16 / 138
第一章 流星は帝都を覆う
16 攻撃的精神感応
しおりを挟む
着替えが終わったあと、西の塔へ向けて俺たちは出発した。
先頭を行くのは鎧を身につけた騎士のヴェル、そのあとを奴隷の粗末な服に着替えたミーシア、次に俺、そして俺の所有物である奴隷姉妹が続いている。
帝城は結構広くて、ヴェルの居室を出てから塔に付くまで二十分は歩いただろうか。
途中の道すがら、歩哨中の衛兵にどこにいくのかと何度か訊かれたが、
「酔っ払ったから散歩よ」
ヴェルが堂々と言うとみな、
「ではお気をつけて」
と敬礼をして通してくれた。
まあヴェル自体が貴族階級の騎士だし、特に見咎める理由があるわけもないしな。
まさかヴェルのすぐあとを歩く首輪で繋がれた奴隷が、実はこの国の最高権力者、皇帝陛下であるなどとは夢にも思っていないだろうし。
ちなみに俺もこの国の従者の格好をしている。
そんな格好じゃ目立ちすぎるわよ、と言われたのでスーツは居室に置いてきた。
ただし、なぜか革製の営業カバンはもたされた。
中には生命保険のパンフレットで満載である。
特に大事なものが入ってるわけじゃない。
せいぜい財布くらいだけど、そもそも日本の金なんてこの国ではまさに紙切れだろうしなあ。
ヴェルがいうところによると、
「それがあんたの武器なんでしょ? 常に身近に持っておきなさい」
だそうだ。
これでキッサをぶん殴って気絶させたせいで、勘違いされているっぽい。
うーん、まあ営業マンの武器ではあるけど、軍事的な意味での武器ではないんだけどなあ。
説明するのもめんどくさかったのでそのまま持ってきた。
奴隷姉妹、巨乳酒乱姉奴隷のキッサと大食い幼女妹奴隷のシュシュも、この国ではごく普通の奴隷用衣服を身につけている。
麻でできた粗末で単純なつくりの服とローブだ。
二人の首輪から伸びたリードを俺が持っているので、まさに『夜のお散歩』である。
うん、首輪をつけた女の子二人をお散歩させるなんて、結構ワクワクするシチュエーションではあるけれど、プレイとしてならともかく、こいつら、ガチで俺の奴隷なわけでちょっと良心が痛まなくもない。
しばらく歩くと目当ての塔が見えてきた。
古くなって破棄されたというだけあって、石を積み上げて作られた塔は、そこかしこが崩れかかっている。
最上階部分には雨よけのための簡素な屋根があるが壁はなく吹きさらしだ。
まあ見張りのための塔だし、こんなもんでいいのだろう。
「でもさ、エージ、あなた結構よく喋るわよね、ペラペラと」
塔の入り口で、突然ヴェルがそう言ってきた。
「そうですか?」
「うん、書物にはさ、男っていうのは寡黙でおしゃべりを好まないとか書いてあったんだけどさ。全然そんなふうじゃないわよね、あたしにも陛下にも」
営業マンとしてはあまり褒められたことじゃないんだよね、これって。
話し上手は聞き上手ってやつで、営業マンは客に喋らせるのが仕事なのだ。
生命の危機に瀕して、俺も必死になっちゃってたからなあ。
ほんとは高倉健みたいな渋い大人に憧れているんだけどな。
「大陸語もうまいしさ。ね、エージ、ニホンっていう国でも大陸語が使われてるの?」
「はい? 俺は日本語話してますけど」
「いや、現に今、大陸語話してるじゃない」
「はあ?」
んん?
なにこれ、たまたま偶然に、日本語と異世界の言葉が一致していたってことか?
「どういうことかしら……。エージ、あんた文字は読める?」
「日本語なら読めるけど……」
「じゃ、これなんて書いてある?」
ヴェルは自分の左手首を俺に見せてきた。
そこには細い鎖が巻きつき、薄い金属の板が二枚ぶら下がっている。
これはおそらく認識票だろう。
アメリカ軍ではドッグタグとか呼ばれてる、軍人がつけるあれである。
戦死したときとかに身元の確認がとれるように身につけておくものだ。
「これ、なんて書いてあるか読める?」
重ねてヴェルが訊いてくる。
全然読めない。
ミミズがのたくったような見たことのない文字。
「いや、全然読めません」
「うーん、本当は字が読めないとかじゃないわよね?」
「いやだから日本語なら読めるし、英語だってちょっとならわかるけど」
「……うん、わかった。わかったわ、あんたの能力」
へ?
これでなにがわかったってんだろう。
「あたしね、ずっと考えてたの。ほら、あんたフルヤコイラを手も触れずに殺したじゃない? ジュードーの空気投げ、だっけ、それってどんな力なんだろうって考えてみたの。あんたの国でも、法術みたいな法力学的な力って発達してる?」
法術ってあれだろ、ヴェルが剣を真っ赤に熱したり、キッサが魔獣を操ったり、あと照明をともしたり、そういう魔法みたいな力だ。
「いや、そういうのはないですが」
「そう? でもさ、ジュードーって要はあたしたちの世界の法術の、いわゆる攻撃的精神感応じゃないかって仮説たててみたのよ」
「攻撃的……精神感応?」
「うん。似たような力を持ったやつ、一人だけ知ってるからさ。あんたは軍人じゃないっていうし、あんたのジュードーの力がどれほどのものかは知らないけど、そうね、達人レベルだと手をまったく触れずに相手を倒すとかできるわけでしょ?」
うーん、山下泰裕も古賀稔彦も野村忠宏も谷亮子もそんなことはしていなかったと思う。
オリンピックの金メダリストでも無理だと思うなあ。
あ、でも、合気道の達人で、じいさんがアメリカ大統領のSPを軽く手を触れるだけでねじ伏せている動画は見たことがある。
柔道と合気道は全然別物だけどな。
説明がめんどくさいから、
「あー……、まあ、いなくもないです」
「やっぱりね。ジュードーって、つまりは相手の脳の神経細胞にダメージを与える能力だと思うの。つまり、あんたは精神感応の力で私達の言葉を理解したりさせたりしているのよ」
言われてみればそうかもという気もする。
文字は読めないのに、異世界の人間と会話はできるんだもんな。
しかしまあ、柔道というやつがターセル帝国ではとんでもない技術として知られてしまうなこれ。
柔道の創始者の嘉納治五郎先生もびっくりだろう。
「それで、ほらこれ」
ヴェルが俺に何かを差し出した。
先頭を行くのは鎧を身につけた騎士のヴェル、そのあとを奴隷の粗末な服に着替えたミーシア、次に俺、そして俺の所有物である奴隷姉妹が続いている。
帝城は結構広くて、ヴェルの居室を出てから塔に付くまで二十分は歩いただろうか。
途中の道すがら、歩哨中の衛兵にどこにいくのかと何度か訊かれたが、
「酔っ払ったから散歩よ」
ヴェルが堂々と言うとみな、
「ではお気をつけて」
と敬礼をして通してくれた。
まあヴェル自体が貴族階級の騎士だし、特に見咎める理由があるわけもないしな。
まさかヴェルのすぐあとを歩く首輪で繋がれた奴隷が、実はこの国の最高権力者、皇帝陛下であるなどとは夢にも思っていないだろうし。
ちなみに俺もこの国の従者の格好をしている。
そんな格好じゃ目立ちすぎるわよ、と言われたのでスーツは居室に置いてきた。
ただし、なぜか革製の営業カバンはもたされた。
中には生命保険のパンフレットで満載である。
特に大事なものが入ってるわけじゃない。
せいぜい財布くらいだけど、そもそも日本の金なんてこの国ではまさに紙切れだろうしなあ。
ヴェルがいうところによると、
「それがあんたの武器なんでしょ? 常に身近に持っておきなさい」
だそうだ。
これでキッサをぶん殴って気絶させたせいで、勘違いされているっぽい。
うーん、まあ営業マンの武器ではあるけど、軍事的な意味での武器ではないんだけどなあ。
説明するのもめんどくさかったのでそのまま持ってきた。
奴隷姉妹、巨乳酒乱姉奴隷のキッサと大食い幼女妹奴隷のシュシュも、この国ではごく普通の奴隷用衣服を身につけている。
麻でできた粗末で単純なつくりの服とローブだ。
二人の首輪から伸びたリードを俺が持っているので、まさに『夜のお散歩』である。
うん、首輪をつけた女の子二人をお散歩させるなんて、結構ワクワクするシチュエーションではあるけれど、プレイとしてならともかく、こいつら、ガチで俺の奴隷なわけでちょっと良心が痛まなくもない。
しばらく歩くと目当ての塔が見えてきた。
古くなって破棄されたというだけあって、石を積み上げて作られた塔は、そこかしこが崩れかかっている。
最上階部分には雨よけのための簡素な屋根があるが壁はなく吹きさらしだ。
まあ見張りのための塔だし、こんなもんでいいのだろう。
「でもさ、エージ、あなた結構よく喋るわよね、ペラペラと」
塔の入り口で、突然ヴェルがそう言ってきた。
「そうですか?」
「うん、書物にはさ、男っていうのは寡黙でおしゃべりを好まないとか書いてあったんだけどさ。全然そんなふうじゃないわよね、あたしにも陛下にも」
営業マンとしてはあまり褒められたことじゃないんだよね、これって。
話し上手は聞き上手ってやつで、営業マンは客に喋らせるのが仕事なのだ。
生命の危機に瀕して、俺も必死になっちゃってたからなあ。
ほんとは高倉健みたいな渋い大人に憧れているんだけどな。
「大陸語もうまいしさ。ね、エージ、ニホンっていう国でも大陸語が使われてるの?」
「はい? 俺は日本語話してますけど」
「いや、現に今、大陸語話してるじゃない」
「はあ?」
んん?
なにこれ、たまたま偶然に、日本語と異世界の言葉が一致していたってことか?
「どういうことかしら……。エージ、あんた文字は読める?」
「日本語なら読めるけど……」
「じゃ、これなんて書いてある?」
ヴェルは自分の左手首を俺に見せてきた。
そこには細い鎖が巻きつき、薄い金属の板が二枚ぶら下がっている。
これはおそらく認識票だろう。
アメリカ軍ではドッグタグとか呼ばれてる、軍人がつけるあれである。
戦死したときとかに身元の確認がとれるように身につけておくものだ。
「これ、なんて書いてあるか読める?」
重ねてヴェルが訊いてくる。
全然読めない。
ミミズがのたくったような見たことのない文字。
「いや、全然読めません」
「うーん、本当は字が読めないとかじゃないわよね?」
「いやだから日本語なら読めるし、英語だってちょっとならわかるけど」
「……うん、わかった。わかったわ、あんたの能力」
へ?
これでなにがわかったってんだろう。
「あたしね、ずっと考えてたの。ほら、あんたフルヤコイラを手も触れずに殺したじゃない? ジュードーの空気投げ、だっけ、それってどんな力なんだろうって考えてみたの。あんたの国でも、法術みたいな法力学的な力って発達してる?」
法術ってあれだろ、ヴェルが剣を真っ赤に熱したり、キッサが魔獣を操ったり、あと照明をともしたり、そういう魔法みたいな力だ。
「いや、そういうのはないですが」
「そう? でもさ、ジュードーって要はあたしたちの世界の法術の、いわゆる攻撃的精神感応じゃないかって仮説たててみたのよ」
「攻撃的……精神感応?」
「うん。似たような力を持ったやつ、一人だけ知ってるからさ。あんたは軍人じゃないっていうし、あんたのジュードーの力がどれほどのものかは知らないけど、そうね、達人レベルだと手をまったく触れずに相手を倒すとかできるわけでしょ?」
うーん、山下泰裕も古賀稔彦も野村忠宏も谷亮子もそんなことはしていなかったと思う。
オリンピックの金メダリストでも無理だと思うなあ。
あ、でも、合気道の達人で、じいさんがアメリカ大統領のSPを軽く手を触れるだけでねじ伏せている動画は見たことがある。
柔道と合気道は全然別物だけどな。
説明がめんどくさいから、
「あー……、まあ、いなくもないです」
「やっぱりね。ジュードーって、つまりは相手の脳の神経細胞にダメージを与える能力だと思うの。つまり、あんたは精神感応の力で私達の言葉を理解したりさせたりしているのよ」
言われてみればそうかもという気もする。
文字は読めないのに、異世界の人間と会話はできるんだもんな。
しかしまあ、柔道というやつがターセル帝国ではとんでもない技術として知られてしまうなこれ。
柔道の創始者の嘉納治五郎先生もびっくりだろう。
「それで、ほらこれ」
ヴェルが俺に何かを差し出した。
0
お気に入りに追加
340
あなたにおすすめの小説
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
異世界辺境村スモーレルでスローライフ
滝川 海老郎
ファンタジー
ブランダン10歳。やっぱり石につまずいて異世界転生を思い出す。エルフと猫耳族の美少女二人と一緒に裏街道にある峠村の〈スモーレル〉地区でスローライフ!ユニークスキル「器用貧乏」に目覚めて蜂蜜ジャムを作ったり、カタバミやタンポポを食べる。ニワトリを飼ったり、地球知識の遊び「三並べ」「竹馬」などを販売したり、そんなのんびり生活。
#2024/9/28 0時 男性向けHOTランキング 1位 ありがとうございます!!
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる