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算数検定準1級 元学年成績1位の両親を持つ(しかもゲーム好き) 白雪朱音(しらゆきあかね)
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僕は、今もう一回イモータルアンディンに挑戦している。「ぐはっ!」「げふっ!」
強すぎだろ。これでもう12連敗だ。だからといってここで辞めるわけにもいかない。
こんどはこうやって・・・「ぐはっ!」だめかぁ。こんどこそ・・・「ぐはっ!」またかぁ。
こんどこそ・・・「ぐはっ!」またかぁ。
1時間30分後・・・
無理だぁ~・・・強すぎる。
誰かコツを教えてくれないかな。でも、こっれは相当頭使うからな。頭が良くてゲーム好き。
うーん。どうしようか。確実にこの人なら行けるだろう。でもなー、苦手なタイプなんだよなー。
話しかけるのも勇気がいる。
あれから何度もチャレンジしたが上手くいかなかった。
もうあの子に頼るしかない。
次の日、登校して目当ての人物を探した。
いた。彼女の姿は直接見えないが彼女の周りには人が群がっているのですぐ分かった。
彼女はスクールカースト上位の女子グループの中心人物だ。
白雪朱音(しらゆきあかね)さん
気さくでクラスの人気者。
ギャル系のファッションで気さくな彼女は男女問わず人気者。
彼女の家族は算数の教授だ。高校生の時に講演に来てくれたから覚えている。
彼女なら学年成績1位だしコツを教えてくれるかもしれない。
あの人だかりに割って入る自信は無いので1人になる時を待とう。
チャンスを待っていたが彼女の周りには常に人だかりが出来ているので話しかけることは出来なかった。
もう最後の授業が終わりみんな帰る準備を終わらせようとしていた。
今日はもう諦めようかな。いやぁでも確か残り時間は500時間くらいだったんだよなあ。
悩んでいたらホームルームが終わり彼女も帰っていた。しょうがないから僕も帰ろう。
校舎の玄関に行くと白雪さんが1人でいた。絶好のチャンスだ。
勇気を振り絞って話し掛けよう。
「あのぉ白雪さんちょっといい?」
「あ?何?」
「ここじゃちょっと・・・」
玄関には人がいないが校内にはまだ他の生徒がいる。人気者でモテモテの彼女と話すのを見られたくない。
玄関から離れた廊下の角に行く。
「何?告白ならお断りよ?」
「違うよ。」
失礼なんだけどあんまりタイプじゃないし。僕のタイプはもっと……………いやどうでもいいか。
人がなかなか来ない場所とはいえ手短にイモータルアンディンの攻略方法について聞いた。
「いいよ!教えてあげる。」
「た・だ・し!!!」
「何??」
何か条件があるのかな。
VRマシンを買って残金も多くないのでコーラルポイントで買える物がいいなぁ。
「食堂の定食1週間奢ってね。」
「そのくらいならいいよ。」
食堂のメニューはそんなに高くないので1週間でも大したことは無い。
思ったより安上がりで済みそうだ。
「じゃあ、明日か明後日にコツを教えてね。」
「いや、でもあれはコツを聞いても出来ないと思うよ!」
「じゃあどうしようか。」
「あたしが教えてあげるよ」
「は、はぁ?」
疑いの念が籠った視線を白雪さんに向けてしまった。
いくら算数検定準1級 元学年成績1位の両親を持っていても無理なのではないか????
「疑ってるの?あたしマイコー全星クリアしてるから」
強すぎだろ。これでもう12連敗だ。だからといってここで辞めるわけにもいかない。
こんどはこうやって・・・「ぐはっ!」だめかぁ。こんどこそ・・・「ぐはっ!」またかぁ。
こんどこそ・・・「ぐはっ!」またかぁ。
1時間30分後・・・
無理だぁ~・・・強すぎる。
誰かコツを教えてくれないかな。でも、こっれは相当頭使うからな。頭が良くてゲーム好き。
うーん。どうしようか。確実にこの人なら行けるだろう。でもなー、苦手なタイプなんだよなー。
話しかけるのも勇気がいる。
あれから何度もチャレンジしたが上手くいかなかった。
もうあの子に頼るしかない。
次の日、登校して目当ての人物を探した。
いた。彼女の姿は直接見えないが彼女の周りには人が群がっているのですぐ分かった。
彼女はスクールカースト上位の女子グループの中心人物だ。
白雪朱音(しらゆきあかね)さん
気さくでクラスの人気者。
ギャル系のファッションで気さくな彼女は男女問わず人気者。
彼女の家族は算数の教授だ。高校生の時に講演に来てくれたから覚えている。
彼女なら学年成績1位だしコツを教えてくれるかもしれない。
あの人だかりに割って入る自信は無いので1人になる時を待とう。
チャンスを待っていたが彼女の周りには常に人だかりが出来ているので話しかけることは出来なかった。
もう最後の授業が終わりみんな帰る準備を終わらせようとしていた。
今日はもう諦めようかな。いやぁでも確か残り時間は500時間くらいだったんだよなあ。
悩んでいたらホームルームが終わり彼女も帰っていた。しょうがないから僕も帰ろう。
校舎の玄関に行くと白雪さんが1人でいた。絶好のチャンスだ。
勇気を振り絞って話し掛けよう。
「あのぉ白雪さんちょっといい?」
「あ?何?」
「ここじゃちょっと・・・」
玄関には人がいないが校内にはまだ他の生徒がいる。人気者でモテモテの彼女と話すのを見られたくない。
玄関から離れた廊下の角に行く。
「何?告白ならお断りよ?」
「違うよ。」
失礼なんだけどあんまりタイプじゃないし。僕のタイプはもっと……………いやどうでもいいか。
人がなかなか来ない場所とはいえ手短にイモータルアンディンの攻略方法について聞いた。
「いいよ!教えてあげる。」
「た・だ・し!!!」
「何??」
何か条件があるのかな。
VRマシンを買って残金も多くないのでコーラルポイントで買える物がいいなぁ。
「食堂の定食1週間奢ってね。」
「そのくらいならいいよ。」
食堂のメニューはそんなに高くないので1週間でも大したことは無い。
思ったより安上がりで済みそうだ。
「じゃあ、明日か明後日にコツを教えてね。」
「いや、でもあれはコツを聞いても出来ないと思うよ!」
「じゃあどうしようか。」
「あたしが教えてあげるよ」
「は、はぁ?」
疑いの念が籠った視線を白雪さんに向けてしまった。
いくら算数検定準1級 元学年成績1位の両親を持っていても無理なのではないか????
「疑ってるの?あたしマイコー全星クリアしてるから」
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