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第百四十二話 ハルピィ軍団登場②
しおりを挟む「ちょっとじっとしてて」
「な、なに?」
レッカはいきなりテッペキを抱き上げると隠れている建物より高く上がった。
「舌噛むから気をつけて」
「うそでしょ?いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
レッカは言うや否や魔装モードのスピードで一気に飛んだ。テッペキはその慣れないスピードに悲鳴を上げた。
「おお、早いな。じゃ、俺も行きますか」
隆はそれを見届けると研究所に急いだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆
一方、ストリームはひと足早くハルピィ部隊と戦っていた。
「ははっ!天下のストリームもこの数相手には苦戦するみたいねぇ」
ハルピィスリーが嘲笑う。
「挑発に乗ってはいけないよ。この数相手は少しの気が乱れが死に直結してしまう」
ディリハがインカムでストリームに言う。
「分かってるわよ、あいつらはなにをしてるの!」
ストリームは味方が来ないことに苛立つ。ディリハが止めていなければスタミナや隙などお構い無しに暴れそうだ。
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