103 / 186
八百万名物、カレーの日
しおりを挟む
八百万 カレーの日!それは斗真にとって大量に煮込んで作れる簡単で美味しい適度に手を抜きたい時に作っている料理のはずだった。
それがいつの間にか八百万名物のお祭り状態になったのは、回転率の速さや色々な人の陳情により、お祭りの屋台の様な状態となってしまった、
厨房の奥では大型の寸胴が5台、ことことカレーを煮込んでいる。
ルーこそ日本産のレトルトを複数組み合わせて、更にはチョコではなくカカオとコーヒー、そしてソースが隠し味のカレーだ。
野菜は異世界の野菜をふんだんにつかったものと、鳥と豚の骨から出しのとった旨味の強いスープや骨髄なども大量に入っている、チキンカレー、ポークカレー牛肉カレー、シーフードカレー、オーソドックスの野菜たっぷりのカレーの5種類が大鍋で煮られている。
本来ならどれか一つに絞って今日はチキン、今日はポークと分けるのだが、本日はスペシャルデーで5種類の中から選べるのだ!
そしてお値段脅威の銀貨1枚でご飯は大盛や特盛も出来る、もちろん巨人族や体の大きな種族の子には、その子達にあわせての特大サイズであげるので、人間基準だから巨人族には少ないなどといった事は起こらない!お店でお皿とスプーンも用意しているけど、自分のサイズにあったお皿を用意するとよりいいだろう。
ただでさえ色んな人が、毎日八百万に通っているのに、カレーの日になるとまさに全員集合の様に集まり列を作るのだ。
そして今回からは辛さも1段階から10段階で選べるしようとなり、みんなどの辛さに挑戦するか悩んでいる様だった。
「カレーの日だぁ!今日のカレーの主役はなんだろ?ポークは?」
「今日の豚は山間豚のポークカレーだってさ!山間豚の肉厚と脂身がカレーに溶け込んでいるらしいぜ、牛は修羅牛のぷるぷるの筋やコラーゲンたっぷりで煮込まれた肉はほどける程うめぇらしい!チキンは天空鳥の足まで使った、こっちもぷりぷりんでうまいってさ!問題はシーフードだ!なんとレンゲ陸ガメと花イカ、蜜貝にボムシュリンプがはいっていて口の中でポンとはじけるボムシュリンプが楽しい一杯らしい!ノーマルのカレーも野菜てんこもりで美味いらしいぞ!どうすんだよこれ!!」
そんな話をしていると現れたのはガウェインとガレスだった。
「やっぱり男なら修羅牛だよなぁ!ガレス!」
「嫌です!ガレスはチキンカレーと決まっているのです!濃厚なカレー!スパイスの味にチキンの旨味が混ざりまさに天国なのです!」
「マジックバックでアーサーの分も、持って帰ってやろう、あいつは絶対シーフードだ!」
そこに十二星座団のライオニアとグラナダファミリアの首領、リナリアが現れる。
「カレーと言えばシーフード!こんなの常識だろう!お前はダンジョンに籠っていた分、あの店の事がわかっていないかもしれないがな!私は店主に個人的に誘われるくらい、あの店の味については知ってるつもりだ!」
「いやいや!リナリアねぇさん!いっちゃあなんだが、カレーと言えばポークっしょ!しかも山間豚だよ!八百万の旦那の得意料理はクリスピーポークやプルドポーク!トウロンポウとかの豚の旨味全開の料理だって!旦那の豚料理は神の域に達してるね!」
「あら!レオのライオニアさん貴方新参のくせにわかっているのね!そう豚!それは魅惑のエッセンス!ラーメンも豚骨あってこその醬油!そしてカレーも豚の骨からふんだんに出汁をとったポークこそが史上最強!ですわ!ああっまだまだ私輝いちゃう!自分が眩しすぎるわ!」
「ヒルデガルド様は豚にとりつかれているだけでしょ!カレーと言えば野菜カレー!これが原点にして頂点です!野菜の酸味に甘味!色々な味が溶け、まさに至高の味に仕上がっているんですから!」
ハイエルフのヒルデガルド、エルフのエーテルまでがそんなカレー談義に参加していく。
「か~やっぱりこの日は大物が多いや!まぁどいつがどのカレーが好みか情報が手に入って丁度いいや」
「休みの日でも情報収集の癖は抜けないのか、トムソン」
「あたりまえだぜ、アステリオスの旦那、旦那だっていつかあのカレーってやつ、自分流のカレーが作りたくて勉強しに食いにきてるんでしょ?」
「もちろん、修行もこみだが、それを忘れるほど八百万の料理は美味いからな。ここで飯を食うのが半分趣味になっている」
ウェールズ料理店のアステリオスに情報屋トムソン、彼らもカレーに釣られて集まった人物達である、そして更にもう一人。
ハイリューン・シグルドリーヴァ(潜伏中)
「まぁ!お姉様ったら隠蔽魔法も使わずにあんなに堂々と、くぅ楽しそうですわ!それにしてもカレーどんな料理なのかしら?楽しみですわ!」
影に密かに守られているとも知らない、ハイリューンのお姫様姉妹・・・・・。
メフィストフェレスとシスティーナ親子
「お父様!カレーの日ですわ!きっとお父様も気に入りますわ!」
「いやぁ、八百万で食事する様になって、ちょっとふっくらしたのか、僕を気味悪がる人間が減って嬉しいよ」
「お父様は元々素敵な見た目をしてましたの、寝不足とか過労で目がバキバキに充満して、ほほもこけて、青筋たててたら誰だって怖いですわ」
「研究に集中すると、どうも食事と睡眠をおろそかにする癖がね。彼の店のおかげで食事にも大分興味が出てきたところだよ」
やはり料理も研究者としての目線が外せないメフィストフェレス。
獣人のミニャ
「ミニャはシーフード一択にゃ!まっしぐらにゃん!」
行商人タント老
「お~お~丁度いい時にきたもんだ。八百万の名物カレーの日、商隊のみんなも腹減ってるだろう、皿をもって並ぼう」
「タントさんやたら急がせると思ったら、これ目当てだったんですね!ラッキー俺達も八百万のカレーが食べれる、野郎ども!騒ぎおこすんじゃね~ぞ!」
「「「うっす」」」
オールウェイ・フォン・サウザント
「まったく私はこんな祭りの様な催しには一切興味はないのだがね!カレー・・・・・・・どのカレーにするか・・・・・悩ましくて決められない!私をどれだけ!私をどれだけ手のひらの上で転がせば気が済むと言うのだ!八百万!!くぅううう!」
「おい!あれ!」
「ああっ王都絶対主義のサウザント家のオールウェイだろ、なんかウェールズに事務所かまえて頻繁に出入りしているらしいぞ」
「最初こそ八百万の引き抜きだとおもってたんだけどな、斗真の旦那を王都に何度も呼んでたみたいだし、しかも丁寧にさあのオールウェイがだぞ」
ウェールズの五大英雄 SSS冒険者
ルーカス、フィガロ、クリスタ、ニーア、ギムレッド
「相変わらず八百万の行列はすげぇなぁ!」
「俺達が焚きつけたとは言え、ここまで繁盛するのはあの子達の努力の賜物ですよ」
「最近はうちやルーカスのとこにも仕入れにこなくても、冒険者やら各名家から食材が送られて処理しきれんみたいだしな、マジックバックにしこたま材料がはいってる」
「いいことじゃない!美味しいもの斗真くんの料理」
「お~い!いこうぜ!あたしも腹減っちまったよぅ」
「はいはい、じゃあ我々はいつも通り裏から入らせてもらいますか」
5大英雄や特別な常連客は、店の裏からはいって、斗真達の家の居間で食事を堪能するのだった。
もちろん気分などで店で食べる事も多いが、特別常連たちは列に並ぶの免除されている。
大々的に割り込みはできないので、裏から入ってもらって家の居間で食事してもらうのだ。
オグレス
「オグレス!カレー大好き!みて!大きな皿!これでカレーたべるの!銀貨一枚で美味しくておなかいっぱい!」
嬉しそうに並ぶオグレスは有名で、にこにこと笑顔で並ぶオグレスに、みんなはよかったな!腹いっぱい食べなよ!など様々に声をかける。
その声にまた笑顔になるオグレスだったのだった。
それがいつの間にか八百万名物のお祭り状態になったのは、回転率の速さや色々な人の陳情により、お祭りの屋台の様な状態となってしまった、
厨房の奥では大型の寸胴が5台、ことことカレーを煮込んでいる。
ルーこそ日本産のレトルトを複数組み合わせて、更にはチョコではなくカカオとコーヒー、そしてソースが隠し味のカレーだ。
野菜は異世界の野菜をふんだんにつかったものと、鳥と豚の骨から出しのとった旨味の強いスープや骨髄なども大量に入っている、チキンカレー、ポークカレー牛肉カレー、シーフードカレー、オーソドックスの野菜たっぷりのカレーの5種類が大鍋で煮られている。
本来ならどれか一つに絞って今日はチキン、今日はポークと分けるのだが、本日はスペシャルデーで5種類の中から選べるのだ!
そしてお値段脅威の銀貨1枚でご飯は大盛や特盛も出来る、もちろん巨人族や体の大きな種族の子には、その子達にあわせての特大サイズであげるので、人間基準だから巨人族には少ないなどといった事は起こらない!お店でお皿とスプーンも用意しているけど、自分のサイズにあったお皿を用意するとよりいいだろう。
ただでさえ色んな人が、毎日八百万に通っているのに、カレーの日になるとまさに全員集合の様に集まり列を作るのだ。
そして今回からは辛さも1段階から10段階で選べるしようとなり、みんなどの辛さに挑戦するか悩んでいる様だった。
「カレーの日だぁ!今日のカレーの主役はなんだろ?ポークは?」
「今日の豚は山間豚のポークカレーだってさ!山間豚の肉厚と脂身がカレーに溶け込んでいるらしいぜ、牛は修羅牛のぷるぷるの筋やコラーゲンたっぷりで煮込まれた肉はほどける程うめぇらしい!チキンは天空鳥の足まで使った、こっちもぷりぷりんでうまいってさ!問題はシーフードだ!なんとレンゲ陸ガメと花イカ、蜜貝にボムシュリンプがはいっていて口の中でポンとはじけるボムシュリンプが楽しい一杯らしい!ノーマルのカレーも野菜てんこもりで美味いらしいぞ!どうすんだよこれ!!」
そんな話をしていると現れたのはガウェインとガレスだった。
「やっぱり男なら修羅牛だよなぁ!ガレス!」
「嫌です!ガレスはチキンカレーと決まっているのです!濃厚なカレー!スパイスの味にチキンの旨味が混ざりまさに天国なのです!」
「マジックバックでアーサーの分も、持って帰ってやろう、あいつは絶対シーフードだ!」
そこに十二星座団のライオニアとグラナダファミリアの首領、リナリアが現れる。
「カレーと言えばシーフード!こんなの常識だろう!お前はダンジョンに籠っていた分、あの店の事がわかっていないかもしれないがな!私は店主に個人的に誘われるくらい、あの店の味については知ってるつもりだ!」
「いやいや!リナリアねぇさん!いっちゃあなんだが、カレーと言えばポークっしょ!しかも山間豚だよ!八百万の旦那の得意料理はクリスピーポークやプルドポーク!トウロンポウとかの豚の旨味全開の料理だって!旦那の豚料理は神の域に達してるね!」
「あら!レオのライオニアさん貴方新参のくせにわかっているのね!そう豚!それは魅惑のエッセンス!ラーメンも豚骨あってこその醬油!そしてカレーも豚の骨からふんだんに出汁をとったポークこそが史上最強!ですわ!ああっまだまだ私輝いちゃう!自分が眩しすぎるわ!」
「ヒルデガルド様は豚にとりつかれているだけでしょ!カレーと言えば野菜カレー!これが原点にして頂点です!野菜の酸味に甘味!色々な味が溶け、まさに至高の味に仕上がっているんですから!」
ハイエルフのヒルデガルド、エルフのエーテルまでがそんなカレー談義に参加していく。
「か~やっぱりこの日は大物が多いや!まぁどいつがどのカレーが好みか情報が手に入って丁度いいや」
「休みの日でも情報収集の癖は抜けないのか、トムソン」
「あたりまえだぜ、アステリオスの旦那、旦那だっていつかあのカレーってやつ、自分流のカレーが作りたくて勉強しに食いにきてるんでしょ?」
「もちろん、修行もこみだが、それを忘れるほど八百万の料理は美味いからな。ここで飯を食うのが半分趣味になっている」
ウェールズ料理店のアステリオスに情報屋トムソン、彼らもカレーに釣られて集まった人物達である、そして更にもう一人。
ハイリューン・シグルドリーヴァ(潜伏中)
「まぁ!お姉様ったら隠蔽魔法も使わずにあんなに堂々と、くぅ楽しそうですわ!それにしてもカレーどんな料理なのかしら?楽しみですわ!」
影に密かに守られているとも知らない、ハイリューンのお姫様姉妹・・・・・。
メフィストフェレスとシスティーナ親子
「お父様!カレーの日ですわ!きっとお父様も気に入りますわ!」
「いやぁ、八百万で食事する様になって、ちょっとふっくらしたのか、僕を気味悪がる人間が減って嬉しいよ」
「お父様は元々素敵な見た目をしてましたの、寝不足とか過労で目がバキバキに充満して、ほほもこけて、青筋たててたら誰だって怖いですわ」
「研究に集中すると、どうも食事と睡眠をおろそかにする癖がね。彼の店のおかげで食事にも大分興味が出てきたところだよ」
やはり料理も研究者としての目線が外せないメフィストフェレス。
獣人のミニャ
「ミニャはシーフード一択にゃ!まっしぐらにゃん!」
行商人タント老
「お~お~丁度いい時にきたもんだ。八百万の名物カレーの日、商隊のみんなも腹減ってるだろう、皿をもって並ぼう」
「タントさんやたら急がせると思ったら、これ目当てだったんですね!ラッキー俺達も八百万のカレーが食べれる、野郎ども!騒ぎおこすんじゃね~ぞ!」
「「「うっす」」」
オールウェイ・フォン・サウザント
「まったく私はこんな祭りの様な催しには一切興味はないのだがね!カレー・・・・・・・どのカレーにするか・・・・・悩ましくて決められない!私をどれだけ!私をどれだけ手のひらの上で転がせば気が済むと言うのだ!八百万!!くぅううう!」
「おい!あれ!」
「ああっ王都絶対主義のサウザント家のオールウェイだろ、なんかウェールズに事務所かまえて頻繁に出入りしているらしいぞ」
「最初こそ八百万の引き抜きだとおもってたんだけどな、斗真の旦那を王都に何度も呼んでたみたいだし、しかも丁寧にさあのオールウェイがだぞ」
ウェールズの五大英雄 SSS冒険者
ルーカス、フィガロ、クリスタ、ニーア、ギムレッド
「相変わらず八百万の行列はすげぇなぁ!」
「俺達が焚きつけたとは言え、ここまで繁盛するのはあの子達の努力の賜物ですよ」
「最近はうちやルーカスのとこにも仕入れにこなくても、冒険者やら各名家から食材が送られて処理しきれんみたいだしな、マジックバックにしこたま材料がはいってる」
「いいことじゃない!美味しいもの斗真くんの料理」
「お~い!いこうぜ!あたしも腹減っちまったよぅ」
「はいはい、じゃあ我々はいつも通り裏から入らせてもらいますか」
5大英雄や特別な常連客は、店の裏からはいって、斗真達の家の居間で食事を堪能するのだった。
もちろん気分などで店で食べる事も多いが、特別常連たちは列に並ぶの免除されている。
大々的に割り込みはできないので、裏から入ってもらって家の居間で食事してもらうのだ。
オグレス
「オグレス!カレー大好き!みて!大きな皿!これでカレーたべるの!銀貨一枚で美味しくておなかいっぱい!」
嬉しそうに並ぶオグレスは有名で、にこにこと笑顔で並ぶオグレスに、みんなはよかったな!腹いっぱい食べなよ!など様々に声をかける。
その声にまた笑顔になるオグレスだったのだった。
82
お気に入りに追加
2,645
あなたにおすすめの小説
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
【完結】ハーレム構成員とその婚約者
里音
恋愛
わたくしには見目麗しい人気者の婚約者がいます。
彼は婚約者のわたくしに素っ気ない態度です。
そんな彼が途中編入の令嬢を生徒会としてお世話することになりました。
異例の事でその彼女のお世話をしている生徒会は彼女の美貌もあいまって見るからに彼女のハーレム構成員のようだと噂されています。
わたくしの婚約者様も彼女に惹かれているのかもしれません。最近お二人で行動する事も多いのですから。
婚約者が彼女のハーレム構成員だと言われたり、彼は彼女に夢中だと噂されたり、2人っきりなのを遠くから見て嫉妬はするし傷つきはします。でもわたくしは彼が大好きなのです。彼をこんな醜い感情で煩わせたくありません。
なのでわたくしはいつものように笑顔で「お会いできて嬉しいです。」と伝えています。
周りには憐れな、ハーレム構成員の婚約者だと思われていようとも。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
話の一コマを切り取るような形にしたかったのですが、終わりがモヤモヤと…力不足です。
コメントは賛否両論受け付けますがメンタル弱いのでお返事はできないかもしれません。
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
いらないと言ったのはあなたの方なのに
水谷繭
恋愛
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。
セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。
エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。
ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。
しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。
◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました🍬
◇いいね、エールありがとうございます!
婚約破棄ですか。お好きにどうぞ
神崎葵
恋愛
シェリル・アンダーソンは侯爵家の一人娘として育った。だが十歳のある日、病弱だった母が息を引き取り――その一年後、父親が新しい妻と、そしてシェリルと一歳しか違わない娘を家に連れてきた。
これまで苦労させたから、と継母と妹を甘やかす父。これまで贅沢してきたのでしょう、とシェリルのものを妹に与える継母。あれが欲しいこれが欲しい、と我侭ばかりの妹。
シェリルが十六を迎える頃には、自分の訴えが通らないことに慣れ切ってしまっていた。
そうしたある日、婚約者である公爵令息サイラスが婚約を破棄したいとシェリルに訴えた。
シェリルの頭に浮かんだのは、数日前に見た――二人で歩く妹とサイラスの姿。
またか、と思ったシェリルはサイラスの訴えに応じることにした。
――はずなのに、何故かそれ以来サイラスがよく絡んでくるようになった。
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
外れ婚約者とは言わせない! 〜年下婚約者様はトカゲかと思ったら最強のドラゴンでした〜
秋月真鳥
恋愛
獣の本性を持つものが重用される獣国ハリカリの公爵家の令嬢、アイラには獣の本性がない。
アイラを出来損ないと周囲は言うが、両親と弟はアイラを愛してくれている。
アイラが8歳のときに、もう一つの公爵家で生まれたマウリとミルヴァの双子の本性はトカゲで、二人を産んだ後母親は体調を崩して寝込んでいた。
トカゲの双子を父親は冷遇し、妾腹の子どもに家を継がせるために追放しようとする。
アイラは両親に頼んで、マウリを婚約者として、ミルヴァと共に自分のお屋敷に連れて帰る。
本性が本当は最強のドラゴンだったマウリとミルヴァ。
二人を元の領地に戻すために、酷い父親をザマァして、後継者の地位を取り戻す物語。
※毎日更新です!
※一章はざまぁ、二章からほのぼのになります。
※四章まで書き上げています。
※小説家になろうサイト様でも投稿しています。
表紙は、ひかげそうし様に描いていただきました。
紅い砂時計
cyaru
恋愛
ルドヴィカは1年に及ぶ隣国との交渉を終えてやっと帰国した。
本来ならば国王若しくは婚約者であり王太子でもあるジェルマノが出向かねばならなかった交渉。
しかし、落馬によって足を負傷したジェルマノは行くことが出来ず、ルドヴィカは「王太子妃になるのだから問題ない」と押し切られてしまった。
成果を持って帰国したルドヴィカはその日から人生が変わる。
王太子妃となり、いずれは王妃となってジェルマノと国を統べるはずだった未来。
その為に生まれた時から王妃となるべくして育てられてきたルドヴィカだったが、無理矢理に名代にされた交渉に出向いている間に異母妹のミレリーとジェルマノは子をなしていて、ミレリーは臨月間近。
子が出来た以上、王太子妃はミレリー。
そしてルドヴィカは側妃。
1つの家から2人も妃は出せないと突っぱねてみれば、ルドヴィカはミドラン伯爵家に養女として出されて手続きも終わっていた。
既に話が出来上がっていることに、怒る気にもなれないが何もせずに側妃となるのも腹立たしい。
ルドヴィカは全てを捨てて、自由に生きることを決意した‥‥のだったが…。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★2月22日投稿開始、完結は2月26日2時22分<(_ _)>
★男性に守られる女性をご希望の方はブラウザバックを強く推奨します。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる