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第17章 学年人気投票編
第107話 黒田かなえの秘密
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【昼休み職員室】
「竹中君? 最近、授業に集中できていないみたいだけど大丈夫? まぁ、一学期の成績は申し分なかったけどねぇ……でも油断していたら二学期は痛い目を見るかもしれないわよぉぉ」
「は、はぁ……最近、色々ありまして……でも次からはちゃんと授業に集中するようにしますので……」
「まぁ、竹中君は真面目だし、ちゃんとするとは思っているけどねぇ……あっ、〇〇先生、このプリントをコピーしてもらえませんかぁ?」
「え? あっ、はい……分かりました……」
はぁあ!? 黒田先生って新人教師だよな?
それなのに先輩教師に雑用を頼むのか?
っていうか、先輩教師も素直に言う事を聞くんだな?
黒田先生に何か弱みでも握られているんだろうか?
それもイヤラシイ内容の弱みを……って、俺は何を考えているんだ!?
いくら黒田先生が日頃エロイ服装をしているからといって教師を誘惑するだなんて……
でも前に保健室で俺に誘惑めいた事をしてきた様な……
それにしてもスカート短すぎるだろ!?
座って足を組んでいるから余計に太ももまで見えてしまって……
マジで俺の目のやり場に困るじゃねぇか!!
「竹中君? 先生の話、ちゃんと聞いているのかなぁ?」
「へっ!? ああ、すみません!! お、俺の弱みは握らないでください!!」
「えぇ? 何を言っているのかよく分からないけどぉぉ……でも、いいわ。とりあえず今の順位が落ちない様に勉強頑張ってちょうだいねぇ? あっ、〇〇先生、この書類を学園長に渡して頂けませんかぁ?」
「えっ? あっ、はい……構いませんよ……」
ま、また、今度はベテラン女性教師に用事を押し付けて……
「あ、あのぉぉ?」
「なーに、竹中君?」
「黒田先生って新人教師ですよね?」
「そうよ。最初の挨拶の時にそう言ったはずだけどぉぉ……」
「ですよねぇ? そ、それなのに何で先輩教師達に自分の用事をお願いしたりできるのですか? 新人教師とは思えない様な気がして……」
うわっ、思わず聞いてしまったけど……聞いても大丈夫だったのか?
「フフフ、そうよね。竹中君からすれば異様な光景かもしれないわねぇ。でも大丈夫よ。まぁ、本来なら私が雑用をするべきだろうけど、現在、この学園にいる大半の教師は私が生徒時代からの教師達なのよ」
「そ、そうなんですね? でもそれなら余計に黒田先生の方が色々と用事を押し付けられてもおかしくないような……」
「だよねぇ? でもね、私はとある理由でこの学園の教師の中では『特別』なのよぉ……だから他の先生方は率先して私の仕事も応援して下さるのよぉ。最初はお断りしていたんだけどねぇ、何でもいいから手伝わせて欲しいって言われるからさぁ……」
「と、特別?」
特別って何だ!?
もしかして学園長、もしくは理事長の娘……いや、孫とかか?
それとも仙石学園に多額の寄付をしている大金持ちのお嬢様とかなのか?
「あっ、竹中君? 今、私がお金持ちのお嬢様だとか思わなかった? それは全然、違うからねぇ」
ドキッ!!
「えっ? 違うんですか? 俺はてっきりそんな感じなのかと思いましたが……」
「違う、違う! あまり大きな声では言えないけどねぇ……私がこの学園の『生徒会長』時代に色々と先生方のお役に立ったというか、手助けをしたというか……その事を先生方は今でも恩に感じてくださっていてね、少しでもいいから恩返しをしたいという事で私の応援をしてくださっているのよぉ……」
「えーっ!? く、黒田先生って生徒会長をされていたんだすか!?」
「うん、そうよ」
こ、これは驚いたぞ。まさか黒田先生が生徒会長をしていたなんて……
でも、いくら生徒会長をしていたからといって先生達がここまで恩を感じる様なことなんて高校生にできるのか?
ジーーーッ……
えっ? なんか、黒田先生が俺の顔をジッと見つめているんだけど……
「あ、あのぉぉ……黒田先生、どうかされましたか?」
「うーん……竹中君ってメガネをかけていてもあまり人の顔とかは見えないのかしら?」
「えっ? いや、ある程度は見えていますよ。それがどうかしたんですか?」
「ある程度ねぇ……まぁ、いいわ。今日はこれくらいにしておきましょう。それとクラス副委員長さんとして伝えておくわね。徳川さんにも伝えておいて欲しいのだけど……」
「は、はい……何でしょう?」
「あのね、今日は帰りのホームルームの時に『投票部』の人が来て今度の『学年人気投票』の説明をしてくれるからって伝えておいてくれるかなぁ?」
「わ、分かりました。伊緒奈……いや、徳川さんにも伝えておきます」
「フフフ、別に私の前では伊緒奈でいいじゃない? 私の事も『かなえ』って呼んでくれてもいいのよぉ?」
「よ、呼べるわけないでしょ!!」
「ハハハ、冗談よぉ、冗談……それじゃぁ、もう教室に戻ってもいいわよ。くれぐれも授業には集中してよぉ?」
「は、はい!! 以後、気を付けます!!」
「でも、『颯君』が生き生きと学園生活をしてくれているのは私にとって、とても喜ばしいことなんだけどねぇ……」
「し、失礼しましたーっ!!」
ガラッ…ガラガラッ
バシッ
ん? 今、黒田先生、俺の事を颯君って言わなかったか?
いや、俺の聞き間違いだよな?
それよりも早く教室に戻らなくては。
クラスの男子達が遅れてでもいいから『竹中颯だけが何故モテるの会』に参加しろって言っていたしな……
【ホームルーム】
「はーい、今日は『投票部』の人が近々行われる『学年人気投票』の説明をしに来てくれたので、みんな静かに聞いてちょうだいねぇ? それでは説明よろしく~?」
「はい……皆さん、こんにちは。私は『投票部』で最近、副部長に就任したばかりの一年十組、天海と申します。私は今回、一年一組から三組までの担当をさせていただく事になっています。今から『学年人気投票』の説明をさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します……」
ま、まさか……天海さんが一組の担当だなんて驚いちまったな……
―――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
黒田先生は学園の元生徒会長だった!!
それを知った颯はとても驚くが黒田先生は他にまだ何かありそうな感じが……
そして颯達のクラスに『投票部』の天海さんがやって来た。
『学年人気投票』まであと二週間あまり、果たしてどんな結果が待ち構えているのか?
どうぞ次回もお楽しみに(^_-)-☆
「竹中君? 最近、授業に集中できていないみたいだけど大丈夫? まぁ、一学期の成績は申し分なかったけどねぇ……でも油断していたら二学期は痛い目を見るかもしれないわよぉぉ」
「は、はぁ……最近、色々ありまして……でも次からはちゃんと授業に集中するようにしますので……」
「まぁ、竹中君は真面目だし、ちゃんとするとは思っているけどねぇ……あっ、〇〇先生、このプリントをコピーしてもらえませんかぁ?」
「え? あっ、はい……分かりました……」
はぁあ!? 黒田先生って新人教師だよな?
それなのに先輩教師に雑用を頼むのか?
っていうか、先輩教師も素直に言う事を聞くんだな?
黒田先生に何か弱みでも握られているんだろうか?
それもイヤラシイ内容の弱みを……って、俺は何を考えているんだ!?
いくら黒田先生が日頃エロイ服装をしているからといって教師を誘惑するだなんて……
でも前に保健室で俺に誘惑めいた事をしてきた様な……
それにしてもスカート短すぎるだろ!?
座って足を組んでいるから余計に太ももまで見えてしまって……
マジで俺の目のやり場に困るじゃねぇか!!
「竹中君? 先生の話、ちゃんと聞いているのかなぁ?」
「へっ!? ああ、すみません!! お、俺の弱みは握らないでください!!」
「えぇ? 何を言っているのかよく分からないけどぉぉ……でも、いいわ。とりあえず今の順位が落ちない様に勉強頑張ってちょうだいねぇ? あっ、〇〇先生、この書類を学園長に渡して頂けませんかぁ?」
「えっ? あっ、はい……構いませんよ……」
ま、また、今度はベテラン女性教師に用事を押し付けて……
「あ、あのぉぉ?」
「なーに、竹中君?」
「黒田先生って新人教師ですよね?」
「そうよ。最初の挨拶の時にそう言ったはずだけどぉぉ……」
「ですよねぇ? そ、それなのに何で先輩教師達に自分の用事をお願いしたりできるのですか? 新人教師とは思えない様な気がして……」
うわっ、思わず聞いてしまったけど……聞いても大丈夫だったのか?
「フフフ、そうよね。竹中君からすれば異様な光景かもしれないわねぇ。でも大丈夫よ。まぁ、本来なら私が雑用をするべきだろうけど、現在、この学園にいる大半の教師は私が生徒時代からの教師達なのよ」
「そ、そうなんですね? でもそれなら余計に黒田先生の方が色々と用事を押し付けられてもおかしくないような……」
「だよねぇ? でもね、私はとある理由でこの学園の教師の中では『特別』なのよぉ……だから他の先生方は率先して私の仕事も応援して下さるのよぉ。最初はお断りしていたんだけどねぇ、何でもいいから手伝わせて欲しいって言われるからさぁ……」
「と、特別?」
特別って何だ!?
もしかして学園長、もしくは理事長の娘……いや、孫とかか?
それとも仙石学園に多額の寄付をしている大金持ちのお嬢様とかなのか?
「あっ、竹中君? 今、私がお金持ちのお嬢様だとか思わなかった? それは全然、違うからねぇ」
ドキッ!!
「えっ? 違うんですか? 俺はてっきりそんな感じなのかと思いましたが……」
「違う、違う! あまり大きな声では言えないけどねぇ……私がこの学園の『生徒会長』時代に色々と先生方のお役に立ったというか、手助けをしたというか……その事を先生方は今でも恩に感じてくださっていてね、少しでもいいから恩返しをしたいという事で私の応援をしてくださっているのよぉ……」
「えーっ!? く、黒田先生って生徒会長をされていたんだすか!?」
「うん、そうよ」
こ、これは驚いたぞ。まさか黒田先生が生徒会長をしていたなんて……
でも、いくら生徒会長をしていたからといって先生達がここまで恩を感じる様なことなんて高校生にできるのか?
ジーーーッ……
えっ? なんか、黒田先生が俺の顔をジッと見つめているんだけど……
「あ、あのぉぉ……黒田先生、どうかされましたか?」
「うーん……竹中君ってメガネをかけていてもあまり人の顔とかは見えないのかしら?」
「えっ? いや、ある程度は見えていますよ。それがどうかしたんですか?」
「ある程度ねぇ……まぁ、いいわ。今日はこれくらいにしておきましょう。それとクラス副委員長さんとして伝えておくわね。徳川さんにも伝えておいて欲しいのだけど……」
「は、はい……何でしょう?」
「あのね、今日は帰りのホームルームの時に『投票部』の人が来て今度の『学年人気投票』の説明をしてくれるからって伝えておいてくれるかなぁ?」
「わ、分かりました。伊緒奈……いや、徳川さんにも伝えておきます」
「フフフ、別に私の前では伊緒奈でいいじゃない? 私の事も『かなえ』って呼んでくれてもいいのよぉ?」
「よ、呼べるわけないでしょ!!」
「ハハハ、冗談よぉ、冗談……それじゃぁ、もう教室に戻ってもいいわよ。くれぐれも授業には集中してよぉ?」
「は、はい!! 以後、気を付けます!!」
「でも、『颯君』が生き生きと学園生活をしてくれているのは私にとって、とても喜ばしいことなんだけどねぇ……」
「し、失礼しましたーっ!!」
ガラッ…ガラガラッ
バシッ
ん? 今、黒田先生、俺の事を颯君って言わなかったか?
いや、俺の聞き間違いだよな?
それよりも早く教室に戻らなくては。
クラスの男子達が遅れてでもいいから『竹中颯だけが何故モテるの会』に参加しろって言っていたしな……
【ホームルーム】
「はーい、今日は『投票部』の人が近々行われる『学年人気投票』の説明をしに来てくれたので、みんな静かに聞いてちょうだいねぇ? それでは説明よろしく~?」
「はい……皆さん、こんにちは。私は『投票部』で最近、副部長に就任したばかりの一年十組、天海と申します。私は今回、一年一組から三組までの担当をさせていただく事になっています。今から『学年人気投票』の説明をさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します……」
ま、まさか……天海さんが一組の担当だなんて驚いちまったな……
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お読みいただきありがとうございました。
黒田先生は学園の元生徒会長だった!!
それを知った颯はとても驚くが黒田先生は他にまだ何かありそうな感じが……
そして颯達のクラスに『投票部』の天海さんがやって来た。
『学年人気投票』まであと二週間あまり、果たしてどんな結果が待ち構えているのか?
どうぞ次回もお楽しみに(^_-)-☆
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