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未定編
Loli18.鍛冶ギルド
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薬種ギルドが終わった後にやってきたのは、鍛冶ギルド。中に入ると、他のギルドと大差はない。
しかし、中にいる者の多くは、褐色で、人間と比べて男も女も背が頭一つ分以上低く、非常に恰幅がいい。その上、丸太のように太く、筋肉の発達した腕が目につく。男は長い髭を蓄え、女には髭が無さそうだ。
街でもチラホラ見かけたが、マジマジと見たことはなかった。これがドワーフなのだろう。
しかし、そうなると疑問が出てくる。
俺の後ろを付いてくるリーシャたんはドワーフなのか、と。
彼女は細身で人間の少女に非常に近い見た目をしている。どう見ても他のドワーフ達とは違って見えた。
振り返って自分を見つける俺に、疑問符を浮かべてコテンと首を傾げるリーシャたん。
うん、可愛い。
もう仕草一つ一つがこうキュンキュンする。
抱きしめたくなる。
フー、フー、落ち着け俺。
平常心、平常心。
可愛いは正義。ロリも正義。
今は気にしないでおこう。
「ワフッ。」
ゼツボウも俺の考え分かったのか。「姉さんは、可愛いでさぁ!!」と同意する。
流石ゼツボウ分かっていらっしゃる。
受付に向かうと、座っていたのは、ミニ髭男、ミニ女、熟女、ミニ女。ドワーフには不思議と嫌悪感は無いが、念のため、小さなミニ髭男を選択した。
「おう、よくきたな。ここになんのようだ。」
「こんにちは。店を持つことになったので、ご挨拶に。金物も扱う予定なので。あ、私はトーマと申します。よろしくお願いします。」
「おう、俺はヘルキンだ、宜しくな。そうか、ちょっと待ってろ。担当のヤツを呼ぶから。おい!!ヒルズ!!客だ。」
恒例の握手自己紹介の後、ヘルキンは後ろを向いてヒルズという担当者を呼ぶ。
ドワーフの体のなせる技か、声が以上に大きい。しかし、周りの誰も気にする様子もない。これが当たり前なのだろう。
俺は耳を塞ぎたくなったが。
「うっせぇな、そんなに声は張らなくても聞こえたらぁ。お、あんたが客か。俺に付いてきてくれ。」
呼ばれて出てきたのは、ヘルキンと違いが分からない男。辛うじて髭がヘルキンより長いと判断できる。この男がヒルズらしい。
ドワーフの見分けが付かないというは、確かにその通りだった。
こっちだと、男に案内されて、応接室へと向かった。途中窓からギルドの裏が見えたが、別棟の工房らしき物があり、やはり鍛治ギルドだと思った。
「おう、それでどんな用件だ?」
リーシャたん達を含め、恒例の自己紹介を行い、腰を下ろすと、ヒルズが話を進める。
「えぇ、この街で店を構えることになりましてね。そのご挨拶に伺いました。あ、これ手土産です。」
俺は袋から「ドワーフ殺し」を取り出した。
「こりゃあ、ドワーフ殺しじゃねぇか!!悪りぃな。」
ガハハと豪快に笑って酒を受け取るヒルズ。
ドワーフは酒好きというのは間違いないらしい。タゴヤさんに言って、『バカウマ』の店主に都合してもらってよかった。
「いえいえ。」
「それで店を構えてウチに挨拶にくるってぇと、武具も扱うのか?」
「えぇ、その予定です。薬と金属武具がメインですね。あとはエンチャントですかね。」
「ほぅ。お前さんが打つのか?」
俺の答えに、興味深そうに顎をさすりながら俺を品定めするように見つめる。
俺が打つと思ってるということは、リーシャたんがドワーフにはみえないのだろうか。
益々の謎が深まる。
「いえ、打つのはこの子です。」
そんな疑問を残しながら俺は答える。
「ん?人族のこの子がか?」
「えっと、私はチンチクリンですが、ドワーフですぅ……。」
「ドワーフだぁ!?どう見ても人族の子供にしか見えんが……。」
怪訝な表情で見つめるヒルズに、恐縮して俯きながら答える彼女。
リーシャたんがドワーフだと知ったヒルズは、椅子から飛び上がって驚いた後、眉間にしわ寄せながら、彼女に視線を向ける。
美少女を萎縮させるのはやめてほしい。ただでさえ、ドワーフの男は強面だし、屈強な肉体を持ってるから、小さくても威圧感があるんだよな。
俺は小さくなるリーシャたんの頭を撫でる。
一瞬ビクッとしたが、安心したのか、緊張を解いた。少し顔がニヤけている。
「おっと、すまんな。そこんとこはいいか。」
「いえ、大丈夫です。」
頭を掻いて苦笑するヒルズに、少し頰を赤らめたまま、リーシャたんはニコリと笑った。
リーシャたんはとってもいい子だなぁ。
「まぁ、話は分かった。問題ないだろう。他に何かあるか?」
「そうですね、それじゃあこの子に鍛治を教えてくれる人を紹介してくれませんか?」
「ううむ、分かった。いいだろう。ちと探してみよう。」
「宜しくお願いします。もちろんタダとは言いませんよ?」
俺はミスリルスライムを慣れた手つきで取り出し、テーブルの上に載せた。
「こ、こりゃミスリルスライムじゃねぇか!?いいのかよ?一匹丸ごと貰って。」
「ええ、構いませんよ。連絡は大きな木の下亭に下さい。そこに泊まってるので。」
「よっしゃ、師匠の件は腕のいい奴を紹介しよう。任せておけ!!」
その結果は劇的だった。
ヒルズは目の前のミスリルスライムに目を輝かせて、確約してくれた。
しかし、小さいおっさんがはしゃぐ姿は可愛くない。もちろんレアなアイテムを手に入れて嬉しくなる気持ちは分かるがね。
それにしてもミスリルスライムは本当に凄いなと改めて感じた。
用事を済ませた俺たちは、鍛治ギルドを後にした。
◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎
ーコンコン
「入れ」
許可を得た俺は室内へ入る。
こちらを見ることもなく、シワを蓄えてなお力強さを失っていない白髪白髭の老人が、執務机で書類とにらめっこしていた。
何を隠そうその男はこの鍛治ギルドの長だ。
「ギルドマスター、ちと面白い客が来たぜ。」
「ほーぅ。どんな客だ?」
「武具を扱う店をやるからって律儀にこれもって挨拶しに来た人族の若者だ。」
「そのくらいなら偶にいるじゃろ?」
俺は今日来た珍妙な客のことを、酒をぶら下げながら少し勿体ぶった言い方で報告し始める。
ギルドマスターは、俺の言葉に興味を持ったのか、顔を上げた。
目線で早く次を話せと言っている。
しょうがない爺さんだ。
「その連れがな。ドワーフだった。でも見た目は、人族の子供にしか見えない女子だ。」
「な、なんじゃと!?」
ニヤリとして答えると、机をバンッと叩いてギルドマスターは立ち上がった。
その顔には、ありえない、そう書いてあった。
「ヒルズ!!な、名は何という!?」
ずかずかと俺に近寄り、掴みかかり、ガタガタ揺らしながら、さっきまできていた女子の名前を問う。
こんな取り乱した長は見たことがない。
何かあるな、こりゃ。
「リ、リーズシャルテと名乗っていたな。」
剣幕に押された俺は、どもりながら答えた。
「そ、そうか。……まさかこの街におったとは……。」
名を聞いて落ち着いたのか、俺を話して下を向き、呟いた。後半は声が小さくて聞き取れなかった。
あの子は長と何らかの関係があるのだろう。今の反応を見れば容易に検討がつく。
その何かは分からないが。
「ど、どうかしたのか?」
「いや、大丈夫だ。続けてくれ。」
しばらく動かない長に、声をかけると、長は首振ってはぐらかして先を促した。
「そんでな。その子に鍛冶を教えてくれる奴を紹介して欲しいと頼まれた。この土産付きでな。」
俺は渡されたミスリルスライムを、下級のアイテムバッグから取り出した。
「ミスリルスライムじゃと!?」
長は目が飛び出そうなくらい驚いた。
そういう反応になるよな。取れる量が少ないため、こちらに回ってくる量も微々たるものだ。
それを惜しげもなく、丸ごと一匹とは……。師匠の紹介程度の対価としてはもらい過ぎなくらいだ。身元が不確かだとしてもな。
「ああ、その男は、トーマというのだが、涼しい顔してたぜ。このスライムの価値を知りながら。ありゃリーシャはかなり大事にされてるな。身なりも良いし、体もドワーフとしてみりゃガリガリだが、人間族としてみりゃ、健康そのものだ。仲も良さそうだったしな。」
「そうか……そうか。」
気になってるであろうリーシャのことを交えながら報告すると、長は露骨に安堵した色を浮かべた。
親しい友人の娘か、はたまた爺さんの血縁あたりか。
幸せそうで安心したのだろう。
「それで、誰を紹介する?俺としちゃ、アンド「ワシの孫を紹介しよう。」」
紹介相手を提案する俺に被せるように長。
爺さんの孫といえば、今この街で一二を争う鍛治師じゃねぇか。よほど大事な存在らしい。
しかし、アイツの手が開くことなどあるだろうか?
「大丈夫なのか、忙しいだろ?」
「大丈夫じゃ。むしろ孫も喜ぶじゃろう。」
「問題ないならいいけどよ。」
確信して答える長に、俺も確信した。
こりゃ、孫に近しいものだな、と。
「孫にはワシから連絡を入れておく。」
「了解。確証がとれたら指示してくれら俺が言伝する。」
「分かった。下がれ。」
最後に確認し合うと、俺は部屋を辞した。
しかし、中にいる者の多くは、褐色で、人間と比べて男も女も背が頭一つ分以上低く、非常に恰幅がいい。その上、丸太のように太く、筋肉の発達した腕が目につく。男は長い髭を蓄え、女には髭が無さそうだ。
街でもチラホラ見かけたが、マジマジと見たことはなかった。これがドワーフなのだろう。
しかし、そうなると疑問が出てくる。
俺の後ろを付いてくるリーシャたんはドワーフなのか、と。
彼女は細身で人間の少女に非常に近い見た目をしている。どう見ても他のドワーフ達とは違って見えた。
振り返って自分を見つける俺に、疑問符を浮かべてコテンと首を傾げるリーシャたん。
うん、可愛い。
もう仕草一つ一つがこうキュンキュンする。
抱きしめたくなる。
フー、フー、落ち着け俺。
平常心、平常心。
可愛いは正義。ロリも正義。
今は気にしないでおこう。
「ワフッ。」
ゼツボウも俺の考え分かったのか。「姉さんは、可愛いでさぁ!!」と同意する。
流石ゼツボウ分かっていらっしゃる。
受付に向かうと、座っていたのは、ミニ髭男、ミニ女、熟女、ミニ女。ドワーフには不思議と嫌悪感は無いが、念のため、小さなミニ髭男を選択した。
「おう、よくきたな。ここになんのようだ。」
「こんにちは。店を持つことになったので、ご挨拶に。金物も扱う予定なので。あ、私はトーマと申します。よろしくお願いします。」
「おう、俺はヘルキンだ、宜しくな。そうか、ちょっと待ってろ。担当のヤツを呼ぶから。おい!!ヒルズ!!客だ。」
恒例の握手自己紹介の後、ヘルキンは後ろを向いてヒルズという担当者を呼ぶ。
ドワーフの体のなせる技か、声が以上に大きい。しかし、周りの誰も気にする様子もない。これが当たり前なのだろう。
俺は耳を塞ぎたくなったが。
「うっせぇな、そんなに声は張らなくても聞こえたらぁ。お、あんたが客か。俺に付いてきてくれ。」
呼ばれて出てきたのは、ヘルキンと違いが分からない男。辛うじて髭がヘルキンより長いと判断できる。この男がヒルズらしい。
ドワーフの見分けが付かないというは、確かにその通りだった。
こっちだと、男に案内されて、応接室へと向かった。途中窓からギルドの裏が見えたが、別棟の工房らしき物があり、やはり鍛治ギルドだと思った。
「おう、それでどんな用件だ?」
リーシャたん達を含め、恒例の自己紹介を行い、腰を下ろすと、ヒルズが話を進める。
「えぇ、この街で店を構えることになりましてね。そのご挨拶に伺いました。あ、これ手土産です。」
俺は袋から「ドワーフ殺し」を取り出した。
「こりゃあ、ドワーフ殺しじゃねぇか!!悪りぃな。」
ガハハと豪快に笑って酒を受け取るヒルズ。
ドワーフは酒好きというのは間違いないらしい。タゴヤさんに言って、『バカウマ』の店主に都合してもらってよかった。
「いえいえ。」
「それで店を構えてウチに挨拶にくるってぇと、武具も扱うのか?」
「えぇ、その予定です。薬と金属武具がメインですね。あとはエンチャントですかね。」
「ほぅ。お前さんが打つのか?」
俺の答えに、興味深そうに顎をさすりながら俺を品定めするように見つめる。
俺が打つと思ってるということは、リーシャたんがドワーフにはみえないのだろうか。
益々の謎が深まる。
「いえ、打つのはこの子です。」
そんな疑問を残しながら俺は答える。
「ん?人族のこの子がか?」
「えっと、私はチンチクリンですが、ドワーフですぅ……。」
「ドワーフだぁ!?どう見ても人族の子供にしか見えんが……。」
怪訝な表情で見つめるヒルズに、恐縮して俯きながら答える彼女。
リーシャたんがドワーフだと知ったヒルズは、椅子から飛び上がって驚いた後、眉間にしわ寄せながら、彼女に視線を向ける。
美少女を萎縮させるのはやめてほしい。ただでさえ、ドワーフの男は強面だし、屈強な肉体を持ってるから、小さくても威圧感があるんだよな。
俺は小さくなるリーシャたんの頭を撫でる。
一瞬ビクッとしたが、安心したのか、緊張を解いた。少し顔がニヤけている。
「おっと、すまんな。そこんとこはいいか。」
「いえ、大丈夫です。」
頭を掻いて苦笑するヒルズに、少し頰を赤らめたまま、リーシャたんはニコリと笑った。
リーシャたんはとってもいい子だなぁ。
「まぁ、話は分かった。問題ないだろう。他に何かあるか?」
「そうですね、それじゃあこの子に鍛治を教えてくれる人を紹介してくれませんか?」
「ううむ、分かった。いいだろう。ちと探してみよう。」
「宜しくお願いします。もちろんタダとは言いませんよ?」
俺はミスリルスライムを慣れた手つきで取り出し、テーブルの上に載せた。
「こ、こりゃミスリルスライムじゃねぇか!?いいのかよ?一匹丸ごと貰って。」
「ええ、構いませんよ。連絡は大きな木の下亭に下さい。そこに泊まってるので。」
「よっしゃ、師匠の件は腕のいい奴を紹介しよう。任せておけ!!」
その結果は劇的だった。
ヒルズは目の前のミスリルスライムに目を輝かせて、確約してくれた。
しかし、小さいおっさんがはしゃぐ姿は可愛くない。もちろんレアなアイテムを手に入れて嬉しくなる気持ちは分かるがね。
それにしてもミスリルスライムは本当に凄いなと改めて感じた。
用事を済ませた俺たちは、鍛治ギルドを後にした。
◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎
ーコンコン
「入れ」
許可を得た俺は室内へ入る。
こちらを見ることもなく、シワを蓄えてなお力強さを失っていない白髪白髭の老人が、執務机で書類とにらめっこしていた。
何を隠そうその男はこの鍛治ギルドの長だ。
「ギルドマスター、ちと面白い客が来たぜ。」
「ほーぅ。どんな客だ?」
「武具を扱う店をやるからって律儀にこれもって挨拶しに来た人族の若者だ。」
「そのくらいなら偶にいるじゃろ?」
俺は今日来た珍妙な客のことを、酒をぶら下げながら少し勿体ぶった言い方で報告し始める。
ギルドマスターは、俺の言葉に興味を持ったのか、顔を上げた。
目線で早く次を話せと言っている。
しょうがない爺さんだ。
「その連れがな。ドワーフだった。でも見た目は、人族の子供にしか見えない女子だ。」
「な、なんじゃと!?」
ニヤリとして答えると、机をバンッと叩いてギルドマスターは立ち上がった。
その顔には、ありえない、そう書いてあった。
「ヒルズ!!な、名は何という!?」
ずかずかと俺に近寄り、掴みかかり、ガタガタ揺らしながら、さっきまできていた女子の名前を問う。
こんな取り乱した長は見たことがない。
何かあるな、こりゃ。
「リ、リーズシャルテと名乗っていたな。」
剣幕に押された俺は、どもりながら答えた。
「そ、そうか。……まさかこの街におったとは……。」
名を聞いて落ち着いたのか、俺を話して下を向き、呟いた。後半は声が小さくて聞き取れなかった。
あの子は長と何らかの関係があるのだろう。今の反応を見れば容易に検討がつく。
その何かは分からないが。
「ど、どうかしたのか?」
「いや、大丈夫だ。続けてくれ。」
しばらく動かない長に、声をかけると、長は首振ってはぐらかして先を促した。
「そんでな。その子に鍛冶を教えてくれる奴を紹介して欲しいと頼まれた。この土産付きでな。」
俺は渡されたミスリルスライムを、下級のアイテムバッグから取り出した。
「ミスリルスライムじゃと!?」
長は目が飛び出そうなくらい驚いた。
そういう反応になるよな。取れる量が少ないため、こちらに回ってくる量も微々たるものだ。
それを惜しげもなく、丸ごと一匹とは……。師匠の紹介程度の対価としてはもらい過ぎなくらいだ。身元が不確かだとしてもな。
「ああ、その男は、トーマというのだが、涼しい顔してたぜ。このスライムの価値を知りながら。ありゃリーシャはかなり大事にされてるな。身なりも良いし、体もドワーフとしてみりゃガリガリだが、人間族としてみりゃ、健康そのものだ。仲も良さそうだったしな。」
「そうか……そうか。」
気になってるであろうリーシャのことを交えながら報告すると、長は露骨に安堵した色を浮かべた。
親しい友人の娘か、はたまた爺さんの血縁あたりか。
幸せそうで安心したのだろう。
「それで、誰を紹介する?俺としちゃ、アンド「ワシの孫を紹介しよう。」」
紹介相手を提案する俺に被せるように長。
爺さんの孫といえば、今この街で一二を争う鍛治師じゃねぇか。よほど大事な存在らしい。
しかし、アイツの手が開くことなどあるだろうか?
「大丈夫なのか、忙しいだろ?」
「大丈夫じゃ。むしろ孫も喜ぶじゃろう。」
「問題ないならいいけどよ。」
確信して答える長に、俺も確信した。
こりゃ、孫に近しいものだな、と。
「孫にはワシから連絡を入れておく。」
「了解。確証がとれたら指示してくれら俺が言伝する。」
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