クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

ディオス編

物語を変えるのは....

　勝利を確信していたウェストだったが、その前に昇が再び現れる。流石のウェストも驚きを隠さないでいた。なぜ、昇が生きているのかわからなかったのだ。

「何故だ。お前は余が滅した筈 」

「俺は何度でも甦る 」

「き、貴様 」

　ウェストは気づいた。昇が持つ真の能力に。昇が待つ真の能力はフェニックス。不死鳥の能力だ。

「くそっ!! くたばれっ! 」

　ウェストは昇に猛攻撃を仕掛けるが昇は身体が消滅しても尚復活して近づいてくる。止まらない昇にウェストは恐怖心を抱いていた。

「お、お前、な、何者だぁっ!! 」

「ウェストじゃあな 」

　昇はウェストの顔の前に手のひらを見せる。ウェストは眼球を開いて驚き身体を消していく。昇の完全勝利なのだ。

「ま、まさかぁぁぁぁっ!! 」

「俺の勝ちだな 」

　昇がウェストに背を向けて歩き出す。ウェストの身体は砕け散っていく。昇は完全勝利を掴んだのだ。全ての戦いが終わり、昇は空を見る。雲一つない晴れ一色の光景を見て昇は笑みを浮かべたのだった。