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第15章 デート編
第93話 魔法少女ソフィア
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【俊哉&知由&八雲サイド】
「ハ~ハ~ハークションッ!!」
「うわっ、寝ているクセに急に大きなクシャミをするんじゃないわよ!! ビックリしたじゃない!!」
「ハハハ、知由ちゃん驚き過ぎだよぉぉ」
「あ、あれ? こ、ここは……?」
「フフフ……ここは知由ちゃんの膝の上よ……」
「え……えーっ!? な、なんで酒井さんが俺なんかに膝枕をしているんだ!?」
「べ、別にいいじゃない!! 本当は伊緒奈ちゃんに膝枕してあげたいけど、いつも拒否されてばっかりだし……とりあえず一度、練習がてらやってみただけよ。も、もう前田君、大丈夫みたいね? だったらとっとと起き上がりなさい!!」
「あ、ああ……世話をかけてしまってゴメンよ、酒井さん……」
「べ、別に謝らなくてもいいわよ!!」
「あぁ、知由ちゃんの顔が赤くなってる~」
「な、何を言っているのよ、八雲!?」
「と、ところでさ……陽菜ちゃん達はどこに行ったんだ?」
「えっとねぇ……フードコート担当の華ちゃんから連絡があって昼食を食べ終わった二人は解散したみたいだよ……まぁ、颯君はあと一回デートが残っているしねぇ……」
「そうなんだぁ……」
てなわけで俺は無事に陽菜さんとのデートを終え、仙石駅前に来ているのだが……
ハァハァハァ……十三時半……なんとかギリギリ待ち合わせ時間に間に合ったぞ。
「颯君、デート第一部お疲れ様~」
「あっ、茂香さんってか……そ、その格好は!!??」
「フフフ……どう似合っているかな?」
「に、似合っているというか、似合い過ぎというか、本物みたいだというか……」
毛利茂香さんの格好はなんと『魔法少女ソフィア』のコスプレ衣装だった。
「茂香さん……こ、この格好で電車に乗るんですか!?」
「うん、そうよ~だってあまり時間も無いし『向こう』で着替えるのも面倒だしねぇ」
「で、でも恥ずかしくないんですか?」
「全然、恥ずかしくなんてないわよ~あっ、もしかしてコスプレをしている私と一緒に電車に乗る颯君の方が恥ずかしいのかな~?」
せ、正解です……
「い、いや……そ、そんな事は無いですよ!! それに俺が一番好きなキャラクターがこんな目の前にいるなんて夢の様ですし……」
「ハハ、喜んでもらえて嬉しいわ~それじゃ、早く電車に乗りましょう? 今日のイベントは十六時で終わるらしいからあまり時間無いしね~」
「は、はい……分かりました……」
実は俺が茂香さんとラインでデートの約束をした際に茂香さんからイベントに一緒に行って欲しいと言われたのだが、そのイベントとは仙石駅から五つ目の終着駅付近にあるイベント会場だった。
そして、その会場で本日行われている『コスプレ大会』に出場するから応援して欲しいと言われたのだ。
ちなみにこの会場は仙石市の南に位置する武昌《ぶしょう》市というところにある。
約束した日にラインで『当日は私も『魔法少女ソフィア』のコスプレをするからお楽しみに♡』と書かれていたのだが、まさか電車に乗る時点からソフィアちゃんと一緒だとは思ってもみなかった。
でも茂香さんのソフィアちゃんコスプレは一度でいいから生で見てみたかったので俺の『デート』の最後を締めくくるには最高の形かもしれないな。
「見てあの子、とても可愛いわねぇ?」
「ママ~ソフィアちゃんが電車に乗ってるよ」
やはり乗客から注目の的だよな。
「でも一緒にいる男の子……ちょっと地味過ぎない?」
「もしかしてあの子に付きまとっているストーカーじゃないだろうな?」
「俺が追い払ってやったらあの子と仲良くなれるかもしれないぞ」
はぁ……やっぱりそうなるよなぁ……
せめて髪型だけでもちゃんとするべきだったかなぁ……
これじゃぁ、茂香さんに申し訳ないよな。
「颯君~?」
「え、何でしょうか?」
ガバッ
「えっ!? 急に俺に抱き着いてどうされたのですか!?」
「ウフフ、外野の言う事なんて気にしなくていいんだよ~だって私達は超ラブラブの恋人同士なんだからね~」
「い、いや、でも……」
「チッ、なんだよ。あの二人付き合ってるのかよ!?」
「あぁ、何であんな地味な奴が……くそっ、羨ましいよなぁ……」
あっ、もしかして茂香さんは外野共を黙らせる為に……
「あ、ありがとうございます茂香さん……」
「え~? 何のことかしら~フフフ……」
ん? そういえばこの車両に伊緒奈達はいないみたいだな?
隣の車両にいるのかな?
絶対に付いて来ているとは思うんだが……
【伊緒奈サイド】
グッタリ~……
「みんな大丈夫? さすがにデートの監視をするのも疲れてきたわね?」
「そりゃぁ疲れるよ!! 颯さんが駅まで走り出したからって俺達まで走らなくても良かったんじゃないのか!? 次の電車でも良くね?」
「そうよ、伊緒奈ちゃん。私達は電車じゃなくて伊緒奈ちゃんのお家の車で追いかければ良かったのにさぁ……」
「二人共、何を情けない事を言っているのよ!? 今日は日曜日だし、イベント会場付近は毎年大渋滞になるんだから、電車の方が確実でしょ!?」
「フンッ、ほんと太鳳だけは昔から体力バカよね!?」
「なっ、何ですって!?」
「まぁまぁ二人共、電車の中で喧嘩しないでよぉ。他のお客さんに迷惑でしょ? でもこれも私のせいよね? みんな、今まで私の我がままに付き合わせちゃってゴメンね……」
「何を言っているのよ、伊緒奈ちゃん? 私は好きでやっているのよ!!」
「そ、そうですよ。誰も伊緒奈さんの我がままだなんて思っていませんから!!」
「 「 「うんうん……」 」 」
「み、みんな……ありがとう……」
【颯&茂香サイド】
「さぁ、颯君!? イベント会場に着いたわよ~っ!!」
「は、はい……しかし……噂では聞いていたけど……」
めちゃくちゃ人が多いな!?
こんなにもコスプレ好きがいるのかよ!?
―――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに(^_-)-☆
「ハ~ハ~ハークションッ!!」
「うわっ、寝ているクセに急に大きなクシャミをするんじゃないわよ!! ビックリしたじゃない!!」
「ハハハ、知由ちゃん驚き過ぎだよぉぉ」
「あ、あれ? こ、ここは……?」
「フフフ……ここは知由ちゃんの膝の上よ……」
「え……えーっ!? な、なんで酒井さんが俺なんかに膝枕をしているんだ!?」
「べ、別にいいじゃない!! 本当は伊緒奈ちゃんに膝枕してあげたいけど、いつも拒否されてばっかりだし……とりあえず一度、練習がてらやってみただけよ。も、もう前田君、大丈夫みたいね? だったらとっとと起き上がりなさい!!」
「あ、ああ……世話をかけてしまってゴメンよ、酒井さん……」
「べ、別に謝らなくてもいいわよ!!」
「あぁ、知由ちゃんの顔が赤くなってる~」
「な、何を言っているのよ、八雲!?」
「と、ところでさ……陽菜ちゃん達はどこに行ったんだ?」
「えっとねぇ……フードコート担当の華ちゃんから連絡があって昼食を食べ終わった二人は解散したみたいだよ……まぁ、颯君はあと一回デートが残っているしねぇ……」
「そうなんだぁ……」
てなわけで俺は無事に陽菜さんとのデートを終え、仙石駅前に来ているのだが……
ハァハァハァ……十三時半……なんとかギリギリ待ち合わせ時間に間に合ったぞ。
「颯君、デート第一部お疲れ様~」
「あっ、茂香さんってか……そ、その格好は!!??」
「フフフ……どう似合っているかな?」
「に、似合っているというか、似合い過ぎというか、本物みたいだというか……」
毛利茂香さんの格好はなんと『魔法少女ソフィア』のコスプレ衣装だった。
「茂香さん……こ、この格好で電車に乗るんですか!?」
「うん、そうよ~だってあまり時間も無いし『向こう』で着替えるのも面倒だしねぇ」
「で、でも恥ずかしくないんですか?」
「全然、恥ずかしくなんてないわよ~あっ、もしかしてコスプレをしている私と一緒に電車に乗る颯君の方が恥ずかしいのかな~?」
せ、正解です……
「い、いや……そ、そんな事は無いですよ!! それに俺が一番好きなキャラクターがこんな目の前にいるなんて夢の様ですし……」
「ハハ、喜んでもらえて嬉しいわ~それじゃ、早く電車に乗りましょう? 今日のイベントは十六時で終わるらしいからあまり時間無いしね~」
「は、はい……分かりました……」
実は俺が茂香さんとラインでデートの約束をした際に茂香さんからイベントに一緒に行って欲しいと言われたのだが、そのイベントとは仙石駅から五つ目の終着駅付近にあるイベント会場だった。
そして、その会場で本日行われている『コスプレ大会』に出場するから応援して欲しいと言われたのだ。
ちなみにこの会場は仙石市の南に位置する武昌《ぶしょう》市というところにある。
約束した日にラインで『当日は私も『魔法少女ソフィア』のコスプレをするからお楽しみに♡』と書かれていたのだが、まさか電車に乗る時点からソフィアちゃんと一緒だとは思ってもみなかった。
でも茂香さんのソフィアちゃんコスプレは一度でいいから生で見てみたかったので俺の『デート』の最後を締めくくるには最高の形かもしれないな。
「見てあの子、とても可愛いわねぇ?」
「ママ~ソフィアちゃんが電車に乗ってるよ」
やはり乗客から注目の的だよな。
「でも一緒にいる男の子……ちょっと地味過ぎない?」
「もしかしてあの子に付きまとっているストーカーじゃないだろうな?」
「俺が追い払ってやったらあの子と仲良くなれるかもしれないぞ」
はぁ……やっぱりそうなるよなぁ……
せめて髪型だけでもちゃんとするべきだったかなぁ……
これじゃぁ、茂香さんに申し訳ないよな。
「颯君~?」
「え、何でしょうか?」
ガバッ
「えっ!? 急に俺に抱き着いてどうされたのですか!?」
「ウフフ、外野の言う事なんて気にしなくていいんだよ~だって私達は超ラブラブの恋人同士なんだからね~」
「い、いや、でも……」
「チッ、なんだよ。あの二人付き合ってるのかよ!?」
「あぁ、何であんな地味な奴が……くそっ、羨ましいよなぁ……」
あっ、もしかして茂香さんは外野共を黙らせる為に……
「あ、ありがとうございます茂香さん……」
「え~? 何のことかしら~フフフ……」
ん? そういえばこの車両に伊緒奈達はいないみたいだな?
隣の車両にいるのかな?
絶対に付いて来ているとは思うんだが……
【伊緒奈サイド】
グッタリ~……
「みんな大丈夫? さすがにデートの監視をするのも疲れてきたわね?」
「そりゃぁ疲れるよ!! 颯さんが駅まで走り出したからって俺達まで走らなくても良かったんじゃないのか!? 次の電車でも良くね?」
「そうよ、伊緒奈ちゃん。私達は電車じゃなくて伊緒奈ちゃんのお家の車で追いかければ良かったのにさぁ……」
「二人共、何を情けない事を言っているのよ!? 今日は日曜日だし、イベント会場付近は毎年大渋滞になるんだから、電車の方が確実でしょ!?」
「フンッ、ほんと太鳳だけは昔から体力バカよね!?」
「なっ、何ですって!?」
「まぁまぁ二人共、電車の中で喧嘩しないでよぉ。他のお客さんに迷惑でしょ? でもこれも私のせいよね? みんな、今まで私の我がままに付き合わせちゃってゴメンね……」
「何を言っているのよ、伊緒奈ちゃん? 私は好きでやっているのよ!!」
「そ、そうですよ。誰も伊緒奈さんの我がままだなんて思っていませんから!!」
「 「 「うんうん……」 」 」
「み、みんな……ありがとう……」
【颯&茂香サイド】
「さぁ、颯君!? イベント会場に着いたわよ~っ!!」
「は、はい……しかし……噂では聞いていたけど……」
めちゃくちゃ人が多いな!?
こんなにもコスプレ好きがいるのかよ!?
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