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おじさんはチュートリアルから奇跡を起こす
第018話 家族
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「あっ。おじさん、いいタイミングで電車が来たよ」
「本当だな」
亜理紗によるレクチャーを終え、俺たちは家に帰るところだ。駅にやってきたら、丁度良く電車が来たタイミングだった。
ただ、今は夕方。時間帯的に座れないかもしれないな。
「あ、がらがら。余裕で座れるね」
しかし、どういう訳か全然混雑していなくてほとんど貸し切り状態だった。
俺たちはそのまま家までほぼタイムロスなどなく、快適に帰宅することができた。
「よーし、お前たち? 今日からここがお前たちのウチだぞ」
「キャーンッ」
「キュンキュンッ」
「ピッ」
俺が家のドアを開けて中に入ると、肩と頭に乗るマヒルたちが嬉しそうに鳴いた。
「それじゃあ、まずはお風呂に入ろうな」
「キュンッ?」
マヒルが不思議そうに声を上げる。
「体を綺麗にするんだよ、今日は外で動いて汚れちゃったからな。それに日本人として、お風呂は一日一回は入らないといけないんだ」
「キュンキュンッ」
俺が説明してやるとマヒルたちは声を揃えて鳴いた。
「じゃあ、ここでちょっと待っててくれな」
俺は三人をお風呂場に置いて、買ってきたタオルやら着替えやらを準備して風呂場に戻る。
「よし、お前達一列に並べ」
「キュンッ」
「キュイッ」
「ピッ」
俺は風呂を溜め始めると、マヒルたちを一列に並ばせた。
「それじゃあ、マヒルから洗ってやるからなぁ」
「キュンッ」
俺はボディソープを手に付けて泡立ててからマヒルの体を洗い始める。マヒルの尻尾や体はモフモフでサラサラな毛に覆われていて、非常に手触りがいい。
このままモフりたくなるが、ぐっと堪えて頭を洗うように優しく泡立てる。
「どうだ? 気持ちいいか?」
「キュンッ」
「そうか。それは良かった」
わしゃわしゃと体を擦りながら問いかけると、マヒルは俺の声に応えるように気持ちよさそうな声を出す。
それを聞いた俺は思わず頬が緩んだ。
それから全身くまなく洗ってやった後、シャワーの水を出す。
「水で洗い流すから目を閉じてるんだぞ?」
「キュンッ」
俺の言葉を聞いていたマヒルが目をキュっと閉じる。
そんな一生懸命な姿がとても可愛いらしい。
「掛けるぞ~」
俺は掛け声ともに弱めに出したシャワーをマヒルにかけて、全身の泡を丁寧に洗い落としていく。
なんだかこうやって体を洗ってやっていると、まるで子供でもできたかのような気持ちになるな。
「よし、これで終わりだ」
「キャウンッ」
しっかりと水を流し終えると、ふっくらふわふわしていたマヒルがしおしおになっていた。
その姿が少し不格好で思わず笑ってしまう。
「はははっ。しぼんじゃったな」
「キュンッ!!」
すると、マヒルはその体を犬のようにブルブルと震わせて水気を飛ばした。
「うわっ!!」
「キャウンッ」
「ピッ」
その水はヨルとワラビモチ、そして俺に襲い掛かる。
どうやら俺が笑ったことが気に入らなかったらしい。
「悪かったよ」
「キューンッ」
俺が謝ると、マヒルはそっぽを向いてツーンとした態度を取った。
「マヒル、この通り。もう笑わないから。な?」
「キュウン?」
俺が懇願するように土下座をすると、マヒルは「本当に?」と鳴いた。
「ああ。もう絶対だ。約束する」
「キューンッ」
「ふふふっ。ありがとな」
顔だけ上げて真剣な表情で答えたら、マヒルは満足したようで、俺の顔に体を擦り付けてきて許してくれた。
俺は体を起こしてマヒルを抱きかかえて撫でてやる。
「キュンキュンッ!!」
「ピッ」
マヒルばかりに構っていたら、ヨルとワラビモチが自分も自分もと迫ってくる。
本当に子供と同じなのかもしれないな。
「はははっ。分かった分かった。順番だ。次はヨル。最後がワラビモチな」
俺は二人もマヒルと同じように体を洗ってやり、最後に自分の体を洗い流す。
『お風呂が沸きました』
ちょうどその時、無機質な音声がお風呂が溜まったことを知らせてくれた。
プレイヤーに貸与される家はかなりいい物件で、風呂が何人も入れるように広い。
俺たちは皆で風呂に浸かった。
「お前たち、少し深いから気を付けろよ。ワラビモチは俺と一緒に入ろう」
「ピッ」
俺はワラビモチを抱きかかえて湯船に浸かる。ワラビモチが沈まないようにある程度の位置まで浸からせる。マヒルとヨルは淵に掴まっておぼれないように器用に入った。
「あぁあああああ……」
お風呂に使った際の声はどうしても抑えることができない。
「キュイイイイ……」
「キュウウウウ……」
「ピィイイイイ……」
モンスターたちも俺の真似をして声を漏らす。
思えば、不幸に見舞われて下半身が動かなくなった時は、こんな日がくるとは想像もできなかった。
それが今ではこんなにいい家で、新しい家族たちとお風呂に入ってのんびりしている。それもこれも亜理紗と、現実世界に侵略してきたゲームのお陰だ。
ありがとう……。
俺は心の中で亜理紗とゲームに感謝を告げた。
「よし、お前たちは、こっちの部屋を使っていいぞ。俺はあっちで寝るからな」
マヒルたちが泳いだり、水かけをして遊んだりした後、風呂から上がり、毛を乾かしてやってモンスターたちを部屋に案内する。
「キュンキュンッ」
「キュウンッ」
「ピピッ」
しかし、俺が別の部屋に行こうとすると、皆から抗議の声が上がった。
「なんだ? 一緒に寝たいのか?」
俺の質問に全員が体全体を使ってそうだと言う。その姿が可愛らしくて思わず笑みになる。
「はははっ。そうだな。一緒に寝よう」
俺が真ん中、左右にマヒルとヨル、そして頭の脇にワラビモチが横になる。
「皆、おやすみ」
「キュ~……」
「キュ……」
「ピ……」
皆寝つきが良くて俺が寝る前の挨拶をするころにはすでに半分寝ていた。
「はははっ。これからよろしくな」
新しい家族たちに声を掛けて俺も目を閉じた。
「本当だな」
亜理紗によるレクチャーを終え、俺たちは家に帰るところだ。駅にやってきたら、丁度良く電車が来たタイミングだった。
ただ、今は夕方。時間帯的に座れないかもしれないな。
「あ、がらがら。余裕で座れるね」
しかし、どういう訳か全然混雑していなくてほとんど貸し切り状態だった。
俺たちはそのまま家までほぼタイムロスなどなく、快適に帰宅することができた。
「よーし、お前たち? 今日からここがお前たちのウチだぞ」
「キャーンッ」
「キュンキュンッ」
「ピッ」
俺が家のドアを開けて中に入ると、肩と頭に乗るマヒルたちが嬉しそうに鳴いた。
「それじゃあ、まずはお風呂に入ろうな」
「キュンッ?」
マヒルが不思議そうに声を上げる。
「体を綺麗にするんだよ、今日は外で動いて汚れちゃったからな。それに日本人として、お風呂は一日一回は入らないといけないんだ」
「キュンキュンッ」
俺が説明してやるとマヒルたちは声を揃えて鳴いた。
「じゃあ、ここでちょっと待っててくれな」
俺は三人をお風呂場に置いて、買ってきたタオルやら着替えやらを準備して風呂場に戻る。
「よし、お前達一列に並べ」
「キュンッ」
「キュイッ」
「ピッ」
俺は風呂を溜め始めると、マヒルたちを一列に並ばせた。
「それじゃあ、マヒルから洗ってやるからなぁ」
「キュンッ」
俺はボディソープを手に付けて泡立ててからマヒルの体を洗い始める。マヒルの尻尾や体はモフモフでサラサラな毛に覆われていて、非常に手触りがいい。
このままモフりたくなるが、ぐっと堪えて頭を洗うように優しく泡立てる。
「どうだ? 気持ちいいか?」
「キュンッ」
「そうか。それは良かった」
わしゃわしゃと体を擦りながら問いかけると、マヒルは俺の声に応えるように気持ちよさそうな声を出す。
それを聞いた俺は思わず頬が緩んだ。
それから全身くまなく洗ってやった後、シャワーの水を出す。
「水で洗い流すから目を閉じてるんだぞ?」
「キュンッ」
俺の言葉を聞いていたマヒルが目をキュっと閉じる。
そんな一生懸命な姿がとても可愛いらしい。
「掛けるぞ~」
俺は掛け声ともに弱めに出したシャワーをマヒルにかけて、全身の泡を丁寧に洗い落としていく。
なんだかこうやって体を洗ってやっていると、まるで子供でもできたかのような気持ちになるな。
「よし、これで終わりだ」
「キャウンッ」
しっかりと水を流し終えると、ふっくらふわふわしていたマヒルがしおしおになっていた。
その姿が少し不格好で思わず笑ってしまう。
「はははっ。しぼんじゃったな」
「キュンッ!!」
すると、マヒルはその体を犬のようにブルブルと震わせて水気を飛ばした。
「うわっ!!」
「キャウンッ」
「ピッ」
その水はヨルとワラビモチ、そして俺に襲い掛かる。
どうやら俺が笑ったことが気に入らなかったらしい。
「悪かったよ」
「キューンッ」
俺が謝ると、マヒルはそっぽを向いてツーンとした態度を取った。
「マヒル、この通り。もう笑わないから。な?」
「キュウン?」
俺が懇願するように土下座をすると、マヒルは「本当に?」と鳴いた。
「ああ。もう絶対だ。約束する」
「キューンッ」
「ふふふっ。ありがとな」
顔だけ上げて真剣な表情で答えたら、マヒルは満足したようで、俺の顔に体を擦り付けてきて許してくれた。
俺は体を起こしてマヒルを抱きかかえて撫でてやる。
「キュンキュンッ!!」
「ピッ」
マヒルばかりに構っていたら、ヨルとワラビモチが自分も自分もと迫ってくる。
本当に子供と同じなのかもしれないな。
「はははっ。分かった分かった。順番だ。次はヨル。最後がワラビモチな」
俺は二人もマヒルと同じように体を洗ってやり、最後に自分の体を洗い流す。
『お風呂が沸きました』
ちょうどその時、無機質な音声がお風呂が溜まったことを知らせてくれた。
プレイヤーに貸与される家はかなりいい物件で、風呂が何人も入れるように広い。
俺たちは皆で風呂に浸かった。
「お前たち、少し深いから気を付けろよ。ワラビモチは俺と一緒に入ろう」
「ピッ」
俺はワラビモチを抱きかかえて湯船に浸かる。ワラビモチが沈まないようにある程度の位置まで浸からせる。マヒルとヨルは淵に掴まっておぼれないように器用に入った。
「あぁあああああ……」
お風呂に使った際の声はどうしても抑えることができない。
「キュイイイイ……」
「キュウウウウ……」
「ピィイイイイ……」
モンスターたちも俺の真似をして声を漏らす。
思えば、不幸に見舞われて下半身が動かなくなった時は、こんな日がくるとは想像もできなかった。
それが今ではこんなにいい家で、新しい家族たちとお風呂に入ってのんびりしている。それもこれも亜理紗と、現実世界に侵略してきたゲームのお陰だ。
ありがとう……。
俺は心の中で亜理紗とゲームに感謝を告げた。
「よし、お前たちは、こっちの部屋を使っていいぞ。俺はあっちで寝るからな」
マヒルたちが泳いだり、水かけをして遊んだりした後、風呂から上がり、毛を乾かしてやってモンスターたちを部屋に案内する。
「キュンキュンッ」
「キュウンッ」
「ピピッ」
しかし、俺が別の部屋に行こうとすると、皆から抗議の声が上がった。
「なんだ? 一緒に寝たいのか?」
俺の質問に全員が体全体を使ってそうだと言う。その姿が可愛らしくて思わず笑みになる。
「はははっ。そうだな。一緒に寝よう」
俺が真ん中、左右にマヒルとヨル、そして頭の脇にワラビモチが横になる。
「皆、おやすみ」
「キュ~……」
「キュ……」
「ピ……」
皆寝つきが良くて俺が寝る前の挨拶をするころにはすでに半分寝ていた。
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新しい家族たちに声を掛けて俺も目を閉じた。
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