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第1話 一人の<永遠>の存在
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とある高次元の場所に
一人の<永遠>がいた。
本来は一柱と表現すべきほどに
優れた存在であったが、
<永遠>自身もそれを望まないし、
真に優れているがゆえに
巡り巡ってそう呼ぶべきでないため、
一人とする。
だが、その存在は人ではない。
性別も彼でも彼女でもなかった。
<永遠>はただ一人
誰とも交わらず
悠久にそこに在ることを望んだ。
なぜなら永遠だからだ。
何も変えず変わらず。
ただ、そこに。
<永遠>の基本の動きは思考のみ。
ただただ永遠に延々と考え続け、
この世界に対するより高次元な答えを出そうとする。
人にこの世界の答えを出すことはできないが、
高次元な場所に存在する高次元な存在である<永遠>ならば、
とある小説に登場する「42」などという
物語的にトンチの利いた答えではなく
本当の、もしかしたら物語的に盛り上がらないかもしれない現実的な
この世界の答えを出せるかもしれない。
そして<永遠>は永遠に思考を続ける。
一人の<永遠>がいた。
本来は一柱と表現すべきほどに
優れた存在であったが、
<永遠>自身もそれを望まないし、
真に優れているがゆえに
巡り巡ってそう呼ぶべきでないため、
一人とする。
だが、その存在は人ではない。
性別も彼でも彼女でもなかった。
<永遠>はただ一人
誰とも交わらず
悠久にそこに在ることを望んだ。
なぜなら永遠だからだ。
何も変えず変わらず。
ただ、そこに。
<永遠>の基本の動きは思考のみ。
ただただ永遠に延々と考え続け、
この世界に対するより高次元な答えを出そうとする。
人にこの世界の答えを出すことはできないが、
高次元な場所に存在する高次元な存在である<永遠>ならば、
とある小説に登場する「42」などという
物語的にトンチの利いた答えではなく
本当の、もしかしたら物語的に盛り上がらないかもしれない現実的な
この世界の答えを出せるかもしれない。
そして<永遠>は永遠に思考を続ける。
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