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復刻メニュー 投票第二位 天丼と蕎麦
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復刻メニュー投票結果、圧倒的数で一位をもぎとったのは前回の家系ラーメン、そして見事二位を勝ち取ったのは天丼と蕎麦のセットメニューだった。
ただでさえ揚げ物文化が薄い異世界、大量の油を使って揚げると言う調理法は、まだまだ一部の地域でしか浸透していない、どちらかと言えばオーブンや燻製技術の方が高い世界なので、カツ系の食べ物や天ぷらの様な食べ物は非常に珍しかった。
さらに蕎麦も普通のパスタと違い香りが良く、のど越しも独特な為大変好かれたのだが、蕎麦を真似して打つのは非常に難しく、未だに職人さんたちが勉強しているもののお客に出すレベルに到達していないのが現状である。
下手な手打ちより機械打ちという言葉があるように、手打ちそばを作るのは確立した技術があってこそなのである。
ーエーテル・フォン・ユグルドラシアー
やっとこの時が来た!ついについに我が世の春がきたのだ!!!
大会に出るもめぼしい景品はもらえず、優勝すれば八百万で天丼が食べれると思って参加したのに!!人気投票の結果で復刻するなんて!エルフは野菜が大好物だ!もちろんお肉だってお魚だって食べるし、好きだ。
ただ野菜、野菜が何故か無性に好きなのだ!もちろん私以外のエルフも豆が好きだったりトマトが好きだったり種類はそれぞれ違う。
八百万で初めて食べた天丼!野菜たちを軽い衣で揚げた食べ物、これに甘いタレが合う!そして米!もちろんエルフでも良く食べられている、遠い島国から伝わった物だ。
そして初めて食べたあの蕎麦!香りが良くのど越しも良く、醬油の味なのに出しの濃厚な味がして、これがまた格別なのだ!
悔しくも家系ラーメンに一位の座をとられたけど、天丼だって負けてない。
それにしてもラーメンクィーンってもっと別の名前なかったのかしら?いくら家系ラーメンが好きでもあの名前はないわよ、ハイエルフのお姫様なのに、はぁしかもあの武道大会はいったい何のためにやったのだろうか?もちろんいい事も聞けた、八百万の斗真さんは意外と外の世界にも興味があるようなので、もしかしたら交渉次第ではエルフやハイエルフの国にもきてくれるかもしれない、でもアーサーさんが国王様次第っていってたからなぁ、難しいのかなぁ。
そんな事を考えていると、じゅわじゅわと揚げる音が店に広がる、この音からしてご馳走なんだよなぁと考えているとお目当ての天丼と蕎麦が運ばれてくる。
でかい!ぶりんぶりんのエビが二本、アナゴどかんと一本、バター貝にエンジェルフィッシュ、雪アスパラに花レンコン、鳥マイタケ、王玉玉ねぎと月光人参のかき揚げ、オクラにインゲンに大葉まで入ってる!
まずはエビをもちあげる。
サックサクのむっちむちの噛み応え、思いっきり頬張ってももう一度くらい噛みつけるほどデカい、キングサファイアシュリンプの身の中には卵が内包されてる、それがぷちぷちとまた心地よい。
次はアナゴ!今まであまり人気ではなく、今でも安価で手に入る影アナゴ、隠れアナゴとそっくりで同一の物と勘違いされがちだが、この二匹は似ているだけで別物である。
じゅんわり脂が乗っているのに、身は魚のタラの様に繊細で唇で解けていく、淡雪の様にさらっと消えていくのに身は甘く美味い!
雪アスパラの穂先の部分、サクサクとしてザクザク感がある、タレでも美味いけど甘塩やキノコ岩塩などで食べてもめちゃくちゃ美味い!
花レンコンは香りがいいのに、それが食事の邪魔にならない香りでカリコリと楽しい、鳥マイタケもコリコリでしかも鳥の出しが凝縮されたかのようにじゅわっと旨味が出てきて、これを食べながらまた米を豪快に掻っ込むと、ぐいぐいと米が入ってきて、またそののど越しがいい!
王玉玉ネギと月光人参に小エビのかき揚げもまたサクサクで甘い!またバター貝のまろやかなのに醬油にめちゃくちゃ合う味が香ばしくてたまらない。
ここで丼ばかりじゃなく、蕎麦も食べたくなる。
まずはつゆにつけてそのまま、すする!このズルっとすするのがたまらない!鼻を抜ける蕎麦とつゆの香が心地よく、スルスルと胃に入っていく。
そして薬味、ネギの匂いとぴりっとした味もまた良くて、それだけで蕎麦が進む、そしてワサビ!つーんと来るけど癖になる!これこれこれが欲しかったんだ!
今度はオクラの天ぷらに塩で、サクサクでちょっとトロミがあってこれいくらでも食える奴じゃん!無限に食える奴じゃん!食感も味も最高!八百万でご飯を食べているとたまに小鉢で出て来るおかずが、まさかの大ヒットを打ったりする。
例えばオクラの塩漬け、もうね無限に米くえるわって、あとはナスの素揚げに甘味噌がまた米泥棒で、きんぴらに昆布の佃煮にとただでさえおかずも美味しいのに、ついてくるちっちゃい小鉢もまた癖になる美味しさなんだよね。
天ぷらの野菜ってどれもサクサクなのは衣のサクサク感と野菜独自のサクサク感があって二重三重にも美味しい、それでいて適度な熱で熱したからか野菜から出る水分は生で食べた時とは違い甘味が出る、サトウの様な強い甘味じゃなく素材独自のじんわりした甘味だ。
アスパラに見た目は似ているのに、インゲンを食べると全然違う、同じサクサク感でも野菜にはそれぞれの独自の食感がある。
水分の飛んだ大葉はパリパリに揚がっていて、まるでスナック菓子みたいだ、塩でもタレでもどっちでも美味い!
さぁラストスパートだ!エビにかぶりつき贅沢感に思わず顔が笑顔になる、そして米!次にアナゴ、いくらでも食える身の質に甘いこってりタレが合う!そして米!かき揚げくって米!エンジェルフィッシュのむっちりしっとりな身を食べて、米!アスパラ!レンコン!マイタケ!米!
くぅ~この米と天ぷらの交互に口の中を幸せにする快感!
そして残った蕎麦をすする!はわわ~んと幸せな何かが脳内を駆け巡る。
最後に残ってしまった、エビやアナゴなどを一通り楽しんで、ふぅやっぱり最高だった!
もちろん一位に輝いた家系ラーメンの定期的に食べたくなる強烈な味わいもわかるけど、このさっぱりとこってりが同居している天丼と蕎麦もやっぱり捨てがたい。
ああ、一回だけの復刻と言わず、週に一回は天丼の日やラーメンの日があってもいいんじゃないかなぁ?いやぁないとまた問題が起きる気がする。
だって人の事言えないけど、あの家系ラーメン好き達のラーメンへの憧れと、日に日にやつれていく感じが怖い、確かに目的の物が食べれなかった時のがっかり感だったり物足りなさってのはわかる、自分も天丼が食べれなくて、食べたくて食べたくてストレスがたまったもんだった。
ただなんだかんだで八百万が出す新メニュー?毎日違うメニューを出すけど、確かにどれも美味しくて、結局は満足してしまうのだ。
だからなんとか我慢出来ていたけど、これがもし八百万のご飯を食べた後や次の日なんか、定休日で違う店にいかなきゃいけないと考えるとちょっとした恐怖を感じる。
たった一日たった一日なのはわかっているけど、人間一度味わった幸せという物は手放しがたく、習慣や癖になっていたらますます離れがたくなるものなのだ。
ここウェールズは近くに日帰りで帰れるダンジョンがあるからまだ生活に困らないし、更には近くに魔物発生区域があるから色んな獲物に出会える。
海にも王都にも近い、だけど冒険者などはたまに護衛依頼もあれば、遠方に遠征に行く事もある。
私はエルフ領にいつか帰らなきゃいけない時がくるのだが・・・・・・・だめだ!どうしても八百万から離れて生活しているイメージがわかない!
最近では夜の部にも顔を出す様になったしまつ、知ってる?ここのお酒安いのにすっごい美味しいの!お米や芋のお酒なんだけど、どれも洗練されていて、でも斗真さんはまぁそれなりのお酒だけど高級酒ってわけじゃないとも言っていたから、これで高級なお酒なんか飲んだらますます離れられなくなる!安いお酒でも物凄く美味しいのに!!
このままここに染まっていってもいいのだろうか?レシピは公開している料理って結構あるっていってたから、私が知らないだけかなぁ?今度他の店にもよってみるべきかもしれない、そういえば屋台は八百万監修で大盛況だったし、私も食べたけど確かにびっくりする美味しさだった。
ゆっくりではあるけど斗真さんのおかげで、色々な料理店が刺激を受けて変わっていってるみたい。
今度は勇気をだして別の店にもいってみようかな?
ただでさえ揚げ物文化が薄い異世界、大量の油を使って揚げると言う調理法は、まだまだ一部の地域でしか浸透していない、どちらかと言えばオーブンや燻製技術の方が高い世界なので、カツ系の食べ物や天ぷらの様な食べ物は非常に珍しかった。
さらに蕎麦も普通のパスタと違い香りが良く、のど越しも独特な為大変好かれたのだが、蕎麦を真似して打つのは非常に難しく、未だに職人さんたちが勉強しているもののお客に出すレベルに到達していないのが現状である。
下手な手打ちより機械打ちという言葉があるように、手打ちそばを作るのは確立した技術があってこそなのである。
ーエーテル・フォン・ユグルドラシアー
やっとこの時が来た!ついについに我が世の春がきたのだ!!!
大会に出るもめぼしい景品はもらえず、優勝すれば八百万で天丼が食べれると思って参加したのに!!人気投票の結果で復刻するなんて!エルフは野菜が大好物だ!もちろんお肉だってお魚だって食べるし、好きだ。
ただ野菜、野菜が何故か無性に好きなのだ!もちろん私以外のエルフも豆が好きだったりトマトが好きだったり種類はそれぞれ違う。
八百万で初めて食べた天丼!野菜たちを軽い衣で揚げた食べ物、これに甘いタレが合う!そして米!もちろんエルフでも良く食べられている、遠い島国から伝わった物だ。
そして初めて食べたあの蕎麦!香りが良くのど越しも良く、醬油の味なのに出しの濃厚な味がして、これがまた格別なのだ!
悔しくも家系ラーメンに一位の座をとられたけど、天丼だって負けてない。
それにしてもラーメンクィーンってもっと別の名前なかったのかしら?いくら家系ラーメンが好きでもあの名前はないわよ、ハイエルフのお姫様なのに、はぁしかもあの武道大会はいったい何のためにやったのだろうか?もちろんいい事も聞けた、八百万の斗真さんは意外と外の世界にも興味があるようなので、もしかしたら交渉次第ではエルフやハイエルフの国にもきてくれるかもしれない、でもアーサーさんが国王様次第っていってたからなぁ、難しいのかなぁ。
そんな事を考えていると、じゅわじゅわと揚げる音が店に広がる、この音からしてご馳走なんだよなぁと考えているとお目当ての天丼と蕎麦が運ばれてくる。
でかい!ぶりんぶりんのエビが二本、アナゴどかんと一本、バター貝にエンジェルフィッシュ、雪アスパラに花レンコン、鳥マイタケ、王玉玉ねぎと月光人参のかき揚げ、オクラにインゲンに大葉まで入ってる!
まずはエビをもちあげる。
サックサクのむっちむちの噛み応え、思いっきり頬張ってももう一度くらい噛みつけるほどデカい、キングサファイアシュリンプの身の中には卵が内包されてる、それがぷちぷちとまた心地よい。
次はアナゴ!今まであまり人気ではなく、今でも安価で手に入る影アナゴ、隠れアナゴとそっくりで同一の物と勘違いされがちだが、この二匹は似ているだけで別物である。
じゅんわり脂が乗っているのに、身は魚のタラの様に繊細で唇で解けていく、淡雪の様にさらっと消えていくのに身は甘く美味い!
雪アスパラの穂先の部分、サクサクとしてザクザク感がある、タレでも美味いけど甘塩やキノコ岩塩などで食べてもめちゃくちゃ美味い!
花レンコンは香りがいいのに、それが食事の邪魔にならない香りでカリコリと楽しい、鳥マイタケもコリコリでしかも鳥の出しが凝縮されたかのようにじゅわっと旨味が出てきて、これを食べながらまた米を豪快に掻っ込むと、ぐいぐいと米が入ってきて、またそののど越しがいい!
王玉玉ネギと月光人参に小エビのかき揚げもまたサクサクで甘い!またバター貝のまろやかなのに醬油にめちゃくちゃ合う味が香ばしくてたまらない。
ここで丼ばかりじゃなく、蕎麦も食べたくなる。
まずはつゆにつけてそのまま、すする!このズルっとすするのがたまらない!鼻を抜ける蕎麦とつゆの香が心地よく、スルスルと胃に入っていく。
そして薬味、ネギの匂いとぴりっとした味もまた良くて、それだけで蕎麦が進む、そしてワサビ!つーんと来るけど癖になる!これこれこれが欲しかったんだ!
今度はオクラの天ぷらに塩で、サクサクでちょっとトロミがあってこれいくらでも食える奴じゃん!無限に食える奴じゃん!食感も味も最高!八百万でご飯を食べているとたまに小鉢で出て来るおかずが、まさかの大ヒットを打ったりする。
例えばオクラの塩漬け、もうね無限に米くえるわって、あとはナスの素揚げに甘味噌がまた米泥棒で、きんぴらに昆布の佃煮にとただでさえおかずも美味しいのに、ついてくるちっちゃい小鉢もまた癖になる美味しさなんだよね。
天ぷらの野菜ってどれもサクサクなのは衣のサクサク感と野菜独自のサクサク感があって二重三重にも美味しい、それでいて適度な熱で熱したからか野菜から出る水分は生で食べた時とは違い甘味が出る、サトウの様な強い甘味じゃなく素材独自のじんわりした甘味だ。
アスパラに見た目は似ているのに、インゲンを食べると全然違う、同じサクサク感でも野菜にはそれぞれの独自の食感がある。
水分の飛んだ大葉はパリパリに揚がっていて、まるでスナック菓子みたいだ、塩でもタレでもどっちでも美味い!
さぁラストスパートだ!エビにかぶりつき贅沢感に思わず顔が笑顔になる、そして米!次にアナゴ、いくらでも食える身の質に甘いこってりタレが合う!そして米!かき揚げくって米!エンジェルフィッシュのむっちりしっとりな身を食べて、米!アスパラ!レンコン!マイタケ!米!
くぅ~この米と天ぷらの交互に口の中を幸せにする快感!
そして残った蕎麦をすする!はわわ~んと幸せな何かが脳内を駆け巡る。
最後に残ってしまった、エビやアナゴなどを一通り楽しんで、ふぅやっぱり最高だった!
もちろん一位に輝いた家系ラーメンの定期的に食べたくなる強烈な味わいもわかるけど、このさっぱりとこってりが同居している天丼と蕎麦もやっぱり捨てがたい。
ああ、一回だけの復刻と言わず、週に一回は天丼の日やラーメンの日があってもいいんじゃないかなぁ?いやぁないとまた問題が起きる気がする。
だって人の事言えないけど、あの家系ラーメン好き達のラーメンへの憧れと、日に日にやつれていく感じが怖い、確かに目的の物が食べれなかった時のがっかり感だったり物足りなさってのはわかる、自分も天丼が食べれなくて、食べたくて食べたくてストレスがたまったもんだった。
ただなんだかんだで八百万が出す新メニュー?毎日違うメニューを出すけど、確かにどれも美味しくて、結局は満足してしまうのだ。
だからなんとか我慢出来ていたけど、これがもし八百万のご飯を食べた後や次の日なんか、定休日で違う店にいかなきゃいけないと考えるとちょっとした恐怖を感じる。
たった一日たった一日なのはわかっているけど、人間一度味わった幸せという物は手放しがたく、習慣や癖になっていたらますます離れがたくなるものなのだ。
ここウェールズは近くに日帰りで帰れるダンジョンがあるからまだ生活に困らないし、更には近くに魔物発生区域があるから色んな獲物に出会える。
海にも王都にも近い、だけど冒険者などはたまに護衛依頼もあれば、遠方に遠征に行く事もある。
私はエルフ領にいつか帰らなきゃいけない時がくるのだが・・・・・・・だめだ!どうしても八百万から離れて生活しているイメージがわかない!
最近では夜の部にも顔を出す様になったしまつ、知ってる?ここのお酒安いのにすっごい美味しいの!お米や芋のお酒なんだけど、どれも洗練されていて、でも斗真さんはまぁそれなりのお酒だけど高級酒ってわけじゃないとも言っていたから、これで高級なお酒なんか飲んだらますます離れられなくなる!安いお酒でも物凄く美味しいのに!!
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♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
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※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
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