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終わりよければ全てよし!
しおりを挟む無事に?アトリウムと婚姻して新婚休暇が終わった後、王宮に呼び出された。
何で?!
アトリウムは何か知ってるっぽいけど、とにかく二人して来るようにと言われて、一張羅の魔塔のローブを纏って行った。
そこで自分が実は平民じゃなく貴族だったことを知った。
「リナリア・アーヴァン。いや、今はリナリア・ハーバリウムだね。君は亡き父の後を継いで、18歳の成人の時にアーヴァン男爵になっていたんだ。君の生い立ちから急にそう言われても戸惑うだろうと言うことでずっと伏せさせていたんだよ。すまない。驚いたろう?」
そう言ったのはリナリアがいた孤児院を経営するハーバリウム侯爵様。
見たことある。
・・・アレ?
ハーバリウム?
アトリウムを見るとにこっとして言った。
「うん、父親」
「---へえ?!」
マジか?!
自分が貴族だったことより驚いた。
どうやらウチの父とは知り合いだったらしく、偶然僕に気付いて色々と便宜を図ってくれていたらしい。
「ありがとうございます」
「いやいや、こちらこそ愚息と結婚してくれてありがとうだよ。色々と大変だろうけど、よろしくね?」
「どういう意味・・・」
「あーあー、気にするな、リナリア!」
何かアトリウムに誤魔化されたが、まあいいや。
この説明の他に、僕が嫁に行ってしまって跡取りの不在になったアーヴァン男爵家をどうしようかって事になった。
「君の父君の頑張りの証なんだよ、アーヴァン男爵って。だから出来るなら存続させたいと思ってる」
ハーバリウム侯爵が眉をへにょっと下げて言ってくれたが、どうすりゃ良いのか分からない。
僕の顔で言いたいことが分かったのだろう。
アトリウムが追加で教えてくれた。
「今は王家選出の管理人に任せて、俺とお前の子供に継がせれば良い。だからハーバリウム侯爵家とアーヴァン男爵家で最低二人は産んで貰わないと」
「---へあ?! そーゆーこと?!」
「・・・・・・そういうこと、だね」
更に眉をへにょっと下げて申し訳なさそうに言う侯爵様・・・いえ、義父様。
「え? でもコレばっかりは思っても出来るもんじゃないよね?!」
「うん、だから問題は先送りで。二人以上生まれれば万々歳。一人だったらその時考えよう」
「そうだね、それで良いか。よろしいですよね、陛下?」
「うむ。それで良いぞ」
「ふえっ?! へ、陛下?!」
「ああ、気にせずとも良い。リナリア、長いことすまなかったな。これから幸せにな」
「あっありがとうございます?」
「よいよい。早う帰って子作りに励めよ」
その辺のオジサンのように現れて帰って行った国王陛下・・・?!
混乱のままアトリウムに連れ帰られ、陛下の言うように張り切ったアトリウムに孕ませられるのはもう後少し。
なんだかんだ言って4人の子供に恵まれて、幸せになったのはやっぱり猫神様の招き猫効果だったのかな?
アトリウムも幸せそうだからもういいか。
結局、猫耳尻尾は生涯付いたまま、何時までもアトリウムに可愛がられたのだった。
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読ませていただきましたー❣️
リナリアがとっても可愛いです💕アトリウムに流されちゃってることに、気づいてなくて、気づいても、まぁいっかーな所とか、実はアトリウムに絆されてるところとか……。
周囲も囲い込みにグルだったこととかww🤭
少年期が可哀想でしたけど、これからは幸せいっぱいに暮らせると思います☺️
跡取りの心配もなくて済みますしね🎵
ありがとうございます😆
もっと単純に短く終わる予定がなんか裏設定ついつい作っちゃって長くなり・・・。
ハッピーエンドだから良いか😄
おバカな受けが可愛い(笑)
ありがとうございます。
おバカな受け良いですよねw