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23 僕の本当の出自? 2
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なにやら絶賛困惑中のエアリアルとダオラが、埒がアカンと僕にストレートに聞いてきた。
「あのさ、ユラ君。もしかしてお母さんがハイエルフだった?」
「お父さんは血が繋がっていないっぽいんだよね? じゃあ、本当の父親のこととか何か聞いてたり手がかりとか・・・・・・?」
そう言われても、地球上にそんなファンタジーな生き物はいない・・・・・・ん?
「そういえば、母親は妖精とか精霊がいると言われてる土地の出身だったかな?」
イギリスってそういう伝承がたくさんあるって聞いたことがある。もしかしたらあり得る、のかも?
事実、僕が異世界転移とか転生とかしてるくらいだし。
・・・・・・もしかして僕とは逆のパターンで、母親も地球に転移してきた異世界のハイエルフだったということも、無きにしも非ず?
「確かに母親は精霊と言われても不思議じゃないくらい儚くて夢見がちな綺麗な人だったけど、見た目は普通だったよ」
「それはたぶん、ユラ君のタグと同じモノを持ってて姿を変えていたんじゃないかな」
「うーん、僕は本当に接することがなかったからそれが事実かどうかは分からないしなぁ」
でも今更どうでもいい。調べようもないし。
「実の父親かもしれない人は全く分からないけど。あ、でも一度だけ耳にしたことがある。母親には恋人か夫がいたらしいって、当主の幹部の一人が漏らしてた」
もしかしたらその人が僕の父親かもしれない。
「でも多分だけど、僕みたいな暗部が大勢いるんだし、いたとしてももう生きていないと思うよ。あの人が元とはいえ恋人らしい男の存在を許すはずがないから」
いたら絶対にバレないように殺っちゃってるよね。
「・・・・・・ユラ君・・・・・・」
「こんなに小さいのに、なんて荒んだ生活を送っているの・・・・・・お兄さん、ウルッとしちゃう」
エアリアルがなんともいえない顔で僕の名を呟き、ダオラが綺麗なサファイアブルーの瞳をうるうるとさせてそう言った。
エアリアルはともかくガタイのいい男の泣き顔なのに綺麗だなダオラ。イケメンはどんなときもイケメンなんだね。
ん? ナハト? ナハトは確かにイケメンだけど、アレは残念なイケメンだ。いやそんなことより───。
「小さいけど僕は二〇歳! もうタグ返して貰っていいかな!? それでもって僕はタダのユラ! もうそれでいいでしょ? この話はおしまい!」
手を伸ばしてエアリアルからタグを返して貰い、さっさと首にかけて服の内側にしまう。
「それで冒険者登録して貰えるの?」
「・・・・・・いいでしょう。実力は十分なので。本来、最初はFランクという駆け出し冒険者ランクなんですがギルマス権限でCランクからの登録にします」
「え、いいの?」
それってズルくない?
「力のある者を最低ランクで遊ばせておく方がよろしくないので、これは割とよくあることなんです」
「だから気にしなくていいんですよー」
エアリアルとダオラにそう言われて、それもそうかと納得する。
「じゃあ、パパッとやっちゃいましょうか」
さっきまでのちょっと重い空気を変えるようにエアリアルが手をパンッと合わせ、そう言って冒険者ギルドタグを作る手続きを始めた。
何やら掌サイズの水晶玉の乗った地球儀っぽい形の魔導具を持ち出して僕の前に差し出す。
「この魔導具に手をかざして下さい。───はい、これはユラ君の魔力を元に作られたタグなので他人には使えません」
言われた通り右手をかざすと、水晶玉の天辺からナハトが持っているモノと同じ形のタグが音もなくスーッと現れてきてビックリした。
何、この謎機構!?
ATMの機械からカードが出て来る感じって言えば分かる?
エアリアルがそれを手に取りサッと見て異常がないかの確認をしてから僕に渡す。
僕は受け取ってマジマジと見回した。前にナハトが見せてくれたモノと形は同じ。僕のドッグタグとそっくりだけど、片側に名前と冒険者ランクしか書かれていない。
「それは任意で表記の情報を選べるんです。大体は名前と冒険者ランクのみですね」
「むやみやたらに他人に見せるな。弱味にもなる」
「もう片方には受けた依頼や達成度などが表記されますが、本人かギルドで魔導具でのチェック以外に他人には見えません」
「へえ、プライバシー保護やセキュリティが凄いんだね」
更にざっくりとタグの説明をしてくれるエアリアルとナハト。
どうやらランクによってタグの材質が違うらしい。
Sはオリハルコン、Aは金、Bは魔導銀で僕のランクのCは普通の銀、Dが銅、Eは鉄、Fにいたっては石だそうだ。
紛失したら再発行にけっこうな額のお金が必要になるから失くさないように、と言われた。
「詳しくはナハトから聞いて下さい」
「腐ってもSランク冒険者だからねぇ」
・・・・・・いや、腐ってもって・・・・・・。
まあ、確かにこの短時間でナハトが残念イケメンだっていうことがよく分かったけど。
ナハトは二人と気安い間柄なのか、酷い言われようにムッとしながらもさほど気にもせずに僕にタグの機能を教えてくれた。
「これで大抵の店の支払いとかも出来るぞ。まあ露店や屋台は現金がほとんどだがな。ギルドの銀行にお金を預けておくだけで引き落とされるから。タグと同時に口座も作られてるから便利だよ」
「・・・・・・問題は僕が一銭も持っていないことだね」
そう、悲しいかな、僕は今、無一文なんだ。
何故、僕を無一文で異世界転生させたんだ!
・・・・・・まあ、向こうでも必要経費以外に貰う報酬という名の小遣いは大した金額じゃなかったけどね。だから貯金額はほぼゼロ。
今思うと、よく何も感じなかったよね。薄々分かってたけど、他の暗部の仲間と違って僕の報酬は最低限だったと思う。
・・・・・・五十嵐家の身内だからただ働きみたいな位置づけだったんだろうな。
最低限の衣食住はあったし、これまで報酬に文句を言ったことはないし、家族のために報酬を貰うなんて、という気持ちもあったし。
でもここは異世界。生きていくためにはお金が必要!
ナハトみたいにガンガン稼いでやるぞ!
そう意気込む僕に、ナハトはボソッと言った。
「一生俺のヒモでいいのに。依存してくれていいのに。ずっと養ってあげるのに」
「・・・・・・言い方・・・・・・」
「甲斐性はあるんでしょうが、言ってることがちょっとぉ・・・・・・」
エアリアルとダオラが引いた顔をしていたが、ナハトは本心で言っているようだった。
くそう・・・・・・!
絶対にお金持ちになってやるからな! 福利厚生なんて絶対になさそうなこの世界、やっぱり頼れるのは金だろう! 老後に備えないとな!
まずは先行投資をして貰って服を揃えてマイナスからのスタートだけど!
僕は守銭奴になる!
※今イチ出自がハッキリしませんが、こっちはこのまま進みます。もやっとするでしょうがご了承下さい。
あとで元の世界の閑話とかで書く予定です。
ナハト達とは勘違いが絶妙?に噛み合って双方納得みたいな感じです。(皆、補完したり深読み、常識のズレで合っているようで合ってない)
あと自分が人外だったことに衝撃を受けたユラは、それまでエアリアル達に丁寧な言葉を使ってたけど、すっかり頭から抜けてこの辺りからタメ口になってます。
大人だってバレたのもある。
「あのさ、ユラ君。もしかしてお母さんがハイエルフだった?」
「お父さんは血が繋がっていないっぽいんだよね? じゃあ、本当の父親のこととか何か聞いてたり手がかりとか・・・・・・?」
そう言われても、地球上にそんなファンタジーな生き物はいない・・・・・・ん?
「そういえば、母親は妖精とか精霊がいると言われてる土地の出身だったかな?」
イギリスってそういう伝承がたくさんあるって聞いたことがある。もしかしたらあり得る、のかも?
事実、僕が異世界転移とか転生とかしてるくらいだし。
・・・・・・もしかして僕とは逆のパターンで、母親も地球に転移してきた異世界のハイエルフだったということも、無きにしも非ず?
「確かに母親は精霊と言われても不思議じゃないくらい儚くて夢見がちな綺麗な人だったけど、見た目は普通だったよ」
「それはたぶん、ユラ君のタグと同じモノを持ってて姿を変えていたんじゃないかな」
「うーん、僕は本当に接することがなかったからそれが事実かどうかは分からないしなぁ」
でも今更どうでもいい。調べようもないし。
「実の父親かもしれない人は全く分からないけど。あ、でも一度だけ耳にしたことがある。母親には恋人か夫がいたらしいって、当主の幹部の一人が漏らしてた」
もしかしたらその人が僕の父親かもしれない。
「でも多分だけど、僕みたいな暗部が大勢いるんだし、いたとしてももう生きていないと思うよ。あの人が元とはいえ恋人らしい男の存在を許すはずがないから」
いたら絶対にバレないように殺っちゃってるよね。
「・・・・・・ユラ君・・・・・・」
「こんなに小さいのに、なんて荒んだ生活を送っているの・・・・・・お兄さん、ウルッとしちゃう」
エアリアルがなんともいえない顔で僕の名を呟き、ダオラが綺麗なサファイアブルーの瞳をうるうるとさせてそう言った。
エアリアルはともかくガタイのいい男の泣き顔なのに綺麗だなダオラ。イケメンはどんなときもイケメンなんだね。
ん? ナハト? ナハトは確かにイケメンだけど、アレは残念なイケメンだ。いやそんなことより───。
「小さいけど僕は二〇歳! もうタグ返して貰っていいかな!? それでもって僕はタダのユラ! もうそれでいいでしょ? この話はおしまい!」
手を伸ばしてエアリアルからタグを返して貰い、さっさと首にかけて服の内側にしまう。
「それで冒険者登録して貰えるの?」
「・・・・・・いいでしょう。実力は十分なので。本来、最初はFランクという駆け出し冒険者ランクなんですがギルマス権限でCランクからの登録にします」
「え、いいの?」
それってズルくない?
「力のある者を最低ランクで遊ばせておく方がよろしくないので、これは割とよくあることなんです」
「だから気にしなくていいんですよー」
エアリアルとダオラにそう言われて、それもそうかと納得する。
「じゃあ、パパッとやっちゃいましょうか」
さっきまでのちょっと重い空気を変えるようにエアリアルが手をパンッと合わせ、そう言って冒険者ギルドタグを作る手続きを始めた。
何やら掌サイズの水晶玉の乗った地球儀っぽい形の魔導具を持ち出して僕の前に差し出す。
「この魔導具に手をかざして下さい。───はい、これはユラ君の魔力を元に作られたタグなので他人には使えません」
言われた通り右手をかざすと、水晶玉の天辺からナハトが持っているモノと同じ形のタグが音もなくスーッと現れてきてビックリした。
何、この謎機構!?
ATMの機械からカードが出て来る感じって言えば分かる?
エアリアルがそれを手に取りサッと見て異常がないかの確認をしてから僕に渡す。
僕は受け取ってマジマジと見回した。前にナハトが見せてくれたモノと形は同じ。僕のドッグタグとそっくりだけど、片側に名前と冒険者ランクしか書かれていない。
「それは任意で表記の情報を選べるんです。大体は名前と冒険者ランクのみですね」
「むやみやたらに他人に見せるな。弱味にもなる」
「もう片方には受けた依頼や達成度などが表記されますが、本人かギルドで魔導具でのチェック以外に他人には見えません」
「へえ、プライバシー保護やセキュリティが凄いんだね」
更にざっくりとタグの説明をしてくれるエアリアルとナハト。
どうやらランクによってタグの材質が違うらしい。
Sはオリハルコン、Aは金、Bは魔導銀で僕のランクのCは普通の銀、Dが銅、Eは鉄、Fにいたっては石だそうだ。
紛失したら再発行にけっこうな額のお金が必要になるから失くさないように、と言われた。
「詳しくはナハトから聞いて下さい」
「腐ってもSランク冒険者だからねぇ」
・・・・・・いや、腐ってもって・・・・・・。
まあ、確かにこの短時間でナハトが残念イケメンだっていうことがよく分かったけど。
ナハトは二人と気安い間柄なのか、酷い言われようにムッとしながらもさほど気にもせずに僕にタグの機能を教えてくれた。
「これで大抵の店の支払いとかも出来るぞ。まあ露店や屋台は現金がほとんどだがな。ギルドの銀行にお金を預けておくだけで引き落とされるから。タグと同時に口座も作られてるから便利だよ」
「・・・・・・問題は僕が一銭も持っていないことだね」
そう、悲しいかな、僕は今、無一文なんだ。
何故、僕を無一文で異世界転生させたんだ!
・・・・・・まあ、向こうでも必要経費以外に貰う報酬という名の小遣いは大した金額じゃなかったけどね。だから貯金額はほぼゼロ。
今思うと、よく何も感じなかったよね。薄々分かってたけど、他の暗部の仲間と違って僕の報酬は最低限だったと思う。
・・・・・・五十嵐家の身内だからただ働きみたいな位置づけだったんだろうな。
最低限の衣食住はあったし、これまで報酬に文句を言ったことはないし、家族のために報酬を貰うなんて、という気持ちもあったし。
でもここは異世界。生きていくためにはお金が必要!
ナハトみたいにガンガン稼いでやるぞ!
そう意気込む僕に、ナハトはボソッと言った。
「一生俺のヒモでいいのに。依存してくれていいのに。ずっと養ってあげるのに」
「・・・・・・言い方・・・・・・」
「甲斐性はあるんでしょうが、言ってることがちょっとぉ・・・・・・」
エアリアルとダオラが引いた顔をしていたが、ナハトは本心で言っているようだった。
くそう・・・・・・!
絶対にお金持ちになってやるからな! 福利厚生なんて絶対になさそうなこの世界、やっぱり頼れるのは金だろう! 老後に備えないとな!
まずは先行投資をして貰って服を揃えてマイナスからのスタートだけど!
僕は守銭奴になる!
※今イチ出自がハッキリしませんが、こっちはこのまま進みます。もやっとするでしょうがご了承下さい。
あとで元の世界の閑話とかで書く予定です。
ナハト達とは勘違いが絶妙?に噛み合って双方納得みたいな感じです。(皆、補完したり深読み、常識のズレで合っているようで合ってない)
あと自分が人外だったことに衝撃を受けたユラは、それまでエアリアル達に丁寧な言葉を使ってたけど、すっかり頭から抜けてこの辺りからタメ口になってます。
大人だってバレたのもある。
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