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スズメの力(強制羞恥ハプニング)
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翌日、さくらは昨日のスズメとのやりとりなどきれいさっぱり忘れて学校へ向かった。
学校では、朝から仲のいい友だちとのやり取りを楽しむ一方で、やはりいじめっ子たちは執拗にさくらに絡んでくる。
「昨日から身長1mm程度は伸びたか?笑」
「むしろ縮んでさらにチビになってる気がするな笑」
いじめっ子の一人、森宮ひかると、そのコバンザメ、赤城円華は、さくらが登校するなり悪態をつくためにわざわざ近寄ってくる。
森宮は、クラスの中でも体が大きく、活発な、いわゆるお嬢さまタイプである。クラスで人気のあるさくらのことを快く思っておらず、ことあるごとに突っかかってくる。赤城円華は森宮にいつもくっついている賑やかな子である。体のサイズはさくらとほとんど変わらないぐらいの小ささであるが、さくらよりは若干大きいと自負しているようで、こちらもことあるごとにさくらの小ささを揶揄してくる存在である。
さくらがいつもの突っかかりに対してあはは、と愛想笑いをしてやり過ごしていると、先ほどまで話をしていた友達が間に入り、ふたりをしっし、と追い払うように壁になってくれた。
この後、スズメの餌食になるのはこの二人であるとわかるのは、昼明けの体育の時間であった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
給食後、昼休み明け1発目の授業は体育であった。
今日は男女合同の跳び箱の授業になっていた。
ワイワイガヤガヤと順番に跳び箱を飛ぶ中、運動神経の良い森宮は、女子で唯一10段の跳躍に成功し、クラス中から「オー、」とどよめきが上がっていた。
体育教師は、そんな森宮の跳躍を参考にしてもらおうと、クラスメートを跳び箱の周りに集め、近くで跳躍の様子を見学させることにした。
注目されることに気をよくした森宮は、いつも以上に勢いをつけて助走をし、踏切板を踏みぬいた。
そこで突然踏切板が「バキッ」と大きな音を立てて割れ、勢いを殺された森宮は、跳び箱の上段に思いっきり股間を打ち付けた形になり、「んぎぃ」という叫び声をあげながら跳び箱の上に座り込む形になった。
跳び箱の上で座り込み、放心する森宮をクラスメートは心配そうに眺め、コバンザメの赤城がたたたっと、森宮に駆け寄った。
「ひかるさん、だ、大丈夫・・ですか?」
赤城が心配そうに声をかけると、森宮は近づいている赤城にだけ聞こえるかどうかの小さな声で、
「あ・・やっ・・・だめ・・みないで・・・」と呟き、体を震わせたかと思うと、座り込んだその股間が徐々に湿り気を帯び、たちまち水滴が跳び箱に沿って下に流れ出した。
跳び箱に股間を打ち付けた衝撃で、膀胱が痙攣し、あろうことかクラスメートのみんなが近くで注目しているシチュエーションで盛大にお漏らしを開始してしまったのだ。
「あ、いや、とまらない・・・お願い・・やだ・・・」
森宮は茫然とつぶやくが、股間に力が入らないようでおもらしの勢いはとどまらない。
近くにいた赤城だけが、
「おい、お前ら、みるな!みるなよ!」と大きな声でクラスメートを威嚇し、なんとか目をそらさせようとするが、クラスメートたちは男子も女子もも非日常の光景にくぎ付けでなかなか効果がない。
焦れた赤城は、なんとか森宮を跳び箱から降ろそうとするが、体格に大きな差があり、放心する森宮を引きずり下ろすのは至難であった。
何とか引きずりおろそうとえいやと力を入れて引っ張ると、森宮はバランスを崩し、赤城の方に倒れこむような形で跳び箱からずり落ちてきた。
森宮は、赤城に覆いかぶさるような形で倒れこんだが、倒れこむ際に、足が赤城の体操服のズボンに引っ掛かり、パンツとともに思いっきりずり落ちる形になりーーー幼いお尻と、まだ毛も生えていないつるつるの恥部をクラスメートの前で大公開する形になってしまった。
その結果、クラスメートたちの眼前には、ひくひくと放尿を続ける森宮と、その森宮にのしかかられながら、ずり落ちたズボンとパンツを何とか履きなおそうともがく赤城が倒れこんでいることになった。
クラスメートたちも、しばらくその衝撃的な光景に目を奪われ、しばらく茫然としていたが、そのあまりに情けない姿に、だれからともなく小さな笑いが漏れはじめ、次第に笑い声が徐々に伝播し気付いたらクラス中のみんなが笑い声を抑えきれなくなっていた。
周りの笑い声を聞きながら、さくらだけは一人昨日のスズメとのやり取りを思い出していた。
『ーーーどう?楽しんでくれた?』
またさくらの頭の中に、昨日の声がこだました。
さくらがばっと振り返ると、体育館の窓枠に、小さなスズメが1羽とまっていた。
『僕、さくらのこと、気に入った。これからも、力になるよ。力が欲しくなったらいつでも呼んでね。』
ーーーいつも見てるから。
そういってスズメはまた飛び立っていった。
(昨日のこと、妄想でも夢でもなかったんだ)
さくらは驚きも大きかったが、一方で自分に嫌なことをしてきた子たちが恥ずかしい姿になっていること、しかもそれが自分の願望から起きた出来事であることに「やってやった」という気持ちが芽生え、思った以上にすっきりしている自分に気が付いた。
時間にして、1分にも満たないような出来事だったが、クラスメートたちの脳裏にしっかりと記憶される出来事となり、その日はそれ以降森宮も赤城も、非常におとなしくなりさくらにちょっかいをかけてくることはなかった。
これ以降、さくらは自分にちょっかいをかけてくる相手に対して、積極的に“罰”を与えるようになる。
学校では、朝から仲のいい友だちとのやり取りを楽しむ一方で、やはりいじめっ子たちは執拗にさくらに絡んでくる。
「昨日から身長1mm程度は伸びたか?笑」
「むしろ縮んでさらにチビになってる気がするな笑」
いじめっ子の一人、森宮ひかると、そのコバンザメ、赤城円華は、さくらが登校するなり悪態をつくためにわざわざ近寄ってくる。
森宮は、クラスの中でも体が大きく、活発な、いわゆるお嬢さまタイプである。クラスで人気のあるさくらのことを快く思っておらず、ことあるごとに突っかかってくる。赤城円華は森宮にいつもくっついている賑やかな子である。体のサイズはさくらとほとんど変わらないぐらいの小ささであるが、さくらよりは若干大きいと自負しているようで、こちらもことあるごとにさくらの小ささを揶揄してくる存在である。
さくらがいつもの突っかかりに対してあはは、と愛想笑いをしてやり過ごしていると、先ほどまで話をしていた友達が間に入り、ふたりをしっし、と追い払うように壁になってくれた。
この後、スズメの餌食になるのはこの二人であるとわかるのは、昼明けの体育の時間であった。
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給食後、昼休み明け1発目の授業は体育であった。
今日は男女合同の跳び箱の授業になっていた。
ワイワイガヤガヤと順番に跳び箱を飛ぶ中、運動神経の良い森宮は、女子で唯一10段の跳躍に成功し、クラス中から「オー、」とどよめきが上がっていた。
体育教師は、そんな森宮の跳躍を参考にしてもらおうと、クラスメートを跳び箱の周りに集め、近くで跳躍の様子を見学させることにした。
注目されることに気をよくした森宮は、いつも以上に勢いをつけて助走をし、踏切板を踏みぬいた。
そこで突然踏切板が「バキッ」と大きな音を立てて割れ、勢いを殺された森宮は、跳び箱の上段に思いっきり股間を打ち付けた形になり、「んぎぃ」という叫び声をあげながら跳び箱の上に座り込む形になった。
跳び箱の上で座り込み、放心する森宮をクラスメートは心配そうに眺め、コバンザメの赤城がたたたっと、森宮に駆け寄った。
「ひかるさん、だ、大丈夫・・ですか?」
赤城が心配そうに声をかけると、森宮は近づいている赤城にだけ聞こえるかどうかの小さな声で、
「あ・・やっ・・・だめ・・みないで・・・」と呟き、体を震わせたかと思うと、座り込んだその股間が徐々に湿り気を帯び、たちまち水滴が跳び箱に沿って下に流れ出した。
跳び箱に股間を打ち付けた衝撃で、膀胱が痙攣し、あろうことかクラスメートのみんなが近くで注目しているシチュエーションで盛大にお漏らしを開始してしまったのだ。
「あ、いや、とまらない・・・お願い・・やだ・・・」
森宮は茫然とつぶやくが、股間に力が入らないようでおもらしの勢いはとどまらない。
近くにいた赤城だけが、
「おい、お前ら、みるな!みるなよ!」と大きな声でクラスメートを威嚇し、なんとか目をそらさせようとするが、クラスメートたちは男子も女子もも非日常の光景にくぎ付けでなかなか効果がない。
焦れた赤城は、なんとか森宮を跳び箱から降ろそうとするが、体格に大きな差があり、放心する森宮を引きずり下ろすのは至難であった。
何とか引きずりおろそうとえいやと力を入れて引っ張ると、森宮はバランスを崩し、赤城の方に倒れこむような形で跳び箱からずり落ちてきた。
森宮は、赤城に覆いかぶさるような形で倒れこんだが、倒れこむ際に、足が赤城の体操服のズボンに引っ掛かり、パンツとともに思いっきりずり落ちる形になりーーー幼いお尻と、まだ毛も生えていないつるつるの恥部をクラスメートの前で大公開する形になってしまった。
その結果、クラスメートたちの眼前には、ひくひくと放尿を続ける森宮と、その森宮にのしかかられながら、ずり落ちたズボンとパンツを何とか履きなおそうともがく赤城が倒れこんでいることになった。
クラスメートたちも、しばらくその衝撃的な光景に目を奪われ、しばらく茫然としていたが、そのあまりに情けない姿に、だれからともなく小さな笑いが漏れはじめ、次第に笑い声が徐々に伝播し気付いたらクラス中のみんなが笑い声を抑えきれなくなっていた。
周りの笑い声を聞きながら、さくらだけは一人昨日のスズメとのやり取りを思い出していた。
『ーーーどう?楽しんでくれた?』
またさくらの頭の中に、昨日の声がこだました。
さくらがばっと振り返ると、体育館の窓枠に、小さなスズメが1羽とまっていた。
『僕、さくらのこと、気に入った。これからも、力になるよ。力が欲しくなったらいつでも呼んでね。』
ーーーいつも見てるから。
そういってスズメはまた飛び立っていった。
(昨日のこと、妄想でも夢でもなかったんだ)
さくらは驚きも大きかったが、一方で自分に嫌なことをしてきた子たちが恥ずかしい姿になっていること、しかもそれが自分の願望から起きた出来事であることに「やってやった」という気持ちが芽生え、思った以上にすっきりしている自分に気が付いた。
時間にして、1分にも満たないような出来事だったが、クラスメートたちの脳裏にしっかりと記憶される出来事となり、その日はそれ以降森宮も赤城も、非常におとなしくなりさくらにちょっかいをかけてくることはなかった。
これ以降、さくらは自分にちょっかいをかけてくる相手に対して、積極的に“罰”を与えるようになる。
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