77 / 146
幸せな思い出、そして
第72話 撮る覚悟、撮られる覚悟
しおりを挟む
クリスマス当日にもなれば、もうすっかり不安なんて忘れて、私は期待一色になってソワソワと過ごした。
放課後になると、誰よりも早く支度を済ませて九十九くんに話しかける。
「九十九くん、いこ」
「少し待て」
「いこ」
帰り支度をする九十九くんをゆさゆさと揺らして急かす私を、進藤くんは教室の入口側で呆れた顔をして見ている。
今日はこのまま三人で校門に向かい、そこで先輩と合流して、庭園へと向かうのだ。
「おっ、きたね」
男子二人を引きずるようにして校門へと向かうと、先輩は既に待ってくれていた。私達を迎える先輩に、まずは九十九くんを紹介しなければ。
「先輩、こちら、九十九くんです。九十九くん、こちら、冬紗先輩」
「はじめまして。噂は聞いてるよ」
「……どうも」
先輩が、じっと九十九くんを見つめる。彼も見つめ返す。そのまま、数秒。
「冬紗先輩?」
どうしたのだろう、と進藤くんは声をかけるが、私にはなんとなく分かる。今、二人は交信中なのだ。私もときどきすることだ。言語外のことを視線でやり取りする。傍からだと、何を交わし合っているのかまではわからないけれど。
少しして、先輩がふふふ、と笑い出す。
「聞いていた通り、面白い子なんだね」
「……買いかぶりです」
「ふふ。よろしくね、ハジメ君」
彼がそれに会釈で返したのを見て、とりあえず移動しましょうと、進藤くんのリードで動き出す。
なんだったの? と九十九くんに聞いている進藤くんの後ろを歩きながら、私も先輩に聞く。
「どうでしたか?」
「ふふふ。期待以上かも」
「期待、ですか?」
「うん。彼にはちょっと、期待しているんだ」
それは、九十九くんが言っていた、先輩が探しているもののことだろうか。カメラをやめる理由。あるいは、やめなくていい理由。彼なら見つけてくれると、そういう意味だろうか。
「冬紗先輩」
それも気になる。そして、もう一つ。
「どうして、ハジメって呼ぶんですか?」
それがあだ名だと知ってから、九十九君と呼んでいたはずだ。
私がそう聞くと、先輩は慈しむような目で答えた。その視線は、九十九くんではなく、私に向いていた。
「だって、一透ちゃんがあんまり特別そうに呼ぶんだもの。私も同じように呼ぶのはなんだか野暮だなって、そう思っちゃった」
「そうですか?」
「うん。自覚ない?」
表に現れている自覚はない。だけど。
「はい。でも、そう見えていたなら、嬉しいです」
彼の名前を呼ぶたびに、かつての決意が胸にまた湧いてくる。
私が彼の、足りない一になる。
名前を呼ぶ。何でもない、ありきたりのことだけど。私にとっては、彼の名前を呼ぶのは確かに少しだけ特別なことで。
それがちゃんと形になっているのなら私は嬉しい。
「ふふ。いいね。羨ましいなあ」
「先輩も、呼んでもらえてるじゃないですか。進藤くんに」
あっ。と、言ってから気がついた。先輩があまりにも自然に言うものだから、思わず口が滑った。
伝わってしまっただろうか、と様子を見ると、心から、本当に、心から困っているように言った。
「うん。そうだね」
その心の背景が分からなくて、私は何も言えなくなってしまった。
---
庭園に着いた。今は、私が進藤くんと並んで前を歩いていて、後ろから先輩と九十九くんの会話が聞こえてくる。
「ハジメ君は、前にも一透ちゃんと別のとこに行ったことあるんだよね。その時はどういう風にエスコートしたの?」
「特に何も」
「本当? カッコよくリードしてくれたって聞いてるけどなあ」
「放っといたら勝手にあちこちに興味持って歩き回るんで、ついていくだけでしたよ」
そんな風に思われていたのか。確かに、舞い上がった私が、あれは何、こっち行こう、なんて彼を振り回していたような気はするけれど。
「お父さんと娘じゃないんだから。デートならちゃんとリードしてあげないとダメじゃない?」
「形式より、本人が楽しめる方が大事じゃないんですか」
「おお、良いこと言うね。じゃあさ」
先輩が、九十九くんの上着の袖を控えめに摘む。
「相手が私なら、どんな風にしてくれるの?」
「さあ。先輩のことは、まだよくわからないので」
先程から、先輩は九十九くんに対してなんだか距離が近い。女の私でも先輩にはどぎまぎしてしまう事があるのに、九十九くんはよくあそこまで動じずにいられるものだ。
ただ、九十九くんが動じていなくても、やはり進藤くんは気にしてしまうようだ。
まあ、半分くらい先輩にぐいぐい来られて困っている九十九くんを面白がる気持ちもあるようなので、余裕はありそうだけれど。助け舟くらいは出しても許されるだろう。
「九十九くん。私たちは写真も撮って回るけど、どうせなら九十九くんも撮らない?」
「おっ、いいね。教えさせるよ? ウチの弟子に」
しまった、そうなるか。私が教えれば、進藤くんは先輩といられるかと思ったのだけれど。
「さらっと僕を巻き込まないでくださいよ」
「私が教えたこと、ちゃんと身についてるか確かめてあげるから、やってみなさい」
「俺の意思は」
次々に話が進んでいくので堪らずといった様子で抗議を飛ばしてくる九十九くん。
「いいから、ほら」
私は彼の側に寄って、園の中心にある大きな池を指差す。撮ってみよ、と言いながら彼を見上げると、彼はスマホを取り出して、私に向かって、シャッターを切った。
何か文句でも? とでも言いたげな顔だ。
「九十九くん」
そのケンカ、買おうじゃないか。
「人を撮るってことは、撮られてもいいってことだよね」
スマホを取り出す。使うのは進藤くんや先輩が設定してくれたものではなく、連写モード。
彼が逃げる。私が追いかける。
何分かの間、冬紗先輩と進藤くんの笑い声を浴びながら、私と九十九くんは追いかけっこを楽しんだ。
「ふふ、ふふふふふ」
「笑いすぎですよ」
「だって、ふふ、本当に仲良しなんだね」
「はい」
先輩にはしっかり返事をしつつも、ようやく諦めて抵抗をやめた九十九くんの横顔を連写し続ける。走っていた間に撮ったのはブレが酷いだろうから丁度いい。
「いい加減カシャカシャうるさい」
手でスマホのカメラ部分を押さえられ、えー、と抗議してみるが、進藤くんからもストップがかかった。
「その辺にしといてあげてよ。あと、撮った写真あとで僕にも送って」
「うん。わかった」
「やめろ」
九十九くんの制止は聞き入れず、皆でお茶屋さんへ向かう。理由は前と同じで、放課後で閉まるまで時間がないからというのが主だけど、走って疲れた私達が休むためでもある。
向かう途中、九十九くんが話しかけてきた。
「おい」
「消さないからね」
まださっきの写真を消すように抗議されると思っていたので先手を打ったのだが、違っていたようで、彼のスマホを渡される。
「あんまり気にし過ぎるな」
画面には、さっき撮ったであろう、屈託のない顔で彼を見上げる私の写真。
「そういう顔しとけ。楽しみに来たんだろ」
進藤くんのこと。冬紗先輩のこと。気にしてしまっているのを心配して言ってくれているのだろう。
そして、それに甘えてしまえば。きっと彼は、私に楽しいものだけを見せて、大変なことは、見えないところで一人で片付けようとするのだ。
「九十九くんもね。ほら」
だから、私はもう一度、自分のスマホを取り出して彼に向ける。今度は連写モードじゃなく、私専用の設定で。
「笑って」
ずるいなって言いながら君の優しさに甘えるだけの私でいるのは、もうやめた。あの時、誓ったから。
困ったように、でも、そう言ってもらえるのが嬉しい気持ちを誤魔化せないみたいに、やんわり苦笑する君の写真を撮る。
冬紗先輩が、私の知らない私を撮ってくれたみたいに。私も、君の知らない、私だけが知っている君を映し出したいから。
いつか、心から笑う君を撮ろうと、自分で立てた決意に、目標を一つ追加した。
放課後になると、誰よりも早く支度を済ませて九十九くんに話しかける。
「九十九くん、いこ」
「少し待て」
「いこ」
帰り支度をする九十九くんをゆさゆさと揺らして急かす私を、進藤くんは教室の入口側で呆れた顔をして見ている。
今日はこのまま三人で校門に向かい、そこで先輩と合流して、庭園へと向かうのだ。
「おっ、きたね」
男子二人を引きずるようにして校門へと向かうと、先輩は既に待ってくれていた。私達を迎える先輩に、まずは九十九くんを紹介しなければ。
「先輩、こちら、九十九くんです。九十九くん、こちら、冬紗先輩」
「はじめまして。噂は聞いてるよ」
「……どうも」
先輩が、じっと九十九くんを見つめる。彼も見つめ返す。そのまま、数秒。
「冬紗先輩?」
どうしたのだろう、と進藤くんは声をかけるが、私にはなんとなく分かる。今、二人は交信中なのだ。私もときどきすることだ。言語外のことを視線でやり取りする。傍からだと、何を交わし合っているのかまではわからないけれど。
少しして、先輩がふふふ、と笑い出す。
「聞いていた通り、面白い子なんだね」
「……買いかぶりです」
「ふふ。よろしくね、ハジメ君」
彼がそれに会釈で返したのを見て、とりあえず移動しましょうと、進藤くんのリードで動き出す。
なんだったの? と九十九くんに聞いている進藤くんの後ろを歩きながら、私も先輩に聞く。
「どうでしたか?」
「ふふふ。期待以上かも」
「期待、ですか?」
「うん。彼にはちょっと、期待しているんだ」
それは、九十九くんが言っていた、先輩が探しているもののことだろうか。カメラをやめる理由。あるいは、やめなくていい理由。彼なら見つけてくれると、そういう意味だろうか。
「冬紗先輩」
それも気になる。そして、もう一つ。
「どうして、ハジメって呼ぶんですか?」
それがあだ名だと知ってから、九十九君と呼んでいたはずだ。
私がそう聞くと、先輩は慈しむような目で答えた。その視線は、九十九くんではなく、私に向いていた。
「だって、一透ちゃんがあんまり特別そうに呼ぶんだもの。私も同じように呼ぶのはなんだか野暮だなって、そう思っちゃった」
「そうですか?」
「うん。自覚ない?」
表に現れている自覚はない。だけど。
「はい。でも、そう見えていたなら、嬉しいです」
彼の名前を呼ぶたびに、かつての決意が胸にまた湧いてくる。
私が彼の、足りない一になる。
名前を呼ぶ。何でもない、ありきたりのことだけど。私にとっては、彼の名前を呼ぶのは確かに少しだけ特別なことで。
それがちゃんと形になっているのなら私は嬉しい。
「ふふ。いいね。羨ましいなあ」
「先輩も、呼んでもらえてるじゃないですか。進藤くんに」
あっ。と、言ってから気がついた。先輩があまりにも自然に言うものだから、思わず口が滑った。
伝わってしまっただろうか、と様子を見ると、心から、本当に、心から困っているように言った。
「うん。そうだね」
その心の背景が分からなくて、私は何も言えなくなってしまった。
---
庭園に着いた。今は、私が進藤くんと並んで前を歩いていて、後ろから先輩と九十九くんの会話が聞こえてくる。
「ハジメ君は、前にも一透ちゃんと別のとこに行ったことあるんだよね。その時はどういう風にエスコートしたの?」
「特に何も」
「本当? カッコよくリードしてくれたって聞いてるけどなあ」
「放っといたら勝手にあちこちに興味持って歩き回るんで、ついていくだけでしたよ」
そんな風に思われていたのか。確かに、舞い上がった私が、あれは何、こっち行こう、なんて彼を振り回していたような気はするけれど。
「お父さんと娘じゃないんだから。デートならちゃんとリードしてあげないとダメじゃない?」
「形式より、本人が楽しめる方が大事じゃないんですか」
「おお、良いこと言うね。じゃあさ」
先輩が、九十九くんの上着の袖を控えめに摘む。
「相手が私なら、どんな風にしてくれるの?」
「さあ。先輩のことは、まだよくわからないので」
先程から、先輩は九十九くんに対してなんだか距離が近い。女の私でも先輩にはどぎまぎしてしまう事があるのに、九十九くんはよくあそこまで動じずにいられるものだ。
ただ、九十九くんが動じていなくても、やはり進藤くんは気にしてしまうようだ。
まあ、半分くらい先輩にぐいぐい来られて困っている九十九くんを面白がる気持ちもあるようなので、余裕はありそうだけれど。助け舟くらいは出しても許されるだろう。
「九十九くん。私たちは写真も撮って回るけど、どうせなら九十九くんも撮らない?」
「おっ、いいね。教えさせるよ? ウチの弟子に」
しまった、そうなるか。私が教えれば、進藤くんは先輩といられるかと思ったのだけれど。
「さらっと僕を巻き込まないでくださいよ」
「私が教えたこと、ちゃんと身についてるか確かめてあげるから、やってみなさい」
「俺の意思は」
次々に話が進んでいくので堪らずといった様子で抗議を飛ばしてくる九十九くん。
「いいから、ほら」
私は彼の側に寄って、園の中心にある大きな池を指差す。撮ってみよ、と言いながら彼を見上げると、彼はスマホを取り出して、私に向かって、シャッターを切った。
何か文句でも? とでも言いたげな顔だ。
「九十九くん」
そのケンカ、買おうじゃないか。
「人を撮るってことは、撮られてもいいってことだよね」
スマホを取り出す。使うのは進藤くんや先輩が設定してくれたものではなく、連写モード。
彼が逃げる。私が追いかける。
何分かの間、冬紗先輩と進藤くんの笑い声を浴びながら、私と九十九くんは追いかけっこを楽しんだ。
「ふふ、ふふふふふ」
「笑いすぎですよ」
「だって、ふふ、本当に仲良しなんだね」
「はい」
先輩にはしっかり返事をしつつも、ようやく諦めて抵抗をやめた九十九くんの横顔を連写し続ける。走っていた間に撮ったのはブレが酷いだろうから丁度いい。
「いい加減カシャカシャうるさい」
手でスマホのカメラ部分を押さえられ、えー、と抗議してみるが、進藤くんからもストップがかかった。
「その辺にしといてあげてよ。あと、撮った写真あとで僕にも送って」
「うん。わかった」
「やめろ」
九十九くんの制止は聞き入れず、皆でお茶屋さんへ向かう。理由は前と同じで、放課後で閉まるまで時間がないからというのが主だけど、走って疲れた私達が休むためでもある。
向かう途中、九十九くんが話しかけてきた。
「おい」
「消さないからね」
まださっきの写真を消すように抗議されると思っていたので先手を打ったのだが、違っていたようで、彼のスマホを渡される。
「あんまり気にし過ぎるな」
画面には、さっき撮ったであろう、屈託のない顔で彼を見上げる私の写真。
「そういう顔しとけ。楽しみに来たんだろ」
進藤くんのこと。冬紗先輩のこと。気にしてしまっているのを心配して言ってくれているのだろう。
そして、それに甘えてしまえば。きっと彼は、私に楽しいものだけを見せて、大変なことは、見えないところで一人で片付けようとするのだ。
「九十九くんもね。ほら」
だから、私はもう一度、自分のスマホを取り出して彼に向ける。今度は連写モードじゃなく、私専用の設定で。
「笑って」
ずるいなって言いながら君の優しさに甘えるだけの私でいるのは、もうやめた。あの時、誓ったから。
困ったように、でも、そう言ってもらえるのが嬉しい気持ちを誤魔化せないみたいに、やんわり苦笑する君の写真を撮る。
冬紗先輩が、私の知らない私を撮ってくれたみたいに。私も、君の知らない、私だけが知っている君を映し出したいから。
いつか、心から笑う君を撮ろうと、自分で立てた決意に、目標を一つ追加した。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
黄昏は悲しき堕天使達のシュプール
Mr.M
青春
『ほろ苦い青春と淡い初恋の思い出は・・
黄昏色に染まる校庭で沈みゆく太陽と共に
儚くも露と消えていく』
ある朝、
目を覚ますとそこは二十年前の世界だった。
小学校六年生に戻った俺を取り巻く
懐かしい顔ぶれ。
優しい先生。
いじめっ子のグループ。
クラスで一番美しい少女。
そして。
密かに想い続けていた初恋の少女。
この世界は嘘と欺瞞に満ちている。
愛を語るには幼過ぎる少女達と
愛を語るには汚れ過ぎた大人。
少女は天使の様な微笑みで嘘を吐き、
大人は平然と他人を騙す。
ある時、
俺は隣のクラスの一人の少女の名前を思い出した。
そしてそれは大きな謎と後悔を俺に残した。
夕日に少女の涙が落ちる時、
俺は彼女達の笑顔と
失われた真実を
取り戻すことができるのだろうか。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
窓を開くと
とさか
青春
17才の車椅子少女ー
『生と死の狭間で、彼女は何を思うのか。』
人間1度は訪れる道。
海辺の家から、
今の想いを手紙に書きます。
※小説家になろう、カクヨムと同時投稿しています。
☆イラスト(大空めとろ様)
○ブログ→ https://ozorametoronoblog.com/
○YouTube→ https://www.youtube.com/channel/UC6-9Cjmsy3wv04Iha0VkSWg
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる