【短編】100通目のラブレター ~モテモテ伯爵令息と幼馴染令嬢のじれじれ両片思い~

「あのルテティアさま」可憐な少女が声をかけてきた。
「これ、フェルデン様にお渡しくださいませ」
ルテティア子爵令嬢はフェルデン伯爵令息の幼馴染だ。いつからか、フェルデン宛のラブレターを託されるようになった。なぜなのか。九十九通のラブレターをフェルデンに届けたルテティアは言った。「幼馴染の関係を終わりにしましょう」フェルデンから離れる決意をするルテティアと、そんなルテティアを囲い込みたいフェルデン。ふたりのじれじれ両片思いの結末は……?
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