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幸せな思い出、そして
第65話 朱が差す山吹
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また明日と言っておきながら、その次の日の私は、まるで建て直せてはいなかった。やることなすこと集中出来なくて、周りの人には随分心配をかけてしまった。
上だけコートまでバッチリ着替えておいて、下は寝間着のまま家を出ようとして母に突っ込まれたことだけは、我ながら今でも信じられない。
いや、本当にやってしまったのだけれど。
結局、その日は夜寝るまで細かな失敗を繰り返した。そのまた次の日である今日は、今のところ、まだ失敗はしていない。
失敗ばかりしてはいられない。いい加減しっかりしなくては。昨日の自分の痴態を思い出しながら気を引き締める。
よし、大丈夫。
「一透ちゃん、美術に日本史の教科書持っていくの……?」
……きっと、大丈夫。
心配そうな顔の結季ちゃんに手のひらで額の熱を測られながら、なんとかそう言い聞かせた。
---
お昼休みになると、進藤くんが話しかけてきた。お昼はいつも通り結季ちゃん真咲ちゃんと過ごすつもりでいたのだけれど、冬紗先輩のことで、と呼び出されては行かないわけにはいかない。
「いやー、急でごめんね、人見さん」
「ううん。それより冬紗先輩、大丈夫そう?」
「大丈夫って?」
余計なことを聞いただろうか。でも、確かめずにはいられない。
「この間、失礼なことを言っちゃったから」
「そうなの? 冬紗先輩ご機嫌だったけど。一透ちゃんと仲良くなった、って」
そうなのだろうか。確かに、あのとき先輩からは私への怒りや避けようとする気持ちは感じられなかった。だけど、私が地雷を踏み抜いてしまったのは確かなはずだ。
「ちなみに、なんて言ったの? 先輩なら大抵のことは大丈夫だと思うけど」
「先輩の写真を、余命があまり無い人が撮ったみたい、って」
「……どんな所が、そう見えたの?」
どんな所が。具体的なことは、私にもよくわからない。ただ、先輩の写真を見て、なんとなく思ったのだ。
どの写真からも、いずれ失われてしまうものを見ているみたいな、言いようのない切なさを感じると。
先輩がどんな写真を撮っていたか、そのどこがそんな雰囲気だったのか、説明できる範囲で説明すると、進藤くんは、なにやら訳知り顔で頷いた。
そんな反応をされては、余計に心配になってしまう。
「先輩って、なにか、その、病気とか」
恐る恐る確認すると、苦笑が返ってくる。
「至って健康体、だと思うよ。そういうのじゃないさ」
そういうのじゃない、ということは、何かしらではあるのだ。
「じゃあ、どういうのなの」
「……ごめんね。僕の口からは、ちょっと言いづらいかな。そもそも、あんまりちゃんと知ってるわけでもないんだけどね。先輩、あんまり自分のこと話さないから」
それが何かは、やはり先輩に直接聞かなければいけないらしい。
そっか、とだけ返す私に、仲良くしてあげてね、と言う進藤くんは、先輩の後輩らしくはなくて、やはり特別な絆を感じられた。
「先輩、人見さんのこと気に入ったみたいだからさ」
「……だから、なのかな」
「うん?」
「先輩の写真。私を撮ってくれたやつだけ、他のと違っていたの」
最初のお茶屋さんで、先輩を撮った私を、おあいこだと言って撮ってくれた写真。あれだけは、他のものにあったみたいな、失われてしまいそうな切なさがなかった。
被写体は私なのに。見慣れた顔なのに。なんだかいつもより少しだけ素直に写っているように感じたあの写真は、あの日見た中で一番好きな写真だった。
それを聞いた進藤くんの心が、嬉しそうに揺らめく。
「先輩は元々、人を撮るためにカメラを始めたからね。人の魅力を引き出す写真が先輩の本領だよ」
「そうなの?」
風景ばかりを撮っていたので、そちらが専門なのだと思っていた。実際、それらの写真は素人目にも素晴らしかった。
「先輩に撮ってもらった写真、良かったでしょ?」
「うん」
「冬紗先輩はね、自分でも気づかない自分を見つけ出してくれるんだ」
自分でも気づかない自分。あの日の私を撮った写真も、そんな感じだった。
もしかしたら、先輩にとってもそうだったんじゃないだろうか。評価されるよりも大切な私だけの魅力があるのだと、先輩は私が撮った写真を見てそう言った。
先輩にとっても、人を撮るのが、何より大切な先輩だけの魅力だったんじゃないだろうか。
「僕も。……僕も、見つけてもらったんだ」
そう語る進藤くんの瞳は、柔らかくも強い熱を帯びている。
「僕さ、自分の名前嫌いだったんだよね」
実はそうじゃないかな、とは思っていた。
「愁、ってあんまりいい意味の字じゃないもんね」
「そうだよ! 人の名前につけるような字じゃないって」
口調は不満気だけど、けらけらと楽しそうに笑っている。心を見ても、少しも嫌そうな感情はしていない。
「僕のモットー、『興味を持ったら首を突っ込め』ってさ、元々親父の受け売りなんだけど。うちの親父は、僕よりずっと他人を顧みない破天荒な人なんだよね」
進藤くんは、入学当初でも分別はあるように見えていた。誰にでも声をかけるし、何にでも飛び込んでいくけれど、最低限の線引きはしていたと思う。
それすらしていないのがお父さん、と考えると、申し訳無いけれど、私はちょっと苦手かもしれない。
「それで、産まれた僕の顔を見て、そんな親父の血を濃く継いでると確信した母さんが、周りを押し切ってこの名前をつけたんだよね。名前にくっつけるくらいしないと、きっと見落としてしまうって」
愁。字の持つ意味は、悲しみや、憂い。
「実際親父には感化されてるんだけどさ。だからって人の名前に悲しみを背負わすなよって。そう思って気に入ってはなかったんだよね。割と最近までは」
「変わったのが、冬紗先輩のおかげ?」
「きっかけは、別だけどね」
「九十九くん?」
「君もね。人見さん」
彼の心から感じる色が、やや大人びた山吹色になった頃。九十九くんの人柄に触れてそうなったのだと思っていた。そこに私も含まれているなんて思っていなくて、少し驚いた。
「変えてくれたのが、君達。冬紗先輩は、それに気づかせてくれたんだ」
「冬紗先輩は、なんて?」
「以前までの君ならともかく、今の君にはピッタリの名前だと思うよ。君は、人の悲しみに寄り添うことが出来る人間だよ。きっと、君のお母さんがそうあってほしいと願った通りに。君の写真が、そう言ってる」
進藤くんは、先輩に貰った言葉をそのまま口にしてくれたのだと、その口調で判断できた。
「そう言って、僕の写真を一枚、撮ってくれてさ。それを見たら、ようやく僕にもその意味が実感できたよ」
「どんな、写真だったの?」
「内緒」
いたずらに笑って口元に人指し指を持っていく仕草は、どことなく冬紗先輩に重なる。
「僕だけの宝物だからね。見せびらかしたりはしたくないんだ。けど、強いて言うなら」
遠い目をする彼の瞳には、何が写っているのだろう。
「君たちの隣にいるのに、ふさわしい人間に見えたよ」
「どんな進藤くんでも、居てくれたら私は嬉しいよ」
前まではふさわしくないと思っていたのか、私には分からないけれど。それでも間髪を入れず答えられるくらいには、私にとって、当然のことだった。
「……ハジメと二人の時間も、大切にしてあげてよ」
「もちろん。それはそれだから。進藤くんもね」
「ハジメとの時間なら、十分足りているよ」
「それもだけど、それじゃなくて」
心の底から不思議そうにする。気づいていないと思われているのだろうか。
「冬紗先輩と私のこと、気を配ってくれるのは嬉しいけど、先輩と進藤くんの時間も大切にしてね」
いろんなバリエーションを目にしてきたせいで、そういった感情の判別は苦手なのだけれど。
それでもハッキリそうと分かるくらいに、冬紗先輩の話をする時、彼の山吹色の心に、仄かな朱が差す。
「好きなんだよね」
困ったように口元に人差し指を持っていく彼の仕草は、やはり先輩と似ているけれど、先輩より明らかに色気がなくて、つい笑ってしまった。
上だけコートまでバッチリ着替えておいて、下は寝間着のまま家を出ようとして母に突っ込まれたことだけは、我ながら今でも信じられない。
いや、本当にやってしまったのだけれど。
結局、その日は夜寝るまで細かな失敗を繰り返した。そのまた次の日である今日は、今のところ、まだ失敗はしていない。
失敗ばかりしてはいられない。いい加減しっかりしなくては。昨日の自分の痴態を思い出しながら気を引き締める。
よし、大丈夫。
「一透ちゃん、美術に日本史の教科書持っていくの……?」
……きっと、大丈夫。
心配そうな顔の結季ちゃんに手のひらで額の熱を測られながら、なんとかそう言い聞かせた。
---
お昼休みになると、進藤くんが話しかけてきた。お昼はいつも通り結季ちゃん真咲ちゃんと過ごすつもりでいたのだけれど、冬紗先輩のことで、と呼び出されては行かないわけにはいかない。
「いやー、急でごめんね、人見さん」
「ううん。それより冬紗先輩、大丈夫そう?」
「大丈夫って?」
余計なことを聞いただろうか。でも、確かめずにはいられない。
「この間、失礼なことを言っちゃったから」
「そうなの? 冬紗先輩ご機嫌だったけど。一透ちゃんと仲良くなった、って」
そうなのだろうか。確かに、あのとき先輩からは私への怒りや避けようとする気持ちは感じられなかった。だけど、私が地雷を踏み抜いてしまったのは確かなはずだ。
「ちなみに、なんて言ったの? 先輩なら大抵のことは大丈夫だと思うけど」
「先輩の写真を、余命があまり無い人が撮ったみたい、って」
「……どんな所が、そう見えたの?」
どんな所が。具体的なことは、私にもよくわからない。ただ、先輩の写真を見て、なんとなく思ったのだ。
どの写真からも、いずれ失われてしまうものを見ているみたいな、言いようのない切なさを感じると。
先輩がどんな写真を撮っていたか、そのどこがそんな雰囲気だったのか、説明できる範囲で説明すると、進藤くんは、なにやら訳知り顔で頷いた。
そんな反応をされては、余計に心配になってしまう。
「先輩って、なにか、その、病気とか」
恐る恐る確認すると、苦笑が返ってくる。
「至って健康体、だと思うよ。そういうのじゃないさ」
そういうのじゃない、ということは、何かしらではあるのだ。
「じゃあ、どういうのなの」
「……ごめんね。僕の口からは、ちょっと言いづらいかな。そもそも、あんまりちゃんと知ってるわけでもないんだけどね。先輩、あんまり自分のこと話さないから」
それが何かは、やはり先輩に直接聞かなければいけないらしい。
そっか、とだけ返す私に、仲良くしてあげてね、と言う進藤くんは、先輩の後輩らしくはなくて、やはり特別な絆を感じられた。
「先輩、人見さんのこと気に入ったみたいだからさ」
「……だから、なのかな」
「うん?」
「先輩の写真。私を撮ってくれたやつだけ、他のと違っていたの」
最初のお茶屋さんで、先輩を撮った私を、おあいこだと言って撮ってくれた写真。あれだけは、他のものにあったみたいな、失われてしまいそうな切なさがなかった。
被写体は私なのに。見慣れた顔なのに。なんだかいつもより少しだけ素直に写っているように感じたあの写真は、あの日見た中で一番好きな写真だった。
それを聞いた進藤くんの心が、嬉しそうに揺らめく。
「先輩は元々、人を撮るためにカメラを始めたからね。人の魅力を引き出す写真が先輩の本領だよ」
「そうなの?」
風景ばかりを撮っていたので、そちらが専門なのだと思っていた。実際、それらの写真は素人目にも素晴らしかった。
「先輩に撮ってもらった写真、良かったでしょ?」
「うん」
「冬紗先輩はね、自分でも気づかない自分を見つけ出してくれるんだ」
自分でも気づかない自分。あの日の私を撮った写真も、そんな感じだった。
もしかしたら、先輩にとってもそうだったんじゃないだろうか。評価されるよりも大切な私だけの魅力があるのだと、先輩は私が撮った写真を見てそう言った。
先輩にとっても、人を撮るのが、何より大切な先輩だけの魅力だったんじゃないだろうか。
「僕も。……僕も、見つけてもらったんだ」
そう語る進藤くんの瞳は、柔らかくも強い熱を帯びている。
「僕さ、自分の名前嫌いだったんだよね」
実はそうじゃないかな、とは思っていた。
「愁、ってあんまりいい意味の字じゃないもんね」
「そうだよ! 人の名前につけるような字じゃないって」
口調は不満気だけど、けらけらと楽しそうに笑っている。心を見ても、少しも嫌そうな感情はしていない。
「僕のモットー、『興味を持ったら首を突っ込め』ってさ、元々親父の受け売りなんだけど。うちの親父は、僕よりずっと他人を顧みない破天荒な人なんだよね」
進藤くんは、入学当初でも分別はあるように見えていた。誰にでも声をかけるし、何にでも飛び込んでいくけれど、最低限の線引きはしていたと思う。
それすらしていないのがお父さん、と考えると、申し訳無いけれど、私はちょっと苦手かもしれない。
「それで、産まれた僕の顔を見て、そんな親父の血を濃く継いでると確信した母さんが、周りを押し切ってこの名前をつけたんだよね。名前にくっつけるくらいしないと、きっと見落としてしまうって」
愁。字の持つ意味は、悲しみや、憂い。
「実際親父には感化されてるんだけどさ。だからって人の名前に悲しみを背負わすなよって。そう思って気に入ってはなかったんだよね。割と最近までは」
「変わったのが、冬紗先輩のおかげ?」
「きっかけは、別だけどね」
「九十九くん?」
「君もね。人見さん」
彼の心から感じる色が、やや大人びた山吹色になった頃。九十九くんの人柄に触れてそうなったのだと思っていた。そこに私も含まれているなんて思っていなくて、少し驚いた。
「変えてくれたのが、君達。冬紗先輩は、それに気づかせてくれたんだ」
「冬紗先輩は、なんて?」
「以前までの君ならともかく、今の君にはピッタリの名前だと思うよ。君は、人の悲しみに寄り添うことが出来る人間だよ。きっと、君のお母さんがそうあってほしいと願った通りに。君の写真が、そう言ってる」
進藤くんは、先輩に貰った言葉をそのまま口にしてくれたのだと、その口調で判断できた。
「そう言って、僕の写真を一枚、撮ってくれてさ。それを見たら、ようやく僕にもその意味が実感できたよ」
「どんな、写真だったの?」
「内緒」
いたずらに笑って口元に人指し指を持っていく仕草は、どことなく冬紗先輩に重なる。
「僕だけの宝物だからね。見せびらかしたりはしたくないんだ。けど、強いて言うなら」
遠い目をする彼の瞳には、何が写っているのだろう。
「君たちの隣にいるのに、ふさわしい人間に見えたよ」
「どんな進藤くんでも、居てくれたら私は嬉しいよ」
前まではふさわしくないと思っていたのか、私には分からないけれど。それでも間髪を入れず答えられるくらいには、私にとって、当然のことだった。
「……ハジメと二人の時間も、大切にしてあげてよ」
「もちろん。それはそれだから。進藤くんもね」
「ハジメとの時間なら、十分足りているよ」
「それもだけど、それじゃなくて」
心の底から不思議そうにする。気づいていないと思われているのだろうか。
「冬紗先輩と私のこと、気を配ってくれるのは嬉しいけど、先輩と進藤くんの時間も大切にしてね」
いろんなバリエーションを目にしてきたせいで、そういった感情の判別は苦手なのだけれど。
それでもハッキリそうと分かるくらいに、冬紗先輩の話をする時、彼の山吹色の心に、仄かな朱が差す。
「好きなんだよね」
困ったように口元に人差し指を持っていく彼の仕草は、やはり先輩と似ているけれど、先輩より明らかに色気がなくて、つい笑ってしまった。
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