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2日目:弘南線で黒石市へ
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午前5時40分、起床。
ホテルの窓から外を見て、真正面に美しい岩木山が見えてびっくり。
昨晩は暗くて気が付かなかったが、まさかこんなに眺望の良い部屋だったとは。
朝日に照らされた岩木山と弘前の駅前を眺めながら、コーヒーを一杯。
シティホテルならではの至福のひととき。
6時30分、身支度を整えて弘前駅の城東口へ。
今日はここの1階にある弘南鉄道・弘南線に乗って、黒石駅へと行く予定。
改札口の前には既に10人ほどが待機していた。
有人改札を通ってホームへ進むと、生の津軽弁が聞こえてくる。
みなさん地元の方だった模様。
6時45分、弘前駅出発。
しばらくは奥羽本線と並走するが、最初の駅である弘前東高前駅が近づくと左に折れて進路を東へ。
大湊線と同じで線形は真っすぐなのだが、スピードは緩やか。
雪の積もった田んぼと背後の山々という、いかにも北国といった車窓を楽しませながら列車はのんびりと東へ進む。
平川市へ入り館田駅を過ぎると、列車は進路を北へ。
途中、平賀駅で下車した方が少しいたものの、ほとんどの方は終点まで乗り通していた。
午前7時21分、黒石駅に到着。
改札も駅舎も昔ながらのレトロな雰囲気。
正面玄関は駅舎の北側で、立派なローターリーもある。
しかし中心市街地へは南側から出た方が早いため、北側から出る人はほとんどいない。
駅を出たら黒石城跡を目指して南へ。
黒石市は人口3万人の小さな自治体。
主要産業はリンゴ栽培などの農業だが、観光にも力を入れている。
ご当地グルメ『黒石つゆ焼きそば』の成功は記憶に新しいところだ。
江戸時代は黒石藩という弘前藩の支藩で、1万石を有するれっきとした大名。
とはいえ1万石のうち2000石は上野国大舘(現在の群馬県太田市)にあったので、領地経営には苦労したと思われる。
10分ほど歩いて御幸公園内にある黒石城址跡に到着。
ここは城跡といっても小大名あるあるで、城壁や天守のようなものは特に無い。
実質的には陣屋跡だ。
しかし用水路や南の浅瀬石川を上手に利用しており、城塞としてはなかなかの要害だったことがわかる。
御幸公園は、かつて馬場のあった場所になる。
実際の陣屋跡は、明治6年に黒石小学校が建設され、移転後は市民文化会館となった。
行ってみるとちょうど確定申告の時期で、中で順番待ちをしている方々がいた。
黒石城跡を見学した後は、いったん大鰐浪岡線へ出て北へ。
頭上に「中町こみせ通り」の看板が見えた所で、黒石駅方面へ戻る。
曲がってすぐ、三重の塔があるのを見てびっくり。
調べると妙経寺というお寺だった模様。
狭い路地を歩いていくと、中町こみせ通りに到着。
藩政時代から日差しや吹雪から人を守ってきた、木造のアーケードが特徴の通りだ。
道路と歩道の間には深い排水路があって、積雪対策にもなっている。
まだ早朝のため、店や観光施設は営業していない。
だが伝統的な街並みを一人で満喫できるのは、なかなか贅沢な話だ。
こういうのも悪くはない。
歴史と風情をたっぷりと満喫してから黒石駅へ。
午前8時を過ぎると学生が増え、黒石駅前もにぎやかに。
(次はつゆ焼きそばを食べにここに来たいな)
そう思いつつ、黒石駅で折り返しの電車を待った。
ホテルの窓から外を見て、真正面に美しい岩木山が見えてびっくり。
昨晩は暗くて気が付かなかったが、まさかこんなに眺望の良い部屋だったとは。
朝日に照らされた岩木山と弘前の駅前を眺めながら、コーヒーを一杯。
シティホテルならではの至福のひととき。
6時30分、身支度を整えて弘前駅の城東口へ。
今日はここの1階にある弘南鉄道・弘南線に乗って、黒石駅へと行く予定。
改札口の前には既に10人ほどが待機していた。
有人改札を通ってホームへ進むと、生の津軽弁が聞こえてくる。
みなさん地元の方だった模様。
6時45分、弘前駅出発。
しばらくは奥羽本線と並走するが、最初の駅である弘前東高前駅が近づくと左に折れて進路を東へ。
大湊線と同じで線形は真っすぐなのだが、スピードは緩やか。
雪の積もった田んぼと背後の山々という、いかにも北国といった車窓を楽しませながら列車はのんびりと東へ進む。
平川市へ入り館田駅を過ぎると、列車は進路を北へ。
途中、平賀駅で下車した方が少しいたものの、ほとんどの方は終点まで乗り通していた。
午前7時21分、黒石駅に到着。
改札も駅舎も昔ながらのレトロな雰囲気。
正面玄関は駅舎の北側で、立派なローターリーもある。
しかし中心市街地へは南側から出た方が早いため、北側から出る人はほとんどいない。
駅を出たら黒石城跡を目指して南へ。
黒石市は人口3万人の小さな自治体。
主要産業はリンゴ栽培などの農業だが、観光にも力を入れている。
ご当地グルメ『黒石つゆ焼きそば』の成功は記憶に新しいところだ。
江戸時代は黒石藩という弘前藩の支藩で、1万石を有するれっきとした大名。
とはいえ1万石のうち2000石は上野国大舘(現在の群馬県太田市)にあったので、領地経営には苦労したと思われる。
10分ほど歩いて御幸公園内にある黒石城址跡に到着。
ここは城跡といっても小大名あるあるで、城壁や天守のようなものは特に無い。
実質的には陣屋跡だ。
しかし用水路や南の浅瀬石川を上手に利用しており、城塞としてはなかなかの要害だったことがわかる。
御幸公園は、かつて馬場のあった場所になる。
実際の陣屋跡は、明治6年に黒石小学校が建設され、移転後は市民文化会館となった。
行ってみるとちょうど確定申告の時期で、中で順番待ちをしている方々がいた。
黒石城跡を見学した後は、いったん大鰐浪岡線へ出て北へ。
頭上に「中町こみせ通り」の看板が見えた所で、黒石駅方面へ戻る。
曲がってすぐ、三重の塔があるのを見てびっくり。
調べると妙経寺というお寺だった模様。
狭い路地を歩いていくと、中町こみせ通りに到着。
藩政時代から日差しや吹雪から人を守ってきた、木造のアーケードが特徴の通りだ。
道路と歩道の間には深い排水路があって、積雪対策にもなっている。
まだ早朝のため、店や観光施設は営業していない。
だが伝統的な街並みを一人で満喫できるのは、なかなか贅沢な話だ。
こういうのも悪くはない。
歴史と風情をたっぷりと満喫してから黒石駅へ。
午前8時を過ぎると学生が増え、黒石駅前もにぎやかに。
(次はつゆ焼きそばを食べにここに来たいな)
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