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第3話:【サバイバーエボルブ】
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茂みの中で【鑑定】を使い自分のスキルの説明を読む。
直接戦闘に使えるような効果は無いものの、どこぞのサバゲーのように何か物を壊したり作ったりできるらしい。
「よしっ!!」
気合を入れるかのように声を出し、近くの切り株の様な物を蹴る。するとその低木が消滅し、木材が10個集まったのが感覚で分かった。
「インベントリ」
発動条件の全く分からないスキルを発動させると【鑑定】を使った時のようにパネルが現れた。
インベントリには50個のマスの内1つのマスが10個の木材で埋まっていた。
このスキルで、できる事がほぼ当たっていたので何とも言えない雰囲気になりながら、アイテムをタップすると
「様々なアイテムの素材・・・ねぇ・・・」
(せめて作れるアイテムの名称くらいあってもいいと思うのだが。)
という気持ちのままインベントリを閉じて、【クラフト】を開く
簡単に作れる道具は無いかと探してみるももうちょっと自分のレベルを上げないと作れる物は少ないらしく
今作れる物は………「石斧」「石鶴嘴」「焚火」くらいかな。
まずは石斧から・・・材料:木材×10、石材×5
石鶴嘴・・・材料:木材×10、石材×6
焚火・・・材料:木材×15 石材×3
材料はまだまだのようだ。木材はそこらの木でいいとしても「石材」ねぇ…。
「ん?」
もしかして・・・
そこら辺の小石を拾っても良いのかな。まぁ「物は試し」っていうからね!
試しに1個拾ってみる。
「お!拾えるじゃん!」
と、この調子で行くと、材料は一瞬にして集まった。
「もう作れんじゃん!」
思ったよりも簡単に材料が集まった事に感銘を受けながら、『作成』の文字をタップする。
「あれ?」
いつの間にか出来たての石斧が出来ていた。
どうやら自分で作るのではなくスキルで作ってくれるらしいこんな便利スキルなのにどうして捨てられたのか。
石斧のアイコンをタップしてみるとなかなかの代物が出てきた。
試しに細めの木に斧の刃を入れると良い感じに刃が突き刺さりミシっという音と同時に細い木が倒れた。
インベントリをみれば百を超える木材がインベントリに入っていた。そしてそこら辺の小石を拾い石のツルハシを作ろうとした時に俺は謎の視線に気付く。
ーこちらを見ている生き物に。
薄緑色が保護色になっていたため分かりにくかったが、全長50cm程の鳥がこちらを見ている。
今はめっちゃお腹が減っている。これは食べるしかないという状況にいる。
「御免」
パッと鮮血が飛び散って肢体がバラバラになった死体が目の前に現れた。
「ありがとうございます」はしっかりと言って斧を鳥に叩きつけようとした時、
「あれ?」
何かいや、嘘だ。だって今は『ドードー』なんていないはずだ!
もしや、これは恐竜のいる世界?
直接戦闘に使えるような効果は無いものの、どこぞのサバゲーのように何か物を壊したり作ったりできるらしい。
「よしっ!!」
気合を入れるかのように声を出し、近くの切り株の様な物を蹴る。するとその低木が消滅し、木材が10個集まったのが感覚で分かった。
「インベントリ」
発動条件の全く分からないスキルを発動させると【鑑定】を使った時のようにパネルが現れた。
インベントリには50個のマスの内1つのマスが10個の木材で埋まっていた。
このスキルで、できる事がほぼ当たっていたので何とも言えない雰囲気になりながら、アイテムをタップすると
「様々なアイテムの素材・・・ねぇ・・・」
(せめて作れるアイテムの名称くらいあってもいいと思うのだが。)
という気持ちのままインベントリを閉じて、【クラフト】を開く
簡単に作れる道具は無いかと探してみるももうちょっと自分のレベルを上げないと作れる物は少ないらしく
今作れる物は………「石斧」「石鶴嘴」「焚火」くらいかな。
まずは石斧から・・・材料:木材×10、石材×5
石鶴嘴・・・材料:木材×10、石材×6
焚火・・・材料:木材×15 石材×3
材料はまだまだのようだ。木材はそこらの木でいいとしても「石材」ねぇ…。
「ん?」
もしかして・・・
そこら辺の小石を拾っても良いのかな。まぁ「物は試し」っていうからね!
試しに1個拾ってみる。
「お!拾えるじゃん!」
と、この調子で行くと、材料は一瞬にして集まった。
「もう作れんじゃん!」
思ったよりも簡単に材料が集まった事に感銘を受けながら、『作成』の文字をタップする。
「あれ?」
いつの間にか出来たての石斧が出来ていた。
どうやら自分で作るのではなくスキルで作ってくれるらしいこんな便利スキルなのにどうして捨てられたのか。
石斧のアイコンをタップしてみるとなかなかの代物が出てきた。
試しに細めの木に斧の刃を入れると良い感じに刃が突き刺さりミシっという音と同時に細い木が倒れた。
インベントリをみれば百を超える木材がインベントリに入っていた。そしてそこら辺の小石を拾い石のツルハシを作ろうとした時に俺は謎の視線に気付く。
ーこちらを見ている生き物に。
薄緑色が保護色になっていたため分かりにくかったが、全長50cm程の鳥がこちらを見ている。
今はめっちゃお腹が減っている。これは食べるしかないという状況にいる。
「御免」
パッと鮮血が飛び散って肢体がバラバラになった死体が目の前に現れた。
「ありがとうございます」はしっかりと言って斧を鳥に叩きつけようとした時、
「あれ?」
何かいや、嘘だ。だって今は『ドードー』なんていないはずだ!
もしや、これは恐竜のいる世界?
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