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2章 愛される嫁
35、今度は俺の番だ!※
しおりを挟む「ルーク、好きだ。愛している。アイツらより、ずっとずっと俺の方が・・・」
そう言いながら、ルークの唇に啄むようなキスを繰り返す。俺の腕の中で恥ずかしそうに頬を染める姿に、キュンキュンしながらも理性を総動員してキスを贈った。
頑張ったルークを、労りながらの甘々セックスをするんだ!
これからのことを考えると、さらに興奮してしまう。
下半身が昂るとともに、舌で唇をチロチロ舐めて開けるように催促すると、薄く開いてくれ、迎え入れてくれる。愛するルークとのキス。なんて甘美で美味しいのだろう。
夢中になっていたから、俺は気が付かなかった。ルークの舌がいつの間にか、俺の口腔内に入ってきたことも、押し倒していたはずなのに、押し倒されていることも・・・。
それに気がついたのは、唇が離れて糸が切れた時だった。
ギラついた瞳をしたルークが、俺を見下ろしている?さっきまで蕩けたアメジストのように美しく輝いていた瞳は、熱が籠った情欲を孕んだ瞳になっていた。その瞳に魅入ってしまった俺は、ニヤリと笑ったルークをみて今更ながらヤバいと逃走を図ったが、既にマウントを取られており失敗を悟る。
「ま、待って、ねぇ、待ってってば!ルーク、ちょっ、ねぇ、んあっ、あ、あんっ、ルーク、やめっ・・・っ!」
俺の首筋に顔を埋めて、啄むように皮膚を吸われる。チュッチュッと吸われ、バタバタと手足を暴れさせるが、ルークはビクともしない。
咎めるように、チリッと強く吸いつかれ、キスマークがつけられたのが分かった。満足そうに舌を這わせられると、ビクッと身体が震えてしまう。最近は、ルークを可愛がることばかりだったから、完全に油断した。
うううっ、めっちゃ嬉しそう・・・。尻尾があれば、左右に振り切ってそうなぐらい嬉々として俺の首筋を舐めている。
俺を押さえ込みながら、身体をずらすとセックスする気満々だったため、全裸だったのが悔やまれる。慎ましくピンク色の乳首が、乳輪ごとルークの口に含まれてしまった
「っんんんん!」
覚悟してたから、なんとか悲鳴をあげるのは、堪えられたけど胸から生じる快感は、結構くる。久しぶりなのに、俺の身体はルークから与えられる快感に悦んでしまう。ううっ、違うんだ。ルークが、触って来るから、こんなに感じるんだ。俺の身体は、エロくない!!
ちゅぱちゅぱ音を立てながら、吸われると、腰の奥にジンジンと熱がこもってしまう。
「リオン、そんなに雄っぱい気持ちいい?」
意地悪な顔をしてそんなことを言ってくるルークに、顔が熱くなる。
「き、気持ちよくなんかなってない!」
俺は、ルークの旦那なんだから、胸でなんて・・・!
「ふ~ん、そう。じゃ、もっと舐めても大丈夫だな♡」
「っ!た、ダメッ、ルークはお嫁さんなんだから、そんなとこ舐めちゃ、きゃあああ~~~~っ!」
ぢゅうっと強く吸われながら、軽く歯を立てられた途端、甲高い悲鳴が俺の口から出てしまう。
散々両方の雄っぱいを可愛がられた結果、ピンク色の乳首は色鮮やかになり、ぷっくりと腫れて大きくなっていた。
ルークの唾液でテラテラと光っており、自分ながらエロい乳首にさせられてしまって、泣くっ!
拘束が解かれても、脱力した身体は言うことを効かず、なされるがままだ。嬉しそうに俺の胸を大きな手で揉みあげられ、むにむにと遊ばれている。
ルークの豊満な雄っぱいとは違って、薄い胸筋というのに、何が楽しいのか下から掬ったり、中央に寄せたりして、嬉しそうだ。
うううっ、大きい手のひらで包まれる貧乳って、俺の趣味じゃないよぉ~~~~っ!
揉まれる度に、口からは甘い声が出てしまい、時々乳首を触れられると、大きな声が出てしまう。必死で手を動かして、口を押さえると俺の上でルークが笑う声が聞こえる。
手のひらに包まれながら、指でコリコリと捏ねられ、爪先で引っかかれると、腹の奥にジクジクとした熱を感じた。絶対覚えたくない熱なのに、どうしていいのか分からない・・・。
「あ・・・、ンンンッ♡、はぁはぁ、んひゃっ、あああ♡・・・るーくぅ、も、もう。下を触ってぇ♡」
射精したくてたまらない。ルークのお腹に俺の昂りを押し付けるけど、笑うだけで胸から手を離さない。
硬い腹筋にゴリゴリと擦ると、グッと身体を抑え込まれて、動けなくなってしまった。
「ひ、ひどぃい、酷い、ルーク意地悪だ!」
ルークの責め苦に俺の目から涙が流れてしまう。与えられる快楽に為す術もなく、ポロポロと泣いてしまった。
「か、かわっ/////////」
ルークは、目元を赤く染めながら自分の口を手で覆って何かを言ったけど、俺はいっぱいいっぱいで何を言ったのか聞こえなかった。このままでは、胸だけでイってしまう。それだけは、回避しなければ!
攻めのプライドを絶対に守る!
思考を巡らせろ!考えろ!お前は、ルークの旦那なんだ!
ピクッ
そのとき、俺の内股に大きくて熱い昂りが当たった。ドクドクと脈打ち、その存在感を示している。ルークのおちんちん・・・ゴクッ、すごい熱い・・・あぁ、早く舐めたいぃ、ルークの股間に頭をうめて、可愛いピンク色をしたおちんちんを舐め回したい!
気がそぞろになり、知らず知らずに全身の力を抜いてしまっていた・・・。その絶好のタイミングを逃すルークではなく、素早い動作で俺をあわれもない姿にしてしまった。
「なっ!!?」
気がついた時には既に遅く、太腿を持ち上げられ、ルークに向かって脚を大きく開脚していた!今更ながら足をばたつかせても、体勢を変えることは難しく、逆にルークを喜ばせてしまう結果になってしまった。
ううぅ、ルークの目の前で、ペニスをブルンブルンさせてしまったのだ。
いつもは、コレでルークを可愛がってというのに、今回ばかりは嬉しそうに見られてしまっている。太腿裏に手をかけられ顔の横に膝がつくと、完全なるまんぐり返しの出来上がり。
うううっ、なんで俺もこんなに身体柔らかいの?!
「リオン、すごいエロい格好だな。全て丸見えだぞ?」
揶揄るようにそういうルークに、羞恥心で全身を真っ赤にしてしまう。
「本当にこんなところもキレイなんだから・・・」
そう言って舐められたのは、アナルではなく陰嚢だった。
ペロペロと擽るように舐められ、
「あ、あん、んんっ・・・そ、そんなとこぉ、舐めないでぇ・・・」
毛が一切生えていないため、そこもツルツルだ。恥ずかしい・・・。かつてルークの陰嚢を口に含んだことがあるが、自分がその立場になるととてつもなく、恥ずかしいっ!
パクッ
「ひゃあああーーーーーーーんっ!!」
口腔内に取り込まれ、むにゅむにゅ形を変える陰嚢。柔らかな口の粘膜に包まれ、強い快感に襲われる。
自由になる手でルークの頭を押しやるけど、与えられる快感に力が入らないで、絹のような銀色の髪に指を差し込むだけで終わってしまった。
ガクガクと足が跳ねているけど、ルークは構うことも無く、陰嚢の次は会陰を舐められる。時々吸い付かれると、嬌声をあげてしまう。目の裏がチカチカするような快感に、頭が蕩けてしまうけど、お、俺はルークの旦那なんだぁ!
絶対に負けないっ!ギリッと唇を噛み締めて、ルークを睨みつけた。
「絶対ルークをあんあん言わせてあげるから!」
俺の宣言にへぇぇ♡と言うと、にんまりと笑った。ゾクッと背中に寒気を感じたのは、気のせいだよね!?!
ぺろりと下唇を舐めるその姿は、獲物を目にした獣のようで、冷や汗を垂らしてしまう。俺ってば、余計なことを言ったのかも・・・。口元にあるホクロまで舐め終わると、
「それは、楽しみだな。でも、その前にリオンが、あんあん言ってもらおうか♡」
そう言うと、見せつけるように舌を出し、顔を俺の股間に埋めた。
「・・・っ、ま、待って待って、ルークッダメだって!ルークは、俺のお嫁さんなんたから!ねぇ、聞いてる?!ねぇ、っひゃああああっ、あ、あああ、っんん、ぐっ、やぁあああ、やらぁぁあ!」
近づく顔にバタバタ足をばたつかせ、抵抗する。けれど、そんなことでルークの動きは止まらず、濡れた感触がギュッと引き締まったアナルに触った。
前回触られて時から、かなりの時が経過しているため、固く閉じられているというのに、唾液をまぶし、舌先でほじくりかえされると、甘い痺れたような感覚が、走ってしまう。
ググッと舌先を押し付けられ、入れてたまるかと力を込める。俺だって体力あるんだから、持久戦になっても攻略されないんだから!
鼻息が、アナルにかかると、なんとも言えない気分にされて泣きたくなってしまう。なんで、こんなことに・・・。今更後悔しても遅いけど、ルークは俺のお嫁さんなのぉ~~~~っ!
両手を俺の拘束に使っているから、大丈夫だけど、硬直状態だよ、これぇ。
パシャッ、パシャッ
え?
フラシュがたかれ、写真を取られている??
上をみると、キラが浮遊する床にのって今のこの姿を一眼レフにて撮っていた・・・。
「き、キラさん?何を撮っているのかな?」
気を反らせないように踏ん張りながら、問いかける。
「パッパとマッマの営みを撮ってる!特にパッパが攻められているの珍しいから、とっても楽しみ!」
「・・・。そ、そうか。でもな、パッパはこの状況を容認していないから、撮られるの嫌かなぁ。」
「大丈夫!パッパ、すっごく可愛く撮れてる!マッマの攻め方も、バッチリ!」
そ、そういう問題じゃないんだなぁ・・・。
「んあっ♡」
さっきまで舌先を押し込もうとしていたのに、ほじくるようにレロレロ回転してきだした!時折ねじ込むように力を込めてくるから、厄介なっ!
「る、ルーク、絶対に入れさせないから、は、早く諦めろっ!」
ググッと頭を退けようと腕を突っ張ると、抵抗せずに顔を離した。・・・や、やっと諦めたか?
「ぜってぇ、喘がせてやる!」
ひぇぇーーーんっ、なんでぇ、さっきよりやる気満々になってるよ!
抵抗されればされるほど、燃えるタイプーーーっ?!!
いゃあああーーーーー!!やめてぇーーーーーーっ!
《面白いことになったわね♡♡》
《・・・・・・。》
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