31 / 75
~第1章・おまけ(会話のみ)
+@2話 似た者同士
しおりを挟む~ヴィスタ診療所~
「ったく、こいつまた起きたと思ったら飯食って寝やがったのか!」
「んで、なんで俺がこいつの食った後の片づけしてんだ!!」
「こいつ能天気な顔して寝やがって!!異常だろこんなに寝んの!」
「もう……勘弁してあげてよバリス。あんな事故の後で疲れてるのよ。」
「ほぼ無傷だったじゃねぇか!疲れもクソもあるか!!」
「んでコイツ目つき悪いし感じ悪いしよ!」
「それはバリスもでしょ?」
「人の気を害する才能があるっていうか、不快にさせる雰囲気があるんだよ!!」
「なんかじわじわと人の心を侵食してくるような……」
「それは……バリスが世間から抱かれてるイメージとほぼ同じだと思うけど……」
「まだ数日しか見てないけど、あなた達結構似てると思うよ?」
「“侵食する”ってところはバリスも一緒でしょ?毒の遺伝子能力者なんだし。」
「それに昨日一緒に追い返してくれた時だって息ぴったりだったし。」
「いい友達……というよりは兄弟みたいになりそう。」
「冗談はやめろ。笑えねぇ。」
「でもバリスはなんだかんだプラズマを気にかけてるじゃない。」
「こいつ寝てばかりだからな。」
「そんなにプラズマが寝坊助さんで気になる?」
「おかしいだろ、どう考えたって。こいつ寝すぎちまう症状持ってんじゃねぇか?」
「まぁいいじゃない。今は寝かせてあげましょ?」
「ったく……ここは支援施設じゃねぇぞ……」
「まぁいい、俺往診行ってくるわ。」
「じゃぁ私買い物行くから一緒に出るね。」
「帰りに買ってくから別にいいぞ?ここ最近ずっとヴィスタがメシ作ってたろ?」
「いいのよ、最近料理はまってるから。」
「俺も作っとかないと腕がなまるだろ。」
「バリスは大丈夫よ、上手いんだから。」
「なんだよ、なんか怖ぇな。」
「往診も行ってもらって、料理もしてもらってちゃバリスの負担が大きいでしょ?」
「だから私に任せてよ!」
「あいあい。」
To be continued to Next Substories.....
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
周りの女子に自分のおしっこを転送できる能力を得たので女子のお漏らしを堪能しようと思います
赤髪命
大衆娯楽
中学二年生の杉本 翔は、ある日突然、女神と名乗る女性から、女子に自分のおしっこを転送する能力を貰った。
「これで女子のお漏らし見放題じゃねーか!」
果たして上手くいくのだろうか。
※雑ですが許してください(笑)
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる