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2章 愛される嫁
17、愛する人※
しおりを挟む◻️ルークサイド
あん、あん、あん、あ゙あ゙あ゙っ、ひゃあ゙あ゙あ゙♡
遠くで低い男の声がする。快楽に染まったいやらしい声。
甘く媚びるような男なのに女のような色を纏っている。その悲鳴を聴きながら、俺の身体が、揺れ動いていく♡
「ひぐうううううう!!」
突き上げられた途端、大きな悲鳴が俺の口からでて、目を見開く。注がれる精液を奥深くに感じながら、快感に頭を蕩けさせる。
ふわふわな柔らかな毛並みに包まれながら、俺はフェンの身体にうつ伏せになっていた。
ペロペロと顔を舐められて、注がれる熱い液体にギュウギュウとペニスを締め付ける。記憶にないが、何回も交わったのだろう腕や足に力が入らない・・・。
ずくんと疼いていた性欲が落ち着き、そのふわふわな胸元に抱きついて、再び固い瘤によって蓋をされる感覚に、甘い息を吐いた。
既にすっかり夜になり、昼間とは違ったオーロラが空を覆っている。こんなにも長くフェンと交わっていたとは驚きだ。リオンに貰っていたエリクサーを飲み、回復させた。
身じろぐ度に、胎内に注がれた精液が、たぷたぷと音が鳴り腹を摩ると、満足そうな声で《ごちそうさま♡》と聞こえた気がしたけど、周囲には誰もいない・・・
不思議に思いながらも瘤が抜けるまで、俺はフェンの身体に抱きつき、もふもふを堪能する。瘤が小さくなって、結合を外すと、フェンの精液が足を伝う。
精液が溢れ出すが、思ったより出てこなかった。不思議に思うことも無く、最近愛用しているプラグを取り出す。これはリオンの特別製でかなりの大きさ♡
こんな大きくて卑猥なものが、俺の尻の穴に入るなんて、うううっ、リオンの馬鹿!立ったまま、尻を突き出し後ろ手で宛てがり、挿入していく♡ふちがぐにゅうううと拡がって容易に入った♡
さっきまでフェンのペニスが入っていたのだから当たり前か・・・。
自分の身体がどんどんいやらしくなるのに対して、最初は戸惑っていた気持ちが小さくなり、もっと開発して欲しいと思ってしまう。プラグを締め付けながら、フェンのペニスを見ると、猛々しくまた勃起していた。
いっぱい注いでくれたようで、それを見ても、俺の疼くような熱も落ち着いている。ふふっ、ごめんな♡
久しぶりのイヌ科特有の瘤♡気持ちよかったァ♡がっちりと結合した心地良さは、ほかの雄やリオンでも味わえないから、愉しかった♡そんなことを思うと、身体の熱が、こもり始める。
疼きはじめた身体を動かして、簡単に体液を拭いてから、服を纏う。全身からフェンの匂いを纏わせて、リオンが待つ部屋に向かった。
早くリオンの顔をみたい・・・。嫁である俺が、また他の雄と交尾をした。その姿を早く見てもらいたかった♡
あの可愛い顔をどのように、歪めてくれるのか・・・!
その姿を想像するだけで、胸が高鳴る♡
駆け出したくなるが、さすがにプラグを挿入したままでは難しく、フェンに助けられながら、部屋に帰ることが出来た。
部屋に入ると、リオンが出迎えてくれて、すぐに俺たちの間に何があったのか察したようだった♡
俺とフェンを見ながら、いやらしく微笑む姿に、心が満たされていく・・・!
様々な感情をその琥珀色の瞳に宿しているのを見てから、抱きつき、尖った耳に囁くように、
「お風呂入ってくるから・・・な♡」
そう伝えた。
フェンを連れ立って脱衣所に向かうと、背中にビンビンと熱い視線を感じながら、俺は笑い声を堪える。とても気持ちがよかった♡
フェンの風呂の中で戯れながら、風呂から上がったあとのことを考えると、興奮が抑えきれない。
「愛しているぞ・・・、俺の旦那様♡」
そう小さく呟いた♡
◻️フェンサイド
久しぶりに会ったルークは、とても美しく輝いて見える。
子どもたちが一目散に駆け寄って戯れる愛おしい人に、ただただ心が奪われた。抱きしめられている彼らが羨ましい・・・。自分の子どもというのに嫉妬してしまう。
そんな俺に、
『フェン、久しぶりだな』
そう声が聞こえてきて、振り返るとメリーがいた。見事なたてがみを靡かせて、王者の貫禄があるその雄々しい姿に、目を細める。微かに香るルークの匂い・・・。
『メリー。そうか、メリーも・・・』
いや、こうなることは分かっていたはずだ。嫉妬心が芽生えるが、押さえ込み
『いや、すまない。』
謝る。俺が先にルークと交尾したことでメリーも思うところはあったはずだ。
『俺だけじゃない』
メリーがそう口にした内容に、疑問符が頭に浮かんだその時、
『フェンしゃーーん!』
タキの明るい声が聞こえた。その後ろから、ベアの声も。
視界に捉えると、嬉しそうに駆け寄ってくる2匹。風の流れる向きが変わり、香る匂いに悟る。メリー同様、タキからも香る濃厚なルークの香り・・・。
ベアは、まだらしいが、メリーとタキ。複雑な思いに駆られるが、俺がどうこう言える立場では無い・・・。
そこから、何故か初交尾の話になって、これまた何故か盛り上がった。赤裸々に語るタキとメリーに続き、俺まで吐かされたルークとの蜜月。
彼らのそれからの行為に、思わず唾を飲み込む。俺はあの時だけだったというのに、彼らはそれからもルークと交尾をしたという・・・。だから、こんなにルークの匂いを纏わせているのかと納得したと同時に羨ましかった・・・。
久しぶりのバーベキュー。主人が振る舞うその料理の数々は素晴らしい。嬉しそうに笑いかけるその姿にドキッとしながら、俺も肉を食べた。
恥ずかしくてなかなか近寄れない・・・。メリーからも、行けって言われるけど、彼らにしては少し離れている程度だが、俺からしたら、何年も会っていなかったのだ。
どう話しかけていいのか、分からない・・・。
ルークと出会う前までは、1人が当たり前だったというのに。同じ空間に愛おしい人が居るというのに、俺の口からは気の利いた言葉が出てこない!どうやって話しかければいいのか・・・
そんな俺にメリーやタキが、呆れているが、俺だってルークに・・・。そんな俺に焦れたようで、気がつけば、何故かルークと2人で湖畔にきていた。
戸惑う俺に、
「元気だったか?」
そう声を掛けてくれる。嬉しすぎて何と言ったのか覚えていない。でも、そんな俺に笑うと、背中を撫で始めた。ルークの暖かなその手が、俺の頭や背中を撫でてくれる。優しい・・・心地よいその感覚に心が満たされていく。
俺専用のブラシを取り出すと、嬉々としてブラッシングをしてくれる。大型犬の大きさになっている俺の身体を丁寧に梳いてくれて、知らず知らず着いた草などが取り除かれ、ふわふわな毛並みになっていく。
好きな人から抱きつかれ、そして視線を合わせると、お互いに顔を近づかせると、そっとキスをした。
♡♡♡♡
心から愛する人とのキスに心が暖かくなる。ルークと出会うまで1人だった俺が、愛する人と出会えるとは思ってもいなかった。しかも、同族ではなく、人間・・・。それに、他の人の番・・・。それでも、いい・・・。ルークが、リオンを愛していようと、今目の前にいる俺を求めてくれている。その事実だけで、俺は充分だ。
そんな想いを胸に、ルークと舌を絡めていく。
愛している。俺の唯一・・・。
口を離すと、プツンと糸が切れた。目の前には、瞳を潤ませて頬を染めるルーク。
恥ずかそうに微笑むその姿にキュンときてしまった。しかし、次の瞬間、スクッと立ち上がったルークは、身を翻して、
「お、お前らぁ~~~!!」
その先にいるのは、主人であるリオンやメリー、タキ、創造神や他の神獣までいた。俺たちの様子を覗いていたらしい。ルークが彼らにむかって攻撃を仕掛けると、慌てて逃げていった。俺の元に帰ってくるルークは、悪態をつきながらも、顔が赤い・・・。
戸惑う様子を少し滲ませながら、しゃかみこみ俺の目線に合わせると、再びキスをする。ただ触れ合うだけの口付け・・・。
ただ理性的なのはそこまでだった。唇を離すと、すぐさま押し倒した。すぐさま、唇を奪い、早急に舌を差し入れ、絡めていく。ルークの全てが欲しい・・・。決して俺のものにはならないというのに、やはり欲してしまう。
頭を抱き抱えられると、口付けを深くする。
ヨダレまみれになったルークから、ようやく口を離すと、はふぅと甘い息を吐いた。蕩けた瞳をしながら、見上げられると、トプッと精液が竿を伝っていく。舌を出すと、首筋や服から見える谷間に差し込み、舐めまわす。
早くルークの全身を舐めたい・・・
服を破る訳にもいかず、チロチロと舐めていくと、ルークが服を脱いでくれる。服を脱いでいくと、エロい下着に包まれた肉体が見えた。
ルークの鍛え上げられた肉体を彩るその繊細な下着は、主人の手作りだ。
恋敵ではあるが、ルークの魅力を最大限に引き出すのは、主人の右に出る者はいない。下着の下から、魅惑的な肉体が見えるそのいやらしい姿は、吠えたくなるほどそそられる。
俺に見せつけるように後ろに手を回すと、プチンと音をたててブラジャーが外れた。
鼻息が荒くなる俺に、ルークが微笑むと、履いている下着の紐を外す。はらりと布が落ちたが、足を上手く交差させて見せないようにしていて、思わずヨダレが垂れた。ハッハッハッと荒い息を吐く俺に、口角を引き上げて笑うと、ブラジャーを脱いだ。
完全に丸見えな雄っぱいに、頭に血が上る・・・
気がついたら、押し倒して、雄っぱいを舐めまわしていた。ブルンブルンと揺れ動き、甘い声をあげる愛おしい人。舌先でぼってりとした卑猥な色をした乳首をレロレロと舐め回すと、もっとという風に、押し付けてくる。
ルークの濃厚なフェロモンを吸い込み、クラクラしてしまう。そこからは、本当に幸せな時間を過ごした。
フェラというものや、ルークの卑猥な縦割れの秘孔・・・。そして挿入。
全てが俺の理性を蕩けさせ、多幸感に包まれた。それはルークも同じだったようで、足を絡めてきて求められるまま思う存分、交わり続ける。
湖畔に響くルークの悲鳴や喘ぎ声。打ち付ける音や水音・・・全てが夢のような時間。だが、ルークから与えられる温もりに、これが紛れもなく現実なんだと実感する。願わくば、この時間が永遠に続けばいい・・・そう切に願う。
・・・・・・・・・
昼間のオーロラが、夜のオーロラに変わって、しばらくしたころ。
お互いの匂いを纏わせた状態で、やっと落ち着く。
まだ一緒に居たかったが、そろそろ帰ろうというルークに、縋るような声が俺の口から出た。そんな俺に、チュッと唇を合わせると、ルークの胎内からペニスを引き抜くと、ドプゥと溢れる精液に、目を奪われる。
簡単に体液を拭ってから、服を着たルークと一緒に連れ立って部屋に向かうが、その足取りは遅い。なぜなら、ルークの体内に、卑猥な形をした玩具が入っているからだ。
俺の精液をこぼさないようにって、道具を自ら挿入する姿に、また勃起してしまった。ヨタヨタと歩くルークから、甘い息や声、そして全身から俺の匂いが漂ってくる。愛する人の奥深くまでマーキングをした俺の尻尾は、ずっと左右に動きっぱなしだ。
扉の前に来ると、嬉しそうな顔をしたルークが、早々と扉を開いた。躊躇うことも無いその堂々とした振る舞いに、心の準備が出来ていない俺は、ヒヤッとする。その開いた扉の先には、俺の主人がいた・・・。
その姿を見た途端、ビュンと股間を尻尾を隠す。主人の伴侶であるルークと愛し合ったことに後悔はないが、お仕置されてしまう!切断された痛みが、蘇ってきたが、主人は俺に対して、微笑んだ・・・。
お、怒らないのか?
ルークを見ると、嬉しそうに頬を染めて、主人を抱きしめている。心底愛おしそうにみるルークにズキンと心が痛む。やはり、ルークの唯一は、主人だけ・・・。
耳元で何か囁いたと思ったら、すぐに離れた。ルークは、俺を連れ立ってお風呂に向かう。その足取りは、胎内にプラグを入れているのを感じさせない軽やかなものだった。
シャワーを浴びながら、ルークが、鼻歌を歌いながら、俺の身体をアワアワにしていく。愛する人の匂いが消えるのは嫌だが、目の前に揺れる雄っぱいに釘付けになる。
ペロリと舐めると、小さく喘ぐも、俺を止めることは無かった。洗いやすいように中型犬の大きさになっていた俺は、チュウチュウと乳首に吸い付き、ミルクを堪能する。
ルークは、甘く喘ぎながらも、手を止めることなく俺を洗い続けた。洗い終わると、俺を見つめて、口付けを落としてくれる。
すぐさま大型犬の大きさになると、舌を絡めた。シャワーのお湯が振りそそぐなか、ルークが俺の身体をだきしめて、自分の勃起したペニスを擦り付けてくる。
秘孔から溢れさせる愛液とともに、俺の精液が溢れ出し、排水溝に流れていく。薄くなる俺の匂いに、切なくなり、鳴いた。
そんな俺にルークが、床にうつ伏せになるとその大きいお尻を突き上げる。さっきまで俺のものが入り込んでいたソコは、赤く腫れて中の粘膜がめくれていた。そのいやらしい光景に煽られた俺はすぐさまのしかかりかると、そそり立つペニスを突き入れ、腰を大きく動かす。
ザーザー降り注ぐお湯の音とドチュンドチュンと粘着質な音をたてながら、俺をギュウギュウに甘く締め付けてくるルーク。
愛おしい・・・この男が。欲しい・・・それなのに手が入らない。それならば、せめてこの時間だけでも。そう思いながら、ルークの奥深くを犯していく。
そして、注がれる大量の精液。完全に瘤で結合した安定感に、独占欲が湧いてくる。母乳や精液とは違う匂いが、鼻をくすぐりながら、俺はこのまま結合が離れなければいいのにと願った。
身体を震わせて、絶頂の余韻に浸っているルークの背中やうなじを舐めて、俺の匂いを擦り付ける。しかし、この後ルークの手によって、奥深くに注いだ精液や身体につけた俺の匂いは、綺麗に洗われてしまった。
物悲しくなった俺を見て、ふふふっといやらしく笑いながら、耳元でまた、しようなといやらしく言う。その時のルークの瞳はピンク色に輝いていた・・・。
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