えているけど。
だけどテンと初めて会った時は見えないようにしていたから、テンに声を掛けられた時はまさか僕に話しかけてるとは思わなかったよ。
だってテンは普通の人の部類に入ると思ったから。

あの時はキラキラした気配に誘われてフラフラーと庭に入り込み、気配を探るとふわふわと蝶々みたいに動いていたから動物かな？と思って身を潜めてた。
こっそり覗こうと思ってたら目の前に子供の顔があって驚いたよ。

驚きに固まっている間に、子供は可愛い顔と声で「猫ちゃん」と僕を見ながらの呼びかけてきた。
もしかして僕のこと見えてるの？

僕が固まっていると今度は「たま～」って。

たま？たまって何？もしかして僕に話しかけてるの？
まさか「たま」って名前？僕に名前を付けて呼んでくれてるの？

【たま】って極めて美しいもの。大切なもの。っていう意味があるんだ。

すごい！すごく素敵な名前だ！
しかもこの子僕が探していたキラキラだ！
嬉しくて無意識にコロンと転がってお腹を見せてた。
そうしたら子供もすごく喜んでくれてたくさん撫でてくれたんだ。

この子はまだまだ小さいから僕がこの子を守るんだ！って決意したんだけど、僕はヴィジスタがご主人様だからどうしようって…。

でも僕を探しに来たヴィジスタはテンに一目惚れしていた。僕とも友達のディオーレンですらテンに釘付けだったし。
何だか皆して固まっていたから僕が発破かけないと、と思って『何を惚けているんだ！早くこの子につばをつけろ！』って言っちゃった。

だって結婚すればテンとヴィジスタがずっと一緒にいられるしね！

結果的にヴィジスタとディオーレンがテンと結婚することになったけど、これでずっと一緒にいられるから良かった良かった。

え？まだ婚約者だって？

あの２人がテンを逃すはずないでしょ。

早く３人で暮らせないかなぁー。そしたら毎日テンと遊べるのになぁ。


「たま～」

あっテンだ！

テン～！あーそーぼー！





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たま→なんとなく珠みたいな意味。本来の珠の意味は少し違うけど、この世界の【たま】の意味はこういう意味だった的なものです。

テンのキラキラは魂の色が他と異なっていたので、たまにはキラキラに見えたという感じです。