大切な人の記憶

がちこ

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2章 西宮亜香里

友達

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ジリリリリリリリリリリ・・・

今日は目覚めがいい

そうか、西宮が学校に来るんだ
あいつには聞きたいことがいっぱいあるからな


いつもより早めに学校に着いたので勉強でもしようとしたその時

「りゅーきーー    おっはー」と声がしてどつかれた

「おはよー、てか早いな」

「いやー     俺真面目だからねー
   このぐらいの時間に来て勉強しているのさー」

「本当は?」

「課題をやるのを忘れたので早く来てやろーと...」

「そんなことだろーと思ったよ
   それと今日西宮亜香里が学校来るよ」
翔太には丘で西宮に会ったことは言っていない

「あぁ  龍騎が言ってた学校に来てない子か   
   でもなんであの時探していたんだ?」

なんか教えるのがめんどいな

「えーと、まえに会ったことがあるからなーと思って」

なんか雑ないいわけになってしまった

「あね」

理解してくれた


その後俺らが勉強していたらHR開始のチャイムがなった

ん?   来ないな

HRが終わりそう思いながらトイレに行こうとするとキョロキョロと教室を転々としている見たことがある子がいた

「何やってるんだ?」

「わぁ!  ビックリした   
   ん?   あ、 やっと見つけた  龍騎くん、私のクラスはどこ?」

「マジか、自分のクラス忘れたのか?」

「だって学校来るの初めてなんだもん」

初めてって、まぁ確かに学校て西宮を見るのは俺も初めてだからな

「お前は俺と同じクラスで1年3組だ」

「同じクラス?  やったーーーーー」

そこまで嬉しいのか?
そういえば聞きたいことがあったんだ

「西宮、なんで俺の事を知っているんだ?
   小学生の頃とかで一緒だったとか?
   でもそしたら俺は覚えてないんだよ」

そぉ    俺は小学生ぐらいの記憶が無い
           理由は分からないが思い出そうとしても
           全く記憶が無い

「会った時も言った通り私は龍騎くんとずっと昔に会って       
   いる
   まぁ龍騎くんが私の事を思い出すのは龍騎くん次第ね」

俺次第って
意味がわからん

「りゅーきーー   やっと課題が終わったーーー
   てかその子誰?
   例の西宮ってひと?」

めんどいのが来た
どう説明しよう       と思っていると

「こんにちは、龍騎くんの友達の西宮亜香里です」

なんか自分で自己紹介をしてくれた

「こんにちはー、龍騎と同じクラスの翔太でーす
   よろしくー」

こいつはなんかチャラいな
すると

「あらー、翔太お久ー
   その子は?」

雫まで来てしまったか、

「こんにちは 、龍騎くんの友達の西宮亜香里です」

「こんにちは、花野雫です  クラスは1年5組よ  よろしく」

「あれー   龍騎いつの間にこんな可愛いこと友達になっていたのー?」

「俺の知らない間にガールフレンドを作るとは、
   龍騎 お前もなかなかやるな」

そうこう話している間に加藤先生が来た

「西宮さん   職員室に来てもらってもいいですか?」

「あ、はい   分かりました
   じゃあ行ってくる」



行ってしまった
聞きたいことはあるが、
まぁまずは学校に西宮が慣れてからでいいだろう
そう思い授業開始のチャイムと一緒に俺らは教室へもどった

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