上 下
140 / 172
2章 愛される嫁

35、今度は俺の番だ!※

しおりを挟む


「ルーク、好きだ。愛している。アイツらより、ずっとずっと俺の方が・・・」
そう言いながら、ルークの唇に啄むようなキスを繰り返す。俺の腕の中で恥ずかしそうに頬を染める姿に、キュンキュンしながらも理性を総動員してキスを贈った。

頑張ったルークを、労りながらの甘々セックスをするんだ!

これからのことを考えると、さらに興奮してしまう。
下半身が昂るとともに、舌で唇をチロチロ舐めて開けるように催促すると、薄く開いてくれ、迎え入れてくれる。愛するルークとのキス。なんて甘美で美味しいのだろう。
夢中になっていたから、俺は気が付かなかった。ルークの舌がいつの間にか、俺の口腔内に入ってきたことも、押し倒していたはずなのに、押し倒されていることも・・・。

それに気がついたのは、唇が離れて糸が切れた時だった。

ギラついた瞳をしたルークが、俺を見下ろしている?さっきまで蕩けたアメジストのように美しく輝いていた瞳は、熱が籠った情欲を孕んだ瞳になっていた。その瞳に魅入ってしまった俺は、ニヤリと笑ったルークをみて今更ながらヤバいと逃走を図ったが、既にマウントを取られており失敗を悟る。

「ま、待って、ねぇ、待ってってば!ルーク、ちょっ、ねぇ、んあっ、あ、あんっ、ルーク、やめっ・・・っ!」
俺の首筋に顔を埋めて、啄むように皮膚を吸われる。チュッチュッと吸われ、バタバタと手足を暴れさせるが、ルークはビクともしない。

咎めるように、チリッと強く吸いつかれ、キスマークがつけられたのが分かった。満足そうに舌を這わせられると、ビクッと身体が震えてしまう。最近は、ルークを可愛がることばかりだったから、完全に油断した。
うううっ、めっちゃ嬉しそう・・・。尻尾があれば、左右に振り切ってそうなぐらい嬉々として俺の首筋を舐めている。

俺を押さえ込みながら、身体をずらすとセックスする気満々だったため、全裸だったのが悔やまれる。慎ましくピンク色の乳首が、乳輪ごとルークの口に含まれてしまった

「っんんんん!」

覚悟してたから、なんとか悲鳴をあげるのは、堪えられたけど胸から生じる快感は、結構くる。久しぶりなのに、俺の身体はルークから与えられる快感に悦んでしまう。ううっ、違うんだ。ルークが、触って来るから、こんなに感じるんだ。俺の身体は、エロくない!!

ちゅぱちゅぱ音を立てながら、吸われると、腰の奥にジンジンと熱がこもってしまう。

「リオン、そんなに雄っぱい気持ちいい?」
意地悪な顔をしてそんなことを言ってくるルークに、顔が熱くなる。
「き、気持ちよくなんかなってない!」
俺は、ルークの旦那なんだから、胸でなんて・・・!
「ふ~ん、そう。じゃ、もっと舐めても大丈夫だな♡」
「っ!た、ダメッ、ルークはお嫁さんなんだから、そんなとこ舐めちゃ、きゃあああ~~~~っ!」
ぢゅうっと強く吸われながら、軽く歯を立てられた途端、甲高い悲鳴が俺の口から出てしまう。

散々両方の雄っぱいを可愛がられた結果、ピンク色の乳首は色鮮やかになり、ぷっくりと腫れて大きくなっていた。

ルークの唾液でテラテラと光っており、自分ながらエロい乳首にさせられてしまって、泣くっ!

拘束が解かれても、脱力した身体は言うことを効かず、なされるがままだ。嬉しそうに俺の胸を大きな手で揉みあげられ、むにむにと遊ばれている。

ルークの豊満な雄っぱいとは違って、薄い胸筋というのに、何が楽しいのか下から掬ったり、中央に寄せたりして、嬉しそうだ。
うううっ、大きい手のひらで包まれる貧乳って、俺の趣味じゃないよぉ~~~~っ!

揉まれる度に、口からは甘い声が出てしまい、時々乳首を触れられると、大きな声が出てしまう。必死で手を動かして、口を押さえると俺の上でルークが笑う声が聞こえる。

手のひらに包まれながら、指でコリコリと捏ねられ、爪先で引っかかれると、腹の奥にジクジクとした熱を感じた。絶対覚えたくない熱なのに、どうしていいのか分からない・・・。
「あ・・・、ンンンッ♡、はぁはぁ、んひゃっ、あああ♡・・・るーくぅ、も、もう。下を触ってぇ♡」
射精したくてたまらない。ルークのお腹に俺の昂りを押し付けるけど、笑うだけで胸から手を離さない。

硬い腹筋にゴリゴリと擦ると、グッと身体を抑え込まれて、動けなくなってしまった。
「ひ、ひどぃい、酷い、ルーク意地悪だ!」
ルークの責め苦に俺の目から涙が流れてしまう。与えられる快楽に為す術もなく、ポロポロと泣いてしまった。

「か、かわっ/////////」
ルークは、目元を赤く染めながら自分の口を手で覆って何かを言ったけど、俺はいっぱいいっぱいで何を言ったのか聞こえなかった。このままでは、胸だけでイってしまう。それだけは、回避しなければ!

攻めのプライドを絶対に守る!

思考を巡らせろ!考えろ!お前は、ルークの旦那なんだ!

ピクッ

そのとき、俺の内股に大きくて熱い昂りが当たった。ドクドクと脈打ち、その存在感を示している。ルークのおちんちん・・・ゴクッ、すごい熱い・・・あぁ、早く舐めたいぃ、ルークの股間に頭をうめて、可愛いピンク色をしたおちんちんを舐め回したい!

気がそぞろになり、知らず知らずに全身の力を抜いてしまっていた・・・。その絶好のタイミングを逃すルークではなく、素早い動作で俺をあわれもない姿にしてしまった。

「なっ!!?」

気がついた時には既に遅く、太腿を持ち上げられ、ルークに向かって脚を大きく開脚していた!今更ながら足をばたつかせても、体勢を変えることは難しく、逆にルークを喜ばせてしまう結果になってしまった。

ううぅ、ルークの目の前で、ペニスをブルンブルンさせてしまったのだ。

いつもは、コレでルークを可愛がってというのに、今回ばかりは嬉しそうに見られてしまっている。太腿裏に手をかけられ顔の横に膝がつくと、完全なるまんぐり返しの出来上がり。

うううっ、なんで俺もこんなに身体柔らかいの?!

「リオン、すごいエロい格好だな。全て丸見えだぞ?」
揶揄るようにそういうルークに、羞恥心で全身を真っ赤にしてしまう。

「本当にこんなところもキレイなんだから・・・」
そう言って舐められたのは、アナルではなく陰嚢だった。
ペロペロと擽るように舐められ、
「あ、あん、んんっ・・・そ、そんなとこぉ、舐めないでぇ・・・」
毛が一切生えていないため、そこもツルツルだ。恥ずかしい・・・。かつてルークの陰嚢を口に含んだことがあるが、自分がその立場になるととてつもなく、恥ずかしいっ!

パクッ

「ひゃあああーーーーーーーんっ!!」
口腔内に取り込まれ、むにゅむにゅ形を変える陰嚢。柔らかな口の粘膜に包まれ、強い快感に襲われる。
自由になる手でルークの頭を押しやるけど、与えられる快感に力が入らないで、絹のような銀色の髪に指を差し込むだけで終わってしまった。

ガクガクと足が跳ねているけど、ルークは構うことも無く、陰嚢の次は会陰を舐められる。時々吸い付かれると、嬌声をあげてしまう。目の裏がチカチカするような快感に、頭が蕩けてしまうけど、お、俺はルークの旦那なんだぁ!

絶対に負けないっ!ギリッと唇を噛み締めて、ルークを睨みつけた。
「絶対ルークをあんあん言わせてあげるから!」
俺の宣言にへぇぇ♡と言うと、にんまりと笑った。ゾクッと背中に寒気を感じたのは、気のせいだよね!?!

ぺろりと下唇を舐めるその姿は、獲物を目にした獣のようで、冷や汗を垂らしてしまう。俺ってば、余計なことを言ったのかも・・・。口元にあるホクロまで舐め終わると、
「それは、楽しみだな。でも、その前にリオンが、あんあん言ってもらおうか♡」
そう言うと、見せつけるように舌を出し、顔を俺の股間に埋めた。

「・・・っ、ま、待って待って、ルークッダメだって!ルークは、俺のお嫁さんなんたから!ねぇ、聞いてる?!ねぇ、っひゃああああっ、あ、あああ、っんん、ぐっ、やぁあああ、やらぁぁあ!」
近づく顔にバタバタ足をばたつかせ、抵抗する。けれど、そんなことでルークの動きは止まらず、濡れた感触がギュッと引き締まったアナルに触った。

前回触られて時から、かなりの時が経過しているため、固く閉じられているというのに、唾液をまぶし、舌先でほじくりかえされると、甘い痺れたような感覚が、走ってしまう。

ググッと舌先を押し付けられ、入れてたまるかと力を込める。俺だって体力あるんだから、持久戦になっても攻略されないんだから!

鼻息が、アナルにかかると、なんとも言えない気分にされて泣きたくなってしまう。なんで、こんなことに・・・。今更後悔しても遅いけど、ルークは俺のお嫁さんなのぉ~~~~っ!

両手を俺の拘束に使っているから、大丈夫だけど、硬直状態だよ、これぇ。

パシャッ、パシャッ

え?

フラシュがたかれ、写真を取られている??

上をみると、キラが浮遊する床にのって今のこの姿を一眼レフにて撮っていた・・・。
「き、キラさん?何を撮っているのかな?」
気を反らせないように踏ん張りながら、問いかける。

「パッパとマッマの営みを撮ってる!特にパッパが攻められているの珍しいから、とっても楽しみ!」
「・・・。そ、そうか。でもな、パッパはこの状況を容認していないから、撮られるの嫌かなぁ。」
「大丈夫!パッパ、すっごく可愛く撮れてる!マッマの攻め方も、バッチリ!」

そ、そういう問題じゃないんだなぁ・・・。

「んあっ♡」
さっきまで舌先を押し込もうとしていたのに、ほじくるようにレロレロ回転してきだした!時折ねじ込むように力を込めてくるから、厄介なっ!

「る、ルーク、絶対に入れさせないから、は、早く諦めろっ!」
ググッと頭を退けようと腕を突っ張ると、抵抗せずに顔を離した。・・・や、やっと諦めたか?
「ぜってぇ、喘がせてやる!」
ひぇぇーーーんっ、なんでぇ、さっきよりやる気満々になってるよ!

抵抗されればされるほど、燃えるタイプーーーっ?!!
いゃあああーーーーー!!やめてぇーーーーーーっ!



《面白いことになったわね♡♡》

《・・・・・・。》


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

弟の可愛さに気づくまで

Sara
BL
弟に夜這いされて戸惑いながらも何だかんだ受け入れていくお兄ちゃん❤︎が描きたくて…

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...