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子供でいいかもしれない
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ある日、雨で客足も途切れたため店を早仕舞いした夜、亮さんはカウンターから背を向けたまま、店に残るように言ってきた。
片付けも終わり、モトさん、アキラさんが連れ立って
「オーナー、お先に失礼します。おやすみなさい」
「あぁ、気をつけて帰れよ、明日ピアノの調律にタモツが来るから店開けてやってくれ。」
モトさんは亮さんから鍵を受け取り
「解りました。オーナーも楽しんでください。」
揶揄うモトさんに亮さんは余計な事をと、睨みつけたが、モトさんはそんな視線をさらりと受け流がす。
「久しぶりだからと張り切り過ぎないでくださいね。オーナーがいないとヒロが寂しがりますから。」
モトさんは、亮さんからの反撃をかわし、アキラさんと楽しそうに帰って行った。
二人が出ていき閉まったドアにバサリとおしぼりが当たり落ちた。
亮さんが投げたものだろう。
そんな子供みたいなことをする亮さんを初めて目撃し、俺は惚けた顔で凝視してしまった。
「そこに座れ!」
と、この空気を誤魔化す様に不機嫌な声が飛ぶ。
命令口調で言われたのに俺の口元は笑いを誤魔化す為に少し歪んでしまう。
俺だけ残された事で緊張していた気持ちが霧散していく。
カウンター越しに向き合った亮さんは、初めて会った時の様に鋭い視線を向けてきた。
霧散した筈の緊張が戻ってくる。
仕事でヘマをしただろうか?
最近は危ないヤツとは絡んでないと思う。
「弘樹、明野って男を知っているか?」
明野?誰だ?思い出せない俺は首を横に振る。
「前にお前の腕に怪我を負わせた男の連れなんだが。」
「淡野さんの連れ?時々クラブで一緒にいた赤髪の男?」
「それだ。話した事はあるか?」
「ないと思う。その男がどうかしたのか?」
「淡野を刺して逃げた。淡野とはあれから会ったりはしてないよな。」
一度だけ謝りたいと言うから会ったけど、俺は首を横に振った。
「返事に少し間があったな、会ったのか?」
やはり誤魔化せないかと正直に話す。
「謝りたいって言うから喫茶店で少し話しただけだ。」
「もう、会うなって言ったよな。」
返事のない俺にかまわず
「昨日、朔也に会った。最近、放課後、龍也を避けて急いで帰るみたいだし、休みの日も昼間も全く連絡がつかないらしいな。何をやってる?心配してたぞ!また、昔のセフレ達と会ってるんじゃないだろうな。」
龍也から朔也さんに話がいってしまったんだな。
龍也といる時に、いまだに昔のセフレから連絡が入るが連絡もしてないし、ましてや会ってもいない。
今は祐介さんたちとその祐介さんに紹介されたセフレが二人だけだし、危ないヤツとは会ってもいない。
他には、料理教室で知り合ったママさんとパパさんとは昼間時々ラインのやり取りをしたりしていたのを勘違いしたかもしれない。
物思いに耽っていた俺をただ興味深げに見ていた亮さんは、
「俺の勘違いだったみたいだな!龍也を避けて一人で何をやってる?」
龍也にというか誰にも知られたくないし、特に目の前の亮さんには知られたくない。
亮さんに特別な人がいるのに俺を抱く亮さんの気持ちがわからない。それなのに抱かれて嬉しい自分が嫌で堪らない。だから、他にやりたい事を鮨詰めにして、そんな気持ちが入る隙間を作らない様にしてるだけ。その事を隠して誤魔化そう、上手く言葉の裏に隠そうと焦る。
「特別何もないんだけど。自炊をしてたら料理が楽しくて、料理学校に行く様になって、休日の昼間はそこにいる。一人暮らしで成績落ちたとか言われたくないから、放課後は勉強が遅れない様に図書館に行く事もある。この間会った祐介さんと真一さんと食事をしたり映画を見たりもするかな。バイトまでの時間で家か図書館で宿題、3年でエスカレーターで高校行けるとは言っても受験はあるし、頑張らないといけないんだ。教師からは偏見の目で見られて、よく指導室に呼ばれているしね。龍也は知らないけど。これは、内緒にしてほしい。龍也に知れたら、アイツ馬鹿だから教師に文句を言いそうだろ。そんな事だからセフレとはもう会ってない。これで、疑いは晴れた?」
亮さんの顔色を伺ってしまう。
早口で捲し立ててしまったが上手く隠せたかな?
「なるほど、忙しく動いていると。何を誤魔化すために忙しくしてるんだ?」
「誤魔化すって何も誤魔化していない。色々と将来の事考えたら、したい事が増えただけだよ。朔也さんに連れて行かれて、亮さん達に会って、働く事、学ぶ事、生活をきちんとする事、色々学ばせて貰いましたからね、凄く感謝してます。」
心の内を何もかも見透かされそうで、早くここから逃げ出したくて堪らない。
亮さんへの気持ちを誤魔化しているのに本人から責められる苦しさに泣きたくなる。
俺が願う様な気持ちではないとしても亮さんの視線が熱くて、俺の気持ちが漏れてしまいそうだ。
俺を見つめる鋭い視線から逃れるようにカウンター内に入り、グラスに氷とブランデーを注ぐ。
グラスの中で氷がカランとお互いを探り合う二人の間で軽い音を響かせる。
二人の間に不思議な感覚が流れていく。
緊張と安心と不安が混ざったような・・・。
「何を隠そうとしてる?そんな熱い眼差しで。」
「何も隠してないですよ。未来に向けて頑張っているだけですよ。」
カウンター内で向き合う亮さんに触れられたくない。近寄らないでほしい。
「どうして、そんな目で俺を見る?俺に何を求めているんだ?」
「何も求めてなんかいない。今のままで幸せだから。毎日が充実しているから、何も欲しくない。」
「本当に欲しくないのか?手を伸ばせば届くだろう。」
揶揄いを含んだ言葉なのに、俺を見つめる彼の目は寂しそうだった。
『そんな目で見るな!!』
泣きそうになる自分が悔しい!!
俺が手を伸ばすより早く亮さんの手が俺に届く。
俺の髪に指をくぐらせ、優しく自分の胸に頭を引き寄せるこの男の仕草に腹が立つ!
なのに、そんな男にしがみつき泣くことしか出来ない俺自身が情けなくもあり、可愛くもある。
「どうして?貴方には大切な人がいるのに。どうして、俺の心に触れてくるんだよ。俺に触れてくるその指で大切な人も触れるくせに。優しく触れないで、貴方が欲しいと報われない想いを部屋に閉じ込め鍵を閉めたのに。遠く誰も探せない所まで鍵を投げたのに。探さないで、大人の真似をして大人のふりをして、一人でも大丈夫だと見せているのだから。」
「大人を真似る事もふりをする事もするな。俺の腕の中で甘えていろ。大人になるには早すぎる。さぁ、言ってみろ。俺に何を望む。」
望みを言ってもいいのか?
子供のように欲しいとねだってもいいのか?
「抱いて欲しい。貴方が欲しい。一時だけでいい。貴方の大切な人から貴方を奪う事はしない。ただ、貴方が好きだ。もう一度だけ抱いて欲しい。」
「いいよ。抱いてやる。今だけは俺はお前のものだ。そして、お前は俺のものだ。」
大人には敵わない。
まだ子供でいてもいいのだと自分を抱く大きな体が言ってくれてるようで安心する。
気持ちが落ち着いてくると、この男の腕の中が恥ずかしくて居心地が悪くなってくる。
抱いて欲しいと言ったけど、このまま抱きしめて欲しいと勘違いして離れてしまった方が良さそうな気がする。
高望みをしてはいけない。
亮さんの胸に手をつき、顔を上げ身体を離す。
意外とすんなりと俺から離れていく腕に少しだが寂しさを感じる。
「そんな顔するな。」
離れた腕が上がり俺の顎に添えられ親指が唇をなぞる。
何故か俺は、腕を払う事も出来ずされるがままに瞼を閉じ、その感触に酔っていたような気がする。
離れよう、高望みはしないと決めたのに労わるような指の動きに心が安らいでいく。
でも、段々と優しさだけでなく俺を確実に官能の世界に引きずり込んでいくから亮さんという男は、大人は侮れない。
鋭い感覚に意識が浮上した時には、俺はベットの上で亮さんに翻弄され、なすがままに身を任せていたのだから・・・。
どんな男より身体だけでなく心も満たしていく。
俺の耳に紡がれる言葉が何もかも解ってるかのように自信満々に俺を操り、心も身体も溶かしていく。
いつ終わったのかも解らない。
いつ眠ったのかも解らない。
体がだるい・・・だが、久しぶりにぐっすりと眠ったような気がする。
気分はいい。
ベットには俺だけ、亮さんはどこに行ったのだろう。
まぁ~いいか.......もう少し布団に埋もれていよう。
亮さんの匂いだろうか........不思議だ..........嫌じゃないんだ.......。
柔らかい空気の中、無邪気に我儘に子供らしくおねだりを・・・許された想いに笑顔で終止符を。
まだ、子供でいいと許された。
干渉されまいと張った結界はハラハラと崩れ空気に溶け込んでいく様だ。
片付けも終わり、モトさん、アキラさんが連れ立って
「オーナー、お先に失礼します。おやすみなさい」
「あぁ、気をつけて帰れよ、明日ピアノの調律にタモツが来るから店開けてやってくれ。」
モトさんは亮さんから鍵を受け取り
「解りました。オーナーも楽しんでください。」
揶揄うモトさんに亮さんは余計な事をと、睨みつけたが、モトさんはそんな視線をさらりと受け流がす。
「久しぶりだからと張り切り過ぎないでくださいね。オーナーがいないとヒロが寂しがりますから。」
モトさんは、亮さんからの反撃をかわし、アキラさんと楽しそうに帰って行った。
二人が出ていき閉まったドアにバサリとおしぼりが当たり落ちた。
亮さんが投げたものだろう。
そんな子供みたいなことをする亮さんを初めて目撃し、俺は惚けた顔で凝視してしまった。
「そこに座れ!」
と、この空気を誤魔化す様に不機嫌な声が飛ぶ。
命令口調で言われたのに俺の口元は笑いを誤魔化す為に少し歪んでしまう。
俺だけ残された事で緊張していた気持ちが霧散していく。
カウンター越しに向き合った亮さんは、初めて会った時の様に鋭い視線を向けてきた。
霧散した筈の緊張が戻ってくる。
仕事でヘマをしただろうか?
最近は危ないヤツとは絡んでないと思う。
「弘樹、明野って男を知っているか?」
明野?誰だ?思い出せない俺は首を横に振る。
「前にお前の腕に怪我を負わせた男の連れなんだが。」
「淡野さんの連れ?時々クラブで一緒にいた赤髪の男?」
「それだ。話した事はあるか?」
「ないと思う。その男がどうかしたのか?」
「淡野を刺して逃げた。淡野とはあれから会ったりはしてないよな。」
一度だけ謝りたいと言うから会ったけど、俺は首を横に振った。
「返事に少し間があったな、会ったのか?」
やはり誤魔化せないかと正直に話す。
「謝りたいって言うから喫茶店で少し話しただけだ。」
「もう、会うなって言ったよな。」
返事のない俺にかまわず
「昨日、朔也に会った。最近、放課後、龍也を避けて急いで帰るみたいだし、休みの日も昼間も全く連絡がつかないらしいな。何をやってる?心配してたぞ!また、昔のセフレ達と会ってるんじゃないだろうな。」
龍也から朔也さんに話がいってしまったんだな。
龍也といる時に、いまだに昔のセフレから連絡が入るが連絡もしてないし、ましてや会ってもいない。
今は祐介さんたちとその祐介さんに紹介されたセフレが二人だけだし、危ないヤツとは会ってもいない。
他には、料理教室で知り合ったママさんとパパさんとは昼間時々ラインのやり取りをしたりしていたのを勘違いしたかもしれない。
物思いに耽っていた俺をただ興味深げに見ていた亮さんは、
「俺の勘違いだったみたいだな!龍也を避けて一人で何をやってる?」
龍也にというか誰にも知られたくないし、特に目の前の亮さんには知られたくない。
亮さんに特別な人がいるのに俺を抱く亮さんの気持ちがわからない。それなのに抱かれて嬉しい自分が嫌で堪らない。だから、他にやりたい事を鮨詰めにして、そんな気持ちが入る隙間を作らない様にしてるだけ。その事を隠して誤魔化そう、上手く言葉の裏に隠そうと焦る。
「特別何もないんだけど。自炊をしてたら料理が楽しくて、料理学校に行く様になって、休日の昼間はそこにいる。一人暮らしで成績落ちたとか言われたくないから、放課後は勉強が遅れない様に図書館に行く事もある。この間会った祐介さんと真一さんと食事をしたり映画を見たりもするかな。バイトまでの時間で家か図書館で宿題、3年でエスカレーターで高校行けるとは言っても受験はあるし、頑張らないといけないんだ。教師からは偏見の目で見られて、よく指導室に呼ばれているしね。龍也は知らないけど。これは、内緒にしてほしい。龍也に知れたら、アイツ馬鹿だから教師に文句を言いそうだろ。そんな事だからセフレとはもう会ってない。これで、疑いは晴れた?」
亮さんの顔色を伺ってしまう。
早口で捲し立ててしまったが上手く隠せたかな?
「なるほど、忙しく動いていると。何を誤魔化すために忙しくしてるんだ?」
「誤魔化すって何も誤魔化していない。色々と将来の事考えたら、したい事が増えただけだよ。朔也さんに連れて行かれて、亮さん達に会って、働く事、学ぶ事、生活をきちんとする事、色々学ばせて貰いましたからね、凄く感謝してます。」
心の内を何もかも見透かされそうで、早くここから逃げ出したくて堪らない。
亮さんへの気持ちを誤魔化しているのに本人から責められる苦しさに泣きたくなる。
俺が願う様な気持ちではないとしても亮さんの視線が熱くて、俺の気持ちが漏れてしまいそうだ。
俺を見つめる鋭い視線から逃れるようにカウンター内に入り、グラスに氷とブランデーを注ぐ。
グラスの中で氷がカランとお互いを探り合う二人の間で軽い音を響かせる。
二人の間に不思議な感覚が流れていく。
緊張と安心と不安が混ざったような・・・。
「何を隠そうとしてる?そんな熱い眼差しで。」
「何も隠してないですよ。未来に向けて頑張っているだけですよ。」
カウンター内で向き合う亮さんに触れられたくない。近寄らないでほしい。
「どうして、そんな目で俺を見る?俺に何を求めているんだ?」
「何も求めてなんかいない。今のままで幸せだから。毎日が充実しているから、何も欲しくない。」
「本当に欲しくないのか?手を伸ばせば届くだろう。」
揶揄いを含んだ言葉なのに、俺を見つめる彼の目は寂しそうだった。
『そんな目で見るな!!』
泣きそうになる自分が悔しい!!
俺が手を伸ばすより早く亮さんの手が俺に届く。
俺の髪に指をくぐらせ、優しく自分の胸に頭を引き寄せるこの男の仕草に腹が立つ!
なのに、そんな男にしがみつき泣くことしか出来ない俺自身が情けなくもあり、可愛くもある。
「どうして?貴方には大切な人がいるのに。どうして、俺の心に触れてくるんだよ。俺に触れてくるその指で大切な人も触れるくせに。優しく触れないで、貴方が欲しいと報われない想いを部屋に閉じ込め鍵を閉めたのに。遠く誰も探せない所まで鍵を投げたのに。探さないで、大人の真似をして大人のふりをして、一人でも大丈夫だと見せているのだから。」
「大人を真似る事もふりをする事もするな。俺の腕の中で甘えていろ。大人になるには早すぎる。さぁ、言ってみろ。俺に何を望む。」
望みを言ってもいいのか?
子供のように欲しいとねだってもいいのか?
「抱いて欲しい。貴方が欲しい。一時だけでいい。貴方の大切な人から貴方を奪う事はしない。ただ、貴方が好きだ。もう一度だけ抱いて欲しい。」
「いいよ。抱いてやる。今だけは俺はお前のものだ。そして、お前は俺のものだ。」
大人には敵わない。
まだ子供でいてもいいのだと自分を抱く大きな体が言ってくれてるようで安心する。
気持ちが落ち着いてくると、この男の腕の中が恥ずかしくて居心地が悪くなってくる。
抱いて欲しいと言ったけど、このまま抱きしめて欲しいと勘違いして離れてしまった方が良さそうな気がする。
高望みをしてはいけない。
亮さんの胸に手をつき、顔を上げ身体を離す。
意外とすんなりと俺から離れていく腕に少しだが寂しさを感じる。
「そんな顔するな。」
離れた腕が上がり俺の顎に添えられ親指が唇をなぞる。
何故か俺は、腕を払う事も出来ずされるがままに瞼を閉じ、その感触に酔っていたような気がする。
離れよう、高望みはしないと決めたのに労わるような指の動きに心が安らいでいく。
でも、段々と優しさだけでなく俺を確実に官能の世界に引きずり込んでいくから亮さんという男は、大人は侮れない。
鋭い感覚に意識が浮上した時には、俺はベットの上で亮さんに翻弄され、なすがままに身を任せていたのだから・・・。
どんな男より身体だけでなく心も満たしていく。
俺の耳に紡がれる言葉が何もかも解ってるかのように自信満々に俺を操り、心も身体も溶かしていく。
いつ終わったのかも解らない。
いつ眠ったのかも解らない。
体がだるい・・・だが、久しぶりにぐっすりと眠ったような気がする。
気分はいい。
ベットには俺だけ、亮さんはどこに行ったのだろう。
まぁ~いいか.......もう少し布団に埋もれていよう。
亮さんの匂いだろうか........不思議だ..........嫌じゃないんだ.......。
柔らかい空気の中、無邪気に我儘に子供らしくおねだりを・・・許された想いに笑顔で終止符を。
まだ、子供でいいと許された。
干渉されまいと張った結界はハラハラと崩れ空気に溶け込んでいく様だ。
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