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本編
1 美少年×2
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唐突だが幼なじみ2人のスキンシップがおかしい。
今おれは熱いベーゼ……を幼なじみと交わしている。
「ん、んぅ…」
ちゅくちゅくと舌を絡ませ、きゅっと強めに吸われ、口内を舐られると甘えた声がどうしても漏れてしまう。それに気を良くした目の前の美少年は更に激しく舌を絡ませ始め、こちらは息も絶え絶えに………って死ぬ!
「~~~~~~ぷはっ!!死ぬ!!」
「ん、なんだよ、鼻で呼吸しろって言ってんじゃん」
「ふふっまだ慣れない?」
ぜえぜえ肩で息をしているおれに追い打ちをかける美少年×2を睨み付けるも、涙目になっているせいで威力は半減だ。
「ほら、次は僕だよ」
鬼か。こんなに苦しそうにしているおれに尚も熱いベーゼをするとか。あ、はい。問答無用ですね。
「んんっ!」
さて、熱いベーゼ(笑)を受けている状態で今の状況を説明しよう。
おれの名前はテン・ポルタ。5歳の美幼児だ。多分。黒髪に黒い瞳と前世と色変わんねーじゃん!と思ったんだけど、この色はあんまりいないみたい。忌避されている色とかじゃないけどね。
今のところ顔はかわいい系だと思う。両親も美形だったから今後に期待したい。
次に今おれとディープなちっすをしている丁寧な言葉で話す美少年はヴィジスタ・アレンダール。7歳ですでに150センチもある美少年。でかくね?
白皙の肌と銀髪にアイスブルーの瞳がエルフ感すごい。アホな感想しか出なくてごめん。
そしてさっきまで熱い接吻(笑)を交わしていたのがワイルド系の赤髪で翡翠色の瞳のイケメンだ。ヴィジスタと同じでこちらも7歳で身長が150センチを超えている。名前はディオーレン・オルタリア。
そもそもなぜこの2人にディープなちっすをされているのかと言うと、この世界が原因だとおれは思う。
あの白い空間で選択を迫られた時、おれは異世界を希望した。天国は人助けという労働をし、地獄では折檻の手伝いという労働をしなくてはいけないと言われたからだ。
なんで死んでまで労働しなきゃいけないんだ…!と安易に思ってしまったおれは異世界にしてみたんだけど…。
あの金髪になんの説明もされないまま、「じゃあ異世界ですねー。ではあちらにお進みください」と言われ水色の扉を開けたら気付けばこの世界に生まれていた。
記憶が戻ったのは3歳くらいだったかな?
目の前で両親がデロデロのベロベロのちっすをしているのを見て、衝撃を受けた。
それが男同士のディープなちっすだったから。
そう、この世界は男の割合が多すぎて同性同士の結婚が当たり前だったんだ……。
しかも平気で人前でべろちゅーするし。
もちろん誰彼構わずではないよ?ちゃんと恋人同士だからね?
まあ、だからおれの今の状態は恋人同士の熱いベーゼなんだけど…。それでもこの年齢でするの早くない?世間一般が分からない!
しかも5歳にしてすでに結婚相手が決まってました(笑)
そうですよ、この2人ですよ。
……驚きだよね。
今おれは熱いベーゼ……を幼なじみと交わしている。
「ん、んぅ…」
ちゅくちゅくと舌を絡ませ、きゅっと強めに吸われ、口内を舐られると甘えた声がどうしても漏れてしまう。それに気を良くした目の前の美少年は更に激しく舌を絡ませ始め、こちらは息も絶え絶えに………って死ぬ!
「~~~~~~ぷはっ!!死ぬ!!」
「ん、なんだよ、鼻で呼吸しろって言ってんじゃん」
「ふふっまだ慣れない?」
ぜえぜえ肩で息をしているおれに追い打ちをかける美少年×2を睨み付けるも、涙目になっているせいで威力は半減だ。
「ほら、次は僕だよ」
鬼か。こんなに苦しそうにしているおれに尚も熱いベーゼをするとか。あ、はい。問答無用ですね。
「んんっ!」
さて、熱いベーゼ(笑)を受けている状態で今の状況を説明しよう。
おれの名前はテン・ポルタ。5歳の美幼児だ。多分。黒髪に黒い瞳と前世と色変わんねーじゃん!と思ったんだけど、この色はあんまりいないみたい。忌避されている色とかじゃないけどね。
今のところ顔はかわいい系だと思う。両親も美形だったから今後に期待したい。
次に今おれとディープなちっすをしている丁寧な言葉で話す美少年はヴィジスタ・アレンダール。7歳ですでに150センチもある美少年。でかくね?
白皙の肌と銀髪にアイスブルーの瞳がエルフ感すごい。アホな感想しか出なくてごめん。
そしてさっきまで熱い接吻(笑)を交わしていたのがワイルド系の赤髪で翡翠色の瞳のイケメンだ。ヴィジスタと同じでこちらも7歳で身長が150センチを超えている。名前はディオーレン・オルタリア。
そもそもなぜこの2人にディープなちっすをされているのかと言うと、この世界が原因だとおれは思う。
あの白い空間で選択を迫られた時、おれは異世界を希望した。天国は人助けという労働をし、地獄では折檻の手伝いという労働をしなくてはいけないと言われたからだ。
なんで死んでまで労働しなきゃいけないんだ…!と安易に思ってしまったおれは異世界にしてみたんだけど…。
あの金髪になんの説明もされないまま、「じゃあ異世界ですねー。ではあちらにお進みください」と言われ水色の扉を開けたら気付けばこの世界に生まれていた。
記憶が戻ったのは3歳くらいだったかな?
目の前で両親がデロデロのベロベロのちっすをしているのを見て、衝撃を受けた。
それが男同士のディープなちっすだったから。
そう、この世界は男の割合が多すぎて同性同士の結婚が当たり前だったんだ……。
しかも平気で人前でべろちゅーするし。
もちろん誰彼構わずではないよ?ちゃんと恋人同士だからね?
まあ、だからおれの今の状態は恋人同士の熱いベーゼなんだけど…。それでもこの年齢でするの早くない?世間一般が分からない!
しかも5歳にしてすでに結婚相手が決まってました(笑)
そうですよ、この2人ですよ。
……驚きだよね。
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