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12歳・学園生活の始まり。ここは地獄ですか!?
歓迎パーティーするとか聞いてません!
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皆さんごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです。
私は今、メアリーから渡された招待状を前にフリーズしています。
(え?え?え?なにこれ?なんなんですかこの状況!歓迎パーティーとか聞いてないんですけど!しかも今夜って急すぎませんか!?ねぇ!しかも『絶対参加するように』って書かれてますし!ねぇ脅しなの!?脅しなんですか!?)
始まりは昨日の帰宅時間中でした……
私はサフィー、ローザ、ミリアと寮まで歩いていた時です
「フィアナ様は歓迎パーティーのお召し物はもうお決まりですの?」
と、ローザが言い出したのです。
「………え?」
(歓迎パーティー?なにそれ、美味しいんですか?)
と私は軽く現実逃避をしてました。
だってパーティーとか言う社交界とか無理ですもん!あそこは地獄ですもん!
ですが、そんな私の心情はスルーされ……
「まぁパーティー……!楽しみですね!私も昨日招待状が届いたんです!」
「わっ私も………きっ昨日届きました!」
「二人はどんなドレスにいたしますの?」
「私は私は淡い水色のドレスにしようかと……」
「ミリアさんは?」
「わ……私はまだ……決めてない……です……」
「まぁ、そうですの……わたくし、ミリアさんはオレンジ色がいいと思いますの」
「私もそう思います」
「じゃあ……オレンジのドレスにしようと思います……」
と、どこか嬉しそうに言った。
「フィアナ様は……やっぱりピンクですわね……」
「え!?」
「そうですね」
「私もそう思います!」
と、皆が賛同する。
なぜかミリアが積極的だ………。
(え?なにこの状況………と……とりあえず合わせておく方がいいのでしょうか……)
「でも……フィアナ様は白も似合うと思います」
「確かに!」
「当日が楽しみです!」
(えぇ……そんな期待しないで……私はあなた達ほどの美少女じゃないですし、スタイルも良くないんですけど!?てか知らないうちに話が進んでませんか!?)
「フィアナ様、ファーストダンスのお相手はお決まりなんですか?」
「いえ、決まっていませんよ」
(てか、こちとら社交界デビューといっても過言じゃないですからね!?お父様が進んで社交界とか出しませんでしたから………まぁこちらとしてはありがたいんですけど。てか、ファーストダンスのお相手=婚約者決まってますか?って言ってるもんですよね!?残念でした!私は恋愛とか結婚なんてするつもりありませんよ!婚約者がいない場合、家狙いの人たちとかいろいろ周りから誘われるんだろうなぁ……めんどくさいなぁ……憂鬱だなぁ……はぁ……サフィー達のところに避難するか、はしっこでじっとしてよう、うん、そうしよう)
などと思ってる間に時間はあっという間で、寮に到着しました。
「それではごきげんよう、皆さん」
「「「ごきげんよう、フィアナ様」」」
そして、部屋に戻ったらメアリーがいて、冒頭にいたる……というわけです……
「これ……どうしよう……というか、今夜って急すぎませんか!?」
「それは、私がお嬢様が行きたくないとほざきそうでしたので、本日お渡しさせていただきました」
(マジですか……うっ……読まれてます……というかメアリーさん、今ほざくって言いましたよね!?ね!?)
「メアリー……あなた、口が悪くなりませんでしたか?」
「さてなんのことでしょう……」
(しらばっくれましたね……まぁいいです。今は歓迎パーティーのことです。はぁ……」
「行きたくないです……………はっ!そうですよ!新しいドレスもアクセサリーもないのですし、行けませんよ!ね!?これは行けません!つまり今回は欠席ということで………」
「ご安心ください。ドレスも、靴も、アクセサリーも全て新調、準備済みでございます」
(ですよねー………知ってましたよ。だって事前に知ってるんだし………てかメアリーは家が誇るハイスペックメイドですものね………はは………)
「……さすが、メアリーです……参りました」
「恐れ入ります。それではお嬢様、ご準備をいたしましょうか」
「もう………お好きになさってください………はぁ………」
(はぁ………さすがというかなんというか………まさかほんの数十分で仕事を終わらせるなんて……なめてました……本当になめてましたよ……メアリー……あなた末恐ろしいですね)
しっかり移動用の馬車もありましたよ。これもう参加するしかないんですね(泣)
(しかも会場がお城って……どんだけガチなんですかね……はぁ……)
「お嬢様、到着いたしました」
「ありがとうございます」
(さて、行きましょうか……)
(戦場に……!!)
「ヴァレンタイン公爵家ご令嬢、フィアナ・ヴァレンタイン様!」
と、名前を呼ばれ、彼女は扉から出てきた。
ざわついていた会場がシンと静まり、彼女を見ている。
感嘆のため息をつくものもいた。
彼女の服装は、白とピンクが基調とした所々に薔薇やリボン、レースなどをあしらわれた派手すぎず、どこか可憐なドレスを身に纏い、髪は編み込みハーフアップ、髪留めには七色に輝く蝶をかたどった宝石をつけている。
彼女はゆっくりと優雅に階段を下りていく。
そして、皆さまの前で完璧なカーテシーをする。
誰もが彼女に目を奪われ、頬を染めていた。
だが、そんなことにフィアナは気づかず……
(待って待ってなんでこんなに静かなの!?え、もっと賑やかにしてていいんだよ!?私のことなんか気にしないで!て言うか見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)
と、一人緊張しパニくっていたのだった。
皆さまごきげんよう。
私は無事、会場にたどり着きました。
あの状況はほんとに辛かったです。
あの後、生徒会の方からの挨拶などがあったり、予想通り周りからダンスに誘われたり、ハルト様に口説かれたり、アルトに救われたりと……まぁ、いろいろありました。
そして現在私は会場を離れ、逃走中です。
いえ……迷子中です。
(ここ……どこですか……?)
はい、完全に迷ってます。
とりあえず、当てもなく歩き回っています。
そして…………
「……窓……?あ!外に繋がってる扉ですね!とりあえず、ここで夜風に当たりながら休ませてもらいましょう」
そうして、私は扉を押し上げ、外に出た。
「綺麗………」
そこはとても幻想的なお庭でした。
中央には大きな噴水があり、月の光に照らされて美しい花々が咲き誇っていました。
「すごいです………こんな素敵な場所があるなんて……はじめて知りました……」
そうして周りを散策していると……
「クレオ様………?」
と、私はクレオ様を見つけ、思わず名前を呟いてしまったのでした。
「……!?あぁ、なんだ。ヴァレンタイン嬢か」
(なんだって……失礼ですね……)
「こんなところで何をなさっているのですか?」
「こんなところも何も……ここ、俺の家なんだが……」
「う………そうでした………」
「そういうヴァレンタイン嬢はどうしてここに?」
「え………?いや………えーと………」
(迷子になってましたなんて、言えません!)
「あ、えと………避難……です。パーティーとかは……あまり好きではないので………」
「そうか、なら俺と同じだな。まぁ、俺の場合は周りがいやがると思うから抜けてるだけだが………」
「そうなんですか………」
(優しい人なんですね………それと同時に可哀想な人。前世の私と同じ………)
「クレオ様は………寂しく……ないんですか……?」
「寂しい……か……そんなのとっくに捨ててしまってるな」
と、どこか悲しげに笑った。
「……クレオ様」
「なんだ?」
「無礼を承知で申し上げます。私と……」
『踊っていただけませんか?』
「え………?」
「ここにいるのも退屈な訳ではないのですが、あまり暇潰しにもなりませんし、よければ、踊りませんか?」
「……でも……下手だぞ?」
「ふふっ……そんなの私も変わりませんよ。社交界なんて、滅多に出ませんでしたし。事実上今日が社交界デビューといっても過言ではないんですよ?」
と、軽く笑って答える。
「そうか」
と、クレオ様も控えめに笑ってくれた。
「じゃあ………お手をどうぞ」
と、手を差し出される。
私は自分の手をクレオ様の差し出された手に乗せる。
そして私達は、私達以外誰もいない静かな庭園で月明かりに照らされながらくるくると二人で躍り続けるのでした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
はい、どうも皆さんお久しぶりです!
更新遅れてすいません!
宿題やってます!(今も((((殴)
少しは恋愛系いれられたかな?と思いながら書きました!
なんか最後辺り自分が恥ずかしさを覚えながら、小説を書く筆者でした。(謎)
今後も不定期更新になると思いますが、受験終わったら今までの分取り戻して、頑張って書きますので、どうか!どうか待っててください!お願いします!(土下座)
そして、受験応援してくれると嬉しいです!(((殴
と、長々失礼しました。
なんかいつも見苦しくてほんとすみません。
こんな筆者ですが、今後もよろしくしてくださると嬉しいです!
以上、SAKURAでした!
フィアナ・ヴァレンタインです。
私は今、メアリーから渡された招待状を前にフリーズしています。
(え?え?え?なにこれ?なんなんですかこの状況!歓迎パーティーとか聞いてないんですけど!しかも今夜って急すぎませんか!?ねぇ!しかも『絶対参加するように』って書かれてますし!ねぇ脅しなの!?脅しなんですか!?)
始まりは昨日の帰宅時間中でした……
私はサフィー、ローザ、ミリアと寮まで歩いていた時です
「フィアナ様は歓迎パーティーのお召し物はもうお決まりですの?」
と、ローザが言い出したのです。
「………え?」
(歓迎パーティー?なにそれ、美味しいんですか?)
と私は軽く現実逃避をしてました。
だってパーティーとか言う社交界とか無理ですもん!あそこは地獄ですもん!
ですが、そんな私の心情はスルーされ……
「まぁパーティー……!楽しみですね!私も昨日招待状が届いたんです!」
「わっ私も………きっ昨日届きました!」
「二人はどんなドレスにいたしますの?」
「私は私は淡い水色のドレスにしようかと……」
「ミリアさんは?」
「わ……私はまだ……決めてない……です……」
「まぁ、そうですの……わたくし、ミリアさんはオレンジ色がいいと思いますの」
「私もそう思います」
「じゃあ……オレンジのドレスにしようと思います……」
と、どこか嬉しそうに言った。
「フィアナ様は……やっぱりピンクですわね……」
「え!?」
「そうですね」
「私もそう思います!」
と、皆が賛同する。
なぜかミリアが積極的だ………。
(え?なにこの状況………と……とりあえず合わせておく方がいいのでしょうか……)
「でも……フィアナ様は白も似合うと思います」
「確かに!」
「当日が楽しみです!」
(えぇ……そんな期待しないで……私はあなた達ほどの美少女じゃないですし、スタイルも良くないんですけど!?てか知らないうちに話が進んでませんか!?)
「フィアナ様、ファーストダンスのお相手はお決まりなんですか?」
「いえ、決まっていませんよ」
(てか、こちとら社交界デビューといっても過言じゃないですからね!?お父様が進んで社交界とか出しませんでしたから………まぁこちらとしてはありがたいんですけど。てか、ファーストダンスのお相手=婚約者決まってますか?って言ってるもんですよね!?残念でした!私は恋愛とか結婚なんてするつもりありませんよ!婚約者がいない場合、家狙いの人たちとかいろいろ周りから誘われるんだろうなぁ……めんどくさいなぁ……憂鬱だなぁ……はぁ……サフィー達のところに避難するか、はしっこでじっとしてよう、うん、そうしよう)
などと思ってる間に時間はあっという間で、寮に到着しました。
「それではごきげんよう、皆さん」
「「「ごきげんよう、フィアナ様」」」
そして、部屋に戻ったらメアリーがいて、冒頭にいたる……というわけです……
「これ……どうしよう……というか、今夜って急すぎませんか!?」
「それは、私がお嬢様が行きたくないとほざきそうでしたので、本日お渡しさせていただきました」
(マジですか……うっ……読まれてます……というかメアリーさん、今ほざくって言いましたよね!?ね!?)
「メアリー……あなた、口が悪くなりませんでしたか?」
「さてなんのことでしょう……」
(しらばっくれましたね……まぁいいです。今は歓迎パーティーのことです。はぁ……」
「行きたくないです……………はっ!そうですよ!新しいドレスもアクセサリーもないのですし、行けませんよ!ね!?これは行けません!つまり今回は欠席ということで………」
「ご安心ください。ドレスも、靴も、アクセサリーも全て新調、準備済みでございます」
(ですよねー………知ってましたよ。だって事前に知ってるんだし………てかメアリーは家が誇るハイスペックメイドですものね………はは………)
「……さすが、メアリーです……参りました」
「恐れ入ります。それではお嬢様、ご準備をいたしましょうか」
「もう………お好きになさってください………はぁ………」
(はぁ………さすがというかなんというか………まさかほんの数十分で仕事を終わらせるなんて……なめてました……本当になめてましたよ……メアリー……あなた末恐ろしいですね)
しっかり移動用の馬車もありましたよ。これもう参加するしかないんですね(泣)
(しかも会場がお城って……どんだけガチなんですかね……はぁ……)
「お嬢様、到着いたしました」
「ありがとうございます」
(さて、行きましょうか……)
(戦場に……!!)
「ヴァレンタイン公爵家ご令嬢、フィアナ・ヴァレンタイン様!」
と、名前を呼ばれ、彼女は扉から出てきた。
ざわついていた会場がシンと静まり、彼女を見ている。
感嘆のため息をつくものもいた。
彼女の服装は、白とピンクが基調とした所々に薔薇やリボン、レースなどをあしらわれた派手すぎず、どこか可憐なドレスを身に纏い、髪は編み込みハーフアップ、髪留めには七色に輝く蝶をかたどった宝石をつけている。
彼女はゆっくりと優雅に階段を下りていく。
そして、皆さまの前で完璧なカーテシーをする。
誰もが彼女に目を奪われ、頬を染めていた。
だが、そんなことにフィアナは気づかず……
(待って待ってなんでこんなに静かなの!?え、もっと賑やかにしてていいんだよ!?私のことなんか気にしないで!て言うか見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)
と、一人緊張しパニくっていたのだった。
皆さまごきげんよう。
私は無事、会場にたどり着きました。
あの状況はほんとに辛かったです。
あの後、生徒会の方からの挨拶などがあったり、予想通り周りからダンスに誘われたり、ハルト様に口説かれたり、アルトに救われたりと……まぁ、いろいろありました。
そして現在私は会場を離れ、逃走中です。
いえ……迷子中です。
(ここ……どこですか……?)
はい、完全に迷ってます。
とりあえず、当てもなく歩き回っています。
そして…………
「……窓……?あ!外に繋がってる扉ですね!とりあえず、ここで夜風に当たりながら休ませてもらいましょう」
そうして、私は扉を押し上げ、外に出た。
「綺麗………」
そこはとても幻想的なお庭でした。
中央には大きな噴水があり、月の光に照らされて美しい花々が咲き誇っていました。
「すごいです………こんな素敵な場所があるなんて……はじめて知りました……」
そうして周りを散策していると……
「クレオ様………?」
と、私はクレオ様を見つけ、思わず名前を呟いてしまったのでした。
「……!?あぁ、なんだ。ヴァレンタイン嬢か」
(なんだって……失礼ですね……)
「こんなところで何をなさっているのですか?」
「こんなところも何も……ここ、俺の家なんだが……」
「う………そうでした………」
「そういうヴァレンタイン嬢はどうしてここに?」
「え………?いや………えーと………」
(迷子になってましたなんて、言えません!)
「あ、えと………避難……です。パーティーとかは……あまり好きではないので………」
「そうか、なら俺と同じだな。まぁ、俺の場合は周りがいやがると思うから抜けてるだけだが………」
「そうなんですか………」
(優しい人なんですね………それと同時に可哀想な人。前世の私と同じ………)
「クレオ様は………寂しく……ないんですか……?」
「寂しい……か……そんなのとっくに捨ててしまってるな」
と、どこか悲しげに笑った。
「……クレオ様」
「なんだ?」
「無礼を承知で申し上げます。私と……」
『踊っていただけませんか?』
「え………?」
「ここにいるのも退屈な訳ではないのですが、あまり暇潰しにもなりませんし、よければ、踊りませんか?」
「……でも……下手だぞ?」
「ふふっ……そんなの私も変わりませんよ。社交界なんて、滅多に出ませんでしたし。事実上今日が社交界デビューといっても過言ではないんですよ?」
と、軽く笑って答える。
「そうか」
と、クレオ様も控えめに笑ってくれた。
「じゃあ………お手をどうぞ」
と、手を差し出される。
私は自分の手をクレオ様の差し出された手に乗せる。
そして私達は、私達以外誰もいない静かな庭園で月明かりに照らされながらくるくると二人で躍り続けるのでした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
はい、どうも皆さんお久しぶりです!
更新遅れてすいません!
宿題やってます!(今も((((殴)
少しは恋愛系いれられたかな?と思いながら書きました!
なんか最後辺り自分が恥ずかしさを覚えながら、小説を書く筆者でした。(謎)
今後も不定期更新になると思いますが、受験終わったら今までの分取り戻して、頑張って書きますので、どうか!どうか待っててください!お願いします!(土下座)
そして、受験応援してくれると嬉しいです!(((殴
と、長々失礼しました。
なんかいつも見苦しくてほんとすみません。
こんな筆者ですが、今後もよろしくしてくださると嬉しいです!
以上、SAKURAでした!
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