迷い子の月下美人

エウラ

文字の大きさ
上 下
173 / 533

169 *よしよしからの・・・ 3

しおりを挟む
*R18。背後注意。もう少し続きます。お付き合い下さい。*




「---ノア、ノーア?」

・・・・・・ヤベえ、やり過ぎたか。
完全にトンじまった。

ノアの胎内はずっとイキっぱなしになっていてアークの剛直をぎゅうぎゅう締め付けている。

ソレがとんでもなく気持ち良くて持っていかれそうだ!

アークが堪えながらグッと奥を突くと、イッてたノアの瞳がアークを映した。
ソレにホッとして声をかけると、微かに返事をくれた。

「ノア、平気か?」
「・・・きもちい・・・・・・だけ・・・」

だがいつもよりもトロンとしている。
・・・どうやらさっきまでのゆったりした愛撫で体がかなり出来上がっていたらしい。

感度が半端ない。
俺も気持ち良すぎて、保たねえかも・・・。

「---ノア、もっと気持ち良くしてやるからな」
「・・・・・・もっと・・・?」
「ああ、もっとだ」

---ノアの瞳に少し怯えが見えたが、未知の快楽に対するモノだろう。
奥を更にグリッとすれば嬌声と共に消えた。

今度はアークがノアの頭を撫で、しながらもう片方の手で再びノアの薄い腹を押した。

ゴリッと中からも擦りあげる。
ノアは嬌声をあげて、白くて細い喉を仰け反って晒す。
そこを甘噛みしながら、未だ押さえている腹を容赦なく突き上げた。

「---ひぅ、・・・・・・あっ・・・ひ、はっ・・・ひあ、・・・・・・く、ゃあっ!」
「ッノア、気持ち、良いだろ? 良いよな? イキっぱなしだもんな?」
「---っい、っの・・・! あっ・・・も、む・・・」

ムリ、と言おうとしたらしいが、アークは止まらない。

結局、ノアが嬌声も出せなくなる頃までガツガツと揺さぶり続けて、ノアが気絶して寝落ちるまでいつもの絶倫ぶりを発揮していたのだった。


---次の日の朝、というかすでに昼過ぎだが。

珍しく痛む腰やら股関節やら喉やらを見て見ぬフリをしたノアが、もはやルーティンと化した動作でインベントリからポーションを取り出して飲む。

アークはおそらく風呂の支度だろう。
ノアが恥ずかしいからと一応、ギギ達に部屋にいるように頼んだのかもしれない。
二人ともリビングに気配は無いようだ。

飲んで痛みは取れたが重怠い体をベッドに横たえると再び目を閉じる。

脳裏に昨夜の様子がまざまざと思い浮かんでは消えていく。

---俺、昨日・・・何であんなに感じちゃったんだろう・・・。
めちゃくちゃ気持ち良かった。
アレか、焦らされすぎたからか?

でも、挿入されたあとのアークに、あそこ、グリッとされて・・・・・・中からも擦られたら・・・。

「・・・うわーうわー!!?」

思い出したら胎が疼いて、ヤバい!!

「・・・どうした、ノア?」
「---っぴえっ?!」

急に声をかけられて驚いてヘンな声が出た。
何時からいたのか、気付かなかったよ!

「・・・ぴ・・・可愛いな、おい・・・じゃなくて」
「ああああ、なな何でも、ないよっ?! 気持ち良かったとか疼いて困るとかそんなこと思ってないよ?! ---ぁ」

咄嗟に口を押さえたけど、遅かった。
心配顔だったアークがめちゃくちゃいい笑顔で聞いてきた。

「・・・・・・気持ち良かったんだ?」
「ぅ・・・えと、その」
「疼くんだ?」
「ぁの・・・ぅ・・・」
「昨夜は感じまくってたもんなあ」
「・・・・・・ぅ、ん」

ノアはもう両手で顔を覆って、首筋まで真っ赤になって、小さく呟いた。

アークはソレを見て、単に恥ずかしいだけなんだなと結論づけた。
いや、ノアが嫌がってるのならもう止めようかなと、ちょっと・・・いやほんのちょっとだけ止めても良いかな、なんて思っていたわけで。


---たまにはスローセックスも良いかな。


なんてお互い心の中で思っていたのは内緒である。





※よしよしからの・・・スローセックスっぽく・・・からの、結局いつものガンガンアーク攻め。
アーク、我慢待てが出来ませんでした。
ノア主導(攻め・・・いや受けだけども)にしてみたかったんだけども、無理でした。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」 授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。 途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。 ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。 駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。 しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。 毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。 翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。 使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった! 一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。 その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。 この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。 次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。 悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。 ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった! <第一部:疫病編> 一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24 二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29 三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31 四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4 五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8 六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11 七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・

青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。 「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」 私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・ 異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

処理中です...