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後日談
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「イ、グナーツっ様っ!!」
「ミ、ミ、ミリっ、ミリヤムっっ!!」
「…………」
そこで展開される熱血な再会に、すっかり蚊帳の外状態になっているヴォルデマーの耳は、再び少ししゅんとしていた。
それを見たルカスは「くぉら!! そこの馬鹿二人!! ヴォルデマー様が落ち込んでおられるだろう!?」……と今にも叫びだしたかったのだが……その怒声を寸でのところで堪えた。
何せ、その二人が久々の再会であったことには間違いが無い。
砦にはまだ増強予定の人員も到着しておらず、激務を一手に背負ったイグナーツは疲弊してボサボサのよろよろだ。さすがのルカスも、そんな彼がミリヤムとの再会を泣いて喜んでいるのに、そこに水を差す気にはなれなかった。
イグナーツは白い毛に覆われた頬を涙で濡らしながらおんおん泣いている。
「お、お前、この馬鹿! お前と来たら!! 俺がどれだけ心配したと思っているんだ!?」
「イグナーツ様!? ちょ、ここに円形脱毛が……ぁああああ!! お、お可哀想に!」
「領都からはお前がギズルフ卿を馬乗りにしているとか恐ろしげな噂が流れてくるし……いい加減にしろよお前!!」
「大丈夫ですよ! 私めが今すぐお手入れしてあげますからね!! えーと、確か脱毛症によい薬は……」
「お前の、お前の馬鹿さ加減には涙が出る!! 馬鹿め!! ヴォルデマー様を泣かせたら承知しないからな!!」
うおー!! ……というどこかかみ合わないやり取りは、全て互いにぴったり頬を相手に密着させて吐かれていた。お互いがしっと抱き合った二人は、暑苦しくも止まらない。
熊達の熱血さに呆れていたミリヤムも、イグナーツの前では何故か体育会系のノリになってしまうのだった。
「ミリヤム良かったな!! 良かったな無事婚約出来て、うぅっ……」
「イグナーツ様!? ああこの久々の泣き虫感……!! 大丈夫ですよ!! ミリが、ミリが来たからには、まるっとお風呂に入れて、執務室も、イグナーツ様の尻尾の裏もぴかぴかにして差し上げますからね!!」
「い、い、いらねええええ!!」
「…………」
「…………」(ルカス。はらはらしている)
そうしてこの熱血なやり取りは、ヴォルデマーのため息をBGMに長々と続けられたのだった……
イグナーツに泣きながらお手入れを断られたミリヤムが次に向かったのは、見習い隊士達の隊舎だった。
その顔は並々ならぬ気迫に包まれていた。いつの間にか取り出されていたブラシが強く握り締められすぎて戦慄いている。
「……ミリヤム……少し落ち着きなさい」
ルカスは泣きすぎのイグナーツを手伝う為に共に立ち去り、残されたヴォルデマーはため息をついてその背を撫でた。どうにも呆れるのだが、付き合ってやらねば気のすまないヴォルデマーは、内心で惚れた弱みだなと苦笑した。
と、ミリヤムはまるで今から戦場にでも向かうかのような表情で彼を振り返った。
「ええ、ええ……大丈夫でございます。私め落ち着いております。なにせ、ここが私め的にラスボス様の居城……急いてはことを仕損じます……冷静に、的確、迅速に、あのぽっちゃり可愛いラスボス様をお風呂場に叩き込まなければ……例え、如何にそのお身体が汚くあらせられようと!! お獣臭が如何に酷かろうと!!」
「……」
その表情を見て、ヴォルデマーはまるで出会った頃のようだ、と思った。
隊士用の浴場で、ずぶ濡れの己に跨り、青ざめた顔で「お日様の香りにしてやる」と言っていたあの時の顔と、今のミリヤムの顔はそっくり同じものだった。
一瞬感慨深い想いに囚われかけたヴォルデマーだったが──……そうもしていられなかった。
その青ざめた不気味な顔の娘は、再び隊舎の入り口に向き直ると猛々しく叫ぶ。
「坊ちゃ……お父様のお叱り覚悟でここまで来たのです! あの白もふ様を綺麗にぜずしてこの砦から帰ることは出来ません!!」
いざ!! と……ミリヤムは隊舎の中へ駆け込んで行った──途端、ぎゃー!! と、言う娘の悲鳴が辺りに響き渡る。
「!? ミリヤム!?」
ヴォルデマーが慌ててその後を追うと、そこに──ミリヤムの姿は無かった。
いや、無いのではない。
勢い込んで隊舎に突入して行ったミリヤムは、そこで多くの獣人少年達に向かい打たれ、返り討ちにあい、その毛玉の下に埋もれていた……
「も、もががっ!?」
「ミリーだ!!」
「ミリー! ミリー!! 聞いて聞いて!! 俺昨日冬眠明けのカエルを──あれ? ミリヤムどこ行ったの?」
一斉に飛び掛った少年隊士達は、ミリヤムを見失ってきょろきょろしている。と、その後ろで混血獣人のエメリヒが泣きそうな顔で下を指差していた。
「み、み、皆!! 駄目じゃないか、ミリーさんが! ミリーさんが死んじゃう……踏んでる、下敷きになってるよおお!!」
エメリヒは泣きべそかきながら、仲間達の下から、すっかりのびきったミリヤムを引きずり出した。
「ミ、ミリーさんしっかりして!」
「お、おおう……エメリヒ坊ちゃん……有難うございます、相変わらず少年隊士様方は手加減なし……一瞬お花畑が見えました……いえ、本当に見えていたのは坊ちゃんらの泥だらけのお尻とおみ足ですが……うふふ」
「ミ、ミリーさんしっかりして!!」
あー!! と叫ぶエメリヒ。するとその背後から、ぐふふと不気味な声が響いた。
「!?」
その忍び笑いにミリヤムがハッとする。
「……正面きって突撃してくるなんて……ミリーこそ相変わらずだなあ。ちょっとは学習しなよ……」
「ローラント坊ちゃん!?」
ゆっくりと現れたミリヤム的ラスボスっ子、イグナーツの弟白豹のローラントは、小憎らしい顔でミリヤムを見下ろしている。
彼は子供ながらの悪人面で、悠々とミリヤムの傍まで歩いてくると──……
唐突に、にっかり笑う。
「まんまとおびき出されたねミリー!!」
わー会いたかったよーなどと言いながら、ローラントはミリヤムに突進し、床の上に転がったミリヤムにすりすりしている。喉が盛大にゴロゴロ鳴っている。
「どう!? どう!? 僕の春毛!!」
「ぼ、ぼぼぼぼ坊ちゃん……!?」
ミリヤムはその嬉しそうな白豹少年に目を剥いて──思わず叫んだ。
「っまた! ……太りましたかっ!?」
ミリヤムの頭の中にはががーん、と大きな音がした。
ローラントはわざとらしい棒読みで答える。
「ヤダなぁミリーたらぁ。思春期のいたいけな僕にそういう事正面切って言う? うふ、相変わらずデリカシーないなあ」
「ふ、冬毛だからって、冬毛だからって言ってたのに……ミリが見ない間により一層大きくなっておられるではありませんか!!」
わなわなしているミリヤムに、ローラントは、きゅろんと可愛い目をしてみせた。
「えーそう? えへ。僕、成長期だから」
「…………………………ぅ……」
抜け抜けという言うふくふくした少年に、ミリヤムは叫んだ。
「嘘だ!! 違う!! 横じゃないか!!」──と。
「ミ、ミ、ミリっ、ミリヤムっっ!!」
「…………」
そこで展開される熱血な再会に、すっかり蚊帳の外状態になっているヴォルデマーの耳は、再び少ししゅんとしていた。
それを見たルカスは「くぉら!! そこの馬鹿二人!! ヴォルデマー様が落ち込んでおられるだろう!?」……と今にも叫びだしたかったのだが……その怒声を寸でのところで堪えた。
何せ、その二人が久々の再会であったことには間違いが無い。
砦にはまだ増強予定の人員も到着しておらず、激務を一手に背負ったイグナーツは疲弊してボサボサのよろよろだ。さすがのルカスも、そんな彼がミリヤムとの再会を泣いて喜んでいるのに、そこに水を差す気にはなれなかった。
イグナーツは白い毛に覆われた頬を涙で濡らしながらおんおん泣いている。
「お、お前、この馬鹿! お前と来たら!! 俺がどれだけ心配したと思っているんだ!?」
「イグナーツ様!? ちょ、ここに円形脱毛が……ぁああああ!! お、お可哀想に!」
「領都からはお前がギズルフ卿を馬乗りにしているとか恐ろしげな噂が流れてくるし……いい加減にしろよお前!!」
「大丈夫ですよ! 私めが今すぐお手入れしてあげますからね!! えーと、確か脱毛症によい薬は……」
「お前の、お前の馬鹿さ加減には涙が出る!! 馬鹿め!! ヴォルデマー様を泣かせたら承知しないからな!!」
うおー!! ……というどこかかみ合わないやり取りは、全て互いにぴったり頬を相手に密着させて吐かれていた。お互いがしっと抱き合った二人は、暑苦しくも止まらない。
熊達の熱血さに呆れていたミリヤムも、イグナーツの前では何故か体育会系のノリになってしまうのだった。
「ミリヤム良かったな!! 良かったな無事婚約出来て、うぅっ……」
「イグナーツ様!? ああこの久々の泣き虫感……!! 大丈夫ですよ!! ミリが、ミリが来たからには、まるっとお風呂に入れて、執務室も、イグナーツ様の尻尾の裏もぴかぴかにして差し上げますからね!!」
「い、い、いらねええええ!!」
「…………」
「…………」(ルカス。はらはらしている)
そうしてこの熱血なやり取りは、ヴォルデマーのため息をBGMに長々と続けられたのだった……
イグナーツに泣きながらお手入れを断られたミリヤムが次に向かったのは、見習い隊士達の隊舎だった。
その顔は並々ならぬ気迫に包まれていた。いつの間にか取り出されていたブラシが強く握り締められすぎて戦慄いている。
「……ミリヤム……少し落ち着きなさい」
ルカスは泣きすぎのイグナーツを手伝う為に共に立ち去り、残されたヴォルデマーはため息をついてその背を撫でた。どうにも呆れるのだが、付き合ってやらねば気のすまないヴォルデマーは、内心で惚れた弱みだなと苦笑した。
と、ミリヤムはまるで今から戦場にでも向かうかのような表情で彼を振り返った。
「ええ、ええ……大丈夫でございます。私め落ち着いております。なにせ、ここが私め的にラスボス様の居城……急いてはことを仕損じます……冷静に、的確、迅速に、あのぽっちゃり可愛いラスボス様をお風呂場に叩き込まなければ……例え、如何にそのお身体が汚くあらせられようと!! お獣臭が如何に酷かろうと!!」
「……」
その表情を見て、ヴォルデマーはまるで出会った頃のようだ、と思った。
隊士用の浴場で、ずぶ濡れの己に跨り、青ざめた顔で「お日様の香りにしてやる」と言っていたあの時の顔と、今のミリヤムの顔はそっくり同じものだった。
一瞬感慨深い想いに囚われかけたヴォルデマーだったが──……そうもしていられなかった。
その青ざめた不気味な顔の娘は、再び隊舎の入り口に向き直ると猛々しく叫ぶ。
「坊ちゃ……お父様のお叱り覚悟でここまで来たのです! あの白もふ様を綺麗にぜずしてこの砦から帰ることは出来ません!!」
いざ!! と……ミリヤムは隊舎の中へ駆け込んで行った──途端、ぎゃー!! と、言う娘の悲鳴が辺りに響き渡る。
「!? ミリヤム!?」
ヴォルデマーが慌ててその後を追うと、そこに──ミリヤムの姿は無かった。
いや、無いのではない。
勢い込んで隊舎に突入して行ったミリヤムは、そこで多くの獣人少年達に向かい打たれ、返り討ちにあい、その毛玉の下に埋もれていた……
「も、もががっ!?」
「ミリーだ!!」
「ミリー! ミリー!! 聞いて聞いて!! 俺昨日冬眠明けのカエルを──あれ? ミリヤムどこ行ったの?」
一斉に飛び掛った少年隊士達は、ミリヤムを見失ってきょろきょろしている。と、その後ろで混血獣人のエメリヒが泣きそうな顔で下を指差していた。
「み、み、皆!! 駄目じゃないか、ミリーさんが! ミリーさんが死んじゃう……踏んでる、下敷きになってるよおお!!」
エメリヒは泣きべそかきながら、仲間達の下から、すっかりのびきったミリヤムを引きずり出した。
「ミ、ミリーさんしっかりして!」
「お、おおう……エメリヒ坊ちゃん……有難うございます、相変わらず少年隊士様方は手加減なし……一瞬お花畑が見えました……いえ、本当に見えていたのは坊ちゃんらの泥だらけのお尻とおみ足ですが……うふふ」
「ミ、ミリーさんしっかりして!!」
あー!! と叫ぶエメリヒ。するとその背後から、ぐふふと不気味な声が響いた。
「!?」
その忍び笑いにミリヤムがハッとする。
「……正面きって突撃してくるなんて……ミリーこそ相変わらずだなあ。ちょっとは学習しなよ……」
「ローラント坊ちゃん!?」
ゆっくりと現れたミリヤム的ラスボスっ子、イグナーツの弟白豹のローラントは、小憎らしい顔でミリヤムを見下ろしている。
彼は子供ながらの悪人面で、悠々とミリヤムの傍まで歩いてくると──……
唐突に、にっかり笑う。
「まんまとおびき出されたねミリー!!」
わー会いたかったよーなどと言いながら、ローラントはミリヤムに突進し、床の上に転がったミリヤムにすりすりしている。喉が盛大にゴロゴロ鳴っている。
「どう!? どう!? 僕の春毛!!」
「ぼ、ぼぼぼぼ坊ちゃん……!?」
ミリヤムはその嬉しそうな白豹少年に目を剥いて──思わず叫んだ。
「っまた! ……太りましたかっ!?」
ミリヤムの頭の中にはががーん、と大きな音がした。
ローラントはわざとらしい棒読みで答える。
「ヤダなぁミリーたらぁ。思春期のいたいけな僕にそういう事正面切って言う? うふ、相変わらずデリカシーないなあ」
「ふ、冬毛だからって、冬毛だからって言ってたのに……ミリが見ない間により一層大きくなっておられるではありませんか!!」
わなわなしているミリヤムに、ローラントは、きゅろんと可愛い目をしてみせた。
「えーそう? えへ。僕、成長期だから」
「…………………………ぅ……」
抜け抜けという言うふくふくした少年に、ミリヤムは叫んだ。
「嘘だ!! 違う!! 横じゃないか!!」──と。
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