28 / 43
さらなる悲劇
嘘よ……そんなの嘘だわ
しおりを挟む
翌朝。
大勢の女の子たちの楽しそうな話し声と、軽やかな足音で目が覚めた。
カーテンが開けっ放しになっているからか、いやに明るい。
今日はいいお天気なのね——などと、ぼんやりと思いながら、身体を丸めて毛布に包まったところに、時計塔の鐘の音が聞こえてきた。
「わ……っ!」
ティルアは慌てて飛び起きた。
二回づつ強く打ち鳴らす今の鐘のリズムは、起床の鐘ではなかった。
朝食を知らせる鐘の音だ。
良いお天気だと思ったのも、いつもより遅い時間だから太陽が高くなっていたせいだった。
昨晩、あのまま眠ってしまったのだが、疲れすぎていたせいか、最初の鐘が全く聞こえなかったらしい。
「もぉ、ユーリったら、どうしてこんな朝に限って来ないのよ!」
慌ててワンピースを脱ぎ捨てて、制服に着替える。
真っすぐな黒髪は、さっと櫛を通すだけでまとまるから、こういうときには便利だ。
もうすっかり人気のなくなった寮の廊下を走り抜け、食堂に向かった。
座席はほとんど埋まっており、生徒たちはすでに半分ほど食事を進めていた。
休日明けということもあって、普段より騒がしい。
「今朝はゆっくりだねぇ」
「ちょっと、寝坊しちゃって……」
食堂のおばちゃんから、パンやスープなどが乗ったトレーを受け取ると、空いた席を探した。
昨日から、クリスタへのもやもやが溜まっていたから、彼女の隣に座りたかったが、こんなに出遅れてしまっては無理かもしれない。
「あ……」
きょろきょろと食堂内を見回すと、女の子たちの声がひときわ響く一角に、クリスタの姿があった。
彼女は昨日のように、華やかなウエーブがついた髪を下ろし、別人のような顔で朝食をとっている。
その変身ぶりに、同じテーブルについた女の子たちから、はしゃいだ詮索が入るのだろう。
大人びた容姿とは少々ちぐはぐな印象のはにかんだ笑顔で、何か話している。
その会話の内容が気になるが、この騒がしさの中では全く聞こえてこない。
周囲の男子生徒たちが、彼女にちらちらと視線を送っている。
あの子はこれまで、そんな視線とは無縁だったのに……。
複雑な思いで立ち尽くしていると、三つほど離れたテーブルから、声が掛けられた。
「ティルア。こっち、こっち!」
「おはよう、イレーネ。みんな」
笑顔を作って、自分を慕ってくれる十歳の同級生たちの間に座った。
みんな、まだまだ幼くて可愛らしく、彼らの中にいると、ついつい世話を焼きたくなってくる。
「また、豆をこぼしてるわよ。ハンス」
好き嫌いが激しい彼は、いつも、豆をわざとテーブルにこぼしている。
「落ちたんだから、もう食べられないね。デイレ」
ティルアに指摘されると、以前はしぶしぶ豆を拾っていた彼だったが、今朝はあっさりと消去してしまった。
毎年、繰り返し見せつけられる光景だから、すっかり慣れっこになっていたはずなのに、今は、ひりひりとした焦りを感じる。
「デイレ」
誰にも気付かれないように、小声でスープに浮かぶパン屑に呪文を掛けてみた。
しかし、液体を吸ったパンが僅かに沈んだだけだった。
三時間目は、初級魔術薬学の授業だ。
前回までの授業は、薬草を煎じたり、混ぜ合わせたりする物理的な作業だったから、同じ授業を七回受けているティルアは優等生だった。
しかし、今日から、呪文を使って薬を混合する段階に入った。
ティルアは毎年、ここから盛大に落ちこぼれていく。
「わぁ。わたしのは赤くなった」
「うえーっ、なんだよこれ。臭いっ!」
初日だからほとんど成功しないが、年下の同級生たちは、呪文が起こした反応にきゃっきゃと騒いでいる。
しかしティルアは、一人だけ何の変化も見せないガラス瓶の中身を見つめて、ため息をつくしかなかった。
毎年のことだから、担当の教師もティルアのことは放置している。
ああ、ユーリがいなくて良かった。
彼がいたら、嫌味を言われるに決まってるんだから……。
そう思いながらも、後ろから口を挟んでくる邪魔者がいないせいで、平和すぎて退屈だった。
あくびをかみ殺しながら窓の外を眺めていると、焦ったように廊下を走る足音が聞こえてきた。
教室のドアが勢いよく開かれる。
そこに真っ青な顔をした、一年生の担任のザビーネが立っていた。
「ティルア! ティルア・キーリッツ、いますか? 今すぐ来てください」
「はい? なんですか? ザビーネ先生」
「いいから、早く来るのよ!」
ふくよかな見た目で、のんびりとした雰囲気の優しいおばあちゃん先生が、ただならぬ様子だ。
一瞬、「あたし、何かやらかしたっけ?」と思ったが、どうも違う。
嫌な予感がした。
ティルアは慌てて席を立つと、他の生徒たちの好奇の視線の間を抜けて、教室の外に出た。
廊下にはザビーネだけでなく、硬い表情をしたユーリウスの姿もあった。
「一体、何があったの?」
せかすように廊下を歩き始めたザビーネを横目に、ユーリウスに小声で訊ねると、彼は辛そうに俯き小さく首を横に振るだけだった。
良くないことが起きたことは間違いない。
ざわざわする胸を押さえて、今度は足早に先を行くザビーネに声を掛けた。
「先生、何があったんですか?」
立ち止まって肩を落としたザビーネに駆け寄ると、彼女はゆっくりと振り返り、ティルアの両肩に手を置いた。
「いいですか? 落ちついて聞いてください。……クリスタ・キーリッツが、つい先程、亡くなりました」
「……え?」
ザビーネの声はちゃんと聞こえたはずだが、何を言っているのか理解できなかった。
「あなたと仲が良かったクリスタが、死んでしまったのよ」
目を見開いたまま凍り付いたティルアに、ザビーネが言葉を変えてゆっくりと言い直した。
その言葉の衝撃が、ティルアを頭の上から叩き潰す。
「う……そ」
『ティルアっ!』
ユーリウスがとっさに手を伸ばしたが、その腕は崩れ落ちる身体を捕らえられなかった。
ティルアは冷たい石の床に、がくりと膝をついた。
「嘘よ……そんなの嘘だわ」
代わりにティルアを抱きしめたのは、ふわふわと柔らかで温かな腕だった。
「おお……ティルア」
「だって昨日、クリスタとたくさん話をしたのよ。今朝だって、食堂で見かけたわ。とっても元気だったのよ。死んだなんて……そんな、はず……ない」
「わたくしも、今朝、廊下で会ったのよ。ずいぶん、綺麗になったから、好きな男の子ができたのだろうと思って、微笑ましく眺めていたの。なのに、どうしてこんな……」
抱きしめてくれるザビーネの身体も震え、声が詰まる。
長年、一年生の担任を務めてきた彼女にとっては、生徒全員が孫のような存在なのだ。
「嫌よ。どうして……クリスタが……」
「かわいそうに……ティルア」
ユーリウスは、廊下の真ん中で抱き合って涙に暮れる二人を、ただ見下ろすことしかできなかった。
大勢の女の子たちの楽しそうな話し声と、軽やかな足音で目が覚めた。
カーテンが開けっ放しになっているからか、いやに明るい。
今日はいいお天気なのね——などと、ぼんやりと思いながら、身体を丸めて毛布に包まったところに、時計塔の鐘の音が聞こえてきた。
「わ……っ!」
ティルアは慌てて飛び起きた。
二回づつ強く打ち鳴らす今の鐘のリズムは、起床の鐘ではなかった。
朝食を知らせる鐘の音だ。
良いお天気だと思ったのも、いつもより遅い時間だから太陽が高くなっていたせいだった。
昨晩、あのまま眠ってしまったのだが、疲れすぎていたせいか、最初の鐘が全く聞こえなかったらしい。
「もぉ、ユーリったら、どうしてこんな朝に限って来ないのよ!」
慌ててワンピースを脱ぎ捨てて、制服に着替える。
真っすぐな黒髪は、さっと櫛を通すだけでまとまるから、こういうときには便利だ。
もうすっかり人気のなくなった寮の廊下を走り抜け、食堂に向かった。
座席はほとんど埋まっており、生徒たちはすでに半分ほど食事を進めていた。
休日明けということもあって、普段より騒がしい。
「今朝はゆっくりだねぇ」
「ちょっと、寝坊しちゃって……」
食堂のおばちゃんから、パンやスープなどが乗ったトレーを受け取ると、空いた席を探した。
昨日から、クリスタへのもやもやが溜まっていたから、彼女の隣に座りたかったが、こんなに出遅れてしまっては無理かもしれない。
「あ……」
きょろきょろと食堂内を見回すと、女の子たちの声がひときわ響く一角に、クリスタの姿があった。
彼女は昨日のように、華やかなウエーブがついた髪を下ろし、別人のような顔で朝食をとっている。
その変身ぶりに、同じテーブルについた女の子たちから、はしゃいだ詮索が入るのだろう。
大人びた容姿とは少々ちぐはぐな印象のはにかんだ笑顔で、何か話している。
その会話の内容が気になるが、この騒がしさの中では全く聞こえてこない。
周囲の男子生徒たちが、彼女にちらちらと視線を送っている。
あの子はこれまで、そんな視線とは無縁だったのに……。
複雑な思いで立ち尽くしていると、三つほど離れたテーブルから、声が掛けられた。
「ティルア。こっち、こっち!」
「おはよう、イレーネ。みんな」
笑顔を作って、自分を慕ってくれる十歳の同級生たちの間に座った。
みんな、まだまだ幼くて可愛らしく、彼らの中にいると、ついつい世話を焼きたくなってくる。
「また、豆をこぼしてるわよ。ハンス」
好き嫌いが激しい彼は、いつも、豆をわざとテーブルにこぼしている。
「落ちたんだから、もう食べられないね。デイレ」
ティルアに指摘されると、以前はしぶしぶ豆を拾っていた彼だったが、今朝はあっさりと消去してしまった。
毎年、繰り返し見せつけられる光景だから、すっかり慣れっこになっていたはずなのに、今は、ひりひりとした焦りを感じる。
「デイレ」
誰にも気付かれないように、小声でスープに浮かぶパン屑に呪文を掛けてみた。
しかし、液体を吸ったパンが僅かに沈んだだけだった。
三時間目は、初級魔術薬学の授業だ。
前回までの授業は、薬草を煎じたり、混ぜ合わせたりする物理的な作業だったから、同じ授業を七回受けているティルアは優等生だった。
しかし、今日から、呪文を使って薬を混合する段階に入った。
ティルアは毎年、ここから盛大に落ちこぼれていく。
「わぁ。わたしのは赤くなった」
「うえーっ、なんだよこれ。臭いっ!」
初日だからほとんど成功しないが、年下の同級生たちは、呪文が起こした反応にきゃっきゃと騒いでいる。
しかしティルアは、一人だけ何の変化も見せないガラス瓶の中身を見つめて、ため息をつくしかなかった。
毎年のことだから、担当の教師もティルアのことは放置している。
ああ、ユーリがいなくて良かった。
彼がいたら、嫌味を言われるに決まってるんだから……。
そう思いながらも、後ろから口を挟んでくる邪魔者がいないせいで、平和すぎて退屈だった。
あくびをかみ殺しながら窓の外を眺めていると、焦ったように廊下を走る足音が聞こえてきた。
教室のドアが勢いよく開かれる。
そこに真っ青な顔をした、一年生の担任のザビーネが立っていた。
「ティルア! ティルア・キーリッツ、いますか? 今すぐ来てください」
「はい? なんですか? ザビーネ先生」
「いいから、早く来るのよ!」
ふくよかな見た目で、のんびりとした雰囲気の優しいおばあちゃん先生が、ただならぬ様子だ。
一瞬、「あたし、何かやらかしたっけ?」と思ったが、どうも違う。
嫌な予感がした。
ティルアは慌てて席を立つと、他の生徒たちの好奇の視線の間を抜けて、教室の外に出た。
廊下にはザビーネだけでなく、硬い表情をしたユーリウスの姿もあった。
「一体、何があったの?」
せかすように廊下を歩き始めたザビーネを横目に、ユーリウスに小声で訊ねると、彼は辛そうに俯き小さく首を横に振るだけだった。
良くないことが起きたことは間違いない。
ざわざわする胸を押さえて、今度は足早に先を行くザビーネに声を掛けた。
「先生、何があったんですか?」
立ち止まって肩を落としたザビーネに駆け寄ると、彼女はゆっくりと振り返り、ティルアの両肩に手を置いた。
「いいですか? 落ちついて聞いてください。……クリスタ・キーリッツが、つい先程、亡くなりました」
「……え?」
ザビーネの声はちゃんと聞こえたはずだが、何を言っているのか理解できなかった。
「あなたと仲が良かったクリスタが、死んでしまったのよ」
目を見開いたまま凍り付いたティルアに、ザビーネが言葉を変えてゆっくりと言い直した。
その言葉の衝撃が、ティルアを頭の上から叩き潰す。
「う……そ」
『ティルアっ!』
ユーリウスがとっさに手を伸ばしたが、その腕は崩れ落ちる身体を捕らえられなかった。
ティルアは冷たい石の床に、がくりと膝をついた。
「嘘よ……そんなの嘘だわ」
代わりにティルアを抱きしめたのは、ふわふわと柔らかで温かな腕だった。
「おお……ティルア」
「だって昨日、クリスタとたくさん話をしたのよ。今朝だって、食堂で見かけたわ。とっても元気だったのよ。死んだなんて……そんな、はず……ない」
「わたくしも、今朝、廊下で会ったのよ。ずいぶん、綺麗になったから、好きな男の子ができたのだろうと思って、微笑ましく眺めていたの。なのに、どうしてこんな……」
抱きしめてくれるザビーネの身体も震え、声が詰まる。
長年、一年生の担任を務めてきた彼女にとっては、生徒全員が孫のような存在なのだ。
「嫌よ。どうして……クリスタが……」
「かわいそうに……ティルア」
ユーリウスは、廊下の真ん中で抱き合って涙に暮れる二人を、ただ見下ろすことしかできなかった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
黒隼の騎士のお荷物〜実は息ぴったりのバディ……んなわけあるか!
平田加津実
恋愛
王国随一の貿易商に仕えるレナエルとジネットは双子の姉妹。二人は遠く離れて暮らしていても、頭の中で会話できる能力を持っていた。ある夜、姉の悲鳴で目を覚ました妹のレナエルは、自身も何者かに連れ去られそうになる。危ないところを助けてくれたのは、王太子の筆頭騎士ジュールだった。しかし、姉のジネットは攫われてしまったらしい。
女ながら巨大馬を駆り剣を振り回すじゃじゃ馬なレナエルと、女は男に守られてろ!という考え方のジュールは何かにつけて衝突。そんな二人を面白がる王太子や、ジネットの婚約者を自称する第二王子の筆頭騎士ギュスターヴらもそれぞれの思惑で加わって、ジネット救出劇が始まる。
魔力ゼロの異世界転移者からちょっとだけ譲り受けた魔力は、意外と最強でした
淑女
ファンタジー
とあるパーティーの落ちこぼれの花梨は一人の世界転移者に恋をして。その彼・西尾と一緒にパーティーを追放される。
二年後。花梨は西尾の下で修行して強くなる。
ーー花梨はゲームにもはまっていた。
何故ならパーティーを追放された時に花梨が原因で、西尾は自身のとある指輪を売ってしまって、ゲームの景品の中にそのとある指輪があったからだ。
花梨はその指輪を取り戻し婚約指輪として、西尾へプレゼントしようと考えていた。
ある日。花梨は、自身を追放したパーティーのリーダーの戦斧と出会いーー戦斧はボロ負け。
戦斧は花梨への復讐を誓う。
それがきっかけで戦斧は絶体絶命の危機へ。
その時、花梨はーーーー
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
白紙の冒険譚 ~パーティーに裏切られた底辺冒険者は魔界から逃げてきた最弱魔王と共に成り上がる~
草乃葉オウル
ファンタジー
誰もが自分の魔法を記した魔本を持っている世界。
無能の証明である『白紙の魔本』を持つ冒険者エンデは、生活のため報酬の良い魔境調査のパーティーに参加するも、そこで捨て駒のように扱われ命の危機に晒される。
死の直前、彼を助けたのは今にも命が尽きようかという竜だった。
竜は残った命を魔力に変えてエンデの魔本に呪文を記す。
ただ一つ、『白紙の魔本』を持つ魔王の少女を守ることを条件に……。
エンデは竜の魔法と意思を受け継ぎ、覇権を争う他の魔王や迫りくる勇者に立ち向かう。
やがて二人のもとには仲間が集まり、世界にとって見逃せない存在へと成長していく。
これは種族は違えど不遇の人生を送ってきた二人の空白を埋める物語!
※完結済みの自作『PASTEL POISON ~パーティに毒の池に沈められた男、Sランクモンスターに転生し魔王少女とダンジョンで暮らす~』に多くの新要素を加えストーリーを再構成したフルリメイク作品です。本編は最初からすべて新規書き下ろしなので、前作を知ってる人も知らない人も楽しめます!
アサの旅。竜の母親をさがして〜
アッシュ
ファンタジー
辺境の村エルモに住む至って普通の17歳の少女アサ。
村には古くから伝わる伝承により、幻の存在と言われる竜(ドラゴン)が実在すると信じられてきた。
そしてアサと一匹の子供の竜との出会いが、彼女の旅を決意させる。
※この物語は60話前後で終わると思います。完結まで完成してるため、未完のまま終わることはありませんので安心して下さい。1日2回投稿します。時間は色々試してから決めます。
※表紙提供者kiroさん
婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?
もふきゅな
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。
【完結】髪は女の命と言いますが、それよりも大事なものがある〜年下天才魔法使いの愛には応えられません〜
大森 樹
恋愛
髪は女の命。しかし、レベッカの髪は切ったら二度と伸びない。
みんなには秘密だが、レベッカの髪には魔法が宿っている。長い髪を切って、昔助けた男の子レオンが天才魔法使いとなって目の前に現れた。
「あなたを愛しています!絶対に絶対に幸せにするので、俺と結婚してください!よろしくお願いします!!」
婚約破棄されてから、一人で生きていくために真面目に魔法省の事務員として働いていたレベッカ。天才魔法使いとして入団してきた新人レオンに急に告白されるが、それを拒否する。しかし彼は全く諦める気配はない。
「レベッカさん!レベッカさん!」とまとわりつくレオンを迷惑に思いながらも、ストレートに愛を伝えてくる彼に次第に心惹かれていく…….。しかし、レベッカはレオンの気持ちに答えられないある理由があった。
年上訳あり真面目ヒロイン×年下可愛い系一途なヒーローの年の差ラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる