13 / 18
13
しおりを挟む
「お披露目会のことだが、陛下の身体が芳しく無いため、取り止めになった」
正式にジェノライドの子となった私達は居室を別邸から本邸に移され、その慌ただしさの中告げられた
「余り長くは持たないとの医師の判断だ。披露目に充てられていた日を王太子の戴冠式と婚儀に充てる。暫く、城に詰めることになるだろう。お前達もそのつもりでいるように」
執務室を出て先程告げられたことについてヴィンセントに質問をしている時だった
従者の一人が青褪めた顔でこちらに走ってきた
「何があった」
「ヴィンセント様、大変です、…アネッサ様が…」
「アネッサに何かあったの」
「シエラ、すまないけど、エリィを僕の部屋へ。エリィ、ジェノライド様の所へ戻るね」
わたしの手をギュッと握った後、従者と共にヴィンセントはジェノライドの元へ戻っていった
「お嬢様、参りましょう」
「アン…。シエラ、ヴィーの部屋に行く前に、アネッサの所に向かうわ」
「なりませんよ、お嬢様。何があったのか分からないじゃないですか。今ヴィンセント様も報告を受けてみえます。詳しいことが分かってからにしましょう」
「ずっと慣れない環境で一人この屋敷に居たのよ。先日も体調を崩したし。アネッサに会いに行くわ」
「お嬢様、お待ち下さい!」
シエラの呼びかけを無視して、本邸の離れに居るアネッサの方へ向かった
護衛の騎士が立つ部屋から、この屋敷の専属医師と二人の従者が担架を運び出しているのが見えた
「アン!!!!」
布からだらりと爛れた腕が
周りからは煤けた匂いと鼻を突くような匂いが立ち込めている
担架に駆け寄り、声を掛けると掠れた声というよりは最早音となった物が発せられた
「…ベス……」
先程目にした腕がだらりと力を失った
「アン、いや、アン!!!」
しゃがみ込み担架にしがみつくようにしていたわたしの後ろから、今わたしが呼びかけている正にその人の声がした
「エリィ、私は無事よ」
「えっ…」
振り返るとそこには腕をさすりながらアネッサが立っていた
「それはミネルバ夫人」
「夫人…、夫人がどうして…、何が、何があったの…」
よろよろと立ち上がり、アネッサの方へ向き直った時、報告を受けたジェノライドとヴィンセントが先程の従者と共に現れた
「無事か」
「はい。この部屋はもう使い物にはなりません。部屋を移していただけますか」
「ああ、登城までの間、客間を使うと良い」
従者達に指示を出し、場所を変え、わたし達はアネッサから何があったのかを詳しく聞くことになった
人払いをされた客間の一室に通され、アネッサに寄り添うようにわたしはソファに腰掛けた
「で、何があった」
「体調を崩した私を心配して、叔母が訪ねてきました。兄のことで話したいことがあると、人払いを願い出てきましたので、それに従ったところ、叔母は豹変し、私が王太子妃になるのは許せないと、懐から液体の入った瓶を取り出し私にかけました。そして、近くにあった燭台で殴りかかってきましたので、恐ろしくなり、突き飛ばしてしまい、運悪く暖炉に…。あっという間のことでした…。助けを呼びましたが、人払いをしていたため、駆けつけるのが遅くなって…」
「…そうか。アネッサ嬢が無事ならそれで良い。身体の具合はどうだ」
「ええ、私も…、無事ですわ」
「アン…」
アネッサの背を摩りながら、顔を見ると、そこにはああんな事があった後だというのに、平然とした顔をしていた
「大丈夫よ、エリィ。久しぶりに会えたのがこんな時だなんて申し訳ないわね。城に行くまでまだ日があるわ。それまでここでたくさん語りましょう」
「…ええ」
「先程のこともある。急場で用意させたこの部屋だが、ゆっくり休め」
「有り難うございます」
そう告げ、ジェノライドは部屋を後にした
続くようにヴィンセントも立ち上がったため、わたしも同じように立ち上がった
「エリィ、一緒には居てくれないの?」
「…ええ、アン、ゆっくり休んだ方が良いわ。また、後で来るから…」
「…そう、待ってるわね」
アネッサを残し、扉の前で待っていてくれたヴィンセントの腕を取り、少しでもその場を離れたかったわたしは何も言わず私室の方へ向かった
ヴィンセントも先程から口を噤んでいる
隣合った二人の部屋まで到着し、先に口を開いたのはヴィンセントだった
「シエラ、お茶の用意をして」
「かしこまりました」
後ろに控えていたシエラに聞かれたくないのは、わたしも同じだった
二人でヴィンセントの部屋に入り、ソファの長椅子に腰掛けた
自分でも気が付かなかったが、先程から手が震えていたようで、膝に置いたその手をヴィンセントが優しく包んだ
「エリィ、…怖かったね。夫人のことは…まさか、アネッサを襲うなんて…」
「ヴィー…、あの…、おかしなことだと分かってるけど…あれは本当にアネッサなの…?」
「…何故?」
「わたし達、お茶会の時…お互い愛称を…。わたしはアンて呼ぶことに…。アネッサはわたしをベスって…。さっきはエリィって呼んだの。…それに夫人がわたしをベスって…。そんな風に呼ばれたこと無いのに…。ヴィー、…なんだか…恐ろしいわ…」
ふわりとヴィンセントは抱きしめ宥めるように頭部に唇を落とし、こめかみにもキスをした
「エリィ、そのことは忘れて…。エリィは楽しいことだけ………
ヴィンセントの声が遠くなるのを感じながら、視界がぼやけ始め、何かに従うように瞼を閉じた
…………
「エリィ、お茶が冷めちゃうよ」
いつの間に眠っていたのか、ヴィンセントの肩に頭を寄り掛からせていた
「ん、わたし…いつの間に…」
テーブルにはお茶が既にセットされていた
「シエラは…?」
「エリィの部屋で控えてるよ。冷めない内に飲もう」
そしてわたしはお茶を飲みながら辛そうな顔でヴィンセントから伝えられた
「エリィ、…ミネルバ夫人がアネッサを害そうとして、逆に亡くなったよ」
「えっ?…アネッサは無事なの…?夫人は亡くなった…?」
「アネッサは無事だよ。ただ、僕の予感は当たってた…。夫人はやはり何かを目論んでたみたい。またこんなことが起きないとは限らないし、アネッサもここより、城に居た方が安全だから、早急に城へ行ってもらうよ。後少しだけだから、エリィ…」
穏やかな言い方だったが、何故かヴィンセントの目に仄暗い物を感じた…
正式にジェノライドの子となった私達は居室を別邸から本邸に移され、その慌ただしさの中告げられた
「余り長くは持たないとの医師の判断だ。披露目に充てられていた日を王太子の戴冠式と婚儀に充てる。暫く、城に詰めることになるだろう。お前達もそのつもりでいるように」
執務室を出て先程告げられたことについてヴィンセントに質問をしている時だった
従者の一人が青褪めた顔でこちらに走ってきた
「何があった」
「ヴィンセント様、大変です、…アネッサ様が…」
「アネッサに何かあったの」
「シエラ、すまないけど、エリィを僕の部屋へ。エリィ、ジェノライド様の所へ戻るね」
わたしの手をギュッと握った後、従者と共にヴィンセントはジェノライドの元へ戻っていった
「お嬢様、参りましょう」
「アン…。シエラ、ヴィーの部屋に行く前に、アネッサの所に向かうわ」
「なりませんよ、お嬢様。何があったのか分からないじゃないですか。今ヴィンセント様も報告を受けてみえます。詳しいことが分かってからにしましょう」
「ずっと慣れない環境で一人この屋敷に居たのよ。先日も体調を崩したし。アネッサに会いに行くわ」
「お嬢様、お待ち下さい!」
シエラの呼びかけを無視して、本邸の離れに居るアネッサの方へ向かった
護衛の騎士が立つ部屋から、この屋敷の専属医師と二人の従者が担架を運び出しているのが見えた
「アン!!!!」
布からだらりと爛れた腕が
周りからは煤けた匂いと鼻を突くような匂いが立ち込めている
担架に駆け寄り、声を掛けると掠れた声というよりは最早音となった物が発せられた
「…ベス……」
先程目にした腕がだらりと力を失った
「アン、いや、アン!!!」
しゃがみ込み担架にしがみつくようにしていたわたしの後ろから、今わたしが呼びかけている正にその人の声がした
「エリィ、私は無事よ」
「えっ…」
振り返るとそこには腕をさすりながらアネッサが立っていた
「それはミネルバ夫人」
「夫人…、夫人がどうして…、何が、何があったの…」
よろよろと立ち上がり、アネッサの方へ向き直った時、報告を受けたジェノライドとヴィンセントが先程の従者と共に現れた
「無事か」
「はい。この部屋はもう使い物にはなりません。部屋を移していただけますか」
「ああ、登城までの間、客間を使うと良い」
従者達に指示を出し、場所を変え、わたし達はアネッサから何があったのかを詳しく聞くことになった
人払いをされた客間の一室に通され、アネッサに寄り添うようにわたしはソファに腰掛けた
「で、何があった」
「体調を崩した私を心配して、叔母が訪ねてきました。兄のことで話したいことがあると、人払いを願い出てきましたので、それに従ったところ、叔母は豹変し、私が王太子妃になるのは許せないと、懐から液体の入った瓶を取り出し私にかけました。そして、近くにあった燭台で殴りかかってきましたので、恐ろしくなり、突き飛ばしてしまい、運悪く暖炉に…。あっという間のことでした…。助けを呼びましたが、人払いをしていたため、駆けつけるのが遅くなって…」
「…そうか。アネッサ嬢が無事ならそれで良い。身体の具合はどうだ」
「ええ、私も…、無事ですわ」
「アン…」
アネッサの背を摩りながら、顔を見ると、そこにはああんな事があった後だというのに、平然とした顔をしていた
「大丈夫よ、エリィ。久しぶりに会えたのがこんな時だなんて申し訳ないわね。城に行くまでまだ日があるわ。それまでここでたくさん語りましょう」
「…ええ」
「先程のこともある。急場で用意させたこの部屋だが、ゆっくり休め」
「有り難うございます」
そう告げ、ジェノライドは部屋を後にした
続くようにヴィンセントも立ち上がったため、わたしも同じように立ち上がった
「エリィ、一緒には居てくれないの?」
「…ええ、アン、ゆっくり休んだ方が良いわ。また、後で来るから…」
「…そう、待ってるわね」
アネッサを残し、扉の前で待っていてくれたヴィンセントの腕を取り、少しでもその場を離れたかったわたしは何も言わず私室の方へ向かった
ヴィンセントも先程から口を噤んでいる
隣合った二人の部屋まで到着し、先に口を開いたのはヴィンセントだった
「シエラ、お茶の用意をして」
「かしこまりました」
後ろに控えていたシエラに聞かれたくないのは、わたしも同じだった
二人でヴィンセントの部屋に入り、ソファの長椅子に腰掛けた
自分でも気が付かなかったが、先程から手が震えていたようで、膝に置いたその手をヴィンセントが優しく包んだ
「エリィ、…怖かったね。夫人のことは…まさか、アネッサを襲うなんて…」
「ヴィー…、あの…、おかしなことだと分かってるけど…あれは本当にアネッサなの…?」
「…何故?」
「わたし達、お茶会の時…お互い愛称を…。わたしはアンて呼ぶことに…。アネッサはわたしをベスって…。さっきはエリィって呼んだの。…それに夫人がわたしをベスって…。そんな風に呼ばれたこと無いのに…。ヴィー、…なんだか…恐ろしいわ…」
ふわりとヴィンセントは抱きしめ宥めるように頭部に唇を落とし、こめかみにもキスをした
「エリィ、そのことは忘れて…。エリィは楽しいことだけ………
ヴィンセントの声が遠くなるのを感じながら、視界がぼやけ始め、何かに従うように瞼を閉じた
…………
「エリィ、お茶が冷めちゃうよ」
いつの間に眠っていたのか、ヴィンセントの肩に頭を寄り掛からせていた
「ん、わたし…いつの間に…」
テーブルにはお茶が既にセットされていた
「シエラは…?」
「エリィの部屋で控えてるよ。冷めない内に飲もう」
そしてわたしはお茶を飲みながら辛そうな顔でヴィンセントから伝えられた
「エリィ、…ミネルバ夫人がアネッサを害そうとして、逆に亡くなったよ」
「えっ?…アネッサは無事なの…?夫人は亡くなった…?」
「アネッサは無事だよ。ただ、僕の予感は当たってた…。夫人はやはり何かを目論んでたみたい。またこんなことが起きないとは限らないし、アネッサもここより、城に居た方が安全だから、早急に城へ行ってもらうよ。後少しだけだから、エリィ…」
穏やかな言い方だったが、何故かヴィンセントの目に仄暗い物を感じた…
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
病弱令嬢は淫紋をつけられ、
アズサ
恋愛
病弱ながら艶やかで緩く波打つ淡いピンクブランドの髪、そして優しいピンクの瞳、華奢で色白で誰もが守りたくなる儚い女の子、それがソフィアだった。
だがそんな妹に憎悪の念を抱いていた姉は妹に淫紋をつけた、どうがんばっても解除できない強力な淫紋をつけた
クソみたいな話
淀みの天使
まめ
恋愛
若くして即位した王、ディアンは、閨に関わる話の一切を、婚約者リリアーヌにしてはならないと通達していた。その厳命に従い、茶会などの社交の場でも側支えが付き従い徹底してその話題は排除されていた。純真無垢に鳥かごの中で暮らしていたリリアーヌは16歳を間も無く迎える。同時にそれは王との婚約式を迎える日が間近に迫っていることでもあり、ディアンもリリアーヌも互いにその日を多幸感に満ちて迎えられると疑いもしなかった。だが、リリアーヌの身体に異変が現れた。リリアーヌは誰の子ともわからぬ子を宿していたのだ。神の使い鳥がディアンの子を運んできたと、リリアーヌは歓喜に満ちていたが、そんなリリアーヌとは対照的にディアンや家族は怒り、侮蔑の感情をぶつけてきた。悲しみに暮れるリリアーヌに手を差し伸べたのは…
なんちゃって西洋。設定は緩いので中世風なのに現代要素が混ざってたりします。何でも許せる方向け。
闇が深いお話になります。
相変わらずの不定期更新。
書きかけの作品もあるのに新連載。ごめんなさい。
こちらは短編なので三ヶ月以内に完結する予定です。
プロローグは短いですが本編は1話1500文字程度を予定してます。
予定だらけ…
お許しいただけるならお立ち寄り下さい。
快楽のエチュード〜父娘〜
狭山雪菜
恋愛
眞下未映子は、実家で暮らす社会人だ。週に一度、ストレスがピークになると、夜中にヘッドフォンをつけて、AV鑑賞をしていたが、ある時誰かに見られているのに気がついてしまい……
父娘の禁断の関係を描いてますので、苦手な方はご注意ください。
月に一度の更新頻度です。基本的にはエッチしかしてないです。
こちらの作品は、「小説家になろう」でも掲載しております。
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
幸せな男
まめ
恋愛
政略結婚とはいえ、社交界の華と呼ばれた美しい妻を娶り、日々幸せを噛み締めていたデビアス。だが、二年経っても二人の間には子は成せないでいた。そんな時、妻が代理母としてある娘を屋敷に招き入れデビアスに紹介する。デビアスはいくら愛する妻の頼みとはいえ他の女を抱くことは出来ないと拒むが、次第に気持ちに変化が現れ…。二人の女性を愛してしまった男が最終的に選んだ自分の幸せとは…
短編
寝とったのは誰か寝取られたのは誰なのか、そんなお話です
壁の花令嬢の最高の結婚
晴 菜葉
恋愛
壁の花とは、舞踏会で誰にも声を掛けてもらえず壁に立っている適齢期の女性を示す。
社交デビューして五年、一向に声を掛けられないヴィンセント伯爵の実妹であるアメリアは、兄ハリー・レノワーズの悪友であるブランシェット子爵エデュアルト・パウエルの心ない言葉に傷ついていた。
ある日、アメリアに縁談話がくる。相手は三十歳上の財産家で、妻に暴力を働いてこれまでに三回離縁を繰り返していると噂の男だった。
アメリアは自棄になって家出を決行する。
行く当てもなく彷徨いていると、たまたま賭博場に行く途中のエデュアルトに出会した。
そんなとき、彼が暴漢に襲われてしまう。
助けたアメリアは、背中に消えない傷を負ってしまった。
乙女に一生の傷を背負わせてしまったエデュアルトは、心底反省しているようだ。
「俺が出来ることなら何だってする」
そこでアメリアは考える。
暴力を振るう亭主より、女にだらしない放蕩者の方がずっとマシ。
「では、私と契約結婚してください」
R18には※をしています。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる