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第88話 田舎
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意識が途切れる寸前。
なにかが俺に覆いかぶさってきた。
ふかふかであったかいなにか。
ぷよぷよしていてオレンジ色のそれは、裂傷から俺の胸に侵入し、機能を失った俺の心臓の代わりに血液を吸い込み、送り出す。
「ラ、ライム……」
半ヴァンパイア。
それが俺だ。
ただの人間よりもはるかに強い生命力を持っている。
俺を殺すのならば、剣ではなく杭が必要だった。
剣で突き刺された程度では、即死はしない。
そしてそんな俺にスライムが覆いかぶさり、人工心臓のように拍動して俺の全身に血を送り込んでいる。
なんてかわいいやつだ、あとで餌をたくさんやるからな。
……こいつ、何を食うんだっけ?
スライムといったらだいたい女の服を溶かしてるよな……。
とか馬鹿なことを考えてしまった。そんなことを考えられるくらいには余裕のある状態ってことだな。
口の中だけで、呟く。
「インジェクターオン、セット、二千万円……」
それは沈黙の呪文の効果で音にはならなかったが、スキルは発動した。
左手に現れた注射器。
よかった、呪文は音として詠唱ないと効果がないんだけど、俺のスキルはそうではないようだ。
自分に注射しようとする。
だが力が入らず、それをとりおとしてしまう俺。
ライムが自分の粘液をのばしてその注射器を持ち上げた。
あれ、俺の注射器って他人が操作できるのか? そういや、それはやったことなかったな。
試したことがなかったけど、これは盲点だった。
この注射器って他人、どころかモンスターにも扱えるのか……。
ライムが俺の腕に、注射器を差し込んだ。
意識がはっきりしてくる、失った右腕がじりじりと復活するのがわかる、傷ついた心臓も再生していく、だけどすぐには無理だ、十五分はかかるはずだ、そのあいだ、ローラは二体のデュラハンを相手にしてもつのか……?
と、俺の唇になにかやわらかいものが触れた。
あったかくて柔らかくてすべすべしたもの。
……紗哩の二の腕だった。
紗哩、危ないぞ、隠れてろ……。
あれから数分たっているから、混乱の魔法の効果がきれたようだ。
風呂敷でしばられていたけど、これはアニエスさんがきづかなかったんだな、紗哩はフロシキエンチャントのスキルをもっているのだ。
つまり、風呂敷の強度をあげることもできるけど、下げることもできる。
風呂敷でしばっても拘束したことにはならないわけだ。
「お兄ちゃん、噛んで!」
紗哩が叫ぶ。
いや二の腕は噛まれると痛いと思うぞ……。
「はやく! お兄ちゃん! 噛んで! あたしの血を飲んで! ……噛め! 馬鹿! 噛め!」
がぶり。
俺は牙を妹の腕に突き立てた。
紗哩の血液があふれて俺の口の中に流れ込む。
……うまい。
なんてうまいんだ。
こんなにおいしいもの、世の中にあっていいのかって思うほどうまいぞ。
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ。
喉を鳴らして飲む。
ぷはっ。
文字通り、生き返った。
そうか、俺は半分吸血鬼だから、血を飲むことでも体力の回復ができるのか。
右腕や心臓の再生のスピードもかなり速くなってきているのがわかった。
「お兄ちゃん!」
紗哩が倒れている俺を抱え上げて胸の中に抱く。
……お前、おっぱいでかくなったなあ。
つい数年前まで、あんなにやせっぽちでちっちゃかったのになあ。
紗哩は俺をぎゅっと抱き寄せて、叫んだ。
「愛してるっ! お兄ちゃん、愛してるっ!」
そしてさらに叫ぶ。
「さっきはあんなこといってごめん! でもあたし、知ってる、あたしが何をいってもお兄ちゃんは許してくれるもん! だってお兄ちゃんだから! お兄ちゃんだってあたしに意地悪しても、あたしは許すもん! だって妹だから!」
「基樹さん、私もごめん。でも、うん、ちょっとその話はあとにしよう。私もちゃんと謝りたいけど、今はそれどころじゃないよ。ローラさんがやばい。基樹さん、私にちょいと二千万円ほどお注射してもらっていーかなー」
いつもよりわざとらしくおどけてみっしーが言った。
っていうか、この二人、隠れていればいいのに……。
「大丈夫、私に奥の手があるから。基樹さん、その腕完全回復するまで十五分はかかるでしょ? そのあいだにローラさんがやられちゃう。だから、私に二千万円、パパ、お願い」
「パパじゃねえよ……港区女子かよ」
そういって俺はみっしーに二千万円のプレゼントをした。
〈パパ活と港区女子は似て非なるもの〉
〈いやでも似たようなものでは?〉
〈はっきりいって死んだと思った〉
〈お兄ちゃんがやられたときさすがに死んだと思ったからお酒飲んでひとり追悼会やろうかと思った〉
〈あのスライムなにものなんだ〉
〈みっしーが港区女子になってしまった〉
〈港区なんていくことほとんどないな。小金井在住〉
〈俺は八王子〉
〈俺は山形〉
〈鳥取〉
〈I live in Utah.〉
〈I'm in South Dakota.〉
〈ユタ州にサウスダコタってこの配信田舎ものしかいないのか〉
なにかが俺に覆いかぶさってきた。
ふかふかであったかいなにか。
ぷよぷよしていてオレンジ色のそれは、裂傷から俺の胸に侵入し、機能を失った俺の心臓の代わりに血液を吸い込み、送り出す。
「ラ、ライム……」
半ヴァンパイア。
それが俺だ。
ただの人間よりもはるかに強い生命力を持っている。
俺を殺すのならば、剣ではなく杭が必要だった。
剣で突き刺された程度では、即死はしない。
そしてそんな俺にスライムが覆いかぶさり、人工心臓のように拍動して俺の全身に血を送り込んでいる。
なんてかわいいやつだ、あとで餌をたくさんやるからな。
……こいつ、何を食うんだっけ?
スライムといったらだいたい女の服を溶かしてるよな……。
とか馬鹿なことを考えてしまった。そんなことを考えられるくらいには余裕のある状態ってことだな。
口の中だけで、呟く。
「インジェクターオン、セット、二千万円……」
それは沈黙の呪文の効果で音にはならなかったが、スキルは発動した。
左手に現れた注射器。
よかった、呪文は音として詠唱ないと効果がないんだけど、俺のスキルはそうではないようだ。
自分に注射しようとする。
だが力が入らず、それをとりおとしてしまう俺。
ライムが自分の粘液をのばしてその注射器を持ち上げた。
あれ、俺の注射器って他人が操作できるのか? そういや、それはやったことなかったな。
試したことがなかったけど、これは盲点だった。
この注射器って他人、どころかモンスターにも扱えるのか……。
ライムが俺の腕に、注射器を差し込んだ。
意識がはっきりしてくる、失った右腕がじりじりと復活するのがわかる、傷ついた心臓も再生していく、だけどすぐには無理だ、十五分はかかるはずだ、そのあいだ、ローラは二体のデュラハンを相手にしてもつのか……?
と、俺の唇になにかやわらかいものが触れた。
あったかくて柔らかくてすべすべしたもの。
……紗哩の二の腕だった。
紗哩、危ないぞ、隠れてろ……。
あれから数分たっているから、混乱の魔法の効果がきれたようだ。
風呂敷でしばられていたけど、これはアニエスさんがきづかなかったんだな、紗哩はフロシキエンチャントのスキルをもっているのだ。
つまり、風呂敷の強度をあげることもできるけど、下げることもできる。
風呂敷でしばっても拘束したことにはならないわけだ。
「お兄ちゃん、噛んで!」
紗哩が叫ぶ。
いや二の腕は噛まれると痛いと思うぞ……。
「はやく! お兄ちゃん! 噛んで! あたしの血を飲んで! ……噛め! 馬鹿! 噛め!」
がぶり。
俺は牙を妹の腕に突き立てた。
紗哩の血液があふれて俺の口の中に流れ込む。
……うまい。
なんてうまいんだ。
こんなにおいしいもの、世の中にあっていいのかって思うほどうまいぞ。
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ。
喉を鳴らして飲む。
ぷはっ。
文字通り、生き返った。
そうか、俺は半分吸血鬼だから、血を飲むことでも体力の回復ができるのか。
右腕や心臓の再生のスピードもかなり速くなってきているのがわかった。
「お兄ちゃん!」
紗哩が倒れている俺を抱え上げて胸の中に抱く。
……お前、おっぱいでかくなったなあ。
つい数年前まで、あんなにやせっぽちでちっちゃかったのになあ。
紗哩は俺をぎゅっと抱き寄せて、叫んだ。
「愛してるっ! お兄ちゃん、愛してるっ!」
そしてさらに叫ぶ。
「さっきはあんなこといってごめん! でもあたし、知ってる、あたしが何をいってもお兄ちゃんは許してくれるもん! だってお兄ちゃんだから! お兄ちゃんだってあたしに意地悪しても、あたしは許すもん! だって妹だから!」
「基樹さん、私もごめん。でも、うん、ちょっとその話はあとにしよう。私もちゃんと謝りたいけど、今はそれどころじゃないよ。ローラさんがやばい。基樹さん、私にちょいと二千万円ほどお注射してもらっていーかなー」
いつもよりわざとらしくおどけてみっしーが言った。
っていうか、この二人、隠れていればいいのに……。
「大丈夫、私に奥の手があるから。基樹さん、その腕完全回復するまで十五分はかかるでしょ? そのあいだにローラさんがやられちゃう。だから、私に二千万円、パパ、お願い」
「パパじゃねえよ……港区女子かよ」
そういって俺はみっしーに二千万円のプレゼントをした。
〈パパ活と港区女子は似て非なるもの〉
〈いやでも似たようなものでは?〉
〈はっきりいって死んだと思った〉
〈お兄ちゃんがやられたときさすがに死んだと思ったからお酒飲んでひとり追悼会やろうかと思った〉
〈あのスライムなにものなんだ〉
〈みっしーが港区女子になってしまった〉
〈港区なんていくことほとんどないな。小金井在住〉
〈俺は八王子〉
〈俺は山形〉
〈鳥取〉
〈I live in Utah.〉
〈I'm in South Dakota.〉
〈ユタ州にサウスダコタってこの配信田舎ものしかいないのか〉
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