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     ~第1章・おまけ(会話のみ)

   +@2話 似た者同士

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~ヴィスタ診療所~


「ったく、こいつまた起きたと思ったら飯食って寝やがったのか!」

「んで、なんで俺がこいつの食った後の片づけしてんだ!!」

「こいつ能天気な顔して寝やがって!!異常だろこんなに寝んの!」

「もう……勘弁してあげてよバリス。あんな事故の後で疲れてるのよ。」

「ほぼ無傷だったじゃねぇか!疲れもクソもあるか!!」

「んでコイツ目つき悪いし感じ悪いしよ!」

「それはバリスもでしょ?」

「人の気を害する才能があるっていうか、不快にさせる雰囲気があるんだよ!!」

「なんかじわじわと人の心を侵食してくるような……」

「それは……バリスが世間から抱かれてるイメージとほぼ同じだと思うけど……」


「まだ数日しか見てないけど、あなた達結構似てると思うよ?」

「“侵食する”ってところはバリスも一緒でしょ?毒の遺伝子能力者なんだし。」

「それに昨日一緒に追い返してくれた時だって息ぴったりだったし。」


「いい友達……というよりは兄弟みたいになりそう。」

「冗談はやめろ。笑えねぇ。」

「でもバリスはなんだかんだプラズマを気にかけてるじゃない。」

「こいつ寝てばかりだからな。」

「そんなにプラズマが寝坊助さんで気になる?」

「おかしいだろ、どう考えたって。こいつ寝すぎちまう症状持ってんじゃねぇか?」

「まぁいいじゃない。今は寝かせてあげましょ?」

「ったく……ここは支援施設じゃねぇぞ……」


「まぁいい、俺往診行ってくるわ。」

「じゃぁ私買い物行くから一緒に出るね。」

「帰りに買ってくから別にいいぞ?ここ最近ずっとヴィスタがメシ作ってたろ?」

「いいのよ、最近料理はまってるから。」

「俺も作っとかないと腕がなまるだろ。」

「バリスは大丈夫よ、上手いんだから。」

「なんだよ、なんか怖ぇな。」

「往診も行ってもらって、料理もしてもらってちゃバリスの負担が大きいでしょ?」

「だから私に任せてよ!」

「あいあい。」



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