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第三百十八話 仕送りしようとして嫌がったのは誰でしたっけ?
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勇達は定期的に最初の旅立ちの地であるハイデリアス城や自分達の地元に連絡している。それは翌日のことだった。
エルハは育てられた教会になるが産みの親と会ったことも報告内容に入る。
「まあ!それはいいじゃない。本当に、本当に嬉しいわね」
妙齢のシスターは感激して両手を合わせて顔の横に置いた。
「ええ、でもすぐ離れます」
「いいじゃない、会えたものは会えたのですもの。それに、またこの教会に帰ってきてもいいんですよ」
その微笑みはエルハは苦い顔をする。
「仕送りしようとして嫌がったのは誰でしたっけ?」
「それはそれ、これはこれ。お金たくさん使うくらいなら人のためじゃなくてなるべく自分のために使うものよ」
シスターが諭した。
「そういうものですか……………。前から思ってますが貧しい人に奉仕するシスターの言葉とは思えませんね」
エルハの顔は気むずかしいものになる。
「それに勇者の仲間であるからには万人のために戦うことになります。だからこそ、お金だけは必要なもの以外は好きにしなさい」
「はーい」
そればかりはエルハは頷くしかなかった。
エルハは育てられた教会になるが産みの親と会ったことも報告内容に入る。
「まあ!それはいいじゃない。本当に、本当に嬉しいわね」
妙齢のシスターは感激して両手を合わせて顔の横に置いた。
「ええ、でもすぐ離れます」
「いいじゃない、会えたものは会えたのですもの。それに、またこの教会に帰ってきてもいいんですよ」
その微笑みはエルハは苦い顔をする。
「仕送りしようとして嫌がったのは誰でしたっけ?」
「それはそれ、これはこれ。お金たくさん使うくらいなら人のためじゃなくてなるべく自分のために使うものよ」
シスターが諭した。
「そういうものですか……………。前から思ってますが貧しい人に奉仕するシスターの言葉とは思えませんね」
エルハの顔は気むずかしいものになる。
「それに勇者の仲間であるからには万人のために戦うことになります。だからこそ、お金だけは必要なもの以外は好きにしなさい」
「はーい」
そればかりはエルハは頷くしかなかった。
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