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1章 淫らに開発される嫁

番外編7、得たものと失ったもの※※

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⚠️少しグロあり⚠️例のアレ♡


⬛︎フェンサイド

夥しい精液が、噴射されていく。リオンに見られているという興奮からか、何度も注いだというのに、量や勢いが衰えることはない。
とても、気持ちいい!ルークの腸壁は、搾り取ろうと畝りしごいてくるし、ぶち抜いた結腸口は、ギュッギュッと締め付けてくる。雄子宮にたっぷりと注ぎ、胎を満たす精液が、先端を撫でていく。

愛おしい・・・急速に亀頭球が、膨らみ、蓋をした。今日初めて交尾をしたが、こんなにも気持ちのいいものがこの世の中に存在したのだなと思う。

今まではリオンとルークのまぐあい・・・せっくすというのをみてきたが、実際に経験すると、その魅力に取り憑かれる。何回しても、またすぐに勃起して腰を動かしたくなってしまう・・・これが、ルークとのセックスなのだ♡


「いやぁあああ!!お願いっ、抜いてっ!フェン、離してぇぇ~~~!!」 
突然のその悲鳴に、ハッとルークをみる。俺の下でもがき、暴れ始めた。必死に抜け出そうといているが、亀頭球にひっぱられ、悲鳴をあげる。



「いやっ、うっ、ぬ、抜けない~っ、早く掻き出さないとっ!なんで、こんなことにぃっ、うううっ、やだっ、嫌だっ!孕みたくない・・・いやぁあああああ!!!」

その言葉に、ドキンと心臓が高鳴る。孕む・・・?
ルークが俺の子どもを?

そうなれば、どんなに嬉しいか。でも、淫魔法はリオンのスキルだ。それぐらい、俺にもわかっている。俺はルークを孕ますことは出来ない・・・。

そんな俺の前に大きなスクリーンが現れた。

映ったのは、雄子宮の断面図。俺の精液がたっぷりと満たし、押し拡げている。その光景に、思わず笑みがこぼれた。こんなに注いだのだから、孕んで欲しいと願う。

画面が変わると、今度は変な生き物がうじゃうじゃといた。先端が丸いワームなのか?何百といて、元気に動いている。なんで、こんな不思議な生き物が映るのか、謎だ。そう思っていると、

《ふふ。可愛いわね♡》
突然頭の中に、女の声が響いた!

だ、だれだ!?
声を出したつもりが、出ない!

金縛りにあったかのように、身動きが・・・!
《わんちゃん、驚かないで♡ちょっとあの生き物を教えてあげようと話しかけただけよ♡》

わ、わんちゃんだと?!誇り高きフェンリルを、犬呼ばわり、わなわなと怒りに心が震えるが、女の次の言葉に、怒りが霧散した。

《あの元気に動いているのはね、あなたの赤ちゃんの元よ♡》

・・・・・は?赤ちゃんのもと?

《そうよ。あれと、ルークの赤ちゃんの元になる卵と結ばれると、あたたの赤ちゃんがルークのお腹にできるの。つまり、妊娠するのよ~。嬉しいでしょう?》

ルークが、泣き叫びもがいている。

俺は女の言葉に、混乱して、何が何だか分からない・・・つまり、俺はルークを孕ませられるのか?!

「嫌だ嫌だ!やめてっ、やめろオオオオオ!!」

スクリーンに、卵が、3つ出現した。

それを見て、ルークが、悲鳴をあげる。

《あら、ついに来たわ♡あれがね、さっき言った卵よ。ルークの赤ちゃんのもと♡♡
ほら、見てご覧なさい♡♡あなたの赤ちゃんの元たちが、一斉に動き出したわ♡♡♡♡》

さっきまでその場で蠢いていたのに、卵に向かって一目散に駆け出している。3つの卵に何百もの生き物が。

そうして、我先に到達したものが、卵に食らいつく。

《ほら、卵の中に小さな卵があるでしょう?アレに、キスをすると赤ちゃんが出来るの♡
あなたは、パパになるのよ?嬉しい??》

卵に食らいつく生き物たち。ピチピチと必死に身体を動かし、中に入り込もうとしている。ゴクッと唾を飲み込む・・・。

そうして、遂に、1匹が、中に到達。

その瞬間、

「ん゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
突然、ルークの胎内が蠢き、ペニスをちぎるかのように締め付けてきた!

「ギャウウウウウウ!!」
堪えきれない悲鳴が漏れる!今まで生きてきて、一度も悲鳴をあげた事がない俺が!

だが、その締めつけも数秒で落ち着き、ヒクヒクと断続的に締め付けてくる。ビクンビクンと先端が跳ねて、衝撃を物語っていた。

《あはっ♡凄かったでしょう?

あの生き物、精子っていうのだけど、それとルークの卵子っていう卵が、合体すると、とてつもない快感が襲ってきて、ルーク絶頂するのぉ♡♡素敵でしょう??》

ルークをみると、ガクガクと痙攣し、ミルクや精液の匂いを纏っている。喘いでいるような悲鳴をあげて、俺を締め付けて・・・。可愛い♡

《ほら、2つ目きたわよ♡♡》
その言葉が頭に響いた途端、とてつもない力で、ペニスを絞られた!! 

「ひぐぅゔゔゔ~~~~~~~!!!」
「ぐぅぅう!!」

2回目も強烈な締め付けだが、1回目に比べて力を込めていたため、なんとか悲鳴を堪えることが出来た。

力が緩むと、ペニスをキュンキュン締め付けてくる!さっきとは違って甘く媚びるような肉襞♡濃厚なフェロモンが、誘ってきて、興奮してしまう♡♡

《うふふ~♡わんちゃんも、受精の虜ねぇ♡尻尾、元気いっぱい~♪ほら、最後の1個よぉ♡♡》
スクリーンをみると、ビチビチと精子?が、跳ねて、中に入っていく所だった。

「ーーーーーーーーーっ!!!」
「ぐぅうううぎぃい~~~!!」
3回目は、今までのより強く、本当にちぎれそう!踏ん張って耐える!
なんとか耐えきると、一気に脱力したように力が緩み、ハッハッハッと浅い呼吸を繰り返す。

ルークは、気絶したようで、俺の下からピクリとも動かない。
それを見ながら、スクリーンをみると、3個の卵が、ちゃんとある。つまり、俺の子どもは3匹ということか。
やった・・・やった!ルークが、孕んだ!俺たちの子どもを!

言葉に言い表せないぐらい歓喜にうち震える。腕の中で気絶するルークが、愛おしくてたまらない!その胎内に、俺の赤ちゃんがいるのだと思うと、余計に愛おしく思う!トプトプと精液を注ぎ込みながら、ルークを抱きしめる!

そんな俺たちに、リオンが近づいて、ルークに手を伸ばす・・・!

『それ以上、近づくな!!』

触るな!リオンを威嚇する!目を釣りあげ、牙を剥き、唸る!恩人でもあり、主でもあるリオンに対して、敵意を向けることの意味を俺は一切考えずに、ただ
腕の中のルークを奪われないようすることに必死だった。

そんな俺の渾身の威嚇を受けても、リオンは、焦ることなく口元緩ませ、

「へぇ・・・フェン、俺に喧嘩売ってるの?」

低い声でそう言う。

その声に、恐怖を感じるが、ルークは、俺のものだ!絶対奪われてなるものか!やっと愛する人を手に入れたんだ!

『ルークは、俺のつがいだ!俺が守る!』

そう叫ぶように言うと、見せつけるようにうなじを舐めた。

「ルークを孕ませたからって、ルークの血は一滴たりとも混じっていないのにねぇ・・・。
もう1回言おう。ルークから離れろ。」 

俺の行動に、ピクリと顔を顰め、そう言ってくる。

『断る!ルークは、俺の嫁になった!』

絶対に負けない!リオンが、俺の主だとか、ルークが、リオンの嫁とか、関係ない!ルークは、俺のものだ!!俺の子どもを孕んだ俺の番だ!

そう思い、睨みつけた瞬間、

バシュッ!

「キャイイイーーーーンンン!!!」

激しい痛みが俺を襲った!!!
後ろに倒れ込み、ベッドから落ちると、のたうち回る!!

痛い!痛い!痛い!痛い!いたい!!!!

血の匂いが充満している。
何が起こった?!痛みに思考が支配されるが、現状を理解しようとリオンを見上げた。

ルークを抱き抱え、片方の手に何か、持っている?
唸るような痛みに襲われるが、なんとか目を凝らす。

アレは、なんだ・・・?
なにかの棒?先端は大きく膨らみ、根元は瘤のような・・・そして血が流れている?

足の間のこの痛み、血まみれの棒・・・、ま、まさか・・・??!
お、俺の・・・ガクガクと身体が震えてくる。恐る恐る股間を触ると、な、なにもない?!お、俺の大切な!

「フェン、俺言ったよな?ルークを奪うものは、許さないって。それを忘れたの?」

淡々と言いながら、氷のような瞳をして、俺を見てくる。こ、怖い・・・痛みより、リオンが恐ろしい・・・。
ガクガクと体が震える。

「俺はね、別にルークと交尾したことや孕ませたことを怒っているんじゃないんだ。
前から言っているだろう?ルークを奪うものは容赦しないと・・・。それをわかっていながら、そういう態度を取った結果、自慢のペニスを失うことになったんだよ?わかる?」

押しつぶされそうなぐらいの圧を感じる・・・。目から壊れたように涙が溢れてきて、口からヨダレを垂れ流す。怖い、怖い、怖い・・・!俺は、このまま死ぬのか・・・?

「それにね、お前は、ルークを傷つけた。うなじを勝手に噛み、血を流させたね。ちゃんと、この行為をしっかりと検証させてもらおう。それまでは、お前のペニスは元通りには戻さない。まぁ、ポーションは使ってやるよ。優しい俺に感謝するんだな?」

俺のペニスが燃やされた・・・!それを震える俺にふりかける。い、いやだ、いやだ、死にたくない・・・。ダラダラと切断部から血を流しながら、死への恐怖でいっぱいになる。

パシャ

なにか、液体をかけられると、痛みがなくなった。あんなに痛みを訴えていた部位が・・・。

おそるおそる手を退けて、確認すると、やはりペニスはなく、切断された部分の肉が、盛り上がって塞がっている。痛みや出血は無くなったが、実際に確認すると、鳴き声が出てしまう。

お、俺のペニスぅぅぅう!無くなってしまった・・・オスの象徴!大切な生殖器!!これでは、もう血を残せない!そう、嘆き、悲しむ。

リオンから、ルークを奪おうとした末路を今まで見てきたというのに、我を忘れ、欲に走ってしまった!その代償がコレだ!

分かっていたのに!この男のルークに対する執着と狂気を!それなのに、手に入ると勘違いをした・・・。ただ、堪らなく欲しくなったんだ!

ガクガクと震えていると、水音が聞こえたと思ったら、ぬるま湯が俺にふりかけられる。
びっしょりと濡れ、ノロノロとリオンを見ると、こっちを見て、笑った!

ひっ!

毛が逆立ち、恐怖が襲う。
そんな俺の目の前に、スクリーンを展開される。

俺の精液でいっぱいにしたのに、今はぬるま湯で洗われて、精液は見当たらない・・・。

あ、赤ちゃんは・・・は?俺とルークの子ども!

そこからは、、必死で頼み込んだ。子どもたちを助けてくれと・・・。何度も何度も・・・。だが、リオンは、無情にも隅々まで洗った。

綺麗になったルークの胎内を見ながら、俺は嘆く。俺は弱い、弱いのに、リオンに喧嘩を売ってしまった。その結果が、コレだ・・・。

愛する人は手に入れることが出来ない上、せっかく宿した子どもまでも喪ってしまった!

床に広がる水を見ながら、この中にあの卵があるのだろうかと、必死に探す。

そんな俺の目の前に、小さなスクリーンが現れた。突然現れた画面に驚くが、すぐに目を見開く。

トクントクンと動く3つの卵・・・。

リオンをバッと見上げ、
『リオン、あ、あれは、一体??!』 
声が震える・・・。
さっき見た卵とまたなにか違うが。
そんな俺に、ひとつひとつ説明してくれる。精子、卵子、受精、受精卵・・・

頭の中に響いた女の言った精子と卵子。合体とは、受精するということ。そしてスクリーンに写る受精卵は、ルークの胎内で、育ち、胎児なり時が来たら、産まれる・・・。

それを聞いて、身体の緊張が一気に抜けた。

『リオン、本当にありがとう。子どもたちを生き残らせてくれて・・・。』
逆の立場なら俺は絶対に許さない。問答無用で殺していると思う。それなのに、リオンは、俺を殺さなかった。
しかも、俺の子どもたちも・・・。

それだけでなく、今まで通りそばにいていいと言ってくれた!感謝しかない!完膚なきまでにコテンパンにされたが、ルークの傍にいさせてもらえて、本当に良かった!


⚫️後日

後日、リオン立会のもと、ルークに謝罪する場を設けてもらった。威圧しないように身体を小さくして、必死に謝る。リオンがそばにいていいと許可しても、ルークが認めなかったらそばにいられない!

そう思うと、ガクガクと身体が震える。ルークを見ることができない!どんな顔をして俺をみているのか知るのが怖い。永遠とも言える時間が流れたころ、ポンと頭に手が置かれた。

その手は大きく、優しく、あたまをなでてくれる。

涙が溢れてきたが、グッと堪えた。ルークにこれで許されたとは思わない。俺の一生をかけて、償っていくつもりだ。

そう決意している俺に、ルークが近づいた・・・。ふわっとルークの香りがして、心が震える。

そんな俺の耳元に顔を近づけると、小さく囁かれた。囁かれた瞬間、息がふわっと吹きかけられ、ビクッと耳が震え、尻尾がピンと立ち上がる。

ドキドキドキドキ・・・心臓が激しく打ち鳴らす。

ルークが言った言葉が頭から離れない。もうすでにルークは俺から離れ、リオンと抱き合っている。すっぽりとその腕にリオンを抱きしめながら、俺をチラリと見て、意味ありげに微笑む。

ドキンッ!心臓が大きく音が鳴った♡

それを見ながら、ルークはやっぱりリオンの嫁なのだなと思う。そして、同時にこれからも俺は、リオンとルークに振り回されるのだと思った。変態なリオンと、小悪魔なルーク・・・。






『今度は、優しくな♡』




※リオンは、耳がいいので、ちゃんと聞こえています♡
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