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再会の最愛の君
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あれは何年前だろうか。
はじけたようにめんどくさくなってしまって、衝動的にカレをふってしまった。
えーいやっ、てなもんで。
いやぁ、 まぁ、そんなもんじゃないの。最近のカップルなんて。
調子がのったら付き合うしもっとテンションあがったら結婚なんかしちゃったりして。
深く考えたのちの結果だったかどうかなんて、すでに覚えてもない。
それが、ある日のことだ。
「おう!」
って手をあげられて、この人誰だったっけなぁなんて思いながらも目線までばっちり合って
完全に私へのあいさつだなって理解しちゃったらむげにもできないしノリで
「久しぶり、おはよう。」
なんて言ってしまった。
そもそも、あんまり目が良いほうでなかったのが悪かったんだ。
ニコニコしながら認識のためにズカズカ近づいてあらあらビックリ。
こんなイケメン知り合いだっけか?
愛想笑いが痛くなってきた。
やっぱり間違えたんじゃないの?
そしてやっと気がついたんだ。
この話し方、この声の人。
元カレだ。
それでもやっぱりおかしい。言っちゃ悪いがこんなイケメンじゃなかったでしょう。
何があったのよ。あなた。
はじけたようにめんどくさくなってしまって、衝動的にカレをふってしまった。
えーいやっ、てなもんで。
いやぁ、 まぁ、そんなもんじゃないの。最近のカップルなんて。
調子がのったら付き合うしもっとテンションあがったら結婚なんかしちゃったりして。
深く考えたのちの結果だったかどうかなんて、すでに覚えてもない。
それが、ある日のことだ。
「おう!」
って手をあげられて、この人誰だったっけなぁなんて思いながらも目線までばっちり合って
完全に私へのあいさつだなって理解しちゃったらむげにもできないしノリで
「久しぶり、おはよう。」
なんて言ってしまった。
そもそも、あんまり目が良いほうでなかったのが悪かったんだ。
ニコニコしながら認識のためにズカズカ近づいてあらあらビックリ。
こんなイケメン知り合いだっけか?
愛想笑いが痛くなってきた。
やっぱり間違えたんじゃないの?
そしてやっと気がついたんだ。
この話し方、この声の人。
元カレだ。
それでもやっぱりおかしい。言っちゃ悪いがこんなイケメンじゃなかったでしょう。
何があったのよ。あなた。
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