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再びのシュートリア

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   ーシュートリア王国ー

シュートリアの王妃 メリッサは 今にも壊れそうな神殿にいた。


 シュートリアが 神殿の柱を触ると ガタンと音を立てて、地下の通路が現れた

 ドレスの裾を手にもち、ゆっくりと階段を降りる
 しばらく降りると 何もない白い広場に出た


 広場の中央に 白い衣をまとった男が立っていた
 男の前にいって メリッサは頭をさげる

「セシア様…」

 セシアと呼ばれた男はフードを目深にかぶっている為 その様相はみえない

「メリッサ 早急の要件とは」
「申し訳ございません…あの子を…リリーラを逃しまてしまいました!」

「なに!」
 セシアはメリッサに詰め寄る


「ガイアスが逃してしまいした
 今国中をさがしていますが…見つかりません… 
 セシア様 リリーラの魔力を追う事はできませんか…?」
 セシアは しゃがみ込み 右手で地面に触れる
 何かを探るような仕草をしばらくすると ゆっくり立ち上がった


「微かだが 魔力は感じる
 どこかは分からないが…生きてはいる」

 メリッサはリリーラが生きていると聞いて 少し安心した
 
「リリーラはブレスレットはつけていたのか?」
 
「はい」とメリッサは頷く
「ブレスレットを探知してみたが 見当たらない…消されたようだ
 リリーラの存在価値を知っているものに隠されている可能性もある
 今まで私たちがしていたように…
 あの方が目覚めるには もう少し時間ある
 それまでに何とかリリーラを探し出せ」


 メリッサに命じ、セシアは黒い光につつまれ姿を消した
 
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今日も一日よろしくお願いします~
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