プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

─第三百三十五話勇はやけくそとばかりに剣の腹で相手の剣を弾いて打撃を与えた

「消えろ、イサミぃっ！」



     ケイネスは狂った目で剣を勇に振るう。



「ぐぅ、うぁぁぁぁぁ！！」



     勇はやけくそとばかりに剣の腹で相手の剣を弾いて打撃を与えた。



「ぐわ！」

「おえ！」

「げ、なんじゃこりゃぁ！」



    同時に菱形の立体をした刃物が飛びヘヴィメタルデーモンの弟分達の心臓に刺さりヘヴィメタルデーモン自身はかわすもギターに刺さってしまう。



    当然ギターは破損、洗脳装置としても機能しなくなったのだ。



「はっ。今だ、みんな！もう一発頼む！」  



「気が早いわね！」



    勇は洗脳装置の破損を確認すると仲間に指示をだす。



「セインプリフィード！」

『セインプリフィード！！』



    勇が詠唱を略したことでエルハ達はそんなことしないでと慌てて自分達も詠唱を略して発動した。