2 / 21
第2話:ハリーポ○ター現る
しおりを挟む
「へ?」
頭の中に「?」が沢山浮かんでいる俺達を無視してさっき「ようこそ」と言った謎の女が言った。
「私はヘレナ・ファン・マヌエル この国の王女です。」
まだ頭の中に「?」が沢山浮かんでいる俺達のことを察して横の少女が言った。
「混乱している方も沢山いらっしゃると思いますが私達の話を聞いてください!」
と切羽詰まった声で言った。
なぜだろう。言っている事は全く分からないのに日本語で話ているように聞こえる。
この事からこれはイタズラでは無い事が分かった。それと同時に頭の中には「異世界召喚」と言う単語が頭に浮かんだ。そしてヘレナの口から出て来る言葉を待つ。
「私達が貴方達を召喚したのには理由があります!それは・・・」
「「「それは!?」」」
「貴方達に魔王ブルードマザーを倒してもらいたいのです!」
「うぉー!マジで!?」
「スゲー」
こんな感じにテンション爆アゲの奴らもいたが俺はおおよそイメージ通りの言葉にそれほど興奮はしていなかった。
しかし命を懸けて戦うなんてゲームだけで十二分だ。そもそもスライムの様な雑魚敵も倒せる気がしない。
ヘレナがブルードマザーの非道さや残虐さを語っている中、俺はこの世界で生き延びる方法をずっと考えていると、王女の話が終わったと同時にトム・クルーズの様なイケメンが立ち上がった。
とその瞬間、
「キャーーー!!!!!!!!」
という歓喜と悲鳴の交じり合ったような声で女子たちが叫んでいた。
この時俺は考えた。
(トム・クルーズって1962年の人だぞ?いくらなんでも古すぎないか?今(2022年にはATSとかTHE SECONDとかいるのに・・・)
の「ト」を言おうとした瞬間に
「ここまでの話を聞いたら「魔王なんて倒せない!」「俺達には無理だ!」とか思うだろう!」
「キャーー------!!!!!!」
がほぼ同時に聞こえてきた。
しかし、幸運にもトム・クルー…じゃなくて国王(多分)の話は辛うじて聞こえた。
そして殺意に満ち溢れるようなニッとした笑みを浮かべて続ける。
「お前たちには神から得た力がある!ピーピー泣き喚くようなガキから最強の騎士に仕立て上げてやる!!」
「ウォーーーーー!!!!!!!!」
「キャーー---!!!!!!!!」
今度はクラスのほぼ全員が叫んだ。
俺は「はぁ~」とため息をつきそうになった。
これは遠回しに拒否権は無い。と言っているようなものだ。もし中途半端なスキルだったら見せしめとして追放するパターンだろう。外の世界はどんな物かは知らないものの、どうせ魔物がうようよいるに違いない。
頼む!まともな能力来い!! と神に対して願いを込めていると、今度はヘレナがこっちの方へ向かいながら、
「それでは皆様【鑑定】と唱えてください。」
なんとなく察してさっきよりも強く神に願いを込めながら、【鑑定】と唱えた。
その瞬間にVRゲームのようなパネルが出てきて俺の個人情報や攻撃力、防御力などのステータスが出てきた。
他の人と比べてみると意外にも能力は他の人に負けず劣らず、むしろ高い方だった。
ちょっとした優越感に浸りながら肝心のスキルを見る。
肝心のスキルの欄は・・・
「【サバイバーエボルブ】・・・?」
イマイチピンと来ないスキルに困惑しながら能力を確かめる。
【アイテム化】 【インベントリ】 【クラフト】 【テイマー】の便利スキルが4つ集まったスキルらしく、この表示を見て顔が引き攣る。すると近くの生徒を褒めたたえていた王女がこちらに向かってきてパネルを覗き込んだ。
「こ、このスキル強いですか?」
黙り込んだ王女はギロリとこちらを睨みつけて他の生徒を褒めたたえに行った。
俺の脳内には「終わった」の4字がグルグルしている。
「1人を除いて凄いスキルの方が沢山いました!ではフルタシンイチ様こちらへ」
あぁ俺は焼き殺されるのかと思いながら祭壇へ向かう。
「森へ飛ばしなさい。」
「良いのですか?」
「良いから早く。」
すると困惑しながら呪文を唱えた。
「エクスペクト・パトローナム!!」
頭の中に「?」が沢山浮かんでいる俺達を無視してさっき「ようこそ」と言った謎の女が言った。
「私はヘレナ・ファン・マヌエル この国の王女です。」
まだ頭の中に「?」が沢山浮かんでいる俺達のことを察して横の少女が言った。
「混乱している方も沢山いらっしゃると思いますが私達の話を聞いてください!」
と切羽詰まった声で言った。
なぜだろう。言っている事は全く分からないのに日本語で話ているように聞こえる。
この事からこれはイタズラでは無い事が分かった。それと同時に頭の中には「異世界召喚」と言う単語が頭に浮かんだ。そしてヘレナの口から出て来る言葉を待つ。
「私達が貴方達を召喚したのには理由があります!それは・・・」
「「「それは!?」」」
「貴方達に魔王ブルードマザーを倒してもらいたいのです!」
「うぉー!マジで!?」
「スゲー」
こんな感じにテンション爆アゲの奴らもいたが俺はおおよそイメージ通りの言葉にそれほど興奮はしていなかった。
しかし命を懸けて戦うなんてゲームだけで十二分だ。そもそもスライムの様な雑魚敵も倒せる気がしない。
ヘレナがブルードマザーの非道さや残虐さを語っている中、俺はこの世界で生き延びる方法をずっと考えていると、王女の話が終わったと同時にトム・クルーズの様なイケメンが立ち上がった。
とその瞬間、
「キャーーー!!!!!!!!」
という歓喜と悲鳴の交じり合ったような声で女子たちが叫んでいた。
この時俺は考えた。
(トム・クルーズって1962年の人だぞ?いくらなんでも古すぎないか?今(2022年にはATSとかTHE SECONDとかいるのに・・・)
の「ト」を言おうとした瞬間に
「ここまでの話を聞いたら「魔王なんて倒せない!」「俺達には無理だ!」とか思うだろう!」
「キャーー------!!!!!!」
がほぼ同時に聞こえてきた。
しかし、幸運にもトム・クルー…じゃなくて国王(多分)の話は辛うじて聞こえた。
そして殺意に満ち溢れるようなニッとした笑みを浮かべて続ける。
「お前たちには神から得た力がある!ピーピー泣き喚くようなガキから最強の騎士に仕立て上げてやる!!」
「ウォーーーーー!!!!!!!!」
「キャーー---!!!!!!!!」
今度はクラスのほぼ全員が叫んだ。
俺は「はぁ~」とため息をつきそうになった。
これは遠回しに拒否権は無い。と言っているようなものだ。もし中途半端なスキルだったら見せしめとして追放するパターンだろう。外の世界はどんな物かは知らないものの、どうせ魔物がうようよいるに違いない。
頼む!まともな能力来い!! と神に対して願いを込めていると、今度はヘレナがこっちの方へ向かいながら、
「それでは皆様【鑑定】と唱えてください。」
なんとなく察してさっきよりも強く神に願いを込めながら、【鑑定】と唱えた。
その瞬間にVRゲームのようなパネルが出てきて俺の個人情報や攻撃力、防御力などのステータスが出てきた。
他の人と比べてみると意外にも能力は他の人に負けず劣らず、むしろ高い方だった。
ちょっとした優越感に浸りながら肝心のスキルを見る。
肝心のスキルの欄は・・・
「【サバイバーエボルブ】・・・?」
イマイチピンと来ないスキルに困惑しながら能力を確かめる。
【アイテム化】 【インベントリ】 【クラフト】 【テイマー】の便利スキルが4つ集まったスキルらしく、この表示を見て顔が引き攣る。すると近くの生徒を褒めたたえていた王女がこちらに向かってきてパネルを覗き込んだ。
「こ、このスキル強いですか?」
黙り込んだ王女はギロリとこちらを睨みつけて他の生徒を褒めたたえに行った。
俺の脳内には「終わった」の4字がグルグルしている。
「1人を除いて凄いスキルの方が沢山いました!ではフルタシンイチ様こちらへ」
あぁ俺は焼き殺されるのかと思いながら祭壇へ向かう。
「森へ飛ばしなさい。」
「良いのですか?」
「良いから早く。」
すると困惑しながら呪文を唱えた。
「エクスペクト・パトローナム!!」
1
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
謎の能力【壁】で始まる異世界スローライフ~40才独身男のちょっとエッチな異世界開拓記! ついでに世界も救っとけ!~
骨折さん
ファンタジー
なんか良く分からない理由で異世界に呼び出された独身サラリーマン、前川 来人。
どうやら神でも予見し得なかった理由で死んでしまったらしい。
そういった者は強い力を持つはずだと来人を異世界に呼んだ神は言った。
世界を救えと来人に言った……のだが、来人に与えられた能力は壁を生み出す力のみだった。
「聖剣とか成長促進とかがよかったんですが……」
来人がいるのは魔族領と呼ばれる危険な平原。危険な獣や人間の敵である魔物もいるだろう。
このままでは命が危ない! チート【壁】を利用して生き残ることが出来るのか!?
壁だぜ!? 無理なんじゃない!?
これは前川 来人が【壁】という力のみを使い、サバイバルからのスローライフ、そして助けた可愛い女の子達(色々と拗らせちゃってるけど)とイチャイチャしたり、村を作ったりしつつ、いつの間にか世界を救うことになったちょっとエッチな男の物語である!
※☆がついているエピソードはちょっとエッチです。R15の範囲内で書いてありますが、苦手な方はご注意下さい。
※カクヨムでは公開停止になってしまいました。大変お騒がせいたしました。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
地球からきた転生者の殺し方 =ハーレム要員の女の子を一人ずつ寝取っていきます
三浦裕
ファンタジー
「地球人てどーしてすぐ転生してくんの!? いや転生してもいいけどうちの世界にはこないで欲しいわけ、迷惑だから。いや最悪きてもいいけどうちの国には手をださんで欲しいわけ、滅ぶから。まじ迷惑してます」
地球から来た転生者に散々苦しめられたオークの女王オ・ルナは憤慨していた。必ずやあのくそ生意気な地球人どもに目にものみせてくれようと。だが――
「しっかし地球人超つえーからのう……なんなのあの針がバカになった体重計みたいなステータス。バックに女神でもついてんの? 勝てん勝てん」
地球人は殺りたいが、しかし地球人強すぎる。悩んだオ・ルナはある妙案を思いつく。
「地球人は地球人に殺らせたろ。むっふっふ。わらわってばまじ策士」
オ・ルナは唯一知り合いの地球人、カトー・モトキにクエストを発注する。
地球からきた転生者を、オークの国にあだなす前に殺ってくれ。
「報酬は……そうじゃのう、一人地球人を殺すたび、わらわにエ、エッチなことしてよいぞ……?」
カトーはその提案に乗る。
「任せとけ、転生者を殺すなんて簡単だ――あいつはハーレム要員の女を寝取られると、勝手に力を失って弱る」
毎日更新してます。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
勇者召喚に巻き込まれた俺はのんびりと生活したいがいろいろと巻き込まれていった
九曜
ファンタジー
俺は勇者召喚に巻き込まれた
勇者ではなかった俺は王国からお金だけを貰って他の国に行った
だが、俺には特別なスキルを授かったがそのお陰かいろいろな事件に巻き込まれといった
この物語は主人公がほのぼのと生活するがいろいろと巻き込まれていく物語
無人島ほのぼのサバイバル ~最強の高校生、S級美少女達と無人島に遭難したので本気出す~
絢乃
ファンタジー
【ストレスフリーの無人島生活】
修学旅行中の事故により、無人島での生活を余儀なくされる俺。
仲間はスクールカースト最上位の美少女3人組。
俺たちの漂着した無人島は決してイージーモードではない。
巨大なイノシシやワニなど、獰猛な動物がたくさん棲息している。
普通の人間なら勝つのはまず不可能だろう。
だが、俺は普通の人間とはほんの少しだけ違っていて――。
キノコを焼き、皮をなめし、魚を捌いて、土器を作る。
過酷なはずの大自然を満喫しながら、日本へ戻る方法を模索する。
美少女たちと楽しく生き抜く無人島サバイバル物語。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる